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タグ 基本読書

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「読む」とき、何が起こっているのか?──『読めない人が「読む」世界:読むことの多様性』 - 基本読書

2024/04/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 263 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 多様性 作者 世界 行為 多数

読めない人が「読む」世界:読むことの多様性 作者:マシュー・ルベリー原書房Amazon読書は日常的な行為ではあるが、実はそのやり方は人によって大きく異なる。書かれている文字を読んで、その意味を理解したり解釈したりするっていうだけでは? と思うかもしれないが、そこに収まらない読み方をする人が多数いるのである... 続きを読む

人肉食が行われるほど追い詰められた、漂流者たちの反逆と帰還──『絶海: 英国船ウェイジャー号の地獄』 - 基本読書

2024/04/22 このエントリーをはてなブックマークに追加 196 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 絶海 財宝 漂流 反逆 帰還

絶海: 英国船ウェイジャー号の地獄 作者:デイヴィッド・グラン,David Grann早川書房Amazonこの『絶海』は、1740年代に起こった英国船ウェイジャー号の漂流。そしてそこからの数年がかりの帰還までを描き出した、冒険・歴史ノンフィクションである。もともとウェイジャー号は財宝を積んだスペイン船を追う密命を帯びた、2... 続きを読む

物理学・生物学的に考えた時、地球外生命体はどのような機能を持っているのか──『まじめにエイリアンの姿を想像してみた』 - 基本読書

2024/04/17 このエントリーをはてなブックマークに追加 147 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip エイリアン 書名 生態 物理学 著者

まじめにエイリアンの姿を想像してみた 作者:アリク カーシェンバウム柏書房Amazonこの『まじめにエイリアンの姿を想像してみた』は、書名だけみると小学生ぐらいの夏休みの自由研究みたいだが、実際は動物学者の著者が、生物学、物理学など科学の知識を総動員して「地球外生命体の機能や生態はどのようなものでありえる... 続きを読む

原作《三体》三部作にたいする大胆な再構成を試み、芯を同じくした別物として生まれ変わったNetflix版──『三体』 - 基本読書

2024/03/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 204 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 別物 原作 Netflix版 劉慈欣 再構成

www.netflix.com 世界累計2900万部、日本で中国SFブームを引き起こすきっかけになった劉慈欣による壮大なSF長篇《三体》三部作。そのNetflixドラマ版が先日公開された。エピソード数は全部で8話で、原作(第二部、第三部は上下巻)の分量のことを思えば8話でその物語が全部語り尽くせるわけもないから、ドラマ版は原作の途... 続きを読む

『タテの国』の著者による、100年ごとに5万年後の未来までを観測するド真ん中で壮大な規模のSF長篇──『未来経過観測員』 - 基本読書

2024/03/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 503 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ダテ サイコ SF長篇 著者 元素

未来経過観測員 (角川書店単行本) 作者:田中 空KADOKAWAAmazonこの『未来経過観測員』は、縦読みならではの物語を構築し次々と明らかになる世界の真の姿、無限構造の物語を描きだしてみせた漫画『タテの国』や宇宙をさまよい、偶然出会った無人の宇宙船同士で元素を奪い合う闘争を描いた短篇『さいごの宇宙船』など本格... 続きを読む

第11回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作にして、刺さる人にはこれ以上なく深く刺さる物語──『ここはすべての夜明けまえ』 - 基本読書

2024/03/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 462 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 間宮 物語 作者 長篇 特別賞

ここはすべての夜明けまえ 作者:間宮 改衣早川書房Amazonこの『ここはすべての夜明けまえ』は、第11回ハヤカワSFコンテストの特別賞を受賞したSF中篇(もしくは短めの長篇といえるかぐらい)だ。特別賞は長さが短めだったり一点突破の魅力があったりで受賞する作品が多いが(たとえば過去事例で代表的なのといえば草野原々... 続きを読む

経済から文化まで、未来を知るにはまず人口に注目すべし──『人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題』 - 基本読書

2024/01/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 102 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 人口 少子化 数字 経済 未来

人口は未来を語る 「10の数字」で知る経済、少子化、環境問題 作者:ポール・モーランドNHK出版Amazon未来に何が起こるのか予測するのは簡単なことではないが、人口は比較的確度の高い予測が可能な分野である。日本の人口が突然倍増することはありえないし仮に数々の施策を打ったり移民受け入れが進んだとしても、増え... 続きを読む

何千時間も使って未解決事件を解決しようと奮闘する人々──『未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集』 - 基本読書

2024/01/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 154 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 執念 江戸川コナン 毛利小五郎 未解決事件 With

未解決殺人クラブ~市民探偵たちの執念と正義の実録集 作者:ニコル・ストウ大和書房Amazon市民探偵というと日本でイメージとして上がるのは毛利小五郎(with/江戸川コナン)か金田一あたりだろうが、実は世の中には多種多様な市民探偵が存在する。 事件現場にかけつけたり、たまたま居合わせたりして事件を解決するので... 続きを読む

現代人(WEIRD)はなぜかつての社会と大きく異なる心理状態を獲得するに至ったのか?──『WEIRD「現代人」の奇妙な心理:経済的繁栄、民主制、個人主義の起源』 - 基本読書

2024/01/04 このエントリーをはてなブックマークに追加 199 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip Weird 途上 繁栄 起源 西洋

WEIRD(ウィアード)「現代人」の奇妙な心理 上:経済的繁栄、民主制、個人主義の起源 作者:ジョセフ・ヘンリック白揚社Amazonこの『WEIRD「現代人」の奇妙な心理』は、西洋を中心とした現代人が人類進化の途上で存在してきた社会の人々と、神経学的にも心理学的にも大きく異なっていることを解き明かしていく一冊である... 続きを読む

今年(2023年)おもしろかった本を一気に紹介する。 - 基本読書

2023/12/28 このエントリーをはてなブックマークに追加 742 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ノンフィクション フィクション 単著 書店 おもしろい本

今年おもしろかった本を一気に紹介します。大きめの書店が次々閉店し、人手不足や配送の問題もあって出版的には厳しい時期が続くがおもしろい本は依然として絶えない。あとゲームもいっぱいやったので、本だけでなくゲームも合わせて振り返っていこう。いつもは長くても5000文字ぐらいだが、今回は試しに合計1万文字以上... 続きを読む

ヤドカリやハチやタコの「経験」はどのようなものなのか?──『メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生』 - 基本読書

2023/12/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 173 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ヤドカリ 本邦 ハチ 刊行 ダコ

メタゾアの心身問題――動物の生活と心の誕生 みすず書房Amazonこの『メタゾアの心身問題』は、タコやイカがどのような「意識」を持っているのかについて様々な観察・研究をもとに紹介した、『タコの心身問題』の続篇にあたる。 『タコの心身問題』は本邦での刊行が2018年で、その後何度も「人以外の生物の心、意識」や「... 続きを読む

時間から猫テーマまで中華SFの粋が集められた、今年ベスト級のSFアンソロジー──『宇宙の果ての本屋』 - 基本読書

2023/12/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 107 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip SFアンソロジー 本屋 陳楸帆 宇宙 陸秋槎

宇宙の果ての本屋 現代中華SF傑作選 作者:顧適,何夕,韓松,宝樹,陸秋槎,陳楸帆,王晋康,王侃瑜,程婧波,梁清散,万象峰年,譚楷,趙海虹,昼温,江波新紀元社Amazonこの『宇宙の果ての本屋』は、日本における中華SF翻訳・紹介の立役者立原透耶編集による中華SF傑作選になる。2020年にも同じ新紀元社から『時のきざはし』とい... 続きを読む

『皆勤の徒』の著者最新作にして、今年いちばんおもしろかった傑作SF長篇──『奏で手のヌフレツン』 - 基本読書

2023/12/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 142 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 宿借り 皆勤 NOVA 酉島伝法 SFアンソロジー

奏で手のヌフレツン 作者:酉島 伝法河出書房新社Amazon酉島伝法はデビュー作の連作短篇集『皆勤の徒』と第一長篇『宿借りの星』が共に日本SF大賞を獲得と、寡作ながらもその作品は常に高い評価を受けてきた。 そんな酉島伝法による最新作『奏で手のヌフレツン』は2014年にSFアンソロジー『NOVA』に載った同名短篇の長篇... 続きを読む

早川書房の2000作品以上が50%割引の電子書籍セールがきたので、新作SF・ノンフィクションを中心にオススメを紹介する - 基本読書

2023/11/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 259 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 早川書房 新刊 直近半年 恒例 ブラックフライデー

ブラックフライデーに合わせて恒例となっている早川書房の50%割引のセールがきているので、今回も一年以内に刊行された新刊を中心におもしろかった作品を紹介していこうかと。夏頃のセールが2700点がセール対象だったのにくらべて今回は「2000作品以上」ということで、特に直近半年ぐらいの作品はあまりセール対象にな... 続きを読む

仕事ごときで燃え尽きてしまわないために、何をすればいいのか──『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』 - 基本読書

2023/11/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 721 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 私たち バーンアウト ジョナサン 著者 作者

なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか 作者:ジョナサン マレシック青土社Amazonこの『なぜ私たちは燃え尽きてしまうのか』は、日本語では燃え尽き症候群、英語ではバーンアウトと言われたりする症状──それまで熱心に仕事をしていた人が、やる気を失ってしまうなど──について書かれた一冊である。 著者のジョナサン・マレシ... 続きを読む

「能動的に行動する能力」はいかにして生まれ、進化してきたのか──『行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか』 - 基本読書

2023/11/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 297 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 意思 生物 進化 能力 霊長類

行為主体性の進化:生物はいかに「意思」を獲得したのか 作者:マイケル・トマセロ白揚社Amazonこの『行為主体性の進化』は、認知科学が専門のマイケル・トマセロによる、「行為主体性」について書かれた本だ。霊長類や他の哺乳類はアリやハチといった昆虫と比べると「知的」であるようにみえる。しかしその知的さをどの... 続きを読む

竹書房文庫のSFで電子書籍セールが開催しているので、おすすめを紹介する - 基本読書

2023/11/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 235 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 竹書房文庫 電子書籍セール グリオール 布教 バン

竹書房文庫から刊行されている《竜のグリオール》シリーズの完結を記念して、竹書房文庫の中でも「SF」に絞った電子書籍セールが開催されているので、竹書房文庫の布教ついでに紹介しようかと。竹書房はあまりSFのイメージは持たれていないかもしれないが、近年はSF好きの編集者ががんばったおかげで竹書房文庫からばん... 続きを読む

入り組んだイスラエルの歴史、その問題を、解きほぐすように解説していくノンフィクション──『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』 - 基本読書

2023/10/30 このエントリーをはてなブックマークに追加 653 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ノンフィクション イスラム組織ハマス ダニエル 本件 思想

イスラエル 人類史上最もやっかいな問題 作者:ダニエル ソカッチNHK出版Amazon2023年の10月7日に勃発した、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの大規模攻撃。本件については今なお目まぐるしく状況が動いていて日々ニュースが絶えないが、その背景には複雑な歴史や思想があって素人が理解するのは容易ではない。Web... 続きを読む

アンチ優生学の立場で、遺伝がもたらす人生への影響を「平等」の観点から考え直す──『遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる―』 - 基本読書

2023/10/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 308 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 成り行き 遺伝 学歴 遺伝子 観点

遺伝と平等―人生の成り行きは変えられる― 作者:キャスリン・ペイジ・ハーデン新潮社Amazon近年、遺伝子研究が進展してきたことで身長や顔といった見た目の要素だけでなく、「学歴」のような生涯収入やそれに伴う生活の質に直結する部分も遺伝子の影響を受けることがわかってきた。しかしそうしたデータは気軽に世に出す... 続きを読む

現在に至る種を広範囲にわたってまきつづけてきた悪魔的な天才──『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』 - 基本読書

2023/10/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 603 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ノイマン 際限 伝記 数学 天才

未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン みすず書房Amazonこの『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』はその名の通りフォン・ノイマンの伝記である。1903年生まれの1957年没。数学からはじまって、物理学、計算機科学、ゲーム理論など幅広い分野で革新的な成果をあげ、史上最高の天才など、彼を称える言葉に際限... 続きを読む

絶滅動物をめぐる人類の葛藤を描き出す、絶滅動物長篇──『ドードー鳥と孤独鳥』 - 基本読書

2023/09/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 114 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ドードー鳥 ノンフィクション 葛藤 長編小説 人類

ドードー鳥と孤独鳥 作者:川端裕人国書刊行会Amazonこの『ドードー鳥と孤独鳥』は、『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』や宇宙をテーマにした長編小説『青い海の宇宙港』など、科学や生物学を中心におき小説からノンフィクションまで幅広く執筆してきた作家・川端裕人による最新長篇小説に... 続きを読む

欧米で話題沸騰の気候変動にまつわるすべての領域を描き出そうとした野心的な気候変動SF──『未来省』 - 基本読書

2023/09/21 このエントリーをはてなブックマークに追加 273 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 気候変動 領域 欧米 話題沸騰 ロビンソン

未来省(The Ministry for the Future) 作者:キム・スタンリー・ロビンスン,坂村健パーソナルメディアAmazonこの『未来省』は、『レッド・マーズ』、『グリーン・マーズ』、『ブルー・マーズ』の三作からなる火星三部作や『2312 太陽系動乱』などで知られるキム・スタンリー・ロビンソンが2020年に刊行した気候変動SF長篇... 続きを読む

全世界の誰もがこの人間の影響を受ける、お騒がせ男初の公式伝記にしてアイザックソンの最高傑作──『イーロン・マスク』 - 基本読書

2023/09/16 このエントリーをはてなブックマークに追加 301 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ついつ イーロン 文春e-book アイザックソン マスク

イーロン・マスク 上 (文春e-book) 作者:ウォルター・アイザックソン文藝春秋Amazonこの『イーロン・マスク』は、その名の通りイーロン・マスク初の公式伝記である。マスクの伝記自体はこれまでにも出て、翻訳もされている(読んだけどおもしろい)が、その中にあって本作の特徴は刊行された直後だから、つい最近のツイッ... 続きを読む

索引の歴史は、時間と知識についての物語である──『索引 ~の歴史 書物史を変えた大発明』 - 基本読書

2023/09/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 100 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 索引 巻末 ノンフィクション 人名 尻尾

索引 ~の歴史 書物史を変えた大発明 作者:デニス・ダンカン光文社Amazon主に重要な単語や人名が何ページに出てくるかを示すために巻末についている「索引」。索引はノンフィクションについていることが多いが、これに注意を払う人はあまり多くないだろう。調べ物でもなくただそのノンフィクションを頭から尻尾まで楽... 続きを読む

毒はどのように人間を死に至らしめるのか?──『毒殺の化学:世界を震撼させた11の毒』 - 基本読書

2023/08/30 このエントリーをはてなブックマークに追加 329 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 毒殺 青酸カリ トリカブト 書名 化学

毒殺の化学:世界を震撼させた11の毒 作者:ニール ブラッドベリー青土社Amazonこの『毒殺の化学:世界を震撼させた11の毒』は、その書名の通りに人間を毒殺するために用いられた11の毒について書かれた一冊になる。毒殺では常套手段といえる青酸カリやトリカブトはもちろん、一般的には糖尿病治療で用いられるインスリン... 続きを読む

 
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