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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersジュリアード音楽院からハーバード大学へ アメリカ哲学の巨人の経歴(学術文庫&選書メチエ編集部)
長いあいだ翻訳を絶望視されてきた古典が、ついに邦訳されました。著者のカヴェルは、ドゥルーズ『シネマ』と双璧をなす映画論を書いた、ウィトゲンシュタインの後継者であり、アメリカ哲学の巨人です。その主著『理性の呼び声』は無数のアイデアにあふれ、哲学者たちの間で「バイブル」とされてきました。 邦訳の刊行を... 続きを読む
東浩紀『訂正可能性の哲学』|KIRA Takayuki
つい昨日に発売された、東浩紀『訂正可能性の哲学』(ゲンロン、2023年8月)と『観光客の哲学 増補版』(ゲンロン、2023年6月)を読んだ。 私はこの著者のよい読者ではない。『訂正可能性の哲学』もよい本だと思えなかった。ルソー、プラトン、ポパー、ウィトゲンシュタイン、アーレント……といった有名な哲学者の代表作... 続きを読む
ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』とプログラミング言語的世界観
ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』の解説本を読んでいて、 「これはプログラミング言語の世界観だ」 と思い、また気付いたところがあったので、記録する。 解説本とは、古田徹也『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 シリーズ世界の思想 (角川選書)』である。 今回、言及するのは、§2 「事実と事態、事態と物(対... 続きを読む
地上で最後の一人となった女性による、美術と哲学と狂気の内面世界を描いた実験小説──『ウィトゲンシュタインの愛人』 - 基本読書
ウィトゲンシュタインの愛人 作者:デイヴィッド・マークソン発売日: 2020/07/17メディア: Kindle版デイヴィッド・マークソンによるこの『ウィトゲンシュタインの愛人』は、何らかの理由で地球上で最後の一人になった女性が、淡々とその生活と過去のことを記していく自伝風小説だ。「人類最後の一人系」小説とか映画って... 続きを読む
「語りえぬもの」とは何か?『ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考 』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』は、この一文で終わっている。 ウィトゲンシュタインは、この一文を証明するために『論考』を書いた。 すなわち、この一文が分かることは、『論考』が分かることに等しい。 何度も挑戦し、挫折し、さまざまな回り道をしてきた... 続きを読む
20世紀最大の哲学者の1人であるルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインは絵文字推奨派だった - GIGAZINE
by Lidya Nada 1921年に21歳で「 論理哲学論考 (論考) 」を発表した ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン は、言語の限界について主張した人物であり、その哲学はコンピューター科学や人工知能、認知科学などの分野にも 影響を与えています 。20世紀で最も偉大な哲学者の1人であるウィトゲンシュタインは、コンピューターのコミュニケーションが生まれる以前から顔文字の重要性について強調してい... 続きを読む
『ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇』はスゴ本: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
ウィトゲンシュタインの本のなかで、これが最も分かりやすい&面白い(当社比)。 数学という存在を、人の知性の産物である「発明」と捉える人がいる。いっぽうで、人が見出した世界の本質である「発見」と見なす人がいる。この議論は、 [『神は数学者か』はスゴ本] にて語ったが、いずれの場合にせよ、数学の限界が(仮に)あるとしたならば、それは人の理性の限界であることは了解していただけるだろう。なぜなら、「発明」... 続きを読む
東大・京大で『勉強の哲学』が一番売れている理由「勉強するとキモくなる」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
「勉強とは何か?」を根源的に考えた一冊。一言なら 「勉強とは変身である」 になる。 巷に数多のノウハウ本ではない。意識高い系の自尊心をくすぐる本ではない。勉強するとはどういうことか、勉強することで何が起きるのかを、言語と欲望の問題にまで踏み込み、掘り下げる。 議論のバックグラウンドに、フーコーの権力システム、ドゥルーズ&ガタリの脱コード化、さらにウィトゲンシュタインの言語観をも引き込んでいるが、咀... 続きを読む
ウィトゲンシュタインは究極のミニマリストか - アーキペラゴを探して
2014-11-11 ウィトゲンシュタインは究極のミニマリストか ノート 1. ウィトゲンシュタインの建築とは 90年代後半には閉店していたと思うが、西部美術館の横に「アール・ヴィヴァン」というアート系書店があり、アール・ヴィヴァン叢書というB4版の冊子を出していた。各冊子は決まったアーティストやムーブメントを特集し、16号は『ウィトゲンシュタインの建築』だった。 アール ヴィヴァン16号 特集:... 続きを読む
ウィトゲンシュタインの読み方『哲学探究』入門: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
ウィトゲンシュタインを読むのは、認識の仕様が知りたいから。 中二病の宿題を終わらせる『論理哲学論考』で、彼がやりたいことを知った。日常言語を用いる限り、数学のように論理を引き出して直接扱うことは難しい。だから、せめて「ここまでは語り得ますよ」という限界を示すのだ。そして、言語の誤謬を避けるため、厳密に論理的なシンタックスに則った記号言語を構築してゆく。 これをリバースエンジニアリングすると、認識の... 続きを読む
日本語ラップの「ダサさ」に関する覚書 - あざなえるなわのごとし
2014-03-24 日本語ラップの「ダサさ」に関する覚書 音楽 ※ウィトゲンシュタインがどーのこーのはない 吉幾三 - 俺ら東京さ行ぐだ - YouTube 吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」にある片田舎の風景とそれに憧れる田舎者の姿。 牛にトラクター、肥溜め、テレビもラジオもない田舎町。 左とん平「とん平のヘイ・ユー・ブルース」 都会へ出て、すりこぎのように人生をすり減らし生きた哀しみのブルース。 和... 続きを読む
ハイデガー、サルトル、バタイユ、ウィトゲンシュタイン、そしてユングたち愛の探求者の姿を親しみやすく描く『恋におちた哲学者』:Book News
太宰治と芥川龍之介とが能力バトルを繰り広げる『文豪ストレイドッグス 』がtwitterで話題になっています。『人間失格』とか『羅生門』とか、それぞれの文豪の代表作が能力名になっているということで「厨二っぽい」と人気のようなのですが、一読して感じるのは「物足りなさ」。まだまだこれからの作品かも知れないので、これからより一層想像力を爆発させてムチャクチャやって欲しいものだなと思ったのでした。 『文豪ス... 続きを読む
もしヴィトゲンシュタインがマクロ経済学者だったら by Scott Sumner – 道草
サムナーのブログから “What if Wittgenstein had been a macroeconomist?“(16. December 2011) コメント欄でジェイソンさんが偉人ヴィトゲンシュタインの引用をくれた。それですぐにこれをどこかで使ってやろうと思い、10秒考えて決めた。 「教えてくれ。」20世紀の偉大な哲学者のルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインがある時友人に尋ねた。「人々は... 続きを読む