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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersひとりの元幹部の死から考えた、日産の「本当の病巣」(井上久男) - 個人 - Yahoo!ニュース
ひとりの硬骨漢が8月27日、鬼籍に入った。杉野泰治氏62歳。元日産自動車企画室課長で、1999年に日産を倒産の危機から救った功労者の一人だ。 当時の企画室のラインは、担当役員が鈴木裕企画室長、志賀俊之次長、杉野課長だった。杉野氏は実務担当者として世界を飛び回った。米国日産勤務が長く、英語ができて法... 続きを読む
日産、吉本興業、東芝、国会議員……「卑しいリーダー」が増殖するわけ(井上久男) - 個人 - Yahoo!ニュース
「祖にして野だが卑ではない」の意味「粗にして野だが卑ではない」。おそらく若い読者は、この言葉を知らないだろう。城山三郎氏の小説のタイトルである。主人公は元国鉄総裁、石田礼助氏。氏は、経営不振の旧国鉄再建のために三井物産社長を経て旧国鉄総裁に転じた。国鉄総裁として国会に初登庁した際に、石田氏は「国... 続きを読む
シャープは税金を投入してまで救う価値がある企業か? 内紛ばかりを繰り返す | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
大事な時に内紛 資金繰りにも窮し始めたシャープの経営が瀬戸際に立たされている。官民ファンドの産業革新機構主導で救済する方向が固まりつつあるが、一民間企業のシャープを、公的資金を使って救済する「大義名分」はあるのだろうか。 シャープが苦境に陥った原因を振り返ると、液晶への過剰投資が直接の原因だ。2012年3月期に3760億円、2013年3月期に5453億円の当期赤字を2年連続で計上。これにより、元々... 続きを読む
カルロス・ゴーンに「最大の危機」!〜日産がフランス政府の「管轄下」に置かれる日 | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
カルロス・ゴーン最大の修羅場 「日産―ルノー連合」が成立して丸16年経過するが、その提携関係がいま、岐路に立たされている。 ルノーの筆頭株主であるフランス政府がルノーへの出資比率を引き上げ、経営の重要事項について拒否権を握ろうとしており、そうなれば、ルノーの持ち分法適用会社である日産までもフランス政府の管轄下に入ってしまいかねないからだ。 これについては日産・ルノーの両取締役会も強硬に反対している... 続きを読む
TOEIC満点でも英語が話せないのはなぜ? 言語学者がたどり着いた 英会話学習「6つの実践法」とは 池田流「脱TOEIC」のススメ | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
「私も話せませんでした」 「留学や海外駐在の経験がない日本語ドメスティックで生活・仕事してきた人が、TOEICのスコアをバロメーターにしても実践的な英語力の上達にはほとんどつながらない。国内で勉強してTOEIC800点を取りながら、英会話をできない人はたくさんいます」 こう説明するのは、長年、英語教育に取り組んできた大阪観光大学国際交流学部准教授の池田和弘氏だ。 日本企業は英語の公用語化を推進し、... 続きを読む
スクープ!放漫経営の負の遺産 ホンダ「新車を大量放置」現場を激撮! | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
造っても造っても売れない 「お客様視点を大切にして、数(台数)を追うよりもお客様に夢を与えるホンダらしい商品を造っていきたい」 全世界で600万台販売の旗を掲げて驀進(ばくしん)した伊東孝紳・前社長(61)の後を継ぎ、第8代ホンダ社長に就任した八郷(はちごう)隆弘氏(56)が7月6日、初の記者会見でそう抱負を語った。 ホンダが今、苦境に立たされている。'15年1月から6月の同社国内販売台数は前年同... 続きを読む
あまりにヒドい東芝の謝罪会見 「自分さえよければいい」型の経営者がこの国をダメにした | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
なぜ無能な後継者が選ばれたのか 「粗にして野だが卑ではない」。東芝の粉飾決算を見ていて思い出した言葉だ。言葉の主は元国鉄総裁の石田礼助氏。三井物産社長を経て国鉄総裁に転じ、国会に初登庁した際に言ったとされる。城山三郎氏の小説のタイトルにもなっている。その意味するところは、身なりや言葉遣いは粗削りだが、志は高く、言動は明快で出処進退も潔いということであろう。 東芝の粉飾決算の責任を取って、田中久雄社... 続きを読む
「社員がうんざりしている会社」が日本に急増、労働生産性が低下! 「官製春闘」より、人事制度と働き方の見直しが急務だ | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
実質賃金が上がり、消費回復とならないと・・・ photo Getty Images 5月1日は労働者が連帯して権利を要求するメーデーだった。 それに先立ち、連合のメーデー中央大会が4月29日に東京代々木公園で開催され、約4万人が参加した。今年の春闘は、トヨタ自動車や日立製作所などが近年では過去最高のベースアップ(ベア)を回答したことで、参加者から笑みもこぼれたそうだが、大企業の大盤振る舞いは、労組... 続きを読む
メディアも、自動車会社も・・・権力者の意向を「忖度」する人間が出世していくという怖さ | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
古賀さんに名指しされた菅官房長官はもちろん圧力を全否定した photo Getty Images 元経済産業省官僚の古賀茂明氏のテレビ朝日「報道ステーション」の降板(古館キャスターは降板ではないと言っている)や、NHK「ニュースウォッチ9」の大越健介キャスターの交代がネットなどのニュースで話題になっている。 その報じられ方や、SNSでの意見の拡散のされ方を見ていると、官邸からの圧力があったのか否か... 続きを読む
105歳で亡くなった片山豊さん「車は単なる移動の手段ではない」 自動車業界への遺言 | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
つい先日、「フェレディZ」の生みの親として知られる片山豊さんが105歳で亡くなった。これまでに何度かお会いして、戦前の満州赴任の話や自動車産業論をうかがった。車をこよなく愛する「カーガイ」だった。最後にお会いしたのは5年前、100歳の時だった。片山さんのご冥福を祈りつつ、片山氏の人生を振り返ってみたい。示唆に富む話が多かった。 第1回「東京モーターショー」開催に尽力 片山氏は1935(昭和10)年... 続きを読む
ホンダは、ソニーになってしまうのか。本田宗一郎の精神を失った経営は負のスパイラルに | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
発売日が2度も遅れたレジェンドで巻き返しなるか photo Getty Images 北米市場の伸びや円安効果によって過去最高益を更新する見込みが多い日本の自動車メーカー。その中で、唯一、1社のみ蚊帳の外に置かれた会社がある。それはホンダだ。かつてのソニーと同様にブランドイメージの高さから日本の製造業をけん引してきたが、商品・技術戦略の失敗によって、経営の実態はボロボロになりつつある。 ... 続きを読む
「40歳定年」して食っていく、3つの心構えと5つのノウハウ。そして筆者はなぜ40歳で朝日新聞を辞めたのか | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
最近、「40歳定年」という考え方をよく耳にする。その意味は概ね、40歳で自分のキャリアを棚卸して新しいことに挑戦し、健康である限り、生涯現役でいられるような職業人生を送ることである。得意分野を持つサラリーマンがそれを活かして、コンサルタントなどとして独立することや、ポストもなく停滞気味の大企業から事業拡大を狙う元気な新興企業に転職することなどがイメージできる。 筆者は「40歳定年」を実行した人間で... 続きを読む
小保方晴子氏を「犠牲者」にした独立行政法人・理研の組織的欠陥 | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
ノーベル賞受賞者の野依良治理化学研究所理事長。独法化して理研が成果主義に陥ったことが「小保方問題」の背景にあるという photo gettyimages 新型万能細胞「STAP細胞」論文で理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダーの研究手法に不正があったとして、同研究所の野依良治理事長は4月1日、記者会見して謝罪、論文の取り下げを正式に勧告す... 続きを読む
人間として劣化した経営者が後を絶たない電機業界の悲劇 | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
中村邦夫氏(2005年、社長当時) 〔PHOTO〕gettyimages 2年連続で計1兆5,000億円近くの最終赤字を計上して経営再建中のパナソニックが2012年度に退任した取締役4人に退職慰労金を計18億5,500万円支払っていたことが分かった。 慰労金を支給されたのは、創業家の松下正治名誉会長(2012年7月に死去)に社長・会長を務めた中村邦夫現相談役、中村派の重鎮である坂本俊弘・元副社長、... 続きを読む
「もはやうちは負け組」と社長が危機宣言---2期連続で7,500億超の巨額赤字を計上したパナソニックは倒産寸前から復活した日産のV字回復に学べ | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジ
「普通の会社ではないと自覚するところからスタートしなければならない」 「過去の投資判断に課題があった」 「もはやうちは負け組である」 パナソニックの津賀一宏社長は10月31、2013年3月期第二・四半期決算発表の席上でこう語った。 同時に発表した2012年3月期通期の業績見通しでは、当期純損益を500億円の黒字予想から一転、7,650億円の赤字に引き下げ、63年ぶりの無配に転じる。パナソニックは前... 続きを読む
井上久男の「ある視点」(13):家電版「覇者の驕り」――名門家電メーカーは垂直統合モデルから脱却できるか (1/2) - @IT MONOist
電機業界の赤字3兄弟「SKN 1.3」で最も重篤なのは? 名門再生のカギは過去の栄光を捨てられるかだ。 赤字3兄弟「SKN 1.3」 電機業界を担当する一部の記者の間で「赤字3兄弟」という隠語がある。ソニー、パナソニック、シャープのことだ。いずれも薄型テレビを主力商品に置いてきた企業だが、その薄型テレビ事業が大きく足を引っ張っていることは既に多くのメディアが報じている。 2012年3月期連結決算で... 続きを読む
井上久男の「ある視点」(8):成功は復讐する:新たな時代を切り拓く侍エンジニアの「器や気質」が利益の源泉となる (1/2) - @IT MONOist
井上久男の「ある視点」(8):成功は復讐する:新たな時代を切り拓く侍エンジニアの「器や気質」が利益の源泉となる (1/2) 海外で活躍する日本人技術者がいる一方で、グローバル化に翻弄される日本企業もある。超円高など日本企業の置かれた危機的状況を鑑みて、エンジニアに求められる発想や行動とは一体どんなものだろうか。3人の“侍エンジニア”の言葉に耳を傾ける。 英語が話せても……語学堪能な無教養 元日本マ... 続きを読む
ノーベル賞候補たちがこの国を出て行く理由 異端児を育てる「マネジメント能力」 がない日本の大学や研究室 | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
10月に入り、ノーベル賞のシーズンになった。日本時間の5日午前の時点で、今年の医学生理学賞は免疫の解明をした研究者に、物理学賞は宇宙の膨張加速を確かめた研究者にそれぞれ贈られることが決まった。 日本人のノーベル賞候補が話題になるといつも感じることがある。今年は現時点で日本人の受賞者はいないが、ノーベル賞を取る日本人には、日本の大学から出て行った人がかなりいるのはなぜか、という点だ。海外に研究拠点や... 続きを読む
井上久男の「ある視点」(3):品質向上はトヨタが“反面教師”――“企業風土に見合った経営”を徹底する現代自動車 (1/3) - @IT MONOist
井上久男の「ある視点」(3):品質向上はトヨタが“反面教師”――“企業風土に見合った経営”を徹底する現代自動車 (1/3) 日本市場以外で高い成長を見せる韓国の現代自動車。取材から見えてきたのは、為替差益やマーケティング力だけではない、日本企業を反面教師とした経営方針だ。 現代自動車(傘下の起亜自動車含む)の快進撃が続いている。2011年の現代自動車の世界生産は10%増の633万台を見込む。トヨタ... 続きを読む
「日本でのものづくりに限界を感じる」と決算発表で吐露したトヨタの事情 「国内雇用を守る」という建前に縛られて苦戦 | 井上久男「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
トヨタ自動車で経理財務を担当する小澤哲副社長から「爆弾発言」が飛び出した。 トヨタは11日、2011年3月期連結決算を発表した。その席で小澤氏は「今の円高ではCFO(財務担当役員)としては日本でものづくりを続けることに限界を感じている。ユーロ安のドイツメーカー、ウオン安の韓国メーカーとは国際競争力で大きな差が開きつつある」と吐露したのだ。 トヨタはこれまで国内での生産基盤の維持にこだわってきたが、... 続きを読む