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新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users「ありがとうございます症候群」と「お友達なぁなぁ病」にご注意を!:日本全国に蔓延する「フィードバック拒絶」 | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.
「ありがとうございます症候群」と「お友達なぁなぁ病」にご注意を!:日本全国に蔓延する「フィードバック拒絶」 先生、うちには困った部下がいましてね。僕が、何か、耳の痛いことをいうと、すぐに「ありがとうございます!」って、とても威勢良く感謝するんです。「ありがとうございます!、失礼します!」っていって... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「知性のある人」にみられる3つの特徴?:あなたの会話に「ギフト」はついてますか?
私たちは、日々、生活をし、様々な人々に出会うと、「あっ、この人、頭がいいな」「この人、知性的だな」と感じる瞬間があります。 「知性とは何か?」という形而上学的問いは、それだけで本が40冊くらい書けそうですので、このインスタント・オフザケブログには、全く「身の丈」にあっていません。 ここでは問いを少しだけズラして、僕自身が、「あっ、この人、知性的だなぁ・・・」と感じる瞬間、何を判断根拠にしているかを... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 世の中に蔓延する「つぶしがきく幻想」を冷静に考える!?:いったん学んだことだけで、一生食いっぱぐれないのは可能か?
「先生、つぶしがきく学部とか、つぶしがきく学問って、あるんでしょうか?」 ・ ・ ・ かなり前のことになりますが、あるところで講演させて頂いた際、ある親御さん(たぶん?)から、講演終了後、ご質問をいただいたことがあります。 小生の拙い話を聴いて下さり、本当にありがとうございます。このやりとりは、かなり印象深い思い出です。 親御さんからのご質問は、「つぶしがきく学部 / 学問」に関するご質問でした。... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「従業員による採用」がうまくいくための条件!? : 「自分の友人」を紹介したくなる「職場」をいかにつくるか?
「採用って、究極、最後は、よい職場をつくれるか、つくれないかなんですよ」 ▼ 今年から、中原研究室はテンプホールディングス株式会社さんと「アルバイト・パートの人材マネジメント」に関する共同研究を開始しています。 このプロジェクトは、「未曾有の人手不足時代」に突入した現在、いかにアルバイト・パートの人材を新たに確保して、育成していくかを、実証的に研究するものです。 共同研究は多段階に別れています。ま... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「自分探し」というメタファが危険な3つの理由!? : 人生は「違和感」と「ピボットターン」である!?
かなり前のことになりますが、ある若い学生さんと話していたとき、こんな一言をもらしました。 「先生、わたし、今、"自分探し中"なんです。何をしてよいかわからないし、何からはじめてよいかもわからない」 なるほどね(笑)。 まー、僕自身も今の職業につこうと思ったのは大学4年生の時、もしかしたら、「本当に仕事につけるんぢゃなかろうか」と「妄想 of 妄想」を感じたのは博士課程1年生の頃でしたら(笑)、大学... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: あったら怖い「学習放棄する人材開発」「画一的なダイバーシティ」!?
「人にまつわる仕事」というのは、「他人に投げたブーメランが、自分にかえってくる」という性質があります。 他人に投げつけた問いや主張が「再帰的」に自己にも当然のことながら適用されるということです。 僕は、おりにふれて、ーたいていは自分の身辺で何かがおこったときーこのことをつくづく思います(笑)。 ▼ このブログでは、何度も何度もでてくる話題ですが、たとえば「人材開発」の仕事であれば、 あなたは他人に... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「仕事人としての将来」を考えると、本当に会社を辞めてしまうのか?
1) 仕事人として、将来、何を目標にするのか? そのために逆算して 2) 今いま、何をやっているのか? 問いにしてみれば、非常にシンプルなことなのですが、現在、トーマツイノベーションさん × 中原研有志で進めさせて頂いている「中小企業の人材開発研究」において、非常に重要になってくる問いのひとつです。 若い頃から、これらについてじっくりと考えてさせてことが、組織にとって有力な人材を確保するキーなので... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「誰も意見をいわない会議」はなぜ生まれるのか?:リーダーの「何気ない一言」と「学習された無気力」!?
会議が活性化しない 会議で意見がでない このような悩みを抱えているリーダーや管理職の方々は、全世界に360万人くらい?いらっしゃいます。 その中には、 「うちのメンバーは無気力だ」 「うちの職場のメンバーは、モティベーションが低い」 と結論づけて、「会議で意見がでない原因」をメンバーの問題として帰属してしまう方もいらっしゃいます。 もちろん、そのようなことが原因になることも多いのかもしれませんが、... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 採用時に見極めなければならないのは本当に「コミュニケーション能力」なのか?
「採用」と「育成」の関係というのは、本当は「深くつながっているべきものであるはず」なのに、ともすれば、「断絶」していることの方が多いものです。 「どういう人を採用していくか(採用)」ということと「その人にどのように育ってもらうか?(育成)」は、本来、「組織の目標達成のためには、どのような人材が必要なのか?」という「究極のゴール」のもとに、本来、一貫しているはずでしょう(専門用語では内的整合性が高い... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「スーパーメタ社会」を生きるビジネスパーソンに必要な3つの能力とは何か?
ここ数年ほど、様々なビジネスパーソンの皆さんと研修などでお会いして、つくづく感じていることがございます。 お逢いする方々は、皆さん優秀で熱意をお持ちの方々が多く、僕などが壇上で偉そうに言えることはそう多くはありません。 が、実際の問題解決の場面で、彼らに対して、様々なことを講義したり、ワークショップをしたりしているあいだに、皆さんから、ご相談を受けたり、お話をうかがったり、はたまた当方が勝手に感じ... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「自分のやりたいことを探している」ときは「自分のやってみたいことをやってはいけない」!?
先日、河合塾さんのご依頼で、都内某所で講演をさせていただきました。当日の内容は 「仕事の世界は今後どのように変わっていくのか?:今、高校生は何ができるのか?」 という内容でした。 講演といっても、70分いただいたうち40分以上は、「さっきまで知らないもの同士だった聴衆の方々に御協力いただき、突然グループワーク」をしていただいているので、僕は、あまり「喋っていない」のですが(高校生相手に、この内容で... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「別にぃ」と「ウザい」と「ノミュニケーション」はつながっている!? : 考えることを省略し、お茶を濁す思考停止ワンワード
これといって特筆するべきことは何一つしていない我が家の子育てですが、ひとつだけ、TAKUZOやKENZO?(まだ1歳・パパしか言えない)に、「耳タコ的」に言い続けていることがあります。 それは、 「別にぃ・・・」「特に・・・」「何でもいい」という言葉を我が家では「使用禁止」にするということ です。 ふだんは半跏思惟像?のように温厚な小生ですが、その言葉を子どもが口にしたときだけは「烈火」のごとく怒... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 我が子を「コンピュータ」といかに出会わせるか?:コンピュータは「創造の道具」か「消費のメディア」か?
ここ最近、TAKUZOと夜な夜なプログラミングをしています。 TAKUZOには、これまで一切、コンピュータ環境(PC、iPhone、iPadすべて禁止)に触れさせてこなかったのですが、そろそろ、「親と一緒にやるのなら」、自らをコントロールしながらできるかな、と、去年あたりから思いはじめ、徐々に解禁することにしました。 まずはお世話になっている先生のはからいもあり(感謝です!)、タッチタイピングを... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 研修の「表目標」と「裏目標」!?
組織の中で行われる研修には、「表目標」とともに、時に「裏目標」が設定されていることがあります。 ここでいう「表目標」とは、「学習者がどのようなことを学び、どのように行動を変化させるのか?」ということですね。組織の中で、表だって語られ、参加者についても開示されている目標です。 一方、実務においては、研修などに「隠れた裏目標」を設定している場合も少なくありません(というか、正しくいうと、裏目標すら複数... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 博士論文とは「最後の教育機会」である!?
ここ最近、指導している学生諸氏が、そろいもそろって、博士論文に挑戦しているせいでしょうか。最近、僕自身も、以前と比べて、博士論文について考える機会が多くなっているような気がします。 夜、自分が帰ろうとしているとき、ふと、研究室を見ると、まだ灯りがともっており、大学院生が論文を書いています。邪魔しちゃ悪いな、と思い、声をかけない日もあります。 そんな日々が続くと、彼らが取り組んでいる博士論文って、ど... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 組織開発(Organizational Development)を下支えする理論と価値観
先だって開催された、南山大学人文学部・中村和彦先生の組織開発(Organizational Development : OD)に関するレクチャーを聴講させて頂く機会に恵まれました。以前より、中村先生にはお会いできればと思っておりましたので、誠に嬉しいことでした。ご聴講をお認め頂いた中村先生、神戸大学経営学部・金井壽宏先生には、心より感謝いたします。本当にありがとうございました。 ▼ 聴講させていた... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「トッピング全部入り的ラーメン」のような人材スペックの謎!? : 企業って、そんなに"すごい人"が集まっているところなんです
最近、ちょっと前に就職活動を終えた、ある学生さんが、研究室にきて、こんなひと言を残していきました。 「就職活動をしていたとき、頭がクラクラしたときが何度もありました。企業は、学生に、いったい、どこまでを求めているんでしょうか? そして、企業が今求めている人材は、現在の従業員の中に、どれほどいるんでしょうか? 企業って、そんなに"すごい人"が集まっているところなんですか?」 興味深いので話を聞いてみ... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 僕が高校生に知って欲しいと思った7つのこと
先日、東大で開催された「大学生研究フォーラム2013」の2日目は、高校教諭の方々に、「大学の今、仕事の世界の今」をお伝えする内容でした。 大学生研究フォーラム2013、盛会にて無事終了しました!(心より感謝です) :中原のパワーポイント資料公開 http://www.nakahara-lab.net/blog/2013/08/2013_3.html 僕は、高校で行われてようとしているキャリア教育!... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 博士論文とは「U字谷の旅」である
今年は、僕の指導する大学院生が、揃いもそろって、数名、博士論文にチャレンジする段になりつつあります。今年は忙しいな、と思いつつ、指導教員として、気が引き締まる思いで一杯です。 というわけで、今日は博士論文の書き方のお話をすることにしましょう。 「てめーごときのペーペーが、D論を語るんじゃない」 と便所スリッパで後頭部をスコーンとやられそうですが、ま、気にせず(笑)、自戒をこめて書いてみましょう。 ... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 他者に対して「変化」を求める外部介入のディレンマ:そのプログラムが"あの人"に届かない理由
「他者に対して"変化"を求める外部からの介入」は、「今すぐ変化することが必要だと誰もが同意する、問題を抱えた個人」には、なかなか届かない。 これは、人材育成、人材開発の抱える、最大の課題のひとつであるような課題であるような気がします。ひと言でいえば「アポリア(難問)」。それが解ければ、ノーベル賞級(!?)かもしれません。 具体的には、たとえば 素晴らしい「学習プログラム」をつくりました。そういうプ... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「経験学習」の中身を探る
4月も、はやいもので、もう中盤。新年度の慌ただしさが今週あたりで一段落するんじゃなかろうか、という「淡い期待」のもと、激しく動きまわっております。大学院のゼミや授業も、2週目にはいってきて、いよいよ本格化してきました。 今年の大学院中原ゼミでは、Reynolds, M. and Vince, R.さんらが編集した「The Handbook of Experiential Learning and ... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「最近の若者は、コミュニケーション能力がない!」は本当か!?:そう口にする前に少しだけ考えてみたいこと
最近、気になることがあります。それは「今の若い人はコミュニケーション能力がない」という言葉が、本当に意味するところです。 この言葉、人事系の雑誌・メディアなどの言説空間では、よく聞くことばです。本当によく見ますよ。 「あい、コミュニケーション能力欠如、いっちょう!」 「はい喜んで」 という具合に(笑)。 俗な言葉をいえば、 人生いろいろ、若者もいろいろ。 もちろん、そういう若い方はいらっしゃるんで... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 社会人大学院生が抱えがちな悩み:自分の業務経験×研究として成立させること
中原淳(東京大学・准教授)のブログです。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 中原研究室には、社会人経験のある大学院生の方々が、約半数おられ、日々、研究に邁進しておられます(社会人、ないしは、社会人大学院生とは、まことに不思議な言葉です・・・ただ、今、敢えてそのことは論じません)。 社会人をへて大学院に進学なさってきた方と、... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 社会人が大学院で学ぶということ:「身につける系の学び」と「整理・再定義・解体系の学び」
中原研には、いったん社会に出て大学院にこられたり、働きながら学ぶことをめざす、いわゆる「社会人大学院生」の方々もいらっしゃいます。 ストレートに大学院に来る学生には、その強みがあり、一方、社会で揉まれた経験を有する大学院生にも、その強みがあります。どちらがどうこう、という価値判断は僕には1ミリもありません。 多種多様な方々が、研究室に入って、学ばれるといいな、と思っています。 ▼ ところで、社会人... 続きを読む
NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「何かに挑戦している大人」と「何をやってもつまらなそうな大人」 : 「素朴概念」と「組織の枠」をはずして考える
「何かに挑戦している大人」「働きがいをもって仕事をする大人」は、組織の大小にかかわらず、探せばどこにでもいる 逆にいうと、 「やらされ感漂いながら疲れ果てて仕事をしている大人」「何をやってもつまらなそうな大人」は、組織の大小にかかわらず、探せばどこにでもいる ・ ・ ・ 文章にしてしまうと「アタリマエのコンコンチキ」のように思えることかもしれない、ここ数年、学部生の方々と話していると、必ずしも、そ... 続きを読む