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新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users「生涯現役」社会の不都合な事実 週刊プレイボーイ連載(595) – 橘玲 公式BLOG
「何歳まで働くつもりですか?」という調査で、「70歳以上」との回答が39%(「70~74歳」21%、「75歳以上」18%)と過去最高になりました。「定年後は年金をもらって悠々自適」が当たり前だった日本でも、生涯現役へと大きく価値観が変わっていることがわかります。 「いつまでも元気に働く」ために大事なのは、健康と... 続きを読む
第114回 新NISAと課税口座の併用法(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
新NISAが話題になっている。仕組みについてはすでにいろいろな解説があるので、ここではちょっと先の話を考えてみたい。 新しい制度は旧NISAを大幅に拡充し、生涯非課税限度額が1800万円、年間投資上限額が「成長投資枠」で240万円、「つみたて投資枠」で120万円の計360万円になっている。 上限いっぱいを投資すれば5年... 続きを読む
メディアはなぜ、トランスジェンダーと敵対するフェミニストについて触れないのか? 週刊プレイボーイ連載(582) – 橘玲 公式BLOG
トランスジェンダーが戸籍上の性別を変える際に必要とされていた「生殖能力を失わせる」手術を、最高裁が違憲と判断しました。近年、日本の司法はグローバルスタンダードに判断を合わせる傾向がありますが、これもそうした「リベラル化」のケースと考えていいでしょう。 ただし判決では、「生殖腺がないか、その機能を永... 続きを読む
女の子同士のいじめはどういうルールで行なわれているのか? – 橘玲 公式BLOG
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2020年3月26日公開の「「間接的攻撃」を多用する裏攻撃による「女の子のいじめ」の研究」です(一部改変)。 **... 続きを読む
第112回 差別生み出す「年収の壁」(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
民主的な社会の大原則は、すべての市民を無差別(平等)に扱うことだ。人種、民族、性別、出自、性的指向などの属性で個人の扱いを変えることは差別として容認されないし、ものすごく嫌われる。 ところが日本では、こうした市民社会の原則に反することがたくさんある。正規/非正規の「身分差別」が典型だが、国民年金の... 続きを読む
サンデー毎日:混迷を極めるジャニーズ性加害問題を考える 作家・橘玲が斬る 自ら道徳的責任を引き受けた藤島ジュリー景子こそまっとうだ | 週刊エコノミスト Online
10月2日のジャニーズ事務所の記者会見 半世紀にわたる性的虐待を容認したのは日本の「ムラ社会の同調圧力」 故ジャニー喜多川の性加害を容認してきたメディアが一転して「人権」「正義」を振りかざす偽善。その中で一人、自らの道徳的責任を引き受けた藤島ジュリー景子。社会の不合理や不条理について言及し続けてきた... 続きを読む
『無理ゲー社会』橘玲に聞く 「自分らしく生きる」が生んだ絶望
──本書の序文には、収入や親の介護といった将来への大きな不安から、「早く死にたい」「苦しまずに自殺する権利を法制化してほしい」といった、若者世代の生々しい絶望の声が複数紹介されています。「無理ゲー社会」から脱するには、もはや安楽死しかないとまで思い詰める若者がこれほどいるのかと……。 2020年1月に自民... 続きを読む
アメリカの知られざる下級国民「ワーキャンパー」 – 橘玲 公式BLOG
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2019年8月1日公開の「アメリカの知られざる下級国民「ワーキャンパー」 の増加が意味するものとは?」です(一部... 続きを読む
第108回 役所に居座るお「殿」さま(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
インボイス制度の導入で「適格請求書発行事業者の登録」を税務署に申請しようと書類をダウンロードしたら、提出先が「〇〇税務署長殿」になっていた。いまどきなぜ、納税者が税務署長を「殿」と呼ばないといけないのか――とSNSでつぶやいたら、ちょっとした議論になった。「殿」は目下の者に使うから問題ない、というのだ... 続きを読む
大学教育に意味はあるのか? – 橘玲 公式BLOG
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載しています。 前回は「あなたの一票には意味があるのか?」をアップしましたが、今回はリバタリアンの経済学者ブライアン・カプランの『大学な... 続きを読む
進化論的・生物学的に正しい「モテ」がいま必要とされている 週刊プレイボーイ連載(524) – 橘玲 公式BLOG
両性生殖の生き物は、成長すると「つがい行動(mating)」を始めます。ヒトも例外ではなく、思春期を迎えるとともに幸福な子ども時代は終わり、性愛を獲得するための過酷な戦いに放り込まれます。 この時期の困難は誰もが経験しているでしょうが、性愛における男女の非対称性によって、まずは男が競争し、女が選択します... 続きを読む
現在のロシアは「ポストモダンの独裁制」。真実などどこにもなく、すべてがでっちあげの「モダンの偽物」で合理的な人間も陰謀論者になる世界【橘玲の日々刻々】(ダイヤモンド・ザイ
サンクト・ペテルブルクのマクドナルド。ウクライナ侵攻により撤退が決まった。(2011年9月) (Photo:@Alt Invest Com) ウラジミール・プーチンがロシアのメディアで、スカイダイビングをしたり、深海に潜ったり、鍛えられた筋肉を見せつけるなど、ハリウッド映画のヒーローのように演出されていることはよく知られて... 続きを読む
現在のロシアは「ポストモダンの独裁制」。真実などどこにもなく、すべてがでっちあげの「モダンの偽物」で合理的な人間も陰謀論者になる世界【橘玲の日々刻々】
現在のロシアは「ポストモダンの独裁制」。 真実などどこにもなく、すべてがでっちあげの「モダンの偽物」で 合理的な人間も陰謀論者になる世界 【橘玲の日々刻々】 ウラジミール・プーチンがロシアのメディアで、スカイダイビングをしたり、深海に潜ったり、鍛えられた筋肉を見せつけるなど、ハリウッド映画のヒーロー... 続きを読む
ウクライナ侵攻の背景にあるプーチンの「ロシア・ファシズム」思想。ロシアは巨大な「カルト国家」だった橘玲の日々刻々】
ウクライナ侵攻の背景にある プーチンの「ロシア・ファシズム」思想。 ロシアは巨大な「カルト国家」だった 橘玲の日々刻々】 プーチンによるウクライナへの全面侵攻を予測できた専門家はほとんどいなかったというが、歴史家のティモシー・スナイダーは間違いなく、その数少ない例外の一人に入るだろう。 2014年、ロシア... 続きを読む
25歳「自主」定年制のすすめ(『不条理な会社人生から自由になる方法』まえがき) – 橘玲 公式BLOG
明日(3月19日)発売の文庫『不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0vs4.0』(親本は『働き方2.0vs4.0 不条理な会社人生から自由になれる』)の文庫版まえがきを、出版社の許可を得てアップします。電子版は23~25日の配信開始です。 ***********************************************************************... 続きを読む
第101回 複雑すぎる年金繰り下げ申請(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
いつの間にか齢を重ね、私も年金受給について考えなくてはならない年になった。とはいえ、いまもふつうに仕事をしており、70歳以降に受給を繰り下げるつもりなので、放っておけばいいのかと思っていた。行政サービスは本人申告が原則で、制度上、請求しなければ年金は自動的に繰り下げられていくはずだ。 しかしいろいろ... 続きを読む
"アカデミズムのサラブレッド"で新進気鋭の社会学者だったアリス・ゴッフマンは、なぜ「キャンセル」されたのか?【橘玲の日々刻々】
"アカデミズムのサラブレッド"で新進気鋭の社会学者だった アリス・ゴッフマンは、なぜ「キャンセル」されたのか? 【橘玲の日々刻々】 エスノグラフィー(参与観察)は文化人類学や社会学で行なわれるフィールドワークの一種で、研究者が調査対象者と行動と共にし、同じ立場でさまざまな経験を記録する手法をいう。前回... 続きを読む
ニューヨークの有名クラブで日々繰り広げられているアメリカの富裕層とエロス資本との深淵な関係とは?【橘玲の日々刻々】
ニューヨークの有名クラブで日々繰り広げられている アメリカの富裕層とエロス資本との深淵な関係とは? 【橘玲の日々刻々】 「ガールズ」の第一条件は若さで、身長は最低175センチ以上、ドレスサイズは4(ウエスト63センチ)以下 クラブでは、「ガール(girl)」と「ウーマン(woman)」の間にはっきりとした境界線がある... 続きを読む
ニューヨークの有名クラブで日々繰り広げられているアメリカの富裕層とエロス資本との深淵な関係とは?【橘玲の日々刻々】
私はクラブカルチャーにはなんの知識もないが、そんな人間でもアシュリー・ミアーズの『VIP グローバル・パーティーサーキットの社会学』(みすず書房)はとても面白く読めた。ニューヨークの有名クラブや、映画に出てくるようなアメリカの富裕層のパーティで、いったい何が行なわれているのかようやくわかったからだ。... 続きを読む
FIREの目標は「成功したミニマリスト」 週刊プレイボーイ連載(505) – 橘玲 公式BLOG
近年、欧米を中心にミレニアル世代のあいだで影響力を増しているのが、ミニマリズムとFIRE(Financial Independence, Retire Early:経済的に独立し早期リタイアする)です。アメリカ西海岸などのリベラルな富裕層のライフスタイルは、BOBOS(ブルジョア:Bourgeois+ボヘミアン:Bohemians)と呼ばれることもあります。 ... 続きを読む
「人生100年時代」という人類史上未曾有の「超長寿社会」にどう備えるべきか?【橘玲の日々刻々】
アンドリュー・スコット、リンダ・グラットンの『LIFE SHIFT2(ライフシフト2) 100年時代の行動戦略』(東洋経済新報社)を正月休みに読んでみた。「人生100年時代」が現実のものになることを説いて日本でもベストセラーになった『LIFE SHIFT(ライフシフト)』の続編で、著者の一人グラットンは安倍元首相から「人生1... 続きを読む
せっかくインフレになりそうなのに税金を使ってまでデフレを維持しようとするのはなぜ?【橘玲の日々刻々】
せっかくインフレになりそうなのに 税金を使ってまでデフレを維持しようとするのはなぜ? 【橘玲の日々刻々】 「ガソリン価格の高騰」を抑えるために、岸田政権は石油元売り各社に補助金を出すことを検討しています。こうした補助金は前例がなく、予算が数千億円規模になる可能性もあって、効果や公平性に疑問の声があが... 続きを読む
人の心はなぜ「壊れやすい」のか?進化医学の観点から考える【橘玲の日々刻々】
嫌なことやつらいことがあったあとに、「なぜこんなに落ち込むんだろう?」と思ったことはないだろうか。あるいは、家族や友人がうつ病などで苦しんでいるのを見て、“心の病い”を理不尽に感じたひともいるだろう。精神科医であり、進化医学の提唱者でもあるランドルフ・M・ネシーの『なぜ心はこんなに脆いのか 不安や抑... 続きを読む
第99回 お宝を教えぬ生保の不誠実(橘玲の世界は損得勘定) – 橘玲 公式BLOG
20年くらい前に、知人から保険の見直しについて相談されたことがある。彼女が加入していたのは積立型の終身保険と個人年金保険で、正直、かけすぎに思えたが、予定利率が5.5%(現在は0.25%程度)という、俗にいう「お宝保険」だった。そこで、入院特約や三大疾病保障のような余分なものをすべて外して、主契約だけ残す... 続きを読む
ギャンブルに必勝法はある!その手法と残酷な現実とは?【橘玲の日々刻々】
「ギャンブル必勝法はあるのか?」は誰もが知りたいと思うだろう。数学者でサイエンスライターでもあるアダム・クチャルスキーは、『ギャンブルで勝ち続ける科学者たち 完全無欠の賭け』(草思社文庫)でこの問いに挑んだ。その答えは「必勝法はあるし、それで大儲けしている者がいる」だが、それはあなたが想像するよ... 続きを読む