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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users敢えて読書史と読者史に思うことの断片いくつか - みちくさのみち
思想史, 読書メモ, 図書館史, 出版――和田敦彦『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』読書メモ 読書の歴史を問う視点 和田敦彦著『読書の歴史を問う―書物と読者の近代』(2014年、笠間書院)を読んだ。 読書の歴史を問う: 書物と読者の近代作者: 和田敦彦出版社/メーカー: 笠間書院発売日: 2014/07/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る 刊行前から楽しみにしていた本... 続きを読む
レファレンス・サービスは自らの来歴を語りうるか - みちくさのみち
図書館, 図書館史, レファレンス不遇のサービス? 図書館におけるレファレンス・サービスの真価が理解されていないという話がある。図書館関係者の嘆きでよく聞く類の話題だ。海外で資料調査してきた人だと、「すごいね向こうの図書館!レファレンスライブラリアンってのがいてさ、何でも資料のこと教えてくれるんだよ。ダメだねうちの図書館は。日本遅れてるよ!」みたいな会話がレファレンスカウンターの前でなされる悲劇... 続きを読む
「最近の図書館システムの基礎知識」を読んで考えたこと - みちくさのみち
図書館, 史料, レファレンス最近の図書館システムの基礎知識 『専門図書館』264号(2014年3月)に掲載された林豊氏の「最近の図書館システムの基礎知識―リンクリゾルバ、ディスカバリーサービス、文献管理ツール」という記事を読んだ。 『専門図書館』の図書館システム特集に解説記事を書きました 最近、図書館情報学に関する情報収集のお仕事にほんの少しだけ関わり始めたこともあって、ふだんあまり意識的に... 続きを読む
辞書事典にしたしむの話 - みちくさのみち
図書館, レファレンス, 図書館史図書館におけるレファレンスってのは、何なんだろうとこの頃考えている。私がレファレンスの担当になって、ひと月ほど経った。 『夜明けの図書館』の葵ひなこさんなら、「Q.レファレンス・サービス」って何と聞かれたら、 「司書が利用者の調べもの、探しものをお手伝いするのが「レファレンス・サービス」」 と答えるのだろうか。いっぽう私はというと、何か釈然としないまま仕事している... 続きを読む
「残念な論文」執筆法 - みちくさのみち
tips 論文の書き方を考えるときは、私の場合、いつも上手く書けていない。書いたけれど不満が残った。もっと上手になりたいと思うときだと相場が決まっている。上手く書く方法や文章術についてネットで探せばいくらでも出てくる。文章読本の読本まであるご時世である。ひと月百冊読み、三百枚書く私の方法作者: 福田和也出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2001/06/02メディア: 単行本購入: 4人 ク... 続きを読む
国民国家・ナショナリズム・図書館 - みちくさのみち
日本史, 図書館史, 思想史先日出席した勉強会で、とある友人から 「国民国家を構成する図書館、という視点に対し、図書館屋はあんまりにも無自覚すぎるんじゃないか?」 という問題提起がなされた。それを聞いて、「そうだなあ」と思ったのだが、勉強会全体の議論が明後日の方向に行ってしまいそうなところがあり、その場では議論できなかったのだけれど、後だしの宿題ということで、少し応答をしておきたいと思って書く。... 続きを読む