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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users最先端のジャズを聴こう!『プログレッシブ・ジャズ』から現代の名盤10選:Book News|ブックニュース
今回は、『ele-king別冊 プログレッシヴ・ジャズ 進化するソウル ― フライング・ロータスとジャズの現在地 (ele-king books) 』をご紹介します。 ジャズって古臭いと思っていたんですが、どうもそんな考え方が古臭い時代になってきてるようです。じゃあ、古臭くない現代のジャズってどうなっているのか。それを紹介する1冊が、今回取り上げるこの『プログレッシブ・ジャズ』。もちろん、そんなジ... 続きを読む
2014年SF漫画No.1最右翼!少女ふたりのバイオレンス逃避行サイバーパンク:野村亮馬『キヌ六』:Book News|ブックニュース
毎週月曜にお届けする漫画レビュー、今回は野村亮馬『キヌ六 』(全2巻、講談社)をご紹介します。 試し読みはこちらから。 初連載作『ベントラーベントラー 』で、並外れて優れたSF漫画の描き手であることを証明した野村亮馬氏。 ゆるい空気感漂うコミカルな前作とはうってかわって、今作『キヌ六』では黒っぽい画面にバイオレンス溢れるガチガチのサイバーパンクが展開されています。 時は西暦2001年(誤植じゃあり... 続きを読む
マニアックなだけでも可愛いだけでもない。読んで勉強になる『乙女戦争』:Book News|ブックニュース
今回は、『乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ 』をご紹介します。 歴史が好きだったり、宗教や戦争に興味のある人にとっては「アツい事件」として知られるフス戦争。しかしそれは一部のある意味でややマニアックな人に限っての話で、ほとんどの人にはまったくといっていいほど知られていません。 キリスト教改革派としてプロテスタントの先駆と言われるフス派が異端とされ発生した宗教戦争であり、現代の「ピストル」の原型と... 続きを読む
名作の最新刊:『ハイスコアガール』第五巻限定版の付属CDがすごい:Book News
今回は『ハイスコアガール(5) 初回限定特装版 「ナムコ」アレンジミュージックCD付き 』をご紹介します。 なお、CDの付属なしの通常版はこちら CDの付属なしの通常版はこちら。 判官びいきというわけではないのですが、僕はこの特装版のほうの表紙になっている小春ちゃんがとても好きなのでCD付きの方を買ったという経緯がありますが、このCDがとても良いです。テクノが好きな人はCD目当てに買っても良いんじ... 続きを読む
これ以上簡単なジャズ入門は不可能?!と言われた1冊。『ラズウェル細木のマンガはじめてのジャズ教室 これだけは知っておきたいジャズの知識』:Book News
今回は『ラズウェル細木のマンガはじめてのジャズ教室 これだけは知っておきたいジャズの知識 』をご紹介します。 ファンが多いように見えて、馴染みがない人にはどうしても敷居が高く感じられる「ジャズ」。そこのジャズ入門として楽しく簡単に読めるのが本書。基本的にはジャズ喫茶でお客さん相手に行われる数ページ分の講義をマンガで、都度おすすめの名盤も紹介されています。入門用のディスクガイドとしても役に立ちます。... 続きを読む
インダストリアルって何?名曲迷曲10+αで辿る歴史『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE』:Book News
今回は『INDUSTRIAL MUSIC FOR INDUSTRIAL PEOPLE!!!: 雑音だらけのディスクガイド 511選 』をご紹介します。 「インダストリアルミュージックのディスク・ガイドが出るらしい」という情報、わかる人に言っても信じてもらえないだろうし、わからない人にはその信じがたい無謀さが理解されないだろうし、まずはインダストリアルって何なのかというところから説明しないといけない... 続きを読む
あれもこれも全部終わった。晩夏だしチルアウトしましょう「ele-king Vol.10」:Book News
今回は『ele-king Vol.10 』をご紹介します。 これも7月に出た雑誌ですが、最近話題になってきているジャンル「チル・ウェイブ」などのチルアウト系の小特集を組んでいいるので取り上げたいと思っていました。これもようやく取り上げることができて嬉しいです。 チルウェイブって何?という方は以下のページをご参照ください。ただ、ほかのクラブミュージックのジャンルと同様、明確な定義があるわけではなくて... 続きを読む
「移民の国」で繰り広げられた壮大な音楽歴史絵巻を紐解く『アメリカン・ルーツ・ミュージック』:Book News
今回ご紹介するのは、『アメリカン・ルーツ・ミュージック ディスクでたどるアメリカ音楽史 』。久しぶりのディスクガイド紹介です。「アメリカの音楽」と言うと、プレスリーやジャズを思い浮かべる人もいるかも知れませんが、それらのさらに源流にあるブルースやカントリーについて、どこか「いなたい」とか「退屈」とか「古臭い」と思って敬遠していたりはしませんか。正直いなたい感じや古い感じにもそれなりの味わいはあると... 続きを読む
1984年を先取りしたディストピア小説『農民ユートピア国旅行記』:Book News
今回紹介するのは『農民ユートピア国旅行記 』です。地味なタイトル、地味な表紙ですが、1920年にロシアで書かれた体制批判であり、かのオーウェル『一九八四年 』に先立ってこの1984年に着目したユートピア小説史に残る傑作として重要な作品。農業と経済と政治をテーマにしたSFという意味でバチガルピ『ねじまき少女 』や、アニメ『PSYCHO-PASS 』と比較しても面白いでしょう。 本書の主人公とともに読... 続きを読む
SF・評論入門3:「伊藤計劃以後」とハイ・ファンタジーの危機――未来は『十三番目の王子』の先にある!:岡和田晃:Book News
若手を中心にした批評家集団の「限界研」のメンバーの皆さんによるSF入門レビュー企画「SF・評論入門」。 7月後半に刊行予定の限界研の新刊SF評論書『ポストヒューマニティーズ―伊藤計劃以後のSF 』に向けてのイベント企画であるこの連載の第3回は、岡和田晃氏による「ハイ・ファンタジー」論。 「ハイ・ファンタジーって何?」という概説だけでなく、なぜファンタジー論が「伊藤計劃以後」というテーマに関連付けら... 続きを読む
現代美術のタブーに触れ、その根幹に向き合う。『ラッセンとは何だったのか? ─消費とアートを越えた「先」』:Book News
今日紹介する本は『ラッセンとは何だったのか? ─消費とアートを越えた「先」 』 です。街中の「ギャラリー」で「作品」を買うことができることでよく知られている「画家」クリスチャン・ラッセンをテーマに、美術家や美術評論家、批評家たちが集結している1冊です。 ※今回の記事のBGMはこちら(音が出ます) 岡本太郎などのように、美術界では特定の作家がタブー視されるようになることがあります。本書によると、結局... 続きを読む
学校読書調査とロキノン脳でボカロ小説を切る…はずだった:Book News
今話題の本が何か、そしてそれがどうして話題なのかがわかる「ぐーとれ!」。Amazonのランキングの上位にある書籍をGoogleトレンドで検索し、その結果をライターの飯田一史さんが分析します。 今回も前回に引き続き、ランキング上位の『カゲロウデイズ』に代表される、ボカロ小説の世界を関連動画・関連楽曲と合わせて紹介。今回は本題の『カゲロウデイズ』にようやく話題が及びます。余談ですが、まさかミエヴィル『... 続きを読む
オタク第3世代の俺がボカロ小説についてひとこと言っておくか:Book News
今話題の本が何か、そしてそれがどうして話題なのかがわかる「ぐーとれ!」。Amazonのランキングの上位にある書籍をGoogleトレンドで検索し、その結果をライターの飯田一史さんが分析します。 今回はランキング上位の『カゲロウデイズ』に代表される、ボカロ小説の世界を関連動画・関連楽曲と合わせて紹介。すでにこんなに深い世界が形成されていたとは…。 飯田さんは著書『ベストセラー・ライトノベルのしくみ キ... 続きを読む
雨の日と月曜日は…オランダのジャズを聴こう。『JAZZ PERSPECTIVE vol.6』:Book News
今回紹介するのは、『JAZZ PERSPECTIVE VOL.6』です。ジャズの雑誌で、今号は「Jazz In Holland」ということでオランダのジャズを特集しています。 ちなみに表紙の美女はスウェーデンの歌手ミミ・テリスさん。特集の内容は、「オランダ、黄金期のジャズ」「巨大なるICPのハコ」「ダッチ・ジャズの来歴」「オランダを知るための20枚」など。特集以外もマニアックな内容なのですが、今回... 続きを読む
虐殺器官を継ぐ者…宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』で描かれているものとは。:Book News
今回紹介するのは、『盤上の夜』で、日本SF大賞受賞・直木賞候補になった宮内悠介の連作短編集『ヨハネスブルグの天使たち 』。正常不安、内戦、グローバリズムの暗部、といった人類の憂鬱な現在と未来。そこで生きる人々の日常とともに、「未来ガジェット」をも魅力的に描き出す。現代日本SFにとって亡霊のような存在になってしまっている伊藤計劃が、代表作『虐殺器官』で実現したこのスタイルを、宮内悠介はこの『ヨハネス... 続きを読む
戦闘美少女の生まれ出ずる悩み、親(母)性で生存戦略できますか?:『ケンタッキー・フランケンシュタイン博士の戦闘美少女研究室』第3回:Book News
「戦闘美少女」というテーマで美術家の柴田さんが、その歴史的側面と物語的な側面、そして視覚要素を分析する連載「ケンタッキー・フランケンシュタイン博士の戦闘美少女研究室」。今回はこれまで論じてきたことのターゲットとなってきた「女性性・母性」あるいは「自己犠牲」精神について、明治の芸術運動やセラムン、そして『レイアース』などを挙げて論じてもらいました。 軽妙な語り口で紐解かれる連載「戦闘美少女研究室」、... 続きを読む
ピストルズを生んだブティック、ボンゾが死んだ家、レディオヘッドの母校などなど『英国ロックを歩く U.K.ROCK LANDMARKS』:Book News
今回紹介するのは『英国ロックを歩く U.K.ROCK LANDMARKS』 。ビートルズやディープ・パープル、レッド・ツェッペリン、T-REX、ローリング・ストーンズ、ピンク・フロイドなどから、ボブ・マーリー、パンク、ニュー・ロマンティックス、そして最近のオアシスやレディオヘッドなどの古今の「英国ロック」にまつわる様々な「場所」を取り上げて紹介していくというマニアックな1冊。 誰が得するんだこんな... 続きを読む
ライトノベルとネット小説って長さの感覚が違うよね【SAO1巻ネタバレあり】:Book News
今話題の本が何か、そしてそれがどうして話題なのかがわかる新企画「ぐーとれ!」。Amazonのランキングの上位にある書籍をGoogleトレンドで検索し、その結果をライターの飯田一史さんが分析します。 今回は、前回に引き続き、人気ライトノベル作品『ソードアート・オンライン 』を分析してもらいました。 飯田さんは著書『ベストセラー・ライトノベルのしくみ キャラクター小説の競争戦略 』で、Amazonでベ... 続きを読む
美少女戦士の根底を猛り狂わせる 衣装・マジカルアイテム・ペットの秘密:『ケンタッキー・フランケンシュタイン博士の戦闘美少女研究室』第2回:Book News
「戦闘美少女」というテーマで美術家の柴田さんが、その歴史的側面と物語的な側面、そして視覚要素を分析する連載「ケンタッキー・フランケンシュタイン博士の戦闘美少女研究室」。大好評だった前回に引き続き、今回は美少女戦士たちの衣装・アイテム・ペットといった「付属品」に注目します。名付けて「トランス・コード」。『ダヴィンチ・コード』のもじりですね。 軽妙な語り口で紐解かれる連載「戦闘美少女研究室」、お楽しみ... 続きを読む
かっこいい邦楽を集めてみた。現代邦楽を中心に。『邦楽ディスクガイド』再読 雅楽・声明・琵琶・尺八・箏曲・三味線などなど:Book News
主に新刊の情報を毎日お送りしているBook Newsですが、当然新刊しか読んでいないというわけではなく既刊もチェックしております。「これはあまり読まれていないのでは!」とか「この切り口だったらあらためて多くの人に読まれうるのでは?!」というニュース性がある読み方が見つかった場合には既刊本でも取り上げていきます。 というわけで『邦楽ディスクガイド 』です。10年以上前に出た本ですので、「類書でもっと... 続きを読む
バットマンを狂わせたのは誰なのか。『アースワン』ほか傑作・問題作を振り返る:Book News
vアメコミとかあんまり読まないんだよねー、という人、たくさんいると思います。僕も昔はそうだったのですが、気になるシリーズを買い集めるところから始めたらわりとすんなり入門出来ました。ちなみにハマったのはX-メンを中心にメタフィクション的に壮大な展開をする『エイジ・オブ・アポカリプス 』全3冊からでした。1冊あたりゼクシィ並みの分厚さと重さを持つ大作。ところで最近はバンド・デシネとともにアメコミも精力... 続きを読む
美術家が魔女っ子・魔法少女・戦闘美少女を論じる!『ケンタッキー・フランケンシュタイン博士の戦闘美少女研究室』第1回:Book News
2013年03月14日 posted by ナガタ / Category: 戦闘美少女研究室, 寄稿記事 / Tags: マンガ, アニメ, 古典, 美術, 柴田英里, 「戦闘美少女」というテーマは、精神科医で文筆家の斎藤環氏が『戦闘美少女の精神分析 』で図式化してから、サイボーグ・フェミニズムやアニメ評論などの諸領域からの応答を得て発展してきました。おりしも昨年は『魔法少女まどか☆マギカ』の成功... 続きを読む
『美味しんぼ』を卒業した人にオススメ。読み応えハンパない食文化現代史『ファッションフード、あります。』:Book News
今日取り上げるのは『ファッションフード、あります。: はやりの食べ物クロニクル1970-2010 』。 『ナチスのキッチン 』や『ラーメンと愛国 』のように、食文化を世情の変遷と対比させながら綴る文化史です。 もっとも、「文化史」というと実際の本よりも堅苦しい印象を持たれてしまうかもしれません。装幀からしてアイスクリームのコーンとその包装紙を模したかなり遊び心のある装幀、章ごとに文字のフォントやイ... 続きを読む
ボッサボサにしてあげる!その多様なルーツから現代まで。『ボサノヴァの真実』彩流社より刊行。:Book News
すいません、タイトルはさすがに勢いだけでつけました。 今日は3月9日ということで「ミクの日」らしいですが、 今回は『ボサノヴァの真実: その知られざるエピソード』を取り上げます。 先日、彩流社から刊行された1冊です。 「ジョアン・ジルベルトとアントニオ・カルロス・ジョビンがボサノヴァを発明した」と考えられがちですが、実はそうではない。というのが本書のスタンス。何にでも一般に開祖と思われている人以外... 続きを読む
とうとう出た!『ダブステップ・ディスクガイド』何故か国書刊行会から。厳選5トラックで入門したらいいんじゃないですか。:Book News
音楽が好きで新刊情報をチェックしている僕のような人間にとっては、この本は待望中の待望だった。とうとう出ました『ダブステップ・ディスクガイド 』!!!昨年くらいからずっと刊行情報は出ているけど正式な発売日が公開されなくて非常に待ちました。 さてダブステップとひとことで言ってもこれがどんな音楽ジャンルなのかぜんぜんわからない人はいっぱいいると思いますので、ディスクガイドを取り上げるときの常で、今回も厳... 続きを読む