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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersREAL-JAPAN » 小幡績氏は天才でも秀才でもないし、間違っている ~なぜ無意味な金融緩和批判をするのか?~
昨日(10月31日)の日銀・黒田東彦総裁の記者会見を見た。じっくり見た。やはり、この人は筋金入りの戦略家だ。経済学の知見をよく理解していて主張は一貫している。昨年4月4日の異次元緩和から、何もぶれていない。やはり愛国官庁大蔵省の本流、聞きしに勝る愛国者という話は大げさではない。 ●「天才かつ秀才だが、経済はわかっていない?」と批判する経済オンチ 今回の追加緩和を「今回の日銀の金融政策決定会合におい... 続きを読む
REAL-JAPAN » 「中央公論」掲載拒否! 中森明夫の『アナと雪の女王』独自解釈
〈はじめに〉 以下の文章は「中央公論」から依頼を受けて入稿、編集部より掲載拒否を通告されたものです。本来、ゲラの段階で手を入れて完成原稿とするものですが、直しの前の入稿時のものであることをお断りします。また、映画公開から3か月を経て論壇誌に載る批評文という性格上、文中で『アナと雪の女王』のストーリーを詳しく紹介、いわゆるネタバレしています。映画を未見の方はくれぐれもご注意ください。(中森明夫) …... 続きを読む
REAL-JAPAN » 時事通信社に記事および見出しの訂正を求めます
時事通信御中 前略 7月14日の講演を元にして書かれたと思われる以下の記事について、私が発言したのとは異なる内容が記載され、また、本来の発言の趣旨とは正反対の見出しがつけられています。 時事ドットコム:消費増税、容認姿勢へ=浜田内閣官房参与 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201307/2013071400199&g=eco 私の発言として、「(消費増税について)第一の緩和... 続きを読む
REAL-JAPAN » [書評] 浜田宏一『アメリカは日本経済の復活を知っている』
安倍内閣で内閣官房参与として活躍するイェール大学の浜田宏一教授。その浜田教授の最新刊が、本書『アメリカは日本経済の復活を知っている』(講談社)だ。 一九九八年に新日本銀行法が施工されて以降、日本経済のパフォーマンスは世界のなかでほとんど最悪クラスの位置に低迷している。 浜田氏は本書のなかで、こうした日本経済の低迷の原因は、日銀の誤った金融政策にあると喝破する。日銀の金融政策は緊縮政策であり、その結... 続きを読む
REAL-JAPAN » 1980年代後半の物価上昇率低下の原因とは?
1月21日・22日の政策決定会合で日銀は政府の要望を受けて「2%のインフレ目標」を明言するのではないかとの観測が流れている。インフレ目標については、若田部昌澄教授が明快に整理するように、次のような論点がある(「日本の経済―2013年の論点」α-synodos vol.116)。 1.目標か目途か 2.何で定義するか(総合なのかコアなのか、もしくはコアコアなのか) 3.どれくらいの物価上昇率をめざす... 続きを読む
REAL-JAPAN » 超三流主義の経済学
『電気と工事』から転載。 ーーー 流通ジャーナリストの金子哲雄さんがお亡くなりになった。享年41歳だった。金子さんとは、いままでたった一度しかお会いしたことがなかった。しかしその一度の機会はおそらく生涯なかなか忘れることができない、僕には貴重な体験だった。 本連載でもとりあげたことのある日本の代表的アイドル“ももいろクローバーZ”のイベントで、金子さんと共演させていただいたのだ。当時は、東日本大震... 続きを読む
REAL-JAPAN » 12月20日の朝日新聞社説が惨すぎる件
2012年12月20日(木)付の朝日新聞社説『政府と日銀―金融緩和は魔法の杖か』の内容があまりに惨いので、ツッコミを入れてみました。 【朝日社説のツッコミどころ1】 「選挙中から、もっと緩和さえすれば景気は良くなるかのような主張が飛び交った」 →出ました曲解、藁人形論法w 誰のどの発言がそのように解釈されたのか、出典示してみい!!(デフレ脱却は景気回復の必要条件という話で、それ以上でも以下でもない... 続きを読む
REAL-JAPAN » 「日銀の国債引き受け」を考える
報道等では日銀による国債引き受けに関して奇策であり、まともに検討すべき政策ではないという議論がよくなされています。指摘されている論点を挙げながら考えてみることにしましょう。 1.日銀による国債引き受けを行うと長期名目金利は上昇するのか? 日銀による国債引き受けとは、政府が国債を発行し、それを日銀が購入(引き受け)して、資金を供給するという方法です。 ただし、立命館大学の松尾匡教授が明確に説明されて... 続きを読む
REAL-JAPAN » Too Little, Too Late
米連邦準備理事会(FRB)は9月13日の連邦公開市場委員会(FOMC)で量的緩和第三弾(QE3)を決め、さらなる緩和姿勢を明確にした(注1)。そして欧州債務危機にゆれるユーロ圏では、欧州中央銀行(ECB)がOMT(Outright Monetary Transactions)の実施を決定し、現段階ではこの枠組みでの国債買い取りは無いものの、支援要請がなされればEFSF、ESMと歩調を合わせる形で1... 続きを読む
REAL-JAPAN » 自己啓発化するポストモダン
佐々木敦の『未知との遭遇』(筑摩書房、2011年)は奇妙な本である。表面上の構成はこうだ。小説やマンガや映画や演劇、評論や思想などを適宜召還しながら、ある結論へと論を進めていく。そう書くと、よくあるカルチャー評論のようだし、実際そうであるともいえる。 インターネット普及後、急速に肥大した情報空間に直面したわれわれが、多様性が増えたのにもかかわらず、あるいは増えてしまったがゆえに覚えるようになった無... 続きを読む
REAL-JAPAN » ガンダムの経済学00(ダブルオー)
この上念司さんや古谷経衡さんたちとの番組でも盛り上がった(?)ガンダムネタで、去年、シノドスメールマガジンに寄稿したガンダムの経済学エッセイを掲載(一部修正)。お楽しみください。 ガンダムの経済学OO(ダブルオー) 『機動戦士ガンダム』といえば、日本のサブカルチャーを代表するアイコンのひとつだろう。初めて放送開始されてからすでに30年以上が経つ現在でも、ガンダムの旧作をもとにした様々なプロダクツが... 続きを読む
REAL-JAPAN » (2012年版)すべての人に贈るだまされないための経済入門ーベストブックガイド100+1
2年前、大好評をいただいた「すべての人に贈るだまされないための経済入門ーベストブックガイド100+1」を大刷新(半分近くを入れ替え)の完全リニューアル版です!。以前のヴァージョンと違い版元も明記。 また100+1の中から、これはすぐ時論に役立つもの(ゴシック体)、手元に辞書替わりの置いときたいもの(イタリック体)、そして僕と異なる意見だけど参考になるもの(冒頭に●)、を何冊か選び区分しました。 す... 続きを読む
REAL-JAPAN » ハイエクの経済学からアーキテクチャの経済学へ:太子堂正称氏との対談(ミュルダールを超えて第十回)
猛烈なスピードで対談を繰り広げている「ミュルダールを超えて」あっという間に10回目です。今回は年内最後の対談の掲載になります。テーマは「ハイエク」。時代はケインズの時代ともハイエクの時代ともいえるなかで、本格的なハイエク対談をお送りします。 今回の対談をひきうけていただいた太子堂正称さんは東洋大学経済学部准教授。ハイエクやヒュームなどの経済思想史の研究を中心にしている若手の研究者ですが、同時に時論... 続きを読む
REAL-JAPAN » SF、ベーシックインカム、生存権
12月24日に行われた現代経済思想研究会の「特別セミナー:稲葉振一郎・田中秀臣・山形浩生「SFは僕たちの社会の見方にどう影響しただろうか?」 で、中盤以降、ドライブがかかり始める契機となった、SFと社会政策の基礎、生存権をめぐる論点について、いま僕が思っているところを以下簡単にメモ書きしておきます。 昨日のSFシンポは、生存権と人類絶滅という極限状態という状況を提起したあたりからが、自分でも面白く... 続きを読む
REAL-JAPAN » 2011年この経済書がおすすめベスト10、読んだらがっくりベスト5
さて今年も残りわずか。しかし本当に「今年」とひとくくりするのがためらわれるほど大変な一年でした。社会的にも個人的にも。そんな中ですが、淡々と今年出た経済書(去年12月から今日現在まで)の中で「おすすめベスト10」と「読んだらがっくりベスト5」をあげたいと思います。後者はどちらかというと読む前から「がっくり」が予想されていたものもありますが。順不同です。 おすすめベスト10+番外3+映画 1 タイラ... 続きを読む
REAL-JAPAN » 現代批評のフロンティア:坂上秋成氏との対談(ミュルダールを超えて第九回)
「ミュルダールを超えて」は自分と異なる価値観や意見を持つ人との対話を試みる企画ですが、今回はその本領発揮の対談になりました。世代も関心も大きく異なるこの組み合わせは、僕にとっても例をみないほど有益な対話になりました。準備のためにこれほど時間を割いたのも久しぶりです。坂上秋成さんは。1984年生まれの27歳。まさに新進気鋭の文芸批評家で、新世代の論客として有名です。その守備範囲は、純文学、ライトノベ... 続きを読む
REAL-JAPAN » 家庭内暴力と「おカネ」をめぐる話:大野更紗氏との対談(ミュルダールを超えて第八回)
大野更紗さんは、若手の論客として社会保障や労働問題などを中心にした発言で最近注目されている方です。特にご自身の自己免疫疾患系の難病の体験を書かれた『困ってるひと』(ポプラ社)はベストセラーになりました。僕が最初に大野さんの著作を読んだのは、SYNODOS JOURNAL(シノドス・ジャーナル)で掲載されていた「「存在しない」サバイバーたちーセックス・労働・暴力のボーダーで」の連載でした(全三回(第... 続きを読む
REAL-JAPAN » 村上春樹と物語の経済学
この短い論説は、シノドスメールマガジンに連載したものの一部に修正を加えたものである。 1.「一人称」の経済学 宇野常寛の話題作『リトル・ピープルの時代』(幻冬舎)は、「ゲンジツ」(こころの消費の対象物)と同じ問題域である「拡張現実」を検討したものだといえるだろう。宇野のこの優れた本については別に論じなければいけない。ここでは彼の本がその表題に示されているように、村上春樹の著作を大きな検討の素材にし... 続きを読む
REAL-JAPAN » 「東日本大震災後の経済を考える~高橋亀吉から学ぶべきこと」稲門経済倶楽部 平成23年総会講演会議事録より
以下は稲門経済倶楽部で2011年7月2日に行った講演の議事録を、同倶楽部の皆様のご了承を得て特別に以下に掲載します。どうもありがとうございます。 稲門経済倶楽部とは、 高橋亀吉が早稲田大学の学生時代に 創設にかかわった、学生による経済研究サークルである 「早稲田大学経済学会」の業生の団体です。 経済学会は2015年に創部百周年を迎える 歴史のある大学の学生サークルです。 ーーーー 田中秀臣先生(上... 続きを読む
REAL-JAPAN » 日本再生の鍵は日銀法を改正にありーデフレと超円高を誘導する日銀ー 学習院大学経済学部 岩田規久男
上念 司(じょうねん つかさ):1969年東京都生まれ。中央大学法学部法律学科卒業(在学中は創立1901年の弁論部、辞達学会に所属)。日本長期信用銀行、臨海セミナーを経て独立。2007年より、経済評論家・勝間和代と株式会社「監査と分析」を設立。エコノミストや有識者でつくる民間団体「デフレ脱却国民会議」の事務局長。 主な著書に 『日本再生を妨げる 売国経済論の正体』(徳間書店) http://a.r... 続きを読む
REAL-JAPAN » 経済系でぜひフォローすべきTwitter50選
フォローすべきTwitter100選というものを見たら、経済系があまりにセンスと見識がない選出だったので、自分でつくってみた。100選でもできるけど絞り込んでみました。経済をみるうえで情報源として有益であることと、経済を考える基本的な視座をまめに提供してくれるものという基準で選びました。 ベスト50すべてフォロー推奨ですが、どうしても10個にしぼりたい人には最初の黒丸があるものを推奨します。 日本... 続きを読む
REAL-JAPAN » 元日銀審議委員中原伸之氏から提案されたプラン
(2011年11月24日 国家ビジョン研究会シンポジウムにおいて、元日銀審議委員中原伸之氏から提案されたプラン。ご本人の許可を得て転載しました。) I.日銀法改正の三要点 (「インフレ目標値の設定」を新規に規定することを考慮に入れたうえで) 下記の「 」内を追加する。 ①(通貨及び金融の調節の理念) 第二条 物価の安定「と雇用の最大化」を図る を追加する。 尚、「金融政策」の「目的」という二つの... 続きを読む
REAL-JAPAN » 野田新代表への政策提言を公開します
拝啓 野田佳彦さま このたびは民主党代表選挙での勝利、おめでとうございます。 新首相として、立会い演説会で力強く訴えた「円高是正、デフレ脱却、経済再生」に向けて、全力で取り組んでいただくことを期待します。 さて、本格的な円高対策を行っていただく前に、是非とも頭に入れておいていただきたいことがあります。すでにお気づきかもしれませんが、日本円の為替レート言うのは刻々と変化します。実は、40年前に固定相... 続きを読む
REAL-JAPAN » 西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』(角川文庫版)
西原理恵子氏の本はいままで縁がなくほとんど読んだことがない。一冊だけ文庫になった『パーマネント野ばら』を読んで感銘をうけたことがあるだけだ。この本も勝間和代さんが解説を書いたということを知らなければ手にとることはなかったろう。 本書のテーマは「カネ」だ。「カネ」によって人間が「人を人でなくしてしまう」ことを著者は、自らの人生を振り返りながらあけすけともいえる語り口で描いている。本書はまた「貧乏」と... 続きを読む
REAL-JAPAN » 原発事故に関する宣伝責任へのお詫びと、東京電力及び国への公開提案の開示
今回の福島第一原子力発電所の事故に関し、電力会社(中部電力)のCMに出演したものとして、また、電気事業連合会後援のラジオ番組に出演していたものとして、宣伝責任ある人間として、まずはみなさまの原子力に対する重大な不安への理解、および配慮が足らなかったことについて、そして、電力会社及び政府のエネルギー政策上のコンプライアンス課題を正しく認識できていなかったことについて、心からお詫びを申し上げます。 真... 続きを読む