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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersアーサー王の8人の子供――ウェールズ伝承からモードレッド、メローラ姫まで | Call of History ー歴史の呼び声ー
アーサー王の子供というとカムランの戦いでアーサー王と戦ったモードレッド卿が良く知られているが、彼だけでなくアーサー王伝説の広がりとともに様々な作品で子供とされる人物が登場している。この記事ではその中から有名な八人の子供たちをまとめた。 アニル/アムル――戦士アルトリウスの子アーサー(アルトリウス/ア... 続きを読む
ジャンヌ・ダルク婚約取り消し裁判について | Call of History ー歴史の呼び声ー
ジャンヌ・ダルクには故郷のドンレミ村にいたころ婚約者がおり、ドンレミ村を出る少し前の1428年7月頃、トゥール市の教会裁判所に自ら出廷して婚約の取り消し裁判を行った。この裁判については1431年、ルーアンで行われた処刑裁判の審理において簡単に触れられているだけで、裁判史料は残っておらず相手男性の素性など詳... 続きを読む
エディンバラ城――スコットランド王家歴代の居城の歴史 | Call of History ー歴史の呼び声ー
エディンバラ城(Edinburgh Castle)はスコットランドの首都エディンバラ市にある中世の城。スコットランド王歴代の居城であり天然の要害に立つ堅固な要塞である。「翼の生えた岩の城」「乙女の城」(注1)とも呼ばれ、「英国史上最も包囲を受けた城」と評される(注2)。ユネスコ世界文化遺産「エディンバラの旧市街と新... 続きを読む
英国シャフツベリー修道院遺跡で石像の頭部が発見。エドワード2世王か? | Call of History ー歴史の呼び声ー
イングランド南部ドーセット州にあるシャフツベリー修道院(Shaftesbury Abbey)跡を調査していた考古学者のチームが十四世紀頃の石像の頭部を発見した。イングランド王エドワード2世(在位1307-1327年)のものではないかと見られている。 シャフツベリー修道院は888年、アルフレッド大王の名で知られるウェセックス王ア... 続きを読む
九世紀頃のアングロ・サクソン少女の頭蓋骨、皮剥ぎ・鼻削ぎ刑が加えられていたことが判明 | Call of History ー歴史の呼び声ー
分析された八~九世紀頃のアングロ・サクソン人少女の頭蓋骨。 © Garrard Cole, Antiquity Publications Ltd., 2020 イングランド南部で1960年代に発見された八~九世紀頃のアングロ・サクソン系の人骨を調査していた考古学者たちが、アングロ・サクソン時代の法典類に記載されている皮剥ぎ・鼻削ぎ刑の古い例となる痕跡... 続きを読む
『ダンピアのおいしい冒険 1巻』(トマトスープ 作)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー
17世紀イギリス政府はスペインとの対抗上、民間船に海賊行為を許可。 その乗組員ダンピアは博識かつ好奇心旺盛!航海で出会う未知の文化、 未知の動植物、そして未知の食を好んだという。この人物は実在した… ウィリアム・ダンピアは若いころから船員としての経験を積み、1679年、ジャマイカ植民地へ渡って私掠船の船員... 続きを読む
『<海賊>の大英帝国 掠奪と交易の四百年史』薩摩真介 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
英国史上有名な「海賊」というと誰が思い浮かぶだろうか?アルマダの海戦を戦ったジョン・ホーキンズやフランシス・ドレイク、財宝伝説で知られるキャプテン・キッドことウィリアム・キッド、大海賊バーソロミュー・ロバーツや黒髭エドワード・ティーチ、女海賊アン・ボニーとメアリ・リードなど、冒険活劇の主人公とし... 続きを読む
『ジャンヌ』(安彦良和 作)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー
ジャンヌ・ダルクは世界史上屈指の有名人だ。現在、我々が知るジャンヌ・ダルクの事績は同時代の書簡や文書、関係者の日記、歴史家の記録類とジャンヌ・ダルクの異端審問記録の彼女の証言などを除くと、大半は1455~56年に行われたジャンヌ・ダルクの異端判決取り消しを目的とした復権裁判での関係者の証言に基づいてい... 続きを読む
コルチェスター城~ローマ帝国の栄光を受け継ぐノルマン征服の象徴 | Call of History ー歴史の呼び声ー
「カムロドゥヌムにあるローマ時代(一世紀)の門、バルケルン門の復元図」 © Carole Raddato from FRANKFURT, Germany / CC BY-SA (wikimedia commonsより) コルチェスター城があるコルチェスター市の歴史は非常に古く、紀元前一世紀、ケルト系の戦争神カムルス” Camulus”が祀られた聖地カムロドゥノン” Camulodunon”で... 続きを読む
圧巻の織田信長キャラ703名総覧『信長名鑑』(姫川榴弾 著)感想 | Call of History ー歴史の呼び声ー
世の中、右を向いても左を見ても織田信長で溢れている――戦国乱世を切り拓く合理主義的改革者だったり、恐怖で支配する残虐な殺戮者だったり、第六天魔王を称するこの世の者ならざる怪物だったり、タイムスリップしてきた女子高生ヒロインと恋に落ちるオレ様イケメンだったり、グラマラスでセクシーなツンデレ美少女だっ... 続きを読む
『黒死病” Black Death”』という語の由来についてまとめ | Call of History ー歴史の呼び声ー
「黒死病(英語”Black Death”)」と呼ばれる1347年から1353年にかけての世界的なペスト流行の渦中、ヨーロッパでは各地で暴力や虐殺を含むユダヤ教徒(ユダヤ人)への激しい迫害が展開した。 中世ヨーロッパにおけるユダヤ人 ... 十四世紀のペストが「黒死病」と呼ばれるまで「黒死病” Black Death”」は近代になって使わ... 続きを読む
黒死病(ペスト)流行下(1348~53年)におけるユダヤ人迫害のまとめ | Call of History ー歴史の呼び声ー
「黒死病(英語”Black Death”)」と呼ばれる1347年から1353年にかけての世界的なペスト流行の渦中、ヨーロッパでは各地で暴力や虐殺を含むユダヤ教徒(ユダヤ人)への激しい迫害が展開した。 中世ヨーロッパにおけるユダヤ人二世紀のローマ帝国下での迫害(注1)以来、ユダヤ教徒(ユダヤ人)はパレスティナ地方から世界中... 続きを読む
『【ビジュアル版】世界の歴史 大年表(創元社)』定延由紀 他訳 | Call of History ー歴史の呼び声ー
出版元の創元社様よりご恵投いただきました。ありがとうございます。 その惹句の通り宇宙の誕生から現代まで、134のテーマに分けられてそれぞれの歴史が年表形式でまとめられた、大判で非常にボリュームある図鑑である。非常にキャッチーな図版と凝ったレイアウトがページをめくるたびに目に入ってきて本当に楽しい。 創... 続きを読む
ジャンヌ・ダルク火刑時の「焼けなかった心臓」の逸話を史料から考える | Call of History ー歴史の呼び声ー
ジャンヌ・ダルクの心臓が火刑後も焼けずに残ったというエピソードがまことしやかに語られ、聖女ジャンヌの奇跡として取り上げられることも多いようだ。 ジャンヌ・ダルク復権裁判での証言このエピソードの出典はジャンヌ・ダルク復権裁判での関係者の証言である。1431年のジャンヌ・ダルク処刑裁判当時、ルーアン管区司... 続きを読む
『ヴァイキングの歴史――実力と友情の社会』熊野聰 著/小澤実 解説 | Call of History ー歴史の呼び声ー
ヴァイキングは概ね八世紀から十一あるいは十二世紀まで活動した北欧の人々で、一般的なイメージではロングシップに乗った赤ら顔の海賊であるが、このイメージは見直されて久しい。本書は名著として名高い1983年に刊行された『北の農民ヴァイキング――実力と友情の社会』の改題・増補改訂版で、ヴァイキングの歴史を知る... 続きを読む
「戦闘技術の歴史2 中世編(創元社)」マシュー・ベネット他 編著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
本書は創元社から刊行されている「戦闘技術の歴史」シリーズの第二巻目で、五世紀から十五世紀の中世ヨーロッパにおける様々な戦闘が一冊にまとめられている。同時代の戦いがどのようなものであったかを理解する上でぜひ読んでおきたい充実した内容の概説書である。 全体の構成としては歩兵(第一章)、騎兵(第二章)、... 続きを読む
「15のテーマで学ぶ中世ヨーロッパ史」堀越宏一/甚野尚志 編著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
「中世ヨーロッパ」は現在のヨーロッパ地域における古代と近代に挟まれた概ね五世紀から十五世紀までの千年間を指している。現在の我々の生活にも大きな影響を及ぼしているヨーロッパ発祥の文化や思想、制度の淵源は概ねこの時代に端を発 […] 続きを読む
「中世ヨーロッパの農村世界 (世界史リブレット 24) 」堀越宏一 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
山川出版社の世界史リブレットシリーズで前回紹介した「中世ヨーロッパの都市世界」とあわせて読みたいのが、都市に対して中世ヨーロッパの農村について概観した本書「中世ヨーロッパの農村世界」である。 中世ヨーロッパの農村と言われてまず想像するのは封建制、すなわち騎士を傘下においた封建領主たちが村落共同体を... 続きを読む
アメリカ議会図書館、2000年前の最古級ガンダーラ語仏教写本をデジタル化し公開 | Call of History ー歴史の呼び声ー
「アメリカ議会図書館(“Library of Congress”)」は同図書館所蔵の初期仏教史に関する「ガンダーラ語仏教写本」の最古級の写本の一つ「ガンダーラ・スクロール” Gandhara scroll”」のデジタル化およびオンライン公開を行ったことを発表した。 「ガンダーラ・スクロール” Gandhara scroll”」はガンダーラ語カローシュテ... 続きを読む
イラク北部でダムの水が引き約3400年前のミタンニ帝国の宮殿遺跡が発見 | Call of History ー歴史の呼び声ー
2019年6月27日発表のテュービンゲン大学プレスリリースによると、2018年秋、イラク北東部クルディスタン地域にある、ティグリス川東岸のモスル・ダムの貯水池の水が引いたところ、青銅器時代の宮殿が発見された。考古学的に非常に重要な発見として海外でもCNN、BBC他各ニュースで報じられている。 動画:テュービンゲン... 続きを読む
「公会議主義」の登場から退潮まで~中世末期教会改革の挫折 | Call of History ー歴史の呼び声ー
公会議(ラテン語” Concilium Oecumenicum”,英語” Ecumenical council”)は以下のように定義される。 『カトリック教会において全世界の司教が教会の最高指導者として集まり、信仰とキリスト教生活に関して規範となるような議決を行う教会の最高会議。教皇が召集・主宰し、決議を承認すると規定されている』(注1) 325... 続きを読む
「ジャンヌ・ダルクの指輪」真贋論争 | Call of History ー歴史の呼び声ー
【3月21日 AFP】フランス史上最も有名な殉教者ジャンヌ・ダルク(Joan of Arc)のものとみられる指輪が20日、西部バンデ(Vendee)県にあるピュイ・デュ・フー(Puy du Fou)の歴史テーマパークで公開された。 ジャンヌ・ダルクの三つの指輪記録に残る限りでジャンヌ・ダルクにまつわる指輪は三種類ある。 第一の指輪は1... 続きを読む
フィボナッチの登場と複式簿記の誕生が育む十六世紀数学革命 | Call of History ー歴史の呼び声ー
レオナルド・フィボナッチ 『インドの九つの数字は9、8、7、6、5、4、3、2、1である。これら九つの数字とアラビアではzephiriumと呼ばれる記号0でもって、以下に示すように、任意の数字を表すことができる。』 (山 […] 続きを読む
『ジャガイモのきた道―文明・飢饉・戦争 (岩波新書)』山本紀夫 著 | Call of History ー歴史の呼び声ー
南米アンデス地方で栽培され、大航海時代にヨーロッパにわたり、そこから世界中へ広がって、今や全世界の食卓に並ぶ、日本でも肉じゃが、カレー、コロッケ、フライドポテトなどなどなど今や食生活に欠かせないジャガイモの歴史を辿る一冊。2008年の発売以来、売れ続けるロングセラーで最早名著としての評価は揺るぎない... 続きを読む
アングロ・サクソン七王国(ヘプターキー)の興亡 | Call of History ー歴史の呼び声ー
七王国時代の開幕ブリトン人に代わってブリタニアの支配的勢力となったアングロ=サクソン諸族は六世紀から八世紀にかけて次々と王国を建国して互いに勢力争いをはじめた。この時代は有力な七つの王国――ケント(” Kent “)、エセックス(” Essex “)、サセックス(” Sussex “)、ウェセックス(” Wessex “)、イースト・... 続きを読む