タグ 與那覇
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users北村紗衣氏の「事実誤認」についての疑問:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える⑤
IT・メディアsearch concept. black on black. magnifier on dark background. view from above. copy space for design. 呉座勇一氏の炎上と訴訟が提起した問題について考察を続けていると、與那覇の記事は「事実誤認」をしているといったクレームを稀に目にする。もちろん批判は歓迎だから、拙稿のどの部分が事実に反... 続きを読む
再上映中の『もののけ姫』を「日本史と中国史」で読み解く(與那覇 潤) | 現代ビジネス | 講談社(1/6)
中世に託して現代を描く 6月末から、スタジオジブリの旧作の「劇場での再上映」が始まりました。公式なアナウンスには入っていませんが、おそらくはコロナ禍で最大の損害を被った業種である映画館に足を運ぶ体験を、もういちど広く知ってほしいという趣旨もあるのではと思います。 どの作品も懐かしいですが、とりわけこ... 続きを読む
疑惑の「河井夫妻問題」、新聞・テレビが見逃している「重大な論点」(與那覇 潤) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
ポイントを外した各社の報道 6月18日、河井克行・前法相(衆院議員)とその妻の案里・参院議員が公職選挙法違反で逮捕されました。2019年に案里氏が広島選挙区で初当選した際、夫婦で違法な報酬をばら撒き買収まで行ったとする容疑で、近年まれな大疑獄といえるでしょう。 政治メディアの報道も過熱しており、 (1)克行... 続きを読む
コロナ禍と自粛の100日間は「昭和史の失敗」の再演だった(與那覇 潤) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
「欧米コンプレックス」が混乱の発端 「コロナうつ」の発生を懸念する記事が目立つこのごろだが、重度のうつの体験がある私も実際に具合が悪い。もっともこの異常な状況下で元気がよいのは、メディアをジャックする「貴重な機会」を掴んだ一部の(自称を含む)専門家くらいのもので、仮に緊急事態宣言が解除されたところ... 続きを読む
コロナ以後の世界に向けて「役に立たない歴史」を封鎖しよう(與那覇 潤) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
前月の記憶も忘れる社会 目下のコロナ騒動が前例のないものではなく、歴史家の眼で見ればかつて起きた国家的な失敗の反復に過ぎないことを、前編では論じた。しかし私はいま、そうした「歴史」というものの無力さを痛感している。 短くとも数十年、長くて一千年単位の「時間の幅」を意識せずしては、歴史は書けない。こ... 続きを読む
平成の終わりは、昭和末期の「劣化コピー」である〜ループする衰亡史(與那覇 潤) | 現代新書 | 講談社(1/4)
「冷戦やりなおし」の時代 平成が始まったころにささやかれた、「冷戦に勝ったのは日本だ」というアメリカン・ジョークをご記憶でしょうか。レーガン政権下の軍拡で米国がソ連を打ち負かしたのに、同国の市場は日本車などのメイド・イン・ジャパンが席巻。なんのために戦ったのかわかんないよ、という趣旨です。 平成元... 続きを読む
日本人がこれほど「自信」と「余裕」を失ってしまった歴史的理由(與那覇 潤) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
2011年に著書『中国化する日本』が大きな反響を呼び、「気鋭の若手論客」として注目された歴史学者の與那覇潤氏。しかし2014年に激しいうつ状態を体験し、翌年から大学を休職。2017年には離職する。 その與那覇氏が、3年間の沈黙を破って今年4月に刊行した新著 『知性は死なない 平成の鬱をこえて』 が、増刷で1万部を突破するなど、いま静かな話題となっている。平成の終わりを前に、緩慢だが着実な 機能不... 続きを読む
美ら島、よみがえる色彩 沖縄戦前写真をAIでカラー化 - 沖縄:朝日新聞デジタル
1935年の沖縄。人工知能(AI)技術と当時を知る人たちの話から白黒写真に色をつけると、83年前のくらしが生き生きとよみがえった。雨にぬれた制服と、ぬかるんだ道。にぎわう市場、日焼けした笑顔。撮影の10年後、戦火で失われた日々。現代の技術で、過去への想像が広がる。 現地取材で色を補正 首都大学東京の渡邉英徳准教授のチームが、人工知能の技術を使ってカラー化し、渡邉研究室で学ぶ與那覇(よなは)里子・沖... 続きを読む
共産化するネット社会? 万事をシェアする人類の未来(與那覇 潤) - 個人 - Yahoo!ニュース
『週刊東洋経済』2013.9.7号に掲載された、連載「歴史になる一歩手前」の第11回です。写真入りの東洋経済オンライン版はこちら、過去の連載はこちらから。 歴史家の網野善彦は晩年、共産主義という用語は歴史上、最大の誤訳の一つではないかと語ったことがある。 対談集『「日本」をめぐって』で小熊英二氏に述べたもので、しかしどう訳せば正しいのかは示していないので、その真意は判然としないのだが、最近、ふとこ... 続きを読む
冷戦を知らない子供たちへ 進歩をやめた歴史を生きる(與那覇 潤) - 個人 - Yahoo!ニュース
『週刊東洋経済』2013.10.5号に掲載された、連載「歴史になる一歩手前」の第12回(最終回)です。写真入りの東洋経済オンライン版はこちら、全連載はこちらから。 私たちが夢をみなくなったのは、いつからだろう。 1979年生まれの私は、1989年にちょうど10歳。小学校高学年で社会の動きが目に入り出す頃だから、「冷戦の終焉」を覚えている最後の世代だ。 前年から天皇崩御が予想され、「次の元号」の噂が... 続きを読む
「9月22日『日本の起源』出版記念 中世化する日本?『平清盛』から『日本の起源』まで@ネイキッドロフト」へのフォロー - インタラクティヴ読書ノート別館の別館
当日は入場料負けてもらったかわりに壇上でしゃべらされましたのですがそのフォローアップのメモです。================= 與那覇潤『中国化する日本』の構想の重要な着想源のひとつ(参照文献の中にはあげられていないにもかかわらず、原論文「中国化論序説」などを見る限りではおそらくは最重要の)は、中国史家足立啓二の『専制国家史論』などにおける中国史理解である。與那覇が「中国化」と呼ぶ傾向性は、足... 続きを読む
グローバルな教養とは「本当は」なにか(與那覇 潤) - 個人 - Yahoo!ニュース
『COURRiER Japon』(クーリエ・ジャポン)2013年6月号(4月25日発売)の特集「世界に通用する「教養」を身につけよう」に掲載された、インタビュー記事の再掲です。「グローバル人材」の育成が強調され、大学の授業にただ外国語/外国人教員を取り入れさえすればよいかのような風潮に対して、一石を投じようとしたものでした。 「自国の歴史」を語れなければ、グローバルな教養人とはいえない最近、「教育... 続きを読む