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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users書評 「広がる! 進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
広がる! 進化心理学 朝倉書店Amazon 進化心理学は基本的にヒトの行動や心理を進化的な視点から理解しようとする試みであり,極めて学際的な営みになる.本書はそのような進化心理学の周辺分野の専門家たち(その多くは同時に進化心理学者でもある)による進化心理学が周辺分野に与えてきた影響,あるいはその親和性を解... 続きを読む
書評 「進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
進化心理学 (放送大学教材) 作者:大坪 庸介放送大学教育振興会Amazon 本書は進化心理学者大坪庸介の手になる進化心理学の教科書だ.今2023年度から放送大学で「進化心理学」が開講され,その教材として出版されたものだ.放送大学なら(BS視聴環境があれば)誰でも視聴でき,このようにテキストも出版されているので,初... 続きを読む
kemofure on Twitter: "コオロギの昆虫食問題、なぜここまで激烈な反応を引き起こしているのかなと思っていたら、ちょうど東大の研究チームが進化心理学による「なぜ人類は昆虫を多大に嫌悪
コオロギの昆虫食問題、なぜここまで激烈な反応を引き起こしているのかなと思っていたら、ちょうど東大の研究チームが進化心理学による「なぜ人類は昆虫を多大に嫌悪するのか」という研究論文を出していて、読んでいたんだけど、進化心理学めちゃ凄い。超納得した。簡単に説明すると(続) 続きを読む
精神障害者が『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑うつの進化心理学』を読む - 関内関外日記
なぜ自然選択は、私たちをこれほど多くの精神疾患に対して脆弱なままにしたのだろう? これは価値のある問いであり、これに答えようとする試みによって、精神疾患に対する私たちの理解は深まるはずだ。これが、本書のシンプルなテーマである。 「エピローグ」p.449 というわけで、『なぜ心はこんなに脆いのか』を読んだ... 続きを読む
愛情と結婚の進化論と人類史 - 道徳的動物日記
ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史(上) (NewsPicksパブリッシング) 作者:ニコラス・クリスタキス ニューズピックス Amazon 『ブループリント:「よい未来」を築くための進化論と人類史』では、基本的には進化心理学や文化進化論などの考え方に基づきながら、人間には「社会性」がどのような形で備... 続きを読む
「恋愛」とは自然なものなのか(読書メモ:『女と男のだましあい:ヒトの性行動の進化』) - 道徳的動物日記
女と男のだましあい―ヒトの性行動の進化 作者:デヴィッド・M. バス メディア: 単行本 原著は1994年、邦訳も2000年とかなり古く、進化心理学の本のなかでは「古典」の部類に入るものだ。そして、古典なだけあって、進化心理学の考え方のなかでももっとも基本となる部分が詳しく紹介されているところが参考になる。 タイト... 続きを読む
幼なじみが絶対に勝てる気がしない進化心理学 - 本しゃぶり
なぜ幼なじみは負けヒロインなのか。 なぜ幼なじみヒロインは冷遇され続けたのか。 その答えは我々の遺伝子に刻まれている。 勝てるはずがない 2021年春アニメで最も言及したくなるタイトルは『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』だ。 幼なじみが絶対に負けないラブコメ 発売日: 2021/04/15メディア: Prime Video いや... 続きを読む
「孫を育てたくて仕方ない本能を持った祖母から引き離しておいて、夫が子育てに協力しないと叫ぶのはバカ」進化心理学の観点からみた子育て論が話題に。 - Togetter
Ore Chang(EvoPsy/瀬戸 孝輔) @selfcomestomine なんで現代人は「孫を育てたくて仕方ない本能」を持ってる祖母と子どもをわざわざ引き離しておいて、夫が仕事で疲れきって育児に協力してくれない!みたいなこと叫んでんのかな。バカかと思う。 2021-04-15 19:51:50 Ore Chang(EvoPsy/瀬戸 孝輔) @selfcomestomine ... 続きを読む
「人生の意味」の進化心理学 - 道徳的動物日記
野蛮な進化心理学―殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎 作者:ダグラス・ケンリック 発売日: 2014/07/18 メディア: 単行本 ダグラス・ケンリックの『野蛮な進化心理学:殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎』の白眉は、やはり、第七章の「マズローと新しいピラミッド」だろう。この本について紹介している他のブ... 続きを読む
女性のための進化心理学?:『ジェンダーの終わり』読書メモ(2) - 道徳的動物日記
The End of Gender: Debunking the Myths about Sex and Identity in Our Society (English Edition) 作者:Soh, Debra 発売日: 2020/08/04 メディア: Kindle版 先日の記事で書いたように、『ジェンダーの終わり:性とアイデンティティに関する迷信を暴く』ではトランスジェンダーやノンバイナリーに関する話題がメインと... 続きを読む
進化心理学をちょっと齧って思ったこと - アンカテ
進化心理学の本を何冊か読んでみて、これは大変面白い分野だけど、ちょっとモノの言い方を間違えてると思った。言い方が悪くて受け入れられてないように感じて、もったいないと思ったので、それについて書いてみたい。 まず一番の間違いは、進化心理学ではすぐに「人間はこうだ」と言いたがる。これは、典型的な「主語が... 続きを読む
「利己的な遺伝子」と「生存機械」 : われわれは何者か?───生物とは遺伝子の容れ物となるための「バイオマシン」だ ~ 生存機械と不滅のコイル───心のわけを解き明かす「進化心
「利己的な遺伝子」と「生存機械」 : われわれは何者か?───生物とは遺伝子の容れ物となるための「バイオマシン」だ ~ 生存機械と不滅のコイル───心のわけを解き明かす「進化心理学/EvP」とは何か:これからの時代を切り拓く50の思考道具 tool.10 生物学は、重大な真実を暴き出してしまった。 「われわれはどこから来... 続きを読む
進化心理学はなぜ批判されるのか? - 道徳的動物日記
quillette.com 上記のQuilletteの記事を要約紹介しつつ、雑感を書く。…というか、ダラダラと長ったらしい記事なので、思い切って要点や特徴的な点だけ紹介する。 上記の記事では、デビッド・バスとウィリアム・フォンヒッペルという二人の進化心理学者が行った、"社会心理学者たちが進化心理学について抱いている認識"に... 続きを読む
進化心理学から考えるホモサピエンス 【書評・まとめ】 現代を生き抜く必須の教養なのでは? - 「好き」をブチ抜く
人間の本性への理解を深める 進化心理学 テレビで動物特集を見るたびに、私は感じていた。 「どうして人間は、上から目線で他の動物を見ているのか?人間だって、同じ動物なはずなのに。」 こんな疑問を持っていた私にとって、進化心理学という学問はとても受け入れやすいものだった。 私たちは、動物を「〜の性質があ... 続きを読む
イケメンでない僕たちが筋トレをすべき理由 - リハビリmemo
なぜ、「筋トレをするとモテる」と言われるのでしょうか? この問に、進化の過程からヒトの心のありかたを学問する進化心理学は、こう答えています。 「筋肉量の多い男性は、病気に強く、健康的だから」 女性は子どもを生むとしばらくの間は子育てに追われるため、女性が一生に産める子どもの数は限られます。そのため、... 続きを読む
新しいマズローのピラミッド ダグラス・ケンリック『野蛮な進化心理学』を読む - 関内関外日記
野蛮な進化心理学―殺人とセックスが解き明かす人間行動の謎 作者: ダグラス・ケンリック,山形浩生,森本正史 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2014/07/18 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (12件) を見る おれは目下のところ進化心理学が好きだ。そして、目に止まったのがこの本だ。思ったほど「殺人とセックス」... 続きを読む
人間が「どうなっているか」と、人間が「どうあるべきか」の間で問いつづける哲学『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
わたしの人間観を更新する一冊。 もっと正確に言うと、進化心理学・行動経済学・認知科学の研究を通じ、わたしが抱いている「人間とはコレコレである」人間観がアップデートされつつあることを教えてくれる。 本書は、吉川浩満氏の論文・インタビュー集である。発表媒体によりモチーフは異なれど、テーマは「人間とは何... 続きを読む
「進化心理学を学びたいあなたへ」 その1 - shorebird 進化心理学中心の書評など
本書は,中国で進化心理学を学ぼうとする学生向けに,大御所を含む進化心理学者34名による,自分の歩んできた道,明らかにした知見,今後の課題,若いリサーチャーむけのアドバイスなどを内容とする寄稿を集めたサイドリーダー的な教科書だ.原書においては各寄稿は英語のまま収録され,これに筆者の経歴や研究実績など... 続きを読む
『消費資本主義』「見せびらかし」の心理をひも解く - HONZ
消費資本主義!: 見せびらかしの進化心理学 作者:ジェフリー ミラー 翻訳:片岡 宏仁 出版社:勁草書房 発売日:2017-12-23 本書は「見せびらかし消費」についての本である。高級な車や時計、ファッションなどの典型例を出すまでもなく、機能というよりはステータスを手に入れようとする消費行動は世の中のあらゆるところに存在している。 では、わたしたちはそうした消費を通して、具体的に「何を」見せびら... 続きを読む
スティーブン・ピンカー『心の仕組み』 - logical cypher scape
ちくま学芸文庫になったのでそっちの方で読んだ。心の科学についてまとまって読める。すなわち、認知科学(心の演算理論)と進化生物学(自然淘汰による進化論)が合体した進化心理学による、心の説明である。心は進化によってデザインされた演算装置であるというのを筋として、多くの研究を紹介している。だから、ピンカー自身の研究について書かれているというのではなく、心の科学に関する様々な分野の研究が次々と出てくる。も... 続きを読む
友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学 - 情報考学 Passion For The Future
・友達の数は何人?―ダンバー数とつながりの進化心理学 集団サイズと新皮質の大きさは比例する。研究の結果、人類の脳が扱う最適な集団の人数は150人。ロバート・ダンバーは、部族社会の村や氏族、軍隊の中隊、成功している工場など、人類の基本的集団の構成員が150人前後であることを明らかにした。これが気のおけない人間関係を維持する認知限界なのだ。(ダンバーはその前後規模の集団も認め、5,15,50,150,... 続きを読む
Google+とFacebookに見る友達関係150人限界説
気のおけない友人関係は、150人までが限界だという話がある。 『友達の数は何人? ――ダンバー数とつながりの進化心理学』(ロビン・ダンバー著、藤井留美訳、インターシフト刊。原題は『How Many Friends Does One Person Need?』)によると、この数はFacebookやMySpaceが盛んな現在でも変わらないという。それは、脳の「大脳新皮質」の大きさによって決まってくるの... 続きを読む