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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users東京大学への異動 - akihitosuzuki's diary
春を告げる温かい日々が続いています。皆様は、色々な希望と共に新年度を始めていらっしゃると思います. 私は、この4月より、東京大学・人文社会学系大学院の死生学・応用倫理センターで教鞭をとることになりました。生命倫理学が核となって、医学史という新しい学問が、人文系の学問はもちろん、医学部や看護学部をはじ... 続きを読む
医療英会話キーワード辞典 - akihitosuzuki's diary
www.igaku-shoin.co.jp 森島, 祐子 et al. 医療英会話キーワード辞典 : そのまま使える16000例文. 医学書院, 2019. 『医学界新聞』で書評されていた『医療英会話キーワード辞典』の新版が出たので買ってみた。例文は 16,000もあり、膨大に多い。それよりも重要なことは、英語が一字一句の対応しているのではなく、日本語... 続きを読む
「図書館情報学と医学」-『週刊 医学界新聞』最新号より - akihitosuzuki's diary
『週刊 医学界新聞』に新しい連載である「図書館情報学の窓から」が始まった。佐藤翔先生という方が、ある意味で歴史的な手法で始まった。図書館情報学は、原子爆弾計画・マンハッタン計画に一つの起源をもつという議論である。とても面白そうだし、引用されているご自身の論文を見てみよう。 www.igaku-shoin.co.jp 続きを読む
ピルという新しい問題ー欧米における避妊の転機 - akihitosuzuki's diary
2017 - 10 - 29 ピルという新しい問題ー欧米における避妊の転機 www.sweeteningthepill.com 日曜の朝にVogue UK 版をのんびり読んでいて、少し気になった記事があったから読んでみた。予想したよりも大きな内容で、学者として、それから教育者として、まじめに考えなければならない主題である。内容は女性が避妊のために服用する ホルモン剤 、いわゆる「ピル」である。20... 続きを読む
アメリカの母体死亡率はなぜ発展途上国より高いのか - akihitosuzuki's diary
2015-07-20 アメリカの母体死亡率はなぜ発展途上国より高いのか エコノミストの記事より。アメリカの母体死亡率maternal mortalityが、過去25年間にわたって上昇しているという異様な事態が起きているが、それはなぜかを分析して面白い。そもそも事態を整理すると、母体死亡率というのは、妊娠と出産のときに妊婦・母親が合併症などで死亡する割合である。1930年代までは約100分の一、対1... 続きを読む
20世紀ドイツの「精神病質」の歴史 - akihitosuzuki's diary
2015-06-28 20世紀ドイツの「精神病質」の歴史 Eghigian, G. (2015). "A Drifting Concept for an Unruly Menace: A History of Psychopathy in Germany." Isis 106(2): 283-309. 今年度は感染症の歴史の本を読んで講義ノートを作ったり、あるいは医学史の他の領域の本や論文を読んだ... 続きを読む
『戦争責任研究』「戦争と心の傷」 - akihitosuzuki's diary
2014-02-19 『戦争責任研究』「戦争と心の傷」 蟻塚亮二「沖縄戦のトラウマによるストレス症候群」『戦争責任研究』(81), 2-11, 2013. 北村毅「沖縄戦における精神障がい者のスパイ視と虐殺」『戦争責任研究』(81), 12-21, 2013. 中村江里「日本帝国陸軍と『戦争神経症』」『戦争責任研究』(81), 52-61, 2013. 藤野豊「熊本における『ハンセン病患者骨格標本... 続きを読む