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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users日本史上の重要人物〈神武天皇〉を、歴史学者はなぜ無視してきたのか? (外池 昇)
政治的に「右」か、「左」か。そんなことにこだわる時代は、もう終わったのではないだろうか。日本の歴史における天皇という存在、そしてその「初代」とされる神武天皇についても、戦後歴史学が積み上げてきた成果と方法によって研究すべき課題がたくさん残っているのではないか――。講談社選書メチエの新刊『神武天皇の... 続きを読む
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教との決定的な違いとは? 「不世出の語学の天才」が解明した仏教の「計り知れない奥深さ」。(学術文庫&選書メチエ編集部)
約2500年前のインドに生まれた仏教が、アジアに生まれた他の無数の宗教とは異なり現在の世界に広がっているのは、なぜなのだろうか? 唯一神を信仰するユダヤ教・キリスト教・イスラム教との大きな違いとは? 講談社選書メチエの新刊『仏教の歴史 いかにして世界宗教となったか』(ジャン=ノエル・ロベール著/今枝... 続きを読む
(著者に会いたい)『中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史』 松下憲一さん:朝日新聞デジタル
■中国史の新たな側面に光 愛知学院大教授・松下憲一さん(52) 発売前、歴史ファンの間で「講談社選書メチエで鮮卑拓跋(せんぴたくばつ)の本が出るらしい」と話題になった。聞き慣れない鮮卑拓跋とは、3世紀に登場し、現在の中国北部やモンゴルなどで活躍した遊牧集団「鮮卑」の一部族「拓跋部」のこと。晋の衰… 続きを読む
周辺民族の研究は、偉大な中華王朝を貶める? 政治をはらむ中国学界の不穏な動向(安田 峰俊)
「中華」は漢族だけのものではない。夷狄(いてき)と呼ばれた周辺民族の文化が融合し、中華は再生を繰り返してきたのである――。中国の歴史への新たな視点を示した『中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史』(松下憲一著、講談社選書メチエ)が好評だ。舞台は、五胡十六国から隋唐時代にいたる中国の「大分裂時代」。鮮卑... 続きを読む
中国の「南」の民が「北」の民に抱く“警戒と反骨”…日本人が知らない「もうひとつの中国」を解明する(安田 峰俊)
中国の社会も歴史も、「南」から見なければわからない――。 『越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年』(講談社選書メチエ)で、歴史学者の菊池秀明氏は、福建・広東・広西などの華南地方こそが中国世界のフロンティアであり、ここに生きる人々の「越境のエネルギー」こそが中国近代史と経済発展の原動力だった、... 続きを読む
読書メモ:『AI時代の労働の哲学』 - 道徳的動物日記
AI時代の労働の哲学 (講談社選書メチエ) 作者:稲葉振一郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/09/11 メディア: Kindle版 人工知能と労働の哲学、といえば「人工知能が発達してシンギュラリティを起こして人間を凌駕する存在になる」ことを前提として、そこから「社会の生産性がすごくなるので人間は働かなくて良く... 続きを読む
講談社選書メチエ『日中戦争下の日本』(井上寿一著)は日中戦争下の日本社会の雰囲気がわかる良書 : ARTIFACT ―人工事実―
日中戦争下の日本 (講談社選書メチエ) posted with ヨメレバ 井上 寿一 講談社 2007-07-11 Amazon Kindle 楽天ブックス 日本で「あの戦争」というと、英米と戦った太平洋戦争ばかり連想され、空襲の体験ばかり語られる。しかし、そもそも日本は中国と長い戦争をしていた。長きに渡る日中戦争だが、そもそも国民はこの戦争をどう受け止めていたのか? 今後、日本がもし戦争をするの... 続きを読む
二次元世界の住人から、三次元はどう見える?──『フラットランド たくさんの次元のものがたり』 - HONZ
フラットランド たくさんの次元のものがたり (講談社選書メチエ) 作者:エドウィン.アボット・アボット 翻訳:竹内 薫 出版社:講談社 発売日:2017-05-12 フラットランド。そこは二次元の世界。立体が存在しない、いわば紙の上の世界だ。 そんな世界にも住人は存在する。まず女性は直線で、兵士や下層階級の労働者は二辺の長さが等しい三角形。中産階級は正三角形と、それぞれ形で身分が決定されている──... 続きを読む
加藤晴久『ブルデュー 闘う知識人』 - 愛してくれてマジ感謝
2015-10-03 加藤晴久『ブルデュー 闘う知識人』 本 社会学 加藤晴久 ☆☆ ブルデュー 闘う知識人 (講談社選書メチエ)作者: 加藤晴久出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/09/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 講談社選書メチエの加藤晴久『ブルデュー 闘う知識人』のレビューです。 ブルデュー社会学の解説というより、ブルデューとはどういうひとであっ... 続きを読む
「項羽と劉邦の時代 秦漢帝国興亡史」藤田勝久 著 | Kousyoublog
紀元前221年、秦帝国は戦国時代を終わらせて中国を統一したが、統一からわずか十五年で滅亡した。なぜこれほど短期間で滅亡したのか、本書では秦と、秦を滅ぼす人材を次々と輩出した楚との社会システムの違いに注目して、項羽と劉邦の時代の変化を描いている。 項羽と劉邦の時代 秦漢帝国興亡史 (講談社選書メチエ)[Kindle版] posted with ヨメレバ 藤田勝久 講談社 2015-07-24 Kin... 続きを読む
言ったもん勝ち!後付け設定!神道を巡るおかしな興亡史…「吉田神道の四百年」 - 見えない道場本舗
歴史, 宗教, 読書, twitter | 元はtwitterで書いたものをまとめた。一部増補。gryphonjapan@gryphonjapantwitterで書籍紹介、一冊やっておきたい。「吉田神道の四百年 神と葵の近世史」 井上智勝吉田神道の四百年 神と葵の近世史 (講談社選書メチエ)作者: 井上智勝出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購... 続きを読む
「日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか」小谷 賢 著 | Kousyoublog
太平洋戦争における日本は通信を傍受され、暗号を解読され、偽情報に撹乱され、連合軍の兵力を見誤り、情報分析を疎かにして慢心と理想論とで作戦を立てて失敗を繰り返し・・・と情報戦で完敗したが、本書は戦前日本の情報活動はどのようなものだったのか、どこに問題があったのかを概観した一冊である。 書籍版 日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか (講談社選書メチエ) posted with amaz... 続きを読む
『日本語に主語はいらない』の文法教育史的記述を批判する - ramensanstの屋台
新ダイアリーの最初がこんな記事になると思わなかったよ! ひさしぶりに、以下の文献を読んで、率直に言ってイライラしましたw 日本語に主語はいらない (講談社選書メチエ)作者: 金谷武洋出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/01/10メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 209回この商品を含むブログ (48件) を見る この文献については一時期ネット上でも議論が噴出しまし... 続きを読む
「<学級>の歴史学」柳 治男 著 | Kousyoublog
公開日: 2013/03/05 : 最終更新日:2014/08/21 カテゴリー:政治・法律・行政, 書評・読書全般 タグ:UK, 世界史, 心理, 教育, 講談社選書メチエ, 近代, 集団 学校教育を巡るいじめ、不登校、体罰、学級崩壊などの諸問題についての議論の中で、ごくごく当たり前に自明視されている存在「学級」とはそもそも何であるのか、ということを、主にその成立の歴史を紐解くことで、「学級」が... 続きを読む
「東シナ海文化圏 東の<地中海>の民俗世界」野村 伸一 著 | Kousyoublog
中国沿海部、台湾、琉球を初めとした南西諸島、九州、対馬、朝鮮半島に取り囲まれた東シナ海一帯地域に共通する民俗文化の全体像を描いた本。 東シナ海文化圏 東の<地中海>の民俗世界 (講談社選書メチエ) posted with amazlet at 14.09.07 野村 伸一 講談社 売り上げランキング: 733,029 Amazon.co.jpで詳細を見る 長江下流域から江南地域では古くから文明が栄... 続きを読む
日本人キリシタン「イエズス会で働いているんだが俺はもう限界かもしれない」 | Kousyoublog
戦国時代の日本でイエズス会が財政難に直面していたことは、前回の記事『「イエズス会の世界戦略」高橋 裕史 著』で書いた通りだが、同じく「イエズス会の世界戦略 (講談社選書メチエ)」より、そのような財政難と日本人に対する偏見によって、徐々に日本人聖職者の登用を制限するようになっていたというプロセスが非常に興味深かったので簡単に紹介しておきたい。 当時のイエズス会では、同宿と呼ばれる将来のイルマン(助修... 続きを読む
「イエズス会の世界戦略」高橋 裕史 著 | Kousyoublog
1534年にイグナティウス・ロヨラらによって創設されたイエズス会は、ポルトガル国王の庇護の下、瞬く間にインド、東南アジア、中国、そして日本へと進出していく。その躍進の理由と海外布教に際して取られた様々な戦略、組織、彼らが異文化へと布教の過程で直面した様々な課題、その対処法などを広くまとめた一冊。 イエズス会の世界戦略 (講談社選書メチエ) posted with amazlet at 14.05.... 続きを読む
「海の武士団 水軍と海賊のあいだ」黒嶋 敏 著 | Kousyoublog
海の武士団 水軍と海賊のあいだ (講談社選書メチエ) posted with amazlet at 14.05.14 黒嶋 敏 講談社 売り上げランキング: 254,570 Amazon.co.jpで詳細を見る Kindle版 中世日本、荘園公領制の成立によって地方の富が中央へと輸送・集約される必要性から、海上輸送において武力による保護・管理が求められると、武士たちは各地の湊や沿岸地域に勢力を持ち... 続きを読む
ロックの定義 - なつやすみ日記
2013-07-11 ロックの定義 書評 ロック アメリカ音楽史 ミンストレル・ショウ、ブルースからヒップホップまで (講談社選書メチエ)作者: 大和田俊之出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/04/08メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 8人 クリック: 92回この商品を含むブログ (50件) を見る 大和田 俊之のアメリカ音楽史読了。 アメリカ音楽というのは他者に偽装することであ... 続きを読む
「喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)」清水 克行 著 | Kousyoublog
喧嘩両成敗の誕生 (講談社選書メチエ)posted with amazlet at 13.05.23清水 克行 講談社 売り上げランキング: 73,999 Amazon.co.jpで詳細を見る 現代社会でも法制度としては無いが慣習として少なからずみられる『ケンカした両者に対して、その正否を論ぜず同等の処罰を与える』(P4)法、すなわち「喧嘩両成敗法」の成立の歴史を、十五世紀の室町時代から戦国時代に... 続きを読む
俺以外みんなバカ批判『英語にも主語はなかった』読書感想文 - ばらこの日記
そんな訳で、前回、前々回のエントリでは『英語にも主語はなかった 日本語文法から言語千年史へ』金谷武洋(2004 講談社選書メチエ)という本の1ページだけを読んで頭に血が上って批判を書いたのだが、連休でつい全部読んでしまった。1ページだけ読んで批判するのはいくらそのページの内容がひどくてもあんまりなので他のところも批判できるから読めてよかったとしよう。いつも言うように専門的な批判はできない。以下に書... 続きを読む
デカルトと神
参考:天才数学者はこう解いた、こう生きた(講談社選書メチエ:木村俊一著) デカルトは数学理論と同じくらい確実な哲学の基礎を築くため、少しでも疑いのかかる命題は次々と排除していった。我々の感覚は我々を欺くことがあるから、感覚を信じてはいけない。推論も誤りをおかすことがあるから、鵜呑みにしてはいけない。自分で体験した、と思っていることも夢かもしれないから、信用してはいけない。 だが、強く疑えば疑うほど... 続きを読む