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高校日本史の学び直しに向けて今何ができるだろう - みちくさのみち

2018/08/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 49 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 高校日本史

大学に移って日々感じていることの一つに、高校で日本史を取らずに大学に入って、後で日本文学やその他の授業でやっぱり日本史の知識がいるんじゃないかと苦しんでいる子の存在がある。日本史の担当教員になった以上、なんとかこういうギャップを埋めてあげたいと思う。 最近は社会人にも日本史の学び直しがブームのよう... 続きを読む

ICT時代の日本史文献管理考 - みちくさのみち

2015/02/17 このエントリーをはてなブックマークに追加 48 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

tips, 日本史ちょっとした危機感 現在刊行中の『岩波講座日本歴史』は、一応毎回購入して一冊一冊読みながらノートをつけているのだが、つい先日、近現代のとくに新しい時代に入ってきた巻を読んでいたところ、結構強いショックを受けた。ちょっと専門の時代や主題がずれたところになると、依拠している新しい説のフォローが全くできていないことに気がついたのだ。あわてて脚注を見ると2000年代後半から2010年代に... 続きを読む

牧義之『伏字の文化史』読書メモ - みちくさのみち

2015/01/07 このエントリーをはてなブックマークに追加 46 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 検閲 単行本 文学 哲学 楽天ブックス

出版, 読書メモ牧義之『伏字の文化史:検閲・文学・出版』(2014.12、森話社)伏字の文化史―検閲・文学・出版作者: 牧義之出版社/メーカー: 森話社発売日: 2014/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る【楽天ブックスならいつでも送料無料】伏字の文化史 [ 牧義之 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > 文学史(日本)ショップ: 楽天... 続きを読む

敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち

2014/09/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 58 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 読書史

思想史, 読書メモ, 図書館史, 出版――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書の歴史を問う視点 和田敦彦著『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』(2014年、笠間書院)を読んだ。 読書の歴史を問う: 書物と読者の近代作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2014/07/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 刊行前から楽しみにしていた本... 続きを読む

レファレンス・サービスは自らの来歴を語りうるか - みちくさのみち

2014/06/16 このエントリーをはてなブックマークに追加 55 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip レファレンス レファレンスカウンター 来歴 真価 悲劇

図書館, 図書館史, レファレンス不遇のサービス?  図書館におけるレファレンス・サービスの真価が理解されていないという話がある。図書館関係者の嘆きでよく聞く類の話題だ。海外で資料調査してきた人だと、「すごいね向こうの図書館!レファレンスライブラリアンってのがいてさ、何でも資料のこと教えてくれるんだよ。ダメだねうちの図書館は。日本遅れてるよ!」みたいな会話がレファレンスカウンターの前でなされる悲劇... 続きを読む

「最近の図書館システムの基礎知識」を読んで考えたこと - みちくさのみち

2014/04/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 85 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 史料 ふだん ディスカバリーサービス 文献管理ツール 図書館

図書館, 史料, レファレンス最近の図書館システムの基礎知識  『専門図書館』264号(2014年3月)に掲載された林豊氏の「最近の図書館システムの基礎知識―リンクリゾルバ、ディスカバリーサービス、文献管理ツール」という記事を読んだ。 『専門図書館』の図書館システム特集に解説記事を書きました  最近、図書館情報学に関する情報収集のお仕事にほんの少しだけ関わり始めたこともあって、ふだんあまり意識的に... 続きを読む

私のささやかな「人文学」 | THE NEW CLASSIC

2014/02/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 18 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip THE NEW CLASSIC 人文学 本稿 教養 由来

本稿はブログ「みちくさのみち」からの転載。「みちくさのみち」は歴史学を中心に、人文学や教養に関する読み応えのある記事を特徴とするブログである。 ところで「人文学」というのは結局何なのだろうか――と、この半年くらい(正確にはもうちょっと長い間)考えている。 「人文学」という言葉の由来については、私自身、過去に気になって語誌を辿ってみたことがあるのだが、1920年代には「人文学」は「地文学」に対応する... 続きを読む

日本史研究とiPad - みちくさのみち

2014/01/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 37 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 原稿 例年 ほか 疑問 正月休み

日本史, 図書館, 電子書籍, tips本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年は正月休みも長く、例年より少し長めに帰省したりできたので、多少時間も出来、iPadを使いながら原稿を書くようなことを試みたところ、ふと、次のような疑問がわいてきた。 「自分は、iPadを買ってから1年が経過しようとしているけれど、ほかの人たちはどんな風に活用し、あるいはどんなアプリを使って、研究なり調査なりに役立て... 続きを読む

総合資料館開館50周年記念シンポジウム「総合資料館の50年と未来」 参加記(前篇) - みちくさのみち

2013/11/17 このエントリーをはてなブックマークに追加 21 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 岡崎 夜行 日程 前回 五条大橋

京都に行ってきました。 実は2週間ぶりだったのですが、前回は日程がキツキツで、市内も回れなかったのですが、今回は夜行で行ったので、秋の京都をちょっとだけ堪能できました。 平安神宮周辺。岡崎から南禅寺方向を眺めて 五条大橋から鴨川風景 こう書くと観光目的みたいですが、本当の目的は、京都府立総合資料館開館50周年記念シンポジウム「総合資料館の50年と未来」に参加するためでした。リンク先をご覧いただけれ... 続きを読む

楊暁捷・小松和彦・荒木浩編『デジタル人文学のすすめ』読書メモ - みちくさのみち

2013/08/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 33 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 本書 単行本 目次 領域 作者

日本史, 図書館, DH, 読書メモ, 人文学「デジタル人文学」という領域 このたび、『デジタル人文学のすすめ』という本をいただいた。 デジタル人文学のすすめ作者: 楊暁捷,小松和彦,荒木浩出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2013/08/01メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る目次はこちら 本書では、デジタル技術と人文学を融合させた「デジタル人文学」(Di... 続きを読む

辞書事典にしたしむの話 - みちくさのみち

2013/05/19 このエントリーをはてなブックマークに追加 59 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip

図書館, レファレンス, 図書館史図書館におけるレファレンスってのは、何なんだろうとこの頃考えている。私がレファレンスの担当になって、ひと月ほど経った。 『夜明けの図書館』の葵ひなこさんなら、「Q.レファレンス・サービス」って何と聞かれたら、 「司書が利用者の調べもの、探しものをお手伝いするのが「レファレンス・サービス」」 と答えるのだろうか。いっぽう私はというと、何か釈然としないまま仕事している... 続きを読む

(続)<アーカイヴ>を思想する、その手前で。――ジャック・デリダ『アーカイヴの病』読書メモ - みちくさのみち

2013/02/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 27 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip アーカイヴ mal 咄嗟 ジャック・デリダ 手前

図書館, 思想史, archives原題は”Mal d’archive.”1995年刊行。英訳すると”Archive Fever.” “mal”は「苦痛」。外務省のHPにも咄嗟のフランス語みたいなページがあって、それを見ると、頭痛は” mal de tete”とかあるので、そういうニュアンスのものらしい。Amazonで英訳本を見ると、燃え上がる火が表紙に用いられている。アーカイヴの病 (叢書・ウニ... 続きを読む

「残念な論文」執筆法 - みちくさのみち

2012/12/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 337 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip Tips 読本 文章読本 論文 ご時世

tips 論文の書き方を考えるときは、私の場合、いつも上手く書けていない。書いたけれど不満が残った。もっと上手になりたいと思うときだと相場が決まっている。上手く書く方法や文章術についてネットで探せばいくらでも出てくる。文章読本の読本まであるご時世である。ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法作者: 福田和也出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2001/06/02メディア: 単行本購入: 4人 ク... 続きを読む

学びて時にこれを習う(2) 文献研究<スタディ>の成立 - みちくさのみち

2012/10/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 24 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip スタディ 成立

図書館, 思想史, 学知(1)の続きです。 近世・近代の「実学」についてのイメージとは別の切り口でも少し考えてみたい。 何故か生き生きと「学問」している人々を描く小説  最近読んだ冲方丁の歴史小説群は、『光圀伝』にせよ、あるいは『天地明察』にしてもそうだが、なんだか実に生き生きとして「学問」する人々が出てくる。印象的なのは、筋骨隆々のマッチョなお侍ほど、若さと体力に任せて力いっぱい「読書」すること... 続きを読む

戦前期における出版法規と納本制度 - みちくさのみち

2012/07/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 26 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 戦前期 納本制度

出版, 図書館資料論, 日本史, 図書館史「検閲」問題が今熱いのかどうかは知らないが、 私が出版史を意識するようになった図書館就職後以降だけ見ても、 「検閲」の本は最近結構出ている。 検閲と文学--1920年代の攻防 (河出ブックス)作者: 紅野謙介出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/10/09メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ ... 続きを読む

国民国家・ナショナリズム・図書館 - みちくさのみち

2012/06/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 59 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 宿題 明後日 議論 問題提起 国民国家

日本史, 図書館史, 思想史先日出席した勉強会で、とある友人から 「国民国家を構成する図書館、という視点に対し、図書館屋はあんまりにも無自覚すぎるんじゃないか?」  という問題提起がなされた。それを聞いて、「そうだなあ」と思ったのだが、勉強会全体の議論が明後日の方向に行ってしまいそうなところがあり、その場では議論できなかったのだけれど、後だしの宿題ということで、少し応答をしておきたいと思って書く。... 続きを読む

日本史研究と文房具 - みちくさのみち

2012/06/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 36 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 文房具 日本史研究

日本史, tips, 図書館ノウハウは公開してもまったく問題はない。なぜなら、大変なのは「実行する」ことだから。アイデアは「モノ」にしなければならない。設計がいる。材料がいる。 (山崎将志『残念な人の思考法』(日本経済新聞出版社、2010)p.76)残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)作者: 山崎将志出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2010/04/09メディア: 新書購入: 1... 続きを読む

日本史研究とWebサービス - みちくさのみち

2012/06/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 49 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 日頃 手元 モチベーション 大仰 web

日本史, Web 大仰な題をつけたので慌てて弁解しておきたいのだが、今回は私が日頃使っているWebサービスを、もう少し効率的に動かしたいというモチベーションから、手元のカードを切ってみて、「ああこりゃ駄目だわ」とか、「こうしたらいいんじゃないか」とか色々ご意見をいただけるような話題を書いてみたいと思っている。図書館に身を置いていると色々便利そうなWebサービスの情報が耳に入ってくるものの、一般に紹... 続きを読む

図書館史の勉強をはじめた理由 - みちくさのみち

2012/06/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 41 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 頭脳 図書館系勉強会KLC 図書館 図書館史勉強会 事務局

図書館史 最近、図書館史を専門にしているわけではない友人たちが、続々と図書館史関係の優れた発表をしていて、焦っている。 図書館系勉強会KLC 「図書館史を勉強したい!教科書分析編」(発表者:min2flyさん)図書館研究所あるいは「図書館の頭脳を持ちたいという夢」について(kitoneさん)  本来私だって焦るほど専門ともいえないのだが、図書館史勉強会の事務局なども引き受けているので、今回はなぜ図... 続きを読む

江上敏哲『本棚の中のニッポン』読書メモ - みちくさのみち

2012/06/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 29 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ASIN detail 江上敏哲 本棚 待望

読書メモ, 図書館, 日本史日本人の知らない「海外の日本図書館」。そこはどういうところで、今何が必要とされているのか――。 [asin:4305705885:detail] 待望の本が出た。 海外の人が日本研究をするための資料はどういう風に整えられていて、どう使われているのか。日本人が国内で作成した資料は、どう海外に渡っていくのか。それを媒介するための「橋」は、いまどうなっているのか。をとても丁寧... 続きを読む

『中国化する日本』を持ってビブリオバトルに行ってきました。 - みちくさのみち

2012/02/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 15 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 口頭 エンターテインメント ご存じ 一昨年あたり 改良

ビブリオバトル、というものをご存じだろうか。 5分間で口頭で書評して、参加者が一番読みたくなった本を競い合う 勉強会とエンターテインメントの中間形態のような場である。 2007年頃から、京都を中心に関西圏で発祥し、 一昨年あたりから図書館系のイベントとしても積極的に活用されるようになり 昨年末には全国大会が催された。 ビブリオバトルの歴史については、こちらを。 ルールは、いろいろ改良が重ねられつつ... 続きを読む

『歴史学および日本文学研究者に対する実態調査からみる人文科学系研究者情報行動』を読んだ。 - みちくさのみち

2012/01/07 このエントリーをはてなブックマークに追加 38 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 文体 感銘 実態 概要 図書館

歴史学, 日本史, 図書館, 読書メモ本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、昨日、素晴らしい報告書を発見してしまい、小躍りして人に紹介しまくっていたのですが、ただ紹介するだけでなく、どの部分に感銘を受けたかについて、少し紹介させていただきたいと思います。 ここから、いつもの文体でご容赦を。 報告書の概要  その報告書とはこちら  松林麻実子・岡野裕行『歴史学および日本文学研究者に対する実態... 続きを読む

和田敦彦『越境する書物』読書メモ - みちくさのみち

2011/11/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 18 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ほど遠い 感銘 書物 作者 出来事

図書館史, 読書メモ前置き 久しぶりにブログを書いてみる。 最近読んで感銘を受けた本ということで、こちらの読書メモを。 越境する書物―変容する読書環境のなかで作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2011/08/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (6件) を見るそこに本がある、ということは当たり前とはほど遠い「出来事」である。その本はいつ、誰... 続きを読む

 
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