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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users〈1〉富野少年はいかにしてアニメーション監督になったか|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま
富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて本論の一部を連載します。 今回からはシリーズ「富野由悠季概論」。富野由悠季監督の経歴を時代背景とともに振り返り、アニメーション監督として果たした役割に迫ります。 (バナ... 続きを読む
第6章 自分の老後が不安です|マンガ認知症2|ニコ・ニコルソン,佐藤 眞一,小島 美里|webちくま(1/2)
宮城県山元町出身のマンガ家・イラストレーター。 東日本大震災で実家が全壊し、女三代で建て直すまでの道のりをコミックエッセイ『ナガサレール イエタテール』(太田出版)で描く。 その後、祖母が認知症を発症。建て直した家での介護生活の様子は、『婆ボケはじめ、犬を飼う』(ぶんか社)、『わたしのお婆ちゃん』(... 続きを読む
序 「アニメーション監督」としての富野由悠季を語りたい|富野由悠季論|藤津 亮太|webちくま
機動戦士ガンダム、伝説巨神イデオン、Gのレコンギスタ……。数々の作品を手がけて熱狂的ファンを生み出してやまない富野由悠季とはどんなアニメーション監督か。「演出の技」と「戯作者としての姿勢」の二つの切り口から迫る徹底評論! 書籍化にさきがけて、本論の一部を連載します。 (バナーデザイン:山田和寛(ni... 続きを読む
料理を学ぶということ|料理人という仕事|稲田 俊輔|webちくま
料理人・飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによる「料理人という仕事」。料理人はいかにして料理を学ぶのでしょうか? 料理学校、働いているお店・・・・・・。料理を学ぶ際の基本から伝授します。 「見て覚える」こそが重要 さて、あなたは新人として先ずは調理補助に追われ、それにもだいぶ慣れてきました。スピードも最... 続きを読む
コーヒーの豆は遍在していながらドリップ・フィルターが近くに見あたらぬと、不意に親しい女性のお尻が見えてきたりするのはなぜか|些事にこだわり|蓮實 重彦|webちくま
コーヒーの豆は遍在していながらドリップ・フィルターが近くに見あたらぬと、不意に親しい女性のお尻が見えてきたりするのはなぜか 蓮實重彥さんの連載時評「些事にこだわり」第16回を「ちくま」11月号より転載します。ありふれた朝食について、パンについて、コーヒーについて、コーヒーを淹れるためのドリップ・フィル... 続きを読む
二十一世紀の日本の首都に於ける超高層ビルの林立はその国の凋落を予言しているように思えてならない|些事にこだわり|蓮實 重彦|webちくま
蓮實重彥さんの連載時評「些事にこだわり」第15回を「ちくま」9月号より転載します。延々とつづく渋谷駅周辺の再開発。東横線の地下化はじめ誰も便利になったとは思っていないはずの一連の大工事は都市再開発法によると「公共の福祉に寄与することを目的とする」そうなのだが、本当に? との疑問についてお話しさせてい... 続きを読む
第3回 「教授」以前の彼(その2)|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま
比類なき輝きを放つ作品群を遺すとともに、「脱原発」など社会運動にも積極的に取り組んだ無二の音楽家、坂本龍一。その多面的な軌跡を「時代精神」とともに描き出す佐々木敦さんの好評連載、第3回の公開です! 1 4週間続いた新宿高校でのストライキ 新宿高校時代の有名なエピソードに、坂本龍一が中心となって行な... 続きを読む
兵器への偏愛が生んだ一編の批評|ちくまプリマー新書|大塚 英志|webちくま
戦時中、少なからぬ人々が、頭上を飛ぶB-29を見て「美しい」という言葉を残していました。人を殺す兵器を見て美しいと感じる、その感覚と深く向き合った『B-29の昭和史』の書評を、大塚英志さんに執筆していただきました。PR誌「ちくま」に掲載したものより少し長い、完全版です。 ぼくは言うまでもなく「おたく」の類だ... 続きを読む
第1回 はじめに――「坂本龍一」と私|「教授」と呼ばれた男――坂本龍一とその時代 |佐々木 敦|webちくま
比類なき輝きを放つ作品群を遺すとともに、「脱原発」など社会運動にも積極的に取り組んだ無二の音楽家、坂本龍一。その多面的な軌跡を「時代精神」とともに描き出す佐々木敦さんの新連載、始まります。 2023年4月2日日曜日の夜9時過ぎ、私は新宿某所で夕食を摂っていた。 ふとスマートフォンに目をやると、契約している... 続きを読む
File101. 異国の文化と自分との結びつきを見つめる時に読む本|昨日、なに読んだ?|佐藤 二葉|webちくま
ピエルドメニコ・バッカラリオ、フェデリーコ・タッディア『だれが歴史を書いてるの?』/イオアニス・ゼレポス『ギリシャの音楽、レベティコ』 紙の単行本、文庫本、デジタルのスマホやタブレット、電子ブックリーダー…かたちは変われど、ひとはいつだって本を読む。気になるあのひとはどんな本を読んでいる? 各界で... 続きを読む
ゲイカップルが家族を築いていくということ|単行本|木津 毅|webちくま
社会が大きく変化していくなかで、性的マイノリティをめぐる言説もまた大きく揺れ動く昨今。この記事では、「おっさん好きのゲイ」という立場からこれからの「父性」「男性性」を考える一冊『ニュー・ダッド―あたらしい時代のあたらしいおっさん』に収録された文章を公開します。ゲイカップルが「家族」となり、「父親」... 続きを読む
ウクライナ戦争が問う我々の人間性|ちくま新書|小泉 悠|webちくま
ちくま新書『ウクライナ戦争』の著者・小泉悠氏が、戦争について、人間について、悪について、子供たちについて、その本質を率直に語った貴重なエッセイ。PR誌「ちくま」1月号より緊急転載いたします。 戦争という現象にはいろいろな顔がある。直接の戦争経験を持たず、軍事オタクとして生きてきた筆者が戦争と聞いてま... 続きを読む
「社会政策」としての殺戮|『ブラッドランド』刊行記念|大木 毅|webちくま
ウクライナ、ポーランド、ベラルーシ、バルト三国。西欧諸国とロシアに挟まれたこの地で起きた人類史上最悪のジェノサイド。旧ソ連体制下で歪曲・隠蔽されてきた事実を掘り起こし、殺戮の全貌を初めて明らかにした歴史ノンフィクションがついに学芸文庫に入った。今日の世界で『ブラッドランド』をどう読むべきか? 文... 続きを読む
第3回 投票率の底から|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/3)
普段ニュースで目にする「世論調査」の使い方を教えるちくま新書『武器としての世論調査』は、2019年6月、第25回参院選を目前に刊行されました。 刊行以降の世論の変化をみていく特集の最終回は、1990年代に崩壊した投票率から、これからの課題を検討します。 年々低下する投票率を立て直すべく、これまで様々な取り組み... 続きを読む
第2回 野党共闘はどこへ|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/3)
普段ニュースで目にする「世論調査」の使い方を教えるちくま新書『武器としての世論調査』は、2019年6月、第25回参院選を目前に刊行されました。 あれから3年、世論は、そして日本はどのように変わってきたのでしょうか。この間の野党共闘の成果と課題を見ていきます。 現行の選挙制度では、小泉政権下などのごく一時期... 続きを読む
第1回 「今」に至る世論|『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編|三春 充希|webちくま(1/3)
普段ニュースで目にする「世論調査」の使い方を教えるちくま新書『武器としての世論調査』は、2019年6月、第25回参院選を目前に刊行されました。 あれから3年、世論は、そして日本はどのように変わってきたのでしょうか。この間の内閣支持率などを見ていきます。 この3年のあいだに、新型コロナウイルスの流行や2回の首... 続きを読む
第6回 差別があるままに他者と交わる世界に生きている|十代を生き延びる 安心な僕らのレジスタンス|鳥羽 和久|webちくま
寺子屋ネット福岡の代表として、小学生から高校生まで多くの十代の子供たちと関わってきた鳥羽和久さんの連載第6回です! 今回はみんなの心の中にある問題です。じっくり読んで欲しいと思います。 ある高校の生徒会室にて 「K高校生徒会指導部は、来年度から、男女かかわらずズボンとスカートの着用を認める「制服選択制... 続きを読む
ホロコーストは近代の産物か|ちくま学芸文庫|田野 大輔|webちくま
ホロコーストを近代社会の本質に深く根ざしたものとして捉えたバウマンの主著『近代とホロコースト』。本書の内容が、近年の実証研究の進展によってどのように克服され、また相対化されているか、ドイツ現代史がご専門の田野大輔さんが評してくださいました。(PR誌『ちくま』5月号より転載) ホロコーストはなぜ起こっ... 続きを読む
コロナ禍でも利用される「暮し」への祈り|筑摩選書|青柳 美帆子|webちくま
WEBメディアの編集を通して現代の暮らしを見つめてきた青柳美帆子さんに、大塚英志著『「暮し」のファシズム』を書評していただきました。コロナ禍における「自粛」と戦時下の生活の共通点とは――。(PR誌「ちくま」2021年4月号より転載) 大塚英志の『「暮し」のファシズム』は、webちくまに緊急事態宣言下の2020年5月に... 続きを読む
最終回 パンデミックとアメリカ音楽|アメリカ音楽の新しい地図|大和田 俊之|webちくま(1/3)
トランプ後のアメリカ音楽はいかなる変貌を遂げるのか――。激変するアメリカ音楽の最新事情を追い、21世紀の文化=政治の新たな地図を描き出す! 2020年、COVID-19(coronavirus disease 2019)と名付けられた感染症が世界を席巻した。アメリカでは3月に入ってから症例数が急増し、多くの州で緊急事態宣言が発せられた。... 続きを読む
「ていねいな暮らし」の戦時下起源と「女文字」の男たち||大塚 英志|webちくま(1/4)
5月4日、厚生労働省が新型コロナウィルスを想定した「新しい生活様式」を公表しました。感染対策のために、「手洗いや消毒」「咳エチケットの徹底」といった対策を日常生活に取り入れることだけでなく、会話や食事、働き方など様々な領域における行動について指針を示しています。 この「新しい生活様式」という言葉から... 続きを読む
パンデミックの夜に|特別掲載・大疫病の年に|重田 園江|webちくま
新種のウイルスという見えない恐怖や先の見えない不安、そして氾濫する真偽不明な情報……。そうした奔流のただなかで、私たちは何を、どう考えるべきなのか。「分けるべきものを分け、結びつけるべきものを結びつける」──そうした思想史家の視点から、いま世界で起こっていることを理解するための糸口について、ご寄稿い... 続きを読む
【特別掲載】大疫病の年に|特別掲載・大疫病の年に|マイク・デイヴィス,重田 園江|webちくま(1/2)
2019年末、中国・武漢に発したとされる新型コロナウィルスは、第二次大戦後最悪ともいわれるペースで世界各地に感染を広げています。なぜ現代世界は新種のウィルスにかくも脆弱になってしまったのか。世界でいま何が起こっていて、これから何が私たちを待ち受けているのか。『感染爆発』などの著作があるアメリカの社会... 続きを読む
手と手と手|海をあげる|上間 陽子|webちくま(1/3)
2月からずっと体調が悪かった。 1月末に、千葉県で沖縄の女の子が虐待を受けて亡くなった。沖縄にいるときから、その子の母親は自分が夫に殴られていることや、娘が夫に怒鳴られていることを病院や市役所に訴え、その子の祖母もまた、娘と孫娘が暴力を受けていることを学校や市役所に訴えていた。それでも、母親や祖母... 続きを読む
聴こえない旋律を聴く|聴こえない旋律を聴く|岡﨑 乾二郎|webちくま(1/5)
1 芸術作品が普遍性を持つかどうか、という問いがある。それは不可能な願望にちがいないが、ひとつ言えることはある。 ある作品が制作され、その時代のなか、人々のなかで一定の意味を与えられ理解されている。が、この時代が去っても、つまり別の時代、別の場所に置き換えられても、必ずしもその作品は意味を完全には... 続きを読む