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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersタイラー・コーエン 「ジャネット・イエレンへの割り込み ~米国の政界におけるジェンダー・バイアスはいかほど?~」(2022年10月28日)
●Tyler Cowen, “Interrupting Janet Yellen”(Marginal Revolution, October 28, 2022) 米国の政治家たちの間で「ジェンダー・バイアス」はどのくらい蔓延(はびこ)っているのだろうか? 本稿では、米国の議員の間で広がる性差別(sexism)の効果を厳密なかたちで浮き彫りにするために、FRB議長が招聘(しょうへい)... 続きを読む
タイラー・コーエン「トップ 0.1パーセントの典型的な人物像はキミが思ってるのとちがうよ」(2022年5月14日) – 経済学101
[Tyler Cowen, “Who is rich in America?” Marginal Revolution, May 14, 2022] アメリカのお金持ちがどういう人物かわかった.みんなが思い浮かべる人物像とは,おそらくちがっている. 4名の経済学者たちによる2019年の画期的な研究「21世紀の資本家たち」では,素性の記述を削除したアメリカの全納税者データを分析し... 続きを読む
タイラー・コーエン「ボットの方が自分よりうまくやるようになる日」(2022年4月10日) – 経済学101
[Tyler Cowen, “When your bot is better than you,” Marginal Revolution, April 10, 2022] やがて,文章でのやりとりのほとんどはボットにおまかせするようになるだろうと,ぼくは予想してる. いままでに書いたメールやらいろんな文章をぜんぶ読ませてボットを訓練してやればいい.いつか,ぼく宛てに来たメールの大... 続きを読む
タイラー・コーエン「AI による投資信託は市場に勝てる?」(2021年12月5日)
[Tyler Cowen, “Do AI-powered mutual funds outperform the market?” Marginal Revolution, December 5, 2021] 本研究では,人口知能 (AI) 駆動による投資信託のパフォーマンスを評価する.我々の研究からは,そうした投資信託が市場そのものに優ることはないことが見出された.しかしながら,比較してみると,AI 駆動... 続きを読む
アレックス・タバロック「ヒスパニック系と白人の犯罪率が同水準になりつつある」(2021年8月29日) — 経済学101
[Alex Tabarrok, “Hispanic and White Criminality are Converging,” Marginal Revolution, August 29, 2021] ヒスパニック系と白人の犯罪統計がどんな風に収束してきてるかについて,キース・ハンフリーズ〔心理学者〕が秀逸な Slow Boring でいい記事を書いてる. 収監に関する政府の新しい報告書はおおよそ退屈だけれ... 続きを読む
タイラー・コーエン「どうしてメキシコの書店では本にシュリンクをかけたまま販売してるの?」(2021年7月25日) — 経済学101
タイラー・コーエン「どうしてメキシコの書店では本にシュリンクをかけたまま販売してるの?」(2021年7月25日) [Tyler Cowen, “Why do they keep the books wrapped in Mexican bookstores?” Marginal Revolution, July 25, 2021] そう,透明なビニールで包装したままってこと.だから,店頭でページをめくれないし,... 続きを読む
タイラー・コーエン「スウェーデンでは,ワクチン接種した人にお金をあげるんですって」(2021年7月26日) — 経済学101
タイラー・コーエン「スウェーデンでは,ワクチン接種した人にお金をあげるんですって」(2021年7月26日) [Tyler Cowen, “Sweden will pay people to get vaccinated,” Marginal Revolution, July 26, 2021] 少額の現金インセンティブでワクチン接種が改善できるかどうかを検証するヨーロッパ最大規模のテストで,スウ... 続きを読む
タイラー・コーエン「人口から規制が予想できる――けど,なんでだろ?」(2021年5月21日) — 経済学101
[Tyler Cowen, “Population predicts regulation — but why?” Marginal Revolution, May 21, 2021] 全米の州で,人口規模が2倍になると規制が 23%~33% 増える. 〔※ヨコ軸は2000年時点の人口(百万),タテ軸は2018年時点の規制総数(千)〕 この規制と人口のの相関は驚くほど頑健だ――オーストラリアの州でもカナダの州... 続きを読む
タイラー・コーエン「いたるところに市場あり:メーン州のマリファナ」(2021年3月28日) — 経済学101
[Tyler Cowen, “Maine marijuana markets in everything those new service sector jobs,” Marginal Revolution, March 28, 2021] メーン州では,マリファナの使用・所有は合法だ(限度量であれば).でも,マリファナを売ったり人にあげたりするのは違法になってる.じゃあ,いったいどうやって譲渡されてるんだろう? ... 続きを読む
アレックス・タバロック「EU のワクチン失策」(2021年3月19日) — 経済学101
[Alex Tabarrok, “The EU Vaccine Bungling,” Marginal Revolution, March 19, 2021] EU ではワクチンの配布がめだって遅れている.西洋諸国の現状から期待される基準に照らしてもなお,遅い.ぼくと AHT チームは,各国政府への助言で,こう主張してきた――ワクチンは,世界でいちばんかんたんな費用便益テストですよ,... 続きを読む
タイラー・コーエン「遺伝が大半の社会的結果を決定する:グレゴリー・クラークのワーキングペーパー」(2021年3月2日) — 経済学101
[Tyler Cowen, “The Gregory Clark working paper,” Marginal Revolution, March 2, 2021 ] この論文はみんなにぜひ知ってもらいたい.アブストラクトを抜粋しよう: 経済学・社会学・人類学では,「社会的な結果を主に左右するのは,親の投資と共同体での社会順応だ」という信念が支配的だ.本研究では,1750年から2020... 続きを読む
タイラー・コーエン「誰でもトイレを使えるようにしたスターバックスの顛末」(2020年3月7日) — 経済学101
[Tyler Cowen, “Facts about Starbucks against free bathrooms charge them all,” Marginal Revolution, March 7, 2020] 2018年5月に,抗議の声に応じてスターバックスは全国で方針を変更し,商品を買わなくても誰もが客席やトイレを利用できるようにした.本研究では,匿名化した携帯電話位置情報データを大量に用いて... 続きを読む
アレックス・タバロック「本日の政治的に正しくない論文: ユナイテッド・フルーツ社は善玉だった!」(2019年11月12日) — 経済学101
アレックス・タバロック「本日の政治的に正しくない論文: ユナイテッド・フルーツ社は善玉だった!」(2019年11月12日) [Alex Tabarrok “Politically Incorrect Paper of the Day: The United Fruit Company was Good!” Marginal Revolution, November 12, 2019 ユナイテッド・フルーツ社〔現チキータ〕といえばラテン... 続きを読む
タイラー・コーエン「結婚する誘因の減少と労働力からの男性の撤退」(2019年10月31日) — 経済学101
[Tyler Cowen, “Declining marriage incentives and male withdrawal from the labor force,” Marginal Revolution, October 31, 2019] 1965年以降,これほど多くの若い男性が労働力から撤退しているのはなぜだろうか? 本稿では,男性が就業して婚姻パートナーとしての価値を高めるのに時間を投資するモデルを提示する... 続きを読む
アレックス・タバロック「今年のノーベル経済学賞はバナジー,デュフロ,クレマーが受賞」 — 経済学101
Alex Tabarrok “ The Nobel Prize in Economic Science Goes to Banerjee, Duflo, and Kremer” Marginal Revolution, October 14, 2019 今年のノーベル経済学賞は,開発経済学でのフィールド実験を理由にアビジット・バナジー,エステル・デュフロ,マイケル・クレマー(リンク先は各人のホームページ)に与えられた。デ... 続きを読む
アレックス・タバロック「モンティ・ホール問題の直観的にわかりやすいバージョン」(2019年9月19日) — 経済学101
[Alex Tabarrok, “The Intuitive Monty Hall Problem,” Marginal Revolution, September 19, 2019] いろんなパズルは,ある角度から眺めたときには解きにくいのに視座を変えてみたらかんたんになることがよくある.Q&Aサイトの StackExchange に,モンティ・ホール問題と本質は同じで正解を切り替えるかどうかの正しい選... 続きを読む
タイラー・コーエン「紛争の発生頻度は世界でどう変わってきたか」(2019年9月19日) — 経済学101
[Tyler Cowen “Frequency of conflict initiation worldwide,” Marginal Revolution, September 19, 2019] 上の画像は,Bear F. Braumoeller が書いた興味深い新刊『現代における戦争の永続』(Only the Dead: The Persistence of War in the Modern Age) から. この本は,世界がだんだん平和になってきているっていうピ... 続きを読む
タイラー・コーエン「(特に日本の)経済学者はイデオロギーバイアスがあって権威に弱い?」 — 経済学101
Tyler Cowen “Ideological bias and argument from authority among economists” Marginal Revolution, September 5, 2019 と,いうのがモフセン・ジャブダーニとハジュン・チャンの新論文のテーマだ。以下は論文要旨からの抜粋。 19か国の経済学者に対してオンラインでのランダム化対照実験を行うことで,我々は経済学... 続きを読む
アレックス・タバロック「女子の読解における比較優位は数学関連分野での男女格差をだいたい説明する」 — 経済学101
Alex Tabarrok “Girls’ comparative advantage in reading can largely explain the gender gap in math-related fields” Marginal Revolution, September 3, 2019 前に「男子の方が数学・科学に比較優位がある?(optical_frog氏による訳)」という記事で,男子は女子よりも読解がずっと下手だから数学に比較優位がある... 続きを読む
アレックス・タバロック 「核戦争が起こる確率はどのくらい?」(2019年7月1日) — 経済学101
●Alex Tabarrok, “What is the Probability of a Nuclear War?”(Marginal Revolution, July 1, 2019) 「核戦争のリスクは相変わらず世界が直面している一番大きな問題だ。いつか近いうちにやって来るかもしれない差し迫ったリスクであるようには見えないとしてもね」とはコーエンの言だが、私も同意見だ。 核戦争が起... 続きを読む
ジョセフ・ヒース「タバロックへの返答」(2015年4月22日) — 経済学101
Response to Tabarrok Posted by Joseph Heath on April 22, 2015 〔『啓蒙思想2.0』本文の訳は、邦訳『 啓蒙思想2.0―政治・経済・生活を正気に戻すために』栗原百代訳, NTT出版, 2014年 より引用しました。〕 Marginal Revolution のアレックス・タバロックが最近、寛大にも『啓蒙思想2.0』の告知と、さらにはThe New R... 続きを読む
タイラー・コーエン 「『穏健な抗議行動』と『暴力的な抗議行動』とではどちらがより効果的?」(2018年11月2日) — 経済学101
タイラー・コーエン 「『穏健な抗議行動』と『暴力的な抗議行動』とではどちらがより効果的?」(2018年11月2日) ●Tyler Cowen, “Are peaceful or violent protests more effective?”(Marginal Revolution, November 2, 2018) 政策変更を促す上で「穏健な(暴力に頼らない)抗議行動」と「暴力的な抗議行動」とではど... 続きを読む
タイラー・コーエン 「ポール・ローマーがノーベル経済学賞を手にしたのはなぜ?」(2018年10月8日) — 経済学101
タイラー・コーエン 「ポール・ローマーがノーベル経済学賞を手にしたのはなぜ?」(2018年10月8日) ●Tyler Cowen, “Why Paul Romer won the Nobel Prize in economics”(Marginal Revolution, October 8, 2018) タバロックがMRUniversity向けの教材としてローマーの業績を解説するビデオを制作している〔拙訳はこちら... 続きを読む
タイラー・コーエン「テレビとセックス頻度」 — 経済学101
[Tyler Cowen, “Television and the frequency of sex,” Marginal Revolution, August 6, 2018] 代替関係はほんと,いたるところにあるもので: 本論文では,テレビ所有と性交頻度の関係を検討する.五大陸80ヶ国の全国的世帯調査の4百万人近くから得られたデータを使用する.研究結果からは,テレビが性生活を消し去っ... 続きを読む
アレックス・タバロック 「インセンティブ管理の失敗例: お金を払ったものが手に入るのだよ」 — 経済学101
[Alex Tabarrok, “Managing Incentives,” Marginal Revolution, July 21, 2018] ぼくらが書いた経済学教科書でも,インセンティブを扱った章がある.その章のレッスン・ワンはこれだ――「なににお金を出したかで得るものは変わる」(お金を出したものがずばり自分の求めるものでないときであっても).これの好例がある.... 続きを読む