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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersカトリック司教会議、女性に初の投票許可へ 「ガラスの天井」にひび:朝日新聞デジタル
ローマ・カトリック教会は26日、教義に関する重要な問題を議論する世界代表司教会議(シノドス)で、フランシスコ教皇がこれまでの規則を改め、女性の投票権を初めて認めると発表した。カトリック教会に対しては長年、女性の決定権の拡大を求める声があった。今回の決定は、教会での女性の権利向上に向けた一歩になる。 ... 続きを読む
早大教育学部の入試国語めぐり著者が問合せ→回答に猛反発「誠実な対応を」 大学「発信は認識」
早稲田大学教育学部の入試で出題された国語の問題について、問題文に一部内容が使用された書籍の著者である明治大学の重田園江教授(政治思想)が、自らの問い合わせに説明がなかったことに納得できないと、教養情報サイト「SYNODOS(シノドス)」上で早大に抗議した。 早大からは、個別に説明していないなどと回答があ... 続きを読む
レッテルの向こうの「人生」を撮る――椎木透子氏インタビュー / 服部美咲 / フリーライター | SYNODOS -シノドス-
2011年3月、東日本大震災と津波、そして東京電力福島第一原子力発電所の事故(以下福島第一原発事故)のニュースは、世界中を駆け巡った。しかし、とりわけ原発事故後の福島については、インターネット上をはじめとする大小さまざまなメディアで情報が錯綜し、日本国内にいてさえも、正しい情報を見分けるのは難しかった... 続きを読む
「学習支援によるケア」が、子ども・親・学生にもたらすもの――子どもの貧困対策の現場の調査から / 松村智史 / 社会福祉学 | SYNODOS -シノドス-
「自分を迎え入れてくる人がいる」、「また来ていいんだっていう安心感」があったから――。 貧困世帯の子ども向けの学習支援教室に参加したある女性は、学校でいじめを受けた経験から不登校状態になり、勉強についていけなくなっただけでなく、同年代や周りが自分のことを嫌いだという意識を持っていたという。 だが、学... 続きを読む
異論あり、ファスト映画考――逮捕は悪手である / 田中辰雄 / 計量経済学 | SYNODOS -シノドス-
1.問題の所在:ファスト映画とは 2021年6月23日、ファスト映画をアップしていた3人が逮捕された。【注1】ファスト映画とは映画を10分程度に短縮し、解説をつけたものである。映画の一部を切り取ってダイジェスト版をつくり、あらすじがナレーションとして入っており、2時間近くかけて映画本体を観なくても、短時間で映... 続きを読む
「家族」を擁護する――『事実婚と夫婦別姓の社会学』 / 阪井裕一郎 | SYNODOS -シノドス-
本書は、事実婚と夫婦別姓をめぐる諸問題を、社会学の視点から検討したものである。 大学院時代の私は、「家族の多様化」をめぐる研究関心から、日本における事実婚カップルの実態を明らかにしようと、いわば「見切り発車」状態で当事者へのインタビュー調査を開始した。 しかし、話を聞くなかで、まず私が抱いていた「... 続きを読む
インバウンド需要は、なぜ日本の対中脆弱性を高めるのか――安倍政権の安保政策を振り返る(4) / 山﨑周 / 国際政治学、中国の外交・安全保障政策 | SYNODOS -シノドス-
はじめに 中国がらみの安全保障問題というと、日中関係の文脈では尖閣諸島の話がすぐに思い浮かぶ。しかし、じつは経済的な問題、とくにインバウンド需要も、日本の対中脆弱性を著しく高める安全保障上の課題だ。 外国人観光客を対象としたインバウンド需要の活性化や、外国人労働者の受け入れ拡大が象徴する通り、中国... 続きを読む
漫画村異聞――海賊版の前向きの解決 / 田中辰雄 / 計量経済学 | SYNODOS -シノドス-
海賊版サイトであった漫画村事件に2021年6月判決が下り、運営者は懲役3年の刑が言い渡された。判決文は「著作物の収益構造を根底から破壊し、文化の発展を阻害する危険性をはらんでおり」と厳しい口調で述べている。 漫画村が著作権法違反であることは間違いない。しかし、文化の発展という観点から見てこの形の解決が前... 続きを読む
子どものゲームやスマホの使い方に迷ったときに / 井出草平 / 社会学 | SYNODOS -シノドス-
『ゲーム・ネットの世界から離れられない子どもたち 子どもが社会から孤立しないために』(吉川徹)は、現在のところ、ゲーム障害やネット依存症についての最良の本である。多くのゲーム障害やネット依存症の本は人々の不安を煽り立てるが、具体的な解決策については記載の乏しいものが多い。しかし本書にはそういった心... 続きを読む
ドイツのネットワーク執行法で変わったことと変わらないこと――違法なコンテンツの排除はネット上の発言をどう変えたか / | SYNODOS -シノドス-
運用から3年たった今 ドイツでは、ソーシャルネットワーク(以下SNSと表記)上のヘイトスピーチや偽情報の急増を背景に、「ソーシャルネットワークにおける法執行を改善するための法律」が2017年に制定されました。本格的な運用から3年余りの歳月がたちましたが、この法律はどのような効果をSNS上や社会にもたらしたの... 続きを読む
子どもが発達障害です。――『大学教授、発達障害の子を育てる』(光文社) / 岡嶋裕史(著者) | SYNODOS -シノドス-
子どもが発達障害です。 それを知ったとき、「困ったな」と思いました。 いや、誰だって「お子さんが障害ですよ」と言われたら、たいていは困ると思うのですが、ぼくの場合はそもそもことの初めから困っていたのです。 ぼくはそもそも、「子どもをちゃんと育てられるだろうか」と危惧していたのです。人間の赤ちゃんを動... 続きを読む
「国益」を捉えなおす——言葉を選び取る責任と向き合うために / 大山貴稔 / 政治学・開発学 | SYNODOS -シノドス-
「国益」追求に傾斜する世界 「国家は国益を追求する存在である」という命題は、変転する世界秩序の趨勢を見定めるうえで重要な手がかりとされてきた。近年の世界的な「自国第一主義」の広がりを目の当たりにすると、この命題が帯びた妥当性を見せつけられているようにも感じられる。トランプ前米大統領が声高に掲げた「... 続きを読む
不可視の被ばく者たち アメリカ国内の核被害と「語り」の抑圧――『なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識』(岩波書店) / 宮本ゆき(著者) | SYNODOS -シノドス-
2021年1月22日、国連の核兵器禁止条約が発効されました。この条約は、核実験はもちろんのこと、核兵器使用の威嚇を含め禁止したもので、核により様々な被害を被った人々や環境回復への支援をも念頭においた、画期的な条約と言えましょう。 残念ながら日本、そしてアメリカも、この条約に批准していません。アメリカ国内... 続きを読む
動物のもつ倫理的な重み / 久保田さゆり×吉永明弘 | SYNODOS -シノドス-
シリーズ「環境倫理学のフロンティア」では、環境倫理学の隣接分野の研究者との対話を行います。今回は「環境倫理×動物倫理」として、若手の動物倫理の研究者である久保田さゆりさんと対話を行います。久保田さんは、「動物にたいする倫理的配慮と動物理解」や、「動物にたいする不必要な危害と工場畜産」によって、地に... 続きを読む
非常事態宣言は再再延長すべきか――自粛の強者、自粛の弱者 / 田中辰雄 / 計量経済学 | SYNODOS -シノドス-
1.背景:ゴールポストの移動と世論の延長支持 2021年3月7日、一都3県の非常事態宣言が再度延長された。2月初めの延長に続く2回目の延長である。 この延長は一部で驚きをもって受け取られた。なぜなら当初予定された解除条件は、ステージ3まで下がること、あるいは、新規感染者数が500人を下回るまでとされており【注1... 続きを読む
森辞任事件異聞2――切り取りはあったのか? / 田中辰雄 / 計量経済学 | SYNODOS -シノドス-
1.事件の概要と調査票 切り取りとは、メディアが人の発言を報じる時に一部分だけ取り出し、結果として受ける印象が全部聞いた時と異なってしまうことをさす。報道の際、発言の一部分を取り出すことはやむを得ないが、取り出し方が偏っていてミスリードを生むとき、切り取りと言われる。政治家の発言に適用されることが... 続きを読む
なにが国連における「ジェンダー主流化」をもたらしたのか ――「すべての人間」が“all men”から“all human beings”へと改められる道のり / 小林綾子 / 国際機構論 | SYNODOS -シノドス-
はじめに 「インドのハンサ・メフタ(Hansa Mehta)がいなければ、“Human Rights”でなく“the Rights of Man”の普遍的宣言になっていただろう。…ドミニカ共和国のミネルバ・ベルナルディーノ(Minerva Bernardino)は、世界人権宣言の前文に「男女の平等」という文言を挿入するよう説得した。ベルナルディーノを含むラテ... 続きを読む
森辞任事件異聞――対立軸は何か? / 田中辰雄 / 計量経済学 | SYNODOS -シノドス-
1.森氏追及の推進派と懐疑派 JOC委員長だった森氏が女性蔑視発言で辞任した事件は多くの議論を呼んだ。森発言が報道されて以来、メディアの論調は国内外含めて森批判一色となった。森発言は日本社会の古い男尊女卑の体質の現れであり、謝罪では済まされない。氏は辞任する必要があるとされ、さらに、根本的に価値観の... 続きを読む
「不況下の株高」と巣ごもり消費――データをもとに考える / 中里透 / マクロ経済学・財政運営 | SYNODOS -シノドス-
日経平均株価が30年ぶりの高値となっている。もっとも、それにふさわしい高揚感はみられない。新型コロナの感染が続き、景気の先行きが見通せない中で株価だけがどんどん上がっていくことには、不安や違和感を感じる人も少なくないだろう。株式市場がその時々の経済の姿を写す鏡でなくなってしまったことを嘆く声もある... 続きを読む
ローマ教皇、司教会議上級職に女性を初任命 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
バチカンでライブ配信に臨むフランシスコ教皇。バチカンメディア提供(2021年2月3日撮影、公開)。(c)AFP PHOTO / VATICAN MEDIA 【2月7日 AFP】ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は6日、これまでのカトリック教会の慣習を破り、シノドス(世界代表司教会議)の次官補に初めて女性を任命した。... 続きを読む
「リベラル」なリベラリズムの再生に向けて――『リベラリズム 失われた歴史と現在』ヘレナ・ローゼンブラット(青土社) / 三牧聖子(訳者) | SYNODOS -シノドス-
『リベラリズム 失われた歴史と現在』は、Helena Rosenblatt, The Lost History of Liberalism: From Ancient Rome to the Twenty-first Century, Princeton University Press, 2018の全訳である。著者ヘレナ・ローゼンブラットは、ジャン=ジャック・ルソーおよびバンジャマン・コンスタンの研究者として知られる。それ... 続きを読む
トランプ氏SNS排除のリスク――いまそこにある危機 / 田中辰雄 / 計量経済学 | SYNODOS -シノドス-
いま緊急の課題は何か 2021年1月、トランプ元大統領のツイッターのアカウントが永久凍結された。フェイスブックも追随し、トランプ氏は大手SNSから排除された この事件は、さまざまの論評を呼び起こした。デマを流し暴力を煽るアカウントは凍結されてしかるべきという容認論がある一方、言論の自由を奪う危険な措置と... 続きを読む
迷走する日本の教育――専門知なき教育政策の問題点 / 中村高康×川口俊明 | SYNODOS -シノドス-
戦後最大の入試改革と言われた、センター試験に代わる新たな共通テスト改革。英語民間試験および記述式問題の導入が、新テスト実施の1年前という直前の2019年末に見送られました。加えて2020年8月には主体性評価のための「e-Portfolio」の導入を断念するなど、入試改革の混乱が続いています。 また2007年から行われてい... 続きを読む
資金繰り支援と地方銀行の再編――金融政策の政策金融化について考える / 中里透 / マクロ経済学・財政運営 | SYNODOS -シノドス-
日本銀行が市場に供給している資金には「色のついたおカネ」と「色のついていないおカネ」がある。もちろんこれは比喩であるが、2013年以降、日銀が採用してきた金融政策の枠組み(量的・質的金融緩和)についていうと、「質的」緩和が色のついたおカネの供給に、「量的」緩和が色のついていないおカネの供給に当たる。... 続きを読む
コンピュータを使った全国学力テストはなぜ失敗しそうなのか――『全国学力テストはなぜ失敗したのか』(岩波書店) / 川口俊明 | SYNODOS -シノドス-
2007年以降、日本では子どもたちの学力実態を把握し、教育政策や指導改善に活かすという趣旨から、小学6年生・中学3年生の全員が参加する全国学力・学習状況調査(以下、全国学力テスト)が実施されています。毎年都道府県ごとの平均正答率が報道されるため、自治体間・学校間の点数競争を煽るとか、抽出調査で十分なの... 続きを読む