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新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersトランプ次期米国大統領はウクライナ戦争を終結させないだろう: 極東ブログ
ジョン・ミアシャイマー教授が、12月12日、「グローバルピースTV」(参照)でウクライナで進行中の戦争を終わらせるトランプ大統領の可能性について分析していた。私はトランプ次期米国大統領がこの戦争を終結してくれるのではないかと期待していたが考えを改めるべきだろうと思った。以下、ミアシャイマーの見解をまと... 続きを読む
シリア崩壊とイスラエル: 極東ブログ
2024年12月9日、バシャール・アル・アサド政権が崩壊し、イスラム主義勢力「ハヤート・タハリール・アル・シャーム」(HTS)がダマスカスを掌握した。この出来事は、シリア内戦の終局を象徴するとともに、中東地域全体の地政学を根本的に変える転機となった。 シリア内戦は2011年3月、アラブの春の影響を受けて始まった... 続きを読む
米国コロナウイルス感染症に関する特別委員会報告書について: 極東ブログ
米国のコロナウイルス感染症に関する特別委員会は、2024年12月4日に2年間の調査を完了し、詳細な最終報告書「COVID-19パンデミックの後期評価:学んだ教訓と未来への道筋」を発表した。この520ページの報告書は、今後のパンデミック対応のための指針を示しているとされるが、全文は一般には公開されていない。そこで特設... 続きを読む
情報環境の変化と市民の選択: 極東ブログ
先日の兵庫県知事選挙や米国大統領選挙の結果に違和感を持つ人々が増えている。そして、その原因としてSNSやYouTubeなどのスマホベースのメディアが批判されることが目立つ。若者が新聞を読まず、正しい情報が広まらないことが選挙結果に影響しているという主張である。一方で、それに真っ向からの反論もある。既存メデ... 続きを読む
兵庫県知事選挙雑感: 極東ブログ
2024年11月17日に行われた兵庫県知事選挙は、これまでの地方選挙の枠を超えた注目を集める選挙となった。不信任決議を受け、メディア的にバッシングされた前知事の斎藤元彦氏が再出馬し、そして民意によって再選を果たすという展開は、政治の混乱とそれに対する市民判断の新しい局面を象徴する出来事となるかもしれない... 続きを読む
米国民主党の騒がしい日々: 極東ブログ
2024年の大統領選挙において、民主党は、あれから8年ということか、再び「自己崇拝」の罠に陥り、壮大な内紛を展開している。選挙戦の最終段階になってようやく党内で激しい議論が繰り広げられ、資金の使い方や広告戦略の失敗、そしてリーダーシップの欠如について多くの異論が噴出した。誰が責任を取るべきかについて... 続きを読む
ドイツ経済の悪化と政府の失策: 極東ブログ
ドイツ経済は今、以前の安定した成長から停滞へと変わり見通しが悪化している。2024年の成長率は-0.1%と予測されており、これは前年に続く二年連続のマイナス成長である。ドイツのキール世界経済研究所は、成長予測を引き下げており、政府や企業に対する不信感が高まっている。このままではドイツの経済基盤が弱まり、国... 続きを読む
米国大統領選挙予測技術: 極東ブログ
米国大統領選挙の予測技術が変化している。変化せざるをえない。従来の世論調査や経済志向に基づく予測手法では、複雑化する米国選挙情勢は捉えきれなくなった。米国では社会的分断が深刻なほど進み、選挙戦となれば過剰なほどの接戦化する中で市民の意思の流動も激しく、実態が掴めず、常に新しい選挙予測モデルが模索... 続きを読む
2024年の衆議院議員総選挙はひどいものだったなあと思った: 極東ブログ
2024年の衆議院議員総選挙はひどいものだったなあと思った。一市民の自分の視線から見ると、まるで投票意思を失わせるような候補者が数人いるだけである。もちろん、自民党候補はいる。どこにもいる。共産党候補と似たようなものだ。で、自民党候補に入れるか。無理。自分は自民党支持者ではないが、自民党の政策にあま... 続きを読む
アフリカの安全保障と資源開発に関わる国際政治: 極東ブログ
アフリカは近年、世界の大国にとってますます重要な、そして物騒な舞台となっている。豊富な資源や地政学的な位置は大国の関心となる大きな要因だが、その背後には安全保障や経済的利益が複雑に絡み合う。背景には、アフリカ諸国が、実態としては、各面において依然として発展途上という状態にあり、インフラや産業基盤... 続きを読む
カマラ・ハリス米大統領選挙候補のインタビュー: 極東ブログ
米国時間の10月16日、カマラ・ハリス米大統領選挙候補は、FOXニュース・チャンネルでブレット・ベイヤーと生中継のインタビューに応じた。内容は現在YouTubeで見ることができる(参照)。 ハリス候補については、好意的なリベラル系のメディアには出演するが、公平な記者会見を行っていないことが問題視されていた。... 続きを読む
核兵器廃絶運動の課題: 極東ブログ
2024年のノーベル平和賞は日本の核兵器廃絶運動に大きな希望の光を当てた。しかし、その栄誉が果たして現実に即したものであるかどうかについては、疑問の声も上がっている。核兵器廃絶は確かに人類の理想であり達成すべき目標であるが、その過程において様々な団体がそれぞれの立場を持ち、運動はしばしば分裂と対立に... 続きを読む
AIと人間の共生における知能の退化は避けられないだろう。: 極東ブログ
ジェフリー・ヒントンの警告 AIと人間の共生における知能の退化は避けられないのではないだろうか。ジェフリー・ヒントンのエピソードから話を切り出したい。2024年にノーベル物理学賞を受賞したヒントンは、AIの安全性や人間の知能の衰退に対する深い懸念を示していた。彼は、教え子でもあるサム・アルトマンが主導する... 続きを読む
ウクライナの戦争と米国の支援の行く末: 極東ブログ
ロシアのウクライナ侵攻は3年に及び、この間、国際社会の力学を大きく変え、特に米国の対外政策においてはウクライナ支援の限界が中心的でありながら、他の中東問題がクローズアップされるなか、微妙に言及しにくいテーマとなっている。米国はこれまで膨大な資金と軍事支援をウクライナに提供してきたが、その支援にはそ... 続きを読む
石破茂首相が提唱する「アジア版NATO」構想: 極東ブログ
石破茂首相が提唱する「アジア版NATO」構想は、それがパーティー・ジョークの類でないとするなら、日本の安全保障政策における大きな変革を目指しはしているし、御本人としては、存外に当面、いたってその気なのかもしれない。いずれにせよ、打ち出されてしまったこの構想は、大国・日本の将来に関わることなので諸外国... 続きを読む
脱ドル化の模索というBRICSの野心的構想: 極東ブログ
2024年10月にロシアのカザンで開催されるBRICS首脳会議(サミット)では、国際金融システムの改革に関する重要な議論が行われる可能性が高まっている。特に注目されているのは、一部で議論されている金を基礎とする共通通貨の可能性についてである。この構想が実現すれば、単なる通貨の話にとどまらず、世界経済の構造そ... 続きを読む
「世界経済の行方 - AI (LLM) が語る最新動向と展望」: 極東ブログ
一昨日、昨日と続く東京市場の大暴落と今日の回復に関連して、この市場の変動と世界経済の今後について、AI (LLM) と対話を行い、その対話のログから、インタビュー記事を自動生成してみました。というわけで、以下がその結果です。ヴィンセント博士はAI (LLM) で記者は私です。 「世界経済の行方 - AI (LLM) が語る最新... 続きを読む
[書評] 戦後フランス思想(伊藤直): 極東ブログ
私は66歳にもなって自分を大人気なく思う。本書『戦後フランス思想』を読んで、ああ、こういう解説は簡素によくまとまっているけど、あの時代の日本の空気が感じられないなあ、と思ってしまった。ということを書くのも、大人げないが、本書はそんな郷愁をもたらした。と、いうのも、あまり正確ではない。後で触れるが、... 続きを読む
現代に蘇る『源氏物語』: 極東ブログ
久しぶりのブログという感じになってしまい、近況というのもなんだが、今年のNHK大河ドラマ『光る君へ』を楽しく見ている。藤原道長と紫式部の若き日の秘められた恋といった、ラノベ(ライトノベル)のような展開も面白いが、そこここに『大鏡』や『小右記』などからの史実に『蜻蛉日記』をまぜたりするのも楽しい。これ... 続きを読む
[書評] ケマル・アタチュルク (小笠原弘幸): 極東ブログ
中公新書の新刊とされている『ケマル・アタチュルク』の表紙を見たとき、ほんの数秒だが、私にはちょっとした混乱があった。「あれ?改版したのかな」と勘違いしたのである。「ケマル・アタチュルク」という表題のインパクトが強く、その上部に記されている著者の小笠原弘幸氏の名前にふとした失念があった。が、すぐに... 続きを読む
ブログ再開?: 極東ブログ
長い間ブログを休止していた。この間、大学院生であったという理由が大きい。25歳に最初の大学院を中退し、それから40年かけて大学院修士を終えたという感じだ。10年前の著書には、「もう諦めた」と書いたが、子供が2人成人したのをきっかけに修士に再挑戦した。というわけで2年間、放送大学で大学院生をやっていた。よ... 続きを読む
[書評] 存在消滅(高村友也): 極東ブログ
著者の高村友也さんから著書『存在消滅』をいただいた。高村さんは、このブログで私が死の恐怖に絶叫する話を読まれ、共感されたらしい。まあ、そういう人が世の中にはいるのだ。 本書にも登場するが哲学者・中村義道が哲学者・大森荘蔵に哲学の門を敲いたときも、ようするにこれだった。死の恐怖である。大森は、たしか... 続きを読む
無意味な暗記と昔のこと: 極東ブログ
この夏、64歳になった。父が62歳でなくなっていて、その姿を老いに思っていたのだから、それからさらに2年近くも生きている自分が奇妙な気もしないでもないが、親族には90歳近く生きる人もいるし、思えば父の父、私の祖父、そして曽祖父も長寿な人であって、父も長生きするつもりでいたのだろうと思う。 自分はというと... 続きを読む
日本的陪審員制結果のような印象: 極東ブログ
2019年4月19日、当時87歳の飯塚幸三被告が運転するプリウスでの暴走によって、青信号の横断歩道を自転車で横断中の母娘を死亡させ、また他の通行人ら9人に重軽傷を負わせる事故が起きた。飯塚被告は自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われたが、東京地裁の裁判では、遺族には謝罪の意を告げたものの、... 続きを読む
[書評] 喧嘩の流儀 菅義偉、知られざる履歴書(読売新聞政治部): 極東ブログ
私だけの感覚だろうか。今年の安倍内閣のことがうまく思い出せない。令和時代最初の内閣であり、一年ほど続いた第4次安倍第2次改造内閣なのだが、あれはなんだったのだろうと、奇妙に遠い過去のように思えてくる。内閣の終焉は、表向きは、安倍晋三が持病に負けたということだが、コロナ騒ぎに潰れたという思いのほうが... 続きを読む