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新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersジョセフ・ヒース「ウォーク(正義に目覚めた一部の左派)は戦術・信条において裸の王様・女王様である:リベラリズムの皮を被った反自由主義」(2021年6月23日)
ジョセフ・ヒース「ウォーク(正義に目覚めた一部の左派)は戦術・信条において裸の王様・女王様である:リベラリズムの皮を被った反自由主義」(2021年6月23日) Joseph Heath: Woke tactics are as important as woke beliefs Woke language hides illiberal tactics in liberal aims Posted by Joseph Heath on June 23, ... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「アメリカの多文化主義は矛盾を抱え込んでいる」(2023年9月23日)
しばらくアメリカに在住していたが、人種的正義を求める闘いで公理となっているものは、現実的な解決策となっておらず、逆に人種間の対立を世代をまたいで再生産してしまっていると思った。これをアメリカのリベラルは理解できておらず、多くの逆効果(マイノリティ・グループの一部を共和党の掌中に追いやっている等)... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「ワクチン接種は集合行為問題だ」(2015年2月5日) — 経済学101
ワクチン接種は集合行為問題だ Joseph Heath, “Vaccination is a collective action problem“, (In Due Course, February 5, 2015) 何週間か前、集合行為問題の理屈を理解することは多くの人にとって難しい、という投稿を書いた(ホッブズの難しいアイディア)。集合行為問題とは、人々のやりとりがよくない結果にいたるの... 続きを読む
「新自由主義」批判がグダグダになりがちな理由(ジョセフ・ヒース論文「批判理論が陰謀論になるとき」メモ) - 清く正しく小賢しく
今回紹介するのは、ジョセフ・ヒースの論文「When does Critical Theory Become Conspiracy Theory?」である。この論文でヒースは、「新自由主義」概念をルーズに用いた議論などを念頭に置きながら、批判理論が陰謀論に堕してしまう条件、さらにまっとうな批判理論と陰謀論紛いの批判理論を分かつ特徴を検討している。 ... 続きを読む
ジョセフ・ヒース『何が人を陰謀論者にするのか?』(2016年12月5日) — 経済学101
What makes someone a conspiracy theorist? Posted by Joseph Heath on December 5, 2016 | politics, United States 多くの人が、ドナルド・トランプに指摘している事の1つに、トランプが顕著なまでに陰謀論にハマりやすいように見える事がある。陰謀論について議論される時、「『陰謀論』とは正確に何であるのか」と... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「『批判的』研究の問題」 — 経済学101
[Joseph Heath, “ The problem with “critical” studies ,” In Due Course , January 26, 2018] 学部生だった頃,こんな風に思っていた――《「客観的」「価値自由」なやり方で社会現象を研究する実証主義が社会科学で蔓延しているのは世界の災厄だ.そんなものは幻想だ,というか有害な幻想だ.だって,客観性をよそおいつつ,その裏... 続きを読む
ジョセフ・ヒース『パンクは死んでいない』(2016年3月21日) — 経済学101
Punk’s not dead… Posted by Joseph Heath on March 21, 2016 | culture 「 反逆の神話 」を私は書いたおかげで、音楽や文化についての意見を今でも求められることがあります。いつもは断りますが、イギリスの音楽ライターであるジェミリー・アレンが持ってきたアイデアに興味を引かれたので、 この記事 1 に対するインタビューを受けることにしました... 続きを読む
ジョセフ・ヒース 「規範的な社会学(normative sociology)」の問題について (2015年6月16日) — 経済学101
Posted by Joseph Heath 先週のエントリでは、ジャーナリストたちが「ポリティカル・コレクトネス」という意味未分化な単語を使いがちであることへの私の不満を表明し、また、昨今のアカデミアで見られるある複合的な振る舞いについて説明しました。「古典的な」ポリティカル・コレクトネス-たとえば言葉狩り-の問題はすっかり廃れているのですが、それとは別の困った傾向が潮流として存在することを述べ... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「少年とセックスと本とビデオゲーム」(2017年8月2日) — 経済学101
Boys, sex, books, video games Posted by Joseph Heath on August 23, 2017 | gender 教育者のほとんどが気づいていることがある。それは我々の社会において男の子が本を読まなくなっていることだ。「文学の危機」とまで呼んでしまうのは少し大げさかもしれない。それでも、男の子が本を読まなくなっている現象は現在進行であり、問題でもある... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「なぜカナダの大学教授は学生を恐れないのか:アメリカの大学がポリティカル・コレクトネスに席巻された理由」(2015年6月8日)
カナダのジャーナリストが陥りがちな怠惰な習慣の一つが、カナダとアメリカが同じ国であるかのように語ってしまうことだ。アメリカで何が悪いことが起こっていると、カナダでも同じことが起こっていると彼らは思い込んでしまうことからも明らかで、この思い込み故に彼らは実際の取材に赴かない。 大学が最近「ポリティカ... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「保守主義者へのアファーマティブ・アクション?」(2017年 11月9日) — 経済学101
Joseph Heath, “ Affirmative action for conservative academics? , In Due Course, November 9, 2017. 2016年のエモリー大学にて 、キャンパス内の諸々の歩道にチョークで書かれたトランプ支持派のスローガンを目にした一部の学生たちはとてもひどくトラウマを抱いてしまったために、それらのスローガンを「ヘイトス... 続きを読む
ジョセフ・ヒース 「『じぶん学』の問題」(2015年5月30日) — 経済学101
The problem of “me” studies Posted by Joseph Heath 大学での「ポリティカル・コレクトネス」の問題についていろいろ言うジャーナリストがたくさんいるのだが、言っていることはたいてい古臭いか、どこか的外れに思われるものばかりだ。私が自分が見るところ、ポリティカル・コレクトネスの盛り上がりは90年代初頭に最高水位に達したが、そのあとはずっと凋落傾向にある(... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「将来世代に負担を残すなと言っている人は、嘘を付いてる冷笑家? それともバカなだけ? 永遠の疑問」(2015年1月25日) — 経済学101
ジョセフ・ヒース「将来世代に負担を残すなと言っている人は、嘘を付いてる冷笑家? それともバカなだけ? 永遠の疑問」(2015年1月25日) Cynicism or stupidity? the eternal questionPosted by Joseph Heath on January 25, 2015 | environment, politics 先日ダボスで、財務大臣のジョー・オリバーはカナダは均衡... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「白人のマウント合戦:コフィ・ブライトの仮説を拡張する」(2023年8月25日)
リーアム・コフィ・ブライトが『Journal of Political Philosophy(政治経済学ジャーナル)』に最近投稿した論文「白人のマウント合戦」での、アメリカの人種政治についての見解を大いに楽しませてもらった。まず最初に、この論文は査読の通過がほぼ不可能な形で執筆されているため、無事掲載されたこと自体に驚かされた... 続きを読む
ジョセフ・ヒース『トランプ大統領についての省察』 - WARE_bluefield’s diary
2017 - 01 - 03 ジョセフ・ヒース『トランプ大統領についての省察』 トランプ大統領についての 省察 Thoughts on President Trump | In Due Course 2016年11月10日 ジョセフ・ヒース この件について、多くの論点が言及済みだが、大きな関心が払われていないいくつかの論点について指摘しておきたい。 まず最初に、この結果に本当に驚いたことを表明する... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「移民についてのカナダ特殊論」(2017年7月1日) — 経済学101
Canadian exceptionalism Posted by Joseph Heath on July 1, 2017 | Canada, immigration, multiculturalism 先日のことになりますが、イギリスの選挙ではジェレミー・コービンが躍進し、フランスではマクロンが現象を巻き起こすことになりました。この両出来事を受けて、右派ポピュリズムの熱狂は崩壊し始めている、と... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「なぞなぞ:リバタリアンとペドフィリア(小児性愛者)の共通点ってなーんだ?」(2014年4月22日) — 経済学101
ジョセフ・ヒース「なぞなぞ:リバタリアンとペドフィリア(小児性愛者)の共通点ってなーんだ?」(2014年4月22日) What do libertarians and pedophiles have in common? Posted by Joseph Heath on April 22, 2014 | political philosophy 答え:インターネット登場前には、こんなに沢山いると... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「アイデンティティ・ポリティクスはナショナリズムに似ている」(2023年11月26日)
年をとるにつれ、周りの人が覚えていないことを思い出せる機会が増えていく。私がアイデンティティ・ポリティクスを巡る昨今の議論を真面目に受け取る気になれない理由の1つはこれである。私は既に同じことを経験してしまっているのだ。この映画は前に見たことがあるし、結末だって知ってる。 言い換えれば、私は1990年... 続きを読む
ジョゼフ・ヒース「男の子差別文化」(2018年3月26日) — 経済学101
メッセージの違いは新しいことではないということを述べておこう。全体的なテーマはもう何年も私をイラつかせている。長いこと男の子は恐竜とテレビゲーム(それから、もちろん、スポーツ)にしか興味がないという思い込みがあるように見える。一方で、「ガールパワー」のテーマはほとんど不変だ。だが、一番最近この店... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「一分でわかる保守派の反理性主義の歴史」(2015年4月) — 経済学101
Joseph Heath, “A one-minute history of conservative anti-rationalism” (In Due Course, April, 2015) 〔訳注:本稿では、理性および理由という意味を強調するために原文における「rationalism」という言葉を、邦訳『 啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために』栗原百代訳, NTT出版, 2014年で使われている「... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「なんでも人種化に抗して」(2018年4月25日) — 経済学101
[Joseph Heath, “ Against the racialization of everything ,” In Due Course, April 25, 2018] 私も含めていろんな学者が飽きもせず繰り返し語ってきたように,人種は社会的な構築物だ.だが,こう語る多くの人たちは,社会的構築物ですよとそっけなく語ってすませて,そのあとは人種が永遠不変の自然種であるかのように扱いつづけ... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「『反逆の神話』刊行15周年インタビュー」(2019年5月9日) — 経済学101
[Joseph Health, “The Rebel Sell at 15,” In Due Course, May 9, 2019] アンドリューとぼくの共著で出した『反逆の神話』でおもしろいのは,スペインでベストセラーになったことだ.この前,刊行15周年で Manuel Mañero にインタビューを受けた:”15 años después, la contracultura gira a la derecha.” 省略なし全文... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「移民政策について、アメリカがカナダから学べること」(2017年3月7日) — 経済学101
Joseph Heath, “ What the United States could learn from Canada on immigration policy “, In Due Course, March 7, 2017. 自国の移民政策を何らかの形で失敗させてしまい、周縁化された民族集団とネイティヴィストのバックラッシュとの不幸な組み合わせを作り出してしまった国々が世界には数多く存... 続きを読む
ジョセフ・ヒース『反リベラリズムの解剖学』(2017年02月19日) — 経済学101
The anatomy of anti-liberalism Posted by Joseph Heath on February 19, 2017 | Canada, multiculturalism 金曜日(17日)、カナダ市民は、醜悪な見世物に直面させられた。トロントにあるモスクのすぐ外で、ムスリム系移民の停止と、カナダにおけるイスラム教の禁止を訴える抗議活動が行われたのだ。 報道 によると... 続きを読む
書評:なめらかな社会とその敵 [著]鈴木健/ルールに従う [著]ジョセフ・ヒース - 山形浩生(評論家) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
■社会を変革する遠大な思考実験 『なめらかな社会とその敵』の想定読者は三百年後の未来人。だが古代人たる評者にも、その意気込みはわかる。まったく新しい通貨システム! しかもお金の意味すら変え、社会自体の変革まで射程に入れる遠大さだ。 著者は、題名通りのなめらかな社会を夢見る。人々の有機的なつながりを保ち、様々な関係性の途切れない世界。現代の金銭取引はそれを荒っぽく分断する。投票も白か黒かの粗雑な... 続きを読む