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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users初代iPhoneの写真がまるで写ルンですみたいでエモい
d @dishk15 Based in 🇺🇸🇯🇵 daily life photography. 色んなカメラで毎日写真撮ってます。デザイン界隈。お気軽にー 続きを読む
Daily Life:物理(学)帝国主義という言葉を使い始めたのはだれか
July 23, 2023 物理(学)帝国主義という言葉を使い始めたのはだれか (細矢先生のお名前を間違えるなどいくつか誤字を指摘いただきましたので修正しました。ありがとうございます) 「物理帝国主義」ないし「物理学帝国主義」という言葉は物理学と他の学問のある種の関係や物理学者の態度を指すことばとして漠然と用い... 続きを読む
Daily Life:大塚淳『統計学を哲学する』を読む
August 02, 2021 大塚淳『統計学を哲学する』を読む 昨年出版された大塚淳『統計学を哲学する』は、日本人の統計学の哲学者によるはじめての「統計学の哲学の本」である。こうした科学哲学の先端の領域になかなか日本の研究者が切り込めて来なかった中で、ついにこうした本が出版されるようになったことは大変慶賀すべき... 続きを読む
Daily Life:佐藤直樹『科学哲学へのいざない』
June 07, 2021 佐藤直樹『科学哲学へのいざない』 佐藤直樹さんの『科学哲学へのいざない』について少し書きたい。 佐藤さん(以下「著者」とする)は実験生物学者でありながらも、哲学系の学会のワークショップに登壇されたり、マラテール『生命起源論の科学哲学』の翻訳を手掛けられるなど、科学哲学的な問題意識を強... 続きを読む
Daily Life:生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか
July 16, 2020 生物学者は「自然主義的誤謬」概念をどう使ってきたか 最近発表された人間行動進化学会の声明の中で、「自然主義的誤謬」という哲学由来の概念が使われていた。 そこでは、自然主義的誤謬が、「「自然の状態」を「あるべき状態だ」もしくは「望ましい状態だ」とする自然主義的誤謬と呼ばれる「間違い」」... 続きを読む
Daily Life:『〈現在〉という謎』の感想
March 03, 2020 『〈現在〉という謎』の感想 編者の森田さんよりご恵贈いただいた。 www.keisoshobo.co.jp/book/b477659.html 最近はいただいた本でもなかなか読む時間がとれず、お礼もままならないことが多い。しかし、本書については著者の一人である谷村さんが追加の論考「一物理学者が観た哲学」を公開され、著者間... 続きを読む
Daily Life:「いただきますの倫理」はいつごろ広まったのか(2)
June 01, 2018 「いただきますの倫理」はいつごろ広まったのか(2) 前記事 のつづき。 6 1998−1999の言及 1998年、1999年の記事においても、1997年までの記事と大きく傾向が変わるわけではない。ただ、いくつか注目すべき記事はある。 朝日新聞 1998年12月19日岡山版「ごみ テーマでおしゃべり」という記事内で、63歳の主婦からの投稿として以下の文章が掲げられている。... 続きを読む
Daily Life:「いただきますの倫理」はいつごろ広まったのか(1)
May 29, 2018 「いただきますの倫理」はいつごろ広まったのか(1) 1 いただきますの倫理 日本の文脈で動物倫理の議論、とりわけ肉食をめぐる議論をしている際に無視できないのが「いただきますの倫理」とでも呼ぶべきものである。この倫理は、人によって内容に異同はあるものの、概ね以下のような主張から構成されている。 ・人間は動植物の命を犠牲にする(「命をいただく」)ことでしか生きていくことはでき... 続きを読む
Daily Life:統計的研究に体験談で反論する人と、体験談は証拠にならないと思う人とが話をするためのチェックリスト
October 22, 2015 統計的研究に体験談で反論する人と、体験談は証拠にならないと思う人とが話をするためのチェックリスト 以下のようなチェックリストを作ってみたので役に立ちそうだと思った方は使ってみてください。 統計的研究に体験談で反論する人と、体験談は証拠にならないと思う人とが話をするためのチェックリスト あなたは以下の主張のどこまでだったら(あるいはどれにだったら)同意できますか。 ... 続きを読む
Daily Life:演繹と帰納についてのノート
July 09, 2015 演繹と帰納についてのノート 以前他の分野の研究者の方と仕事をしていて、演繹というのを「普遍命題から個別命題を導く推論」と理解している方がいて、現代ではその意味で演繹を使うことはまずないです、とコメントしたことがある。しかしそういえば、演繹と帰納という言葉の用法はどのように変遷してきているのか、調べたことはなかった。今後綿密な調査は必要になると思うがとりあえず目立つものを... 続きを読む
Daily Life:社会学における実証主義批判の対象は論理実証主義だったか?
June 19, 2014 社会学における実証主義批判の対象は論理実証主義だったか? 『現代思想』6月号の「ポストビッグデータと統計学の時代」に寄稿された太郎丸博さんの論考「統計・実証主義・社会学的想像力」(pp.110-121) を読んだ。全体としては同意できる点が多い論考なのだが、論理実証主義をめぐる論点でちょっと気になったところがある。 太郎丸氏は、論理実証主義を「経験的に真であることが検証... 続きを読む
Daily Life:『神は妄想である』書評(昔書いたもの)
May 15, 2014 『神は妄想である』書評(昔書いたもの) (リクエストがあったので、かつて『日経サイエンス』に掲載したドーキンス『神は妄想である』書評の長いバージョンを以下に再掲します。途中[ ] でくくってあるところは字数制限のため掲載バージョンではカットした部分です。初出:『日経サイエンス』2007年9月号、110ページ) 神は妄想である―宗教との決別 [単行本]リチャード・ドーキン... 続きを読む
Daily Life:『哲学入門』(1)
April 26, 2014 『哲学入門』(1) 哲学入門 (ちくま新書) [新書]戸田山 和久筑摩書房2014-03-05 戸田山和久『哲学入門』。いただいてから読み終わるのにずいぶん時間がかかってしまった。 すでに多くの人が指摘していることだが、『哲学入門』というタイトルではあるものの、一般に言われるところの哲学の全体像をつかみたいという人が読むように書かれた本ではない。しかし、戸田山さん... 続きを読む
Daily Life:捏造と改竄
March 14, 2014 捏造と改竄 前項のつづきとして、同じく『応用倫理学事典』の項目として書いた「捏造と改竄」も転載する。こちらは長さもほぼ掲載されたとおりのバージョンとなっている。実際に執筆したのが2006年なので内容もかなり賞味期限が切れている。 ***** 捏造 捏造(fabrication)は研究者の倫理においてもっとも戒められるべき行為として最初に名前があがるものであり、データが... 続きを読む
Daily Life:クレジットと盗用
March 14, 2014 クレジットと盗用 最近研究における盗用の問題が世間で話題になっているようなので、この機会に、かつて『応用倫理学事典』(加藤尚武編、2007年、丸善)の項目として書いた「クレジットと盗用」という文章を以下に転載する。実際に掲載されたバージョンは字数制限の関係上この半分くらいに削られているので、以下は「長いバージョン」である。もっと簡潔な解説をもとめる方は『応用倫理学事典... 続きを読む
Daily Life:欠如モデル(補足)
March 02, 2012 欠如モデル(補足) 「欠如モデルの由来と発展」はいろいろブックマークもいただいた。ただ、純粋に用例を追いかけたエントリーだったので戸惑った方や肩透かし感をおぼえた方もけっこういたようだ。目にした感想などをもとにいくつか補足したい。 1 結局「欠如モデル」という言葉はどう使うのが正しいの? テクニカルタームの定義について意見が食い違った場合、まずは「じゃあオリジナルの用... 続きを読む
Daily Life:欠如モデルの由来と発展(その2)
February 26, 2012 欠如モデルの由来と発展(その2) (承前) 3 その他の初期の用例 初出のはっきりしなさにもかかわらず、90年代前半に、欠如モデルという言葉は、Public Understanding of Science誌 (以下PUS誌と略)を中心として、多くの論者が使う言葉となっていく。その用例のいくつかを確認しておこう。 3-1 Durantらの理解 ZimanとWyn... 続きを読む
Daily Life:欠如モデルの由来と発展(その1)
February 23, 2012 欠如モデルの由来と発展(その1) 科学技術と社会の関わりを論じる場面で「欠如モデル」という言葉をよく目にする(しない?)が、一体どういう意味なのだろう。いや、典型的な用法は知っているけれども、もともとどういう意味の言葉として導入されたのだろう。そういう素朴な疑問からちょっと調査をしてみたので報告しておきたい。 以下の記述は、科学技術社会論は何についてどういうこと... 続きを読む
Daily Life:「科学的思考」のレッスン
November 28, 2011 「科学的思考」のレッスン 「科学的思考」のレッスン―学校で教えてくれないサイエンス (NHK出版新書) 著者からいただいた。ありがとうございます。 第一章から第六章までは科学哲学の紹介、第七章から終章にかけては科学技術社会論の紹介、という構成になっている。科学哲学的な内容としては、境界設定問題、科学的説明、検証理論などのオーソドックスなテーマを取り上げているのだ... 続きを読む
Daily Life:医学と仮説 (つっこみその1)
September 29, 2011 医学と仮説 (つっこみその1) 医学と仮説――原因と結果の科学を考える (岩波科学ライブラリー) クチコミを見る 疫学者の津田敏秀さんの著作。以前から疫学の重要性を訴え、たとえば水俣病を食中毒事件として扱えばもっとうまく処理できたはずだという議論など、興味深い論点をいろいろ出されている。 今回の著作も以前からの著作と同じ方向で疫学の重要性を訴える内容になってい... 続きを読む
Daily Life:ハーツォグ『ぼくらはそれでも肉を食う』
July 21, 2011 ハーツォグ『ぼくらはそれでも肉を食う』 ぼくらはそれでも肉を食う―人と動物の奇妙な関係 Anthrozoologyの本。Anthrozoologyは「ヒトと動物の関係学」と訳すのが日本の学会の名前とも一致していいのだと思う(もっともヒトと動物の関係学会の英語名称はanthrozoologyではないのだが)が、本書ではなぜか「人類動物学」と訳されている。 全体としてのメッ... 続きを読む