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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users『ウィトゲンシュタインの講義 数学の基礎篇』はスゴ本: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
ウィトゲンシュタインの本のなかで、これが最も分かりやすい&面白い(当社比)。 数学という存在を、人の知性の産物である「発明」と捉える人がいる。いっぽうで、人が見出した世界の本質である「発見」と見なす人がいる。この議論は、 [『神は数学者か』はスゴ本] にて語ったが、いずれの場合にせよ、数学の限界が(仮に)あるとしたならば、それは人の理性の限界であることは了解していただけるだろう。なぜなら、「発明」... 続きを読む
東大・京大で『勉強の哲学』が一番売れている理由「勉強するとキモくなる」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
「勉強とは何か?」を根源的に考えた一冊。一言なら 「勉強とは変身である」 になる。 巷に数多のノウハウ本ではない。意識高い系の自尊心をくすぐる本ではない。勉強するとはどういうことか、勉強することで何が起きるのかを、言語と欲望の問題にまで踏み込み、掘り下げる。 議論のバックグラウンドに、フーコーの権力システム、ドゥルーズ&ガタリの脱コード化、さらにウィトゲンシュタインの言語観をも引き込んでいるが、咀... 続きを読む
ウィトゲンシュタインは究極のミニマリストか - アーキペラゴを探して
2014-11-11 ウィトゲンシュタインは究極のミニマリストか ノート 1. ウィトゲンシュタインの建築とは 90年代後半には閉店していたと思うが、西部美術館の横に「アール・ヴィヴァン」というアート系書店があり、アール・ヴィヴァン叢書というB4版の冊子を出していた。各冊子は決まったアーティストやムーブメントを特集し、16号は『ウィトゲンシュタインの建築』だった。 アール ヴィヴァン16号 特集:... 続きを読む
ウィトゲンシュタインの読み方『哲学探究』入門: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
ウィトゲンシュタインを読むのは、認識の仕様が知りたいから。 中二病の宿題を終わらせる『論理哲学論考』で、彼がやりたいことを知った。日常言語を用いる限り、数学のように論理を引き出して直接扱うことは難しい。だから、せめて「ここまでは語り得ますよ」という限界を示すのだ。そして、言語の誤謬を避けるため、厳密に論理的なシンタックスに則った記号言語を構築してゆく。 これをリバースエンジニアリングすると、認識の... 続きを読む
日本語ラップの「ダサさ」に関する覚書 - あざなえるなわのごとし
2014-03-24 日本語ラップの「ダサさ」に関する覚書 音楽 ※ウィトゲンシュタインがどーのこーのはない 吉幾三 - 俺ら東京さ行ぐだ - YouTube 吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ」にある片田舎の風景とそれに憧れる田舎者の姿。 牛にトラクター、肥溜め、テレビもラジオもない田舎町。 左とん平「とん平のヘイ・ユー・ブルース」 都会へ出て、すりこぎのように人生をすり減らし生きた哀しみのブルース。 和... 続きを読む