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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersたった一つの図からやいのやいの言ってみるPISA2022|畠山勝太/サルタック
なんかここ数か月毎週出張に行って講義をしていて、一昨日も秋田の国際教養大学に行ってGender and Educationの授業をしてきたところですが、忙しすぎて話題に乗り遅れましたがPISA2022の結果が出ましたね。もう既に色んな人がやいのやいの言っているので、普通のことを言っても何も面白くなさそうです。というわけで、... 続きを読む
弱者男性が救われる日は…多分来ない|畠山勝太/サルタック
はじめに2017年にアメリカのいわゆる落ちこぼれ男子問題に焦点を当てた記事を書きましたが(アメリカの「落ちこぼれ男子問題」は日本でも火を噴くか?)、この落ちこぼれ男子問題を放置した結果、米国でいわゆる弱者男性が生み出され続けています。 そして、この弱者男性問題を取り扱った、Of Boys and Men: Why the Moder... 続きを読む
バイデンでは癒せない米国の分断とハイパーバトルサイボーグ達|畠山勝太/サルタック|note
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 や 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。 米国の大統領選挙も終わり、留学生・国際協力の立場からすると、バ... 続きを読む
アメリカから暴動の火は消えない|畠山勝太/サルタック|note
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として 厚生労働省 や 首相官邸 のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。 米国は、新型コロナ・それにまつわる大量失業・暴動、と驚異的な事... 続きを読む
天才詐欺師バーニーサンダースを担ぐ恥知らずと騙されるアホ|畠山勝太/サルタック|note
博論の資格審査が控えているので手短に。これはあれですね、期末試験直前になると部屋の掃除をしたくなる感覚と同じですね。 今年は米国の大統領選挙の年で、誰が大統領になるかで私の進路も大きく左右されるので固唾を飲んで見守っています。現在は民主党候補者選びのスーパーチューズデーの直前ですが、誰がトランプ大... 続きを読む
世界から無視される日本 / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
こんにちは、畠山です。今回は国際教育協力と日本について話をしようと思います。国際教育協力分野の論文も掲載してくれる学術誌にはいくつか媒体がありますが、International Journal of Educational Development(IJED)は名称そのままに、全編国際教育開発を扱う稀有な学術誌です。そのIJEDの2019年1月号に、国際教育... 続きを読む
学校なんか行っても意味がない? / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
0.はじめに こんにちは、畠山です。この世の中には、学校で勉強することなんて意味がないと主張する人たちと、いやいや学校で学ぶことには意味があると主張する人たちがいます。 実際に、高卒と大卒の賃金差や失業率の差を見ると、日本でも米国でも大卒のそれは高卒よりも状況が良いので(詳しくは、「大学生は多過ぎる... 続きを読む
インドより酷い今日の日本の教育政策?|畠山勝太/サルタック|note
今学期は必修の教育政策特論を取ることになりました。毎年トピックが変わるこの授業、最悪なことに今年はミシガン州の副教育長によるミシガン州の教育政策という全く興味の無いトピックになりました。 授業の内容は全く興味が湧かないのですが、実務家がどういう授業をするのかは、私も10年間国際機関で働いてきた実務家... 続きを読む
ジェンダーギャップ指数とかいう使えない指標と女子教育の話|畠山勝太/サルタック|note
この記事は以下の構成になっています。 1. はじめに 2. ジェンダーギャップ指数で教育項目はどのように評価されているか? 3. ジェンダーギャップ指数の教育項目の問題点 4. 日本の教育にジェンダー問題は存在しないのか? 5. 女子教育問題の見落としが致命傷になる理由 1. はじめに 世界経済フォーラムからジェンダーギ... 続きを読む
道徳教育は民主的な国家と社会を実現することができるのか? / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
1.はじめに いま、日本では道徳教育が注目を集めている。これまで「道徳の時間」として行われてきた道徳教育が、「特別の教科」となったからである。これに伴い、道徳の教科書の導入と評価が行われるようになることが議論を呼んでいる。 道徳教育の目的を理解するためには、そもそも教育の目的が何であるのかを把握して... 続きを読む
日本の教員配置システムが優れている理由――過度に分権化すると避けられない問題点 / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
教育政策の研究をしていると、やれ現金給付だ、やれタブレットの配布だと、枝葉末節なところばかりに注目が集まっているのに辟易としてきます。なぜこれらが枝葉末節なのかというと、教育予算の7-9割程度は人件費に消費されているので、教育予算という観点から見ると、教員をいかにマネージ(例えば、少人数学級制度の実... 続きを読む
ビルゲイツやザッカーバーグは救世主なのか、それとも破壊者なのか?――教育政策における新たな利益団体の話 / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
日本でもマイクロソフトのビル・ゲイツ氏やFBのマーク・ザッカーバーグ氏は知名度が高いと思いますが、近年、両者は教育政策分野においても注目を集めています。このふたりと教育政策と言えば「ICTと教育」でしょう? と思われるのが一般的だと思いますが、そうではありません。 教育に限らず、政策が成立する過程には... 続きを読む
幼児教育の費用は政府と保護者、どちらが負担すべきなのか? / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
1.はじめに こんにちは、 Comparative and International Education Society(CIES) での学会発表のためにメキシコシティへ向かう道中で、なんとか締め切りに間に合わせるために涙目でこの原稿を書いています。CIESは、国際教育協力だけでなく、先進国を対象とした比較教育の方々も集まる大規模な学会です。アカデミアだけでなく国際機関やNGOの方々も集まるので... 続きを読む
アフリカから学ぶべき日本の教育無償化のダメな議論 / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
海の向こうの日本では高等教育無償化のために憲法を改正するか否かで議論が盛り上がっていますが、議論が稚拙すぎる感じがします。ここアフリカでは1990年代以降、教育の無償化が進み、さまざまな知見が得られているので、教育経済学の議論と共にそれを紹介してみようと思います。 高等教育無償化・賛成派の議論の問題点 (1)無償化後のビジョンが欠如している アフリカで90年代以降教育の無償化が進み何が起こったかと... 続きを読む
アフリカから学ぶべき日本の教育無償化のダメな議論 | 畠山勝太/サルタック | note
海の向こうの日本では高等教育無償化のために憲法を改正するか否かで議論が盛り上がっていますが、実際にそれを実行するには議論が稚拙すぎる感じがします。ここアフリカでは1990年代以降教育の無償化進み様々な知見が得られているので、教育経済学の議論と共にそれを紹介してみようと思います。 高等教育無償化・賛成派の議論の問題点 ① 無償化後のビジョンが欠如している アフリカで90年代以降教育の無償化が進んだ結... 続きを読む
日本人が総裁のアジア開発銀行と、中国が主導するAIIBは本当に競合しないのか?|畠山勝太/サルタック|note
中国が主導するアジアインフラ開発銀行に、日本とアメリカは参加していませんが、そんな中アジア開発銀行の年次総会の席で日銀総裁が「アジア開発銀行はAIIBと競合するものではない」、と発言されました。 ADBとAIIBが競合すると言われると、アフリカ大陸において日の丸の数が(JICA)、中国国旗の数(CHINA AID)に圧倒される近年の状況のような状態をイメージする人が多いかもしれませんが、実はこれは... 続きを読む
“ひとり親世帯”の貧困緩和策――OECD諸国との比較から特徴を捉える / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
日本は世界第三位の経済大国であるにもかかわらず、親世代である若者の貧困化が進んだ結果、子供の6人に1人は貧困状態にあり、かつその貧困の連鎖が止められない、という危機的な状況にあることは広く知られるようになってきた。 その中でも特に厳しい状況にあるのが、近年増加傾向にあるひとり親世帯である。厚生労働省の全国母子世帯等調査の結果によると、ここ10年ほど(平成10年度と平成23年度)で、母子世帯数は約2... 続きを読む
ユニセフ募金の本当のところ|畠山勝太/サルタック|note
ユニセフで働いているとユニセフ募金ってちゃんと使われているの?、とかユニセフ募金ってどういう仕組みなの?、と帰国するとちょいちょい聞かれます。確かにユニセフ募金の仕組みってだいぶ分かりづらいので、仕組みを友人に説明するたびに「そういう仕組みだったのか。ユニセフ募金を攻撃する人はこの仕組みを知らず、誤解に基づいて攻撃しているんだから、もっとちゃんと説明がされる必要があるよ!」、というリアクションをさ... 続きを読む
日本のエリート女子大生・世界のエリート女子大生|畠山勝太/サルタック|note
SYNODOSさんに掲載された「 日本の女子教育の課題ははっきりしている 」の追記Part1です。記事のキーポイントは、①日本の女性の大学・院進学率は低い、②日本の女性のSTEM系進学率は低い、③日本の女性の基礎的な人的資本は優れている→④それが労働参加に結びついていない→⑤高度な人的資本を備えた日本人女性は不足している、という辺りになります。記事では①日本の女性の学部・院進学率が低い、②STEM... 続きを読む
日本の女子教育の課題ははっきりしている / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
博士課程相当に進む女子比率、工学系女子学生比率、社会科学系女子学生比率、OEDC諸国の中でいずれもワースト1の日本。しかし、問題意識は共有されず、議論も進みません。国際教育開発に携わってきた畠山勝太さんに、統計を読み解きながら、今いちど日本の女子教育の課題について解説していただきました。(聞き手・構成/山本菜々子) 高等教育の収益率 ――本日は、日本の女子教育の現状を畠山さんに伺えればとおもいます... 続きを読む
日本の強みを活かした教員マネージメントとは?――国際教員指導環境調査の結果から / 畠山勝太 / 国際教育開発 | SYNODOS -シノドス-
主に教員養成・採用・報奨システムの観点から日本の教員政策について考察した「教育政策のかなめ教員政策を考える」でも言及したように、教員政策は幅が広く、その他にも様々な要素が含まれる。 今回は先ごろ経済協力開発機構(OECD)より公表された国際教員指導環境調査(TALIS)の結果を用いて、主に教員マネージメントに焦点を当てて日本の教員政策を考察する。 TALISは中学校教員の勤務環境と学校の学習環境に... 続きを読む
SYNODOS JOURNAL : 留年制度は効率的で効果的か? 畠山勝太
2012/3/2210:16 留年制度は効率的で効果的か? 畠山勝太 1. はじめに 日本はこれまで自動進級制度を採用してきたが、橋下徹大阪市長が大阪での低学力層の児童に対する留年制度導入を提言したことで、一躍、留年制度が脚光を浴びることとなった。しかし、提言以降さまざまな所で行われている議論を見ると、自身の経験や感覚にもとづいた主観的な議論が大変多いように思われる。そこで、今回は低学力の児童を対... 続きを読む
大学生は多過ぎるのか、大学に行く価値はないのか? 畠山勝太 - SYNODOS JOURNAL(シノドス・ジャーナル) - 朝日新聞社(WEBRONZA)
■はじめに近年、日本を含めた先進諸国で、大学生の数が多過ぎるのではないか、という議論が盛んに行われている。たとえば、アメリカでは学費の高騰に加えて、奨学金枠を縮小して教育ローン枠へと転換させようという流れも相まって、教育ローンを返済できないことによる自己破産が社会問題化し、大学生の数が多過ぎるのではないかという議論が盛んに行われるようになった。一方日本でも、提案型政策仕分けをはじめ、メディアでも大... 続きを読む
SYNODOS JOURNAL : 大学生は多過ぎるのか、大学に行く価値はないのか? 畠山勝太
2012/3/510:58 大学生は多過ぎるのか、大学に行く価値はないのか? 畠山勝太 ■はじめに 近年、日本を含めた先進諸国で、大学生の数が多過ぎるのではないか、という議論が盛んに行われている。たとえば、アメリカでは学費の高騰に加えて、奨学金枠を縮小して教育ローン枠へと転換させようという流れも相まって、教育ローンを返済できないことによる自己破産が社会問題化し、大学生の数が多過ぎるのではないかとい... 続きを読む