タグ HONZ
新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users今週のはてなブックマーク数ランキング(2024年7月第3週) - はてなブックマーク開発ブログ
はてなブックマークのブックマーク数が多い順に記事を紹介する「はてなブックマーク数ランキング」。7月15日(月)~7月21日(日)〔2024年7月第3週〕のトップ30です*1。 順位 タイトル 1位 2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ 2位 「AIに仕事を奪われた絵師」な訳だが|走り書き 3位 軍事研究家・小泉悠氏... 続きを読む
2011-2024 この13年間における最高の一冊 - HONZ
2011年7月15日にオープンしたノンフィクション書評サイトHONZ。本日2024年7月15日をもちまして13年間のサイト運営に終止符を打つこととなりました。 2011年の東日本大震災から、記憶に新しいコロナ禍まで。はたまたFacebookの時代からChatGPTの到来まで。その間に紹介してきた記事の総数は6105本。 発売3ヶ月以内の新刊... 続きを読む
無限大のドルを求めた果てに逮捕された男の転落記──『1兆円を盗んだ男』 - HONZ
1兆円を盗んだ男 仮想通貨帝国FTXの崩壊 作者: マイケル・ルイス 出版社: 日経BP 日本経済新聞出版 発売日: 2024/6/26 この『1兆円を盗んだ男』は、『マネー・ボール』や『最悪の予感』などで知られるマイケル・ルイスの最新作。今回彼がテーマに選んだ人物は暗号資産取引所FTXを立ち上げ莫大な富を築き上げた後、2022... 続きを読む
『定年後に読む不滅の名著200選』読書三昧の定年後はステキだぞ! - HONZ
定年後に読む不滅の名著200選 (文春新書 1442) 作者: 文藝春秋編 出版社: 文藝春秋 発売日: 2024/3/19 本読みは人がどんな本を読んでいるかを気にする。同様に本好きは、自分が読んでいない名著が気になって仕方がない。おそらくHONZの読者もそうだろうが、私はブックガイドと見れば直ちに購入してしまう。そして本書は... 続きを読む
『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』著者、小林照幸にあの頃のこと訊く - HONZ
死の貝:日本住血吸虫症との闘い (新潮文庫 こ 28-2) 作者: 小林 照幸 出版社: 新潮社; 文庫版 発売日: 2024/4/24 小林照幸『死の貝 日本住血吸虫症との闘い 』(新潮文庫)が注目されている。4月24日に上梓されて以来、現在4刷、累計2万6千冊のスマッシュヒットだ。26年前の1998年に出版された本が、なぜいまこん... 続きを読む
『世界から青空がなくなる日』 自然のコントロールをコントロールする - HONZ
世界から青空がなくなる日:自然を操作するテクノロジーと人新世の未来 作者: エリザベス・コルバート 出版社: 白揚社 発売日: 2024/1/26 アメリカのミシガン湖とデス・プレインズ川をつなぐシカゴ・サリタニー・シップ運河。およそ45kmにわたるその川の一画に、不穏な看板が掲げられている。「危険」、「この先、魚用の... 続きを読む
『かがくを料理する』:「サイエンス×工作×料理」のおいしい世界! - HONZ
かがくを料理する (Make:Japan Books) 作者: 石川 繭子,石川 伸一,加賀 麗 出版社: オライリー・ジャパン 発売日: 2023/9/27 先般、東京出張の折に、はじめてHONZの朝会というものに参加しました。HONZのメンバーが原則(少なくとも今回は)ひとり一冊、今読んでいる本、あるいはこれから読もうと思っている本を持ち寄り... 続きを読む
『宗教の起源──私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』 ダンバー数、エンドルフィン、共同体の結束 - HONZ
宗教の起源――私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか 作者: ロビン・ダンバー 出版社: 白揚社 発売日: 2023/10/3 ロビン・ダンバーは、彼が提唱した「ダンバー数」とともに、その名が広く知られている研究者である。ダンバー数とは、ヒトが安定的に社会的関係を築ける人数のことであり、具体的には約150と見積もられてい... 続きを読む
現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - HONZ
未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマンアナニヨ・バッタチャリヤ (原著), 松井信彦 (翻訳) 出版社: みすず書房 発売日: 2023/9/21 この『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』はその名の通りジョン・フォン・ノイマンの伝記である。1903年生まれの1957年没。数学からはじまって、物理学、計算機科学、ゲーム理... 続きを読む
『自衛隊の闇組織』「別班」は実在する! - HONZ
自衛隊の闇組織 秘密情報部隊「別班」の正体 (講談社現代新書) 作者: 石井 暁 出版社: 講談社 発売日: 2018/10/17 TBSのドラマ『VIVANT』が話題だ。我が家もドはまりしていて家族は毎週考察に夢中である。主人公の乃木憂助は自衛隊の裏の組織「別班」の工作員だったが、その後テロ組織の一員となった。「潜入」なのか「... 続きを読む
『地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか』地球環境を知るにはまず太陽を見よ! - HONZ
地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか:太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来 (DOJIN文庫) 作者: 宮原 ひろ子 出版社: 化学同人 発売日: 2022/12/2 わが国屈指の太陽物理学者が、太陽の活動が地球環境にどのような影響を及ぼすかを論じた入門書である。「宇宙気候学」を専門とする著者は、宇宙に目を向けなが... 続きを読む
『なぜヴィーガンか?』 シンプルな論理とそれが人びとに与えた影響 - HONZ
なぜヴィーガンか? 倫理的に食べる 作者: ピーター・シンガー 出版社: 晶文社 発売日: 2023/7/25 読むたびに思う。ピーター・シンガーの論理はシンプルで、それゆえに強力だ。シンガーの論理に異を唱えようとすると、その反論のほうが小手先の屁理屈のように聞こえてしまう場合も少なくない。そして、シンガーの論理は... 続きを読む
日本の競輪、その特殊性と、だからこその魅力についてを英国人記者が語る──『KEIRIN: 車輪の上のサムライ・ワールド』 - HONZ
KEIRIN: 車輪の上のサムライ・ワールド 作者: ジャスティン・マッカリー 出版社: 早川書房 発売日: 2023/7/19 この『KEIRIN: 車輪の上のサムライ・ワールド』は、英国人記者が語る日本の競輪論である。日本でどのように競輪が生まれ、育ち、危機を乗り越え、そして日本ならではの独特な魅力はどこにあるのか、それを一冊... 続きを読む
『明治 大正 昭和 化け込み婦人記者奮闘記』化け込み=潜入取材ルポ 型破りな女性記者たちの物語 - HONZ
明治 大正 昭和 化け込み婦人記者奮闘記作者: 平山亜佐子 出版社:左右社 発売日: 2023/6/12 あるマスコミ幹部にこんな話を聞いた。新聞テレビなどメディア関係者が集まる親睦会に参加したところ、女性がひとりもいなかったというのだ。この話を教えてくれたのは男性だが、自身は女性スタッフが多い番組を手がけていたこ... 続きを読む
科学はいまだに法律に導入されない 『人を動かすルールをつくる──行動法学の冒険』 - HONZ
人を動かすルールをつくる――行動法学の冒険 作者: ベンヤミン・ファン・ロイ,アダム・ファイン 出版社: みすず書房 発売日: 2023/5/18 わたしたちは法律や条例などのルールに囲まれて生きている。そして、それらの多くがわたしたちを深刻な危害から守ってくれていることは間違いない。だがその一方で、何らかの理由でル... 続きを読む
『土偶を読むを読む』縄文研究の最前線を伝える、肝の据わったまたとない反論本 - HONZ
土偶を読むを読む 作者: 望月 昭秀,小久保拓也,山田 康弘,佐々木 由香,山科 哲,白鳥兄弟,松井 実,金子 昭彦,吉田 泰幸,菅 豊 出版社: 文学通信 発売日: 2023/4/28 今やあまりお目にかかれない書籍が出た。本書は、2021年4月に出版された竹倉史人『土偶を読む』(晶文社)への反論本である。それも、明確な事実と論拠に基... 続きを読む
え?日本語ってこんなに前のめりな言葉やったんか! 『会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか』 - HONZ
会話の科学 あなたはなぜ「え?」と言ってしまうのか 作者: ニック・エンフィールド 出版社: 文藝春秋 発売日: 2023/3/27 言語がどのように生まれたかに興味を持つ人は多いのではないか。なによりも人間を人間たらしめている大きな理由のひとつは言語なのだから、当然のことだろう。すこし前に書評を書いた『言語はこうし... 続きを読む
『眠りつづける少女たち』 集団発生する〈謎の病〉の原因とは - HONZ
眠りつづける少女たち 作者: スザンヌ・オサリバン 出版社: 紀伊國屋書店 発売日: 2023/4/28 スウェーデンのある地域でのこと。小学校低学年から10代後半までの子どもたちに、〈謎の病〉が発生している。子どもたちは最初、不安になりふさぎ込む。そして徐々に引きこもりはじめ、口数が減っていき、そのうちまったく話さ... 続きを読む
『アナロジア AIの次に来るもの』アナログ王国序説ーーデジタルを超えた次の時代を読む方法 - HONZ
アナロジア AIの次に来るもの 作者: ジョージ・ダイソン 出版社: 早川書房 発売日: 2023/5/20 始まったばかりだと思っていた21世紀も、気がつけばすでに1/4が経過しようとしているが、われわれが未来の象徴のように思っていた「新世紀」は、9.11のテロで幕を開け、リーマンショック、3.11の未曾有の災害と続き、挙句の果... 続きを読む
『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』書けなくなった批評家を救ったもの - HONZ
保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである作者:福田 和也 出版社:河出書房新社 発売日:2023/4/15 ひさしぶりに会った知人の変貌ぶりにショックを受けることがある。本書を書店で見かけた時の驚きもそれに近い。表紙の男性と著者名が一瞬つながらず、本人だと気づいて衝撃を受けた。別人のように痩せている。それも何か大病... 続きを読む
『津久井やまゆり園「優生テロ事件」、その深層とその後』異常な犯罪者は異常な社会から生まれる - HONZ
津久井やまゆり園「優生テロ」事件、その深層とその後作者:佐藤幹夫 出版社:現代書館 発売日:2022/12/9 読むのにとても時間がかかったのは、著者が巨大な問いと格闘しているからかもしれない。戦後最悪ともされる凶悪事件を通して、私たちの社会の奥底で起きている変化をとらえた力作だ。 本書は、神奈川県相模原市の障... 続きを読む
『東京医大「不正入試」事件』特捜検察のシナリオ捜査が父と息子の人生を狂わせた - HONZ
東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い 作者: 田中 周紀 出版社: 講談社 発売日: 2023/1/19 人の記憶にはバイアスがある。「文部科学省汚職事件」と総称される一連の出来事の中で人々の記憶に今も残るのは、おそらく東京医科大学医学部医学科で行われていた不正入試のほうではないか。 ... 続きを読む
『ある行旅死亡人の物語』あなたは誰?身元をたどる渾身のルポルタージュ - HONZ
ある行旅死亡人の物語 作者: 武田 惇志,伊藤 亜衣 出版社: 毎日新聞出版 発売日: 2022/11/29 「行旅死亡人」とは病気や行き倒れ、自殺等で亡くなった身元不明の死者を表す法律用語である。死亡人は身体的特徴や発見時の状況を官報に公告される。 映画やミステリー小説でも良く登場する”誰かわからない”遺体。その身元を... 続きを読む
『黒い海 』 海の『エルピス』調査報道が明らかにする未解決事件の「真実」 - HONZ
黒い海 船は突然、深海へ消えた 作者: 伊澤 理江 出版社: 講談社 発売日: 2022/12/23 興奮冷めやらぬままこれを書いている。すごいノンフィクションを読んだ。大晦日に読み始め、気がついたら年が明けていた。この本は読み始めたら途中で止めることができない。 ある未解決事件の謎に単身挑んだジャーナリストが、ファク... 続きを読む
2022年 今年の一冊 - HONZ
HONZメンバーが選ぶ今年最高の一冊、今年で12回目を迎えるところとなりました。メンバーそれぞれが好きな本を、好きなタイミングで送ってくるので、毎回順番をどうしようかと頭を悩ませます…。今年は12回目を記念し(?)、基本に立ち返って五十音順に並べてみました。 最大勢力となったのはア行とナ行。ア行が「うんこ→... 続きを読む