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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users経営とクリエイターの狭間で。 モバゲータウン「決戦!戦国vs三国志」開発ストーリー - Keep Crazy;shi3zの日記
今年の春、僕は心にひとつ決めたことがあった。クリエイターを辞める。経営者とクリエイターは両立できない。無理に両立させようとすれば、それは取り返しのつかないねじれとなって仕事に跳ね返ってくる。 「清水君、ゲーム会社の社長にだけは、なるもんじゃないよ」 白髪に愛らしい笑顔を浮かべた老人は、ニコニコしながら本気とも冗談ともつかない顔でそう言った。彼は知らぬ人はいないゲームメーカーの創業者。その日、歴史的... 続きを読む
2011年の正義 - Keep Crazy;shi3zの日記
2011年。あまりにも多くのことがあった。金正日が死に、カダフィが死に、ジョブズが死んだ。それよりもずっと多くて貴重な命が、東北地方を中心に失われた。 福島の仮設住宅に住む親類と電話で話をした。元気そうで明るい声に少し安堵を覚えたが、冬に向けて壁と窓を二重化したらしい。東北の冬は厳しい。僕も新潟のうまれだから、豪雪地帯の冬がどれだけ厳しいか知っているつもりだ。それでも彼らは懸命に生きている。 震災... 続きを読む
ソーシャルゲームの向こう側: 単なるWebサービスには飽きてきた。じゃあなんだろう。 - Keep Crazy;shi3zの日記
先日、頓知・の井口さんの呼びかけで開催された「SXSW ベンチャーピッチバトル」の審査員をやってほしいと言われて、引き受けた。井口さんのイベントにはいつも唐突に誘われるので、前回のイベントは出れなかったから、まあその罪滅ぼしの意味もあった。 審査員として参加したのは、僕と、芸者東京の田中泰生、そしてmixiの宮田さんだ。 おいおいなんでこの組み合わせなんだよ、と思ったけど、これは前回のSXSW(サ... 続きを読む
「意識高い就活生」募集 UEIが初の新卒採用を開始! 遊園地でARゲーム「クリムゾン屋敷2011」も - Keep Crazy;shi3zの日記
さてさて。中途採用に続き、2013年度の新卒採用も開始します。けど、今現在大学四年でも大学院二年でも歓迎します。 いや、既卒でも中退でもNEETでも歓迎します。意識が高ければ2013年度までに中退見込みでもいいです。これから中退するのでも、既に中退しちゃった、でもいいです。僕も大学二回いったけど、二回とも卒業してないのでそこは差別しません 実際、二年前に既卒で入って来た学生も、今はマネージャとして... 続きを読む
続・良い企画とはなにか? 王道と斬新 - Keep Crazy;shi3zの日記
まどろみのなかで目が覚めると、ベーリング海の上空に居た。機はちょうど半分の行程を消化したばかり。それで身体を起こして、いろんなことに思いを巡らせた。 前回の記事が非常に大きな反響を呼んでしまったので、少し戸惑っている。というのも、注意深く読んでいただければ解るが、「斬新な企画」を素人は考えてしまいがちで、しかもそれはかなりの確率で誤解に基づいたものだ、という話だった。しかし同時にそれは「無難な企画... 続きを読む
「良い企画」の条件 または「良い斬新」とはなにか - Keep Crazy;shi3zの日記
企画の立て方を人に教えるのは相変わらず難しいな、と思った。特に「良い企画」を立てるのはとても難しい。 企画の新人が応募してくるとき、彼らの書いた企画書をいつも評価しないといけないんだけど、ほとんどの場合、読むに値するものはない。 そのうえ、新人に「良い企画」とはこういうものなんですよ、ということを理解してもらうのも時間がかかるし、また難しい。そこであくまで僕が、だけれども、「良い企画」だと思うもの... 続きを読む
人生を輝かしい物語にする、たった一つの秘訣 - Keep Crazy;shi3zの日記
僕が勤務する、UEI/ARC(秋葉原リサーチセンター)の大半のメンバーは、大学生だ。プログラマーも居れば、wise9のブログを編集するためのスタッフや、海外の面白い記事を見つけて来て僕たちのためだけに翻訳する翻訳スタッフも居る。全体の男女比は6:4くらい。毎日来る子もいれば、たまにひょっこり顔を出す子も居る。そういう、出入り自由なたまり場みたいな場所を作りたかった。 若い人たちと話をすると、いつも... 続きを読む
就活生に答えてみた、ベンチャー企業で働く理由と選び方 - Keep Crazy;shi3zの日記
「ベンチャーに行くか大企業に行くか迷ってるんですけど」 就活中の大学生から、そんな相談を受けた。両方から内定が出たらしい。 「大企業に2、3年行ってからベンチャー企業に転職するのがいいんじゃないの?」 僕はそう答えた。お決まりの答えだ。 「どうしてですか?」 お決まりの質問が返ってくる。僕は新卒の人は迷ったら大企業に行け、と教えることにしてる。ベンチャーに新卒で入って来るというのは、相当の覚悟... 続きを読む
ゲームは愛で創れ : 天空のエリュシオンII アガルタの召喚騎士ができるまで - Keep Crazy;shi3zの日記
今週、「天空のエリュシオンII アガルタの召喚騎士」というゲームをリリースしました。今日はここに至るまでの思考過程について綴ってみたいと思います。 ・前作「天空のエリュシオン」はどうなったか?前作「天空のエリュシオン」は僕が10年の間暖め、もがき苦しみながら耐え抜き、難産の末に生まれた作品だった。世界観の設定やキャラクター、美しい背景など、非常に時間とお金をかけて開発し、特にシナリオについては最初... 続きを読む
喪われた街で考えた、プログラミングという武器 - Keep Crazy;shi3zの日記
日曜日の午前0時、トランク一杯に毛布やら食料やらを積んで、被災地に行った。親戚が多く住む、見慣れた街。そこで見た変わり果てた街の姿に、僕は言葉を失った。大自然の猛威という言葉はあまりに簡単で、簡単だから口にできない。この光景を現実に目の当たりにして、僕は涙よりもどんどん心が冷たく冷めていくのを感じた。ホラー映画を見て、「あれは作り物だ、CGだ」と自分に言い聞かせるように。何度も何度も言い聞かせた。... 続きを読む
少女と少年のための投稿型プログラミング雑誌が存在しなくなったので作ってみることにした - Keep Crazy;shi3zの日記
やあみんな。元気かな。先日、孤独な少年プログラマーの人々を募集してみたんだけど、思ったより応募をいただいて、しかもみんななんかぶっ飛んでて面白かったんだけど、やっぱり東京近郊にいないとダメとか、まあ彼等も毎日通うのダルいよねっていう部分もあるので、もういっそ、投稿型のプログラミング情報誌を作ってみることにした。 日経ソフトウェアあたりが唯一残った投稿雑誌っぽいけど、ちょっと内容が実用向きすぎる。も... 続きを読む
24時間でとある企業のサラリーマンとOLたちが知恵をあわせて社会貢献ゲームを企画してみた顛末 - Keep Crazy;shi3zの日記
昨日、今日と、僕は朝から鎌倉にある、とある企業の研修センターに行っていた。そのとある企業とは、言わずと知れた、(株)電通である。(株)電通についてご存じないティーン読者のために、軽く電通について説明すると、日本のテレビ広告のほとんど全部を「所有」している、世界最大の広告代理店だ。 明治34年(1901年)に創業され、今年で創業110年の老舗であり、日本の総てのテレビ局と、総ての新聞と、総ての雑誌の... 続きを読む
腕に覚えのある少年プログラマー達よ、秋葉原に来たれ!! 君はもう一人じゃない - Keep Crazy;shi3zの日記
最近、#givemacの影響もあるのか、いろんな若者と出会う機会が増えたんだよね。 それも、ビックリするくらいみんな賢くて優秀で真面目なんだ。 さらに非常に興味深いな、と思ったのは、彼らは等しく激しい孤独を感じているということ。 彼らがなぜ孤独なのかと言えば、周囲が誰も彼の所業を理解できないからだ。 人間の世界は狭い。特に、10代の少年にとって、世界はとても狭い。 どれだけネットが発達しようが、少... 続きを読む
15万円で壁をディスプレイにしてみた - Keep Crazy;shi3zの日記
みんな元気かな?なんかせっかく気合いを入れて作った新オフィスも、数ヶ月もするとちょっと飽きて来て、なんかもっと面白くしたい、と思った。 そこで、大画面液晶をとにかく壁に貼りまくれ!と思って注文したんだけど、なんか工事とかに時間がかかるし、いくら大画面でも100インチとかは値段が高すぎてちょっと無謀という感じがした。 そこで!!手軽に大画面!ということで、産総研なんかにはよくある超短焦点プロジェクタ... 続きを読む
11人の疑わしき人々と33.3333%に賭ける人々 - Keep Crazy;shi3zの日記
その日、その知らせが不意に訪れたのは、太陽がちょうどアタマの真上あたりに来た頃だった。会議室に集まった11人は、お互いを不安そうな顔で見回した。彼らが不安と動揺を隠せなかったのは当然だ。ただ一つの絶望的な事実がそこにある。この中に・・・確実に2人、裏切り者が居る。奴らは人のようで人ではない。人の皮を被った狼、人の生き血を啜り、死肉を貪る忌まわしい、人狼(じんろう)なのだ。その事実だけで、ここに集っ... 続きを読む
落ちこぼれからの手紙 - Keep Crazy;shi3zの日記
僕の母校は、新潟県にある県立国際情報高校という学校だ。当時は出来たばかりの学校で、なにを隠そう僕はその学校の一期生だ。一期生というのはなかなかアイロニックな立場で、なにが起きても「学校始まって以来」だの「初代」だのと冠が着く。 僕もいろいろとやったが、もっとも相応しい冠は、「学校始まって以来の落ちこぼれ」というあたりだろう。 学校側も一年目から落伍者を出したくなかっただろうから、僕は留年こそしなか... 続きを読む
全国の小中学生、高校生の諸君!欲しいという人に一番安いMacBookAirを一台あげます - Keep Crazy;shi3zの日記
さてさて、寄付自慢選手権ですが、グルコースの安達社長やZynga Japanの山田社長や、ピクシブの片桐社長、そして頓知・の井口社長なんかにご賛同いただき、おごそかに始まりました。 けど、びっくりしたのが、批判がめちゃくちゃ多いこと。まあ相手に迷惑だっていうんならやめるけど、いちおう「要りますか?」「はい」「じゃあ送ります」というプロセスを踏んでいるのに、ここまで批判されるとは思わなかったのでビッ... 続きを読む
IT企業の社長のみんな!児童施設にコンピュータを寄付しようぜ! - Keep Crazy;shi3zの日記
日本に帰って来たら、面白いことになってる。伊達直人と名乗る人物がランドセルを寄付しまくってるらしい。今日時点で180個くらい寄付されてるとか。 僕は前々から日本でドネーション(寄付)文化が流行ってないことに疑問を感じていたので、この流れで寄付すること自体が快感だということをみんなにもっと知ってもらいたいし、こういう動きを一過性のブームで終わらせてしまうのも勿体ないので、ここに寄付自慢選手権の開催を... 続きを読む
僕が社長になってはじめてわかったいくつかの大切なこと。または川上さんから学んだこと - Keep Crazy;shi3zの日記
IVSで社長だったことを思い出したついでに、社長という仕事についていろいろ思うところがあったので書いてみる。 僕は2003年に創業しているので社長としては8年生ということになる。株式会社化したのは2005年だから、株式会社の社長としては6年生。まあいわばもう小学校は卒業する年である。ここらで振り返ってみるのもいいかもしれない。 僕が社長になった理由はいくつかあるけれども、ひとつは会社の歯車である自... 続きを読む
女性から「好きな女性のタイプは芸能人で言ったら誰?」と聞かれて「佐々木希」と答えてはいけない理由 - Keep Crazy;shi3zの日記
読者諸兄。合コンや世間話、飲み屋、なんでもいいけど、とにかく女性からこんな質問をされたら気をつけよう。 「ねぇ、○○さんの好きな女性って、芸能人でいったらどんなタイプですか?」 ここで 「佐々木希かな」 と即答してはいけないらしい。というか、僕がそのミスを犯してしまった。そのうえで大顰蹙を買ったのだ。 なぜ、佐々木希ではいけないのか? そもそも佐々木希はもはや国際的人気女優であり、その美貌は誰... 続きを読む
ヘッドハンターとぼく - Keep Crazy;shi3zの日記
前回の記事が面白すぎたのか、フィクションなのかノンフィクションなのかわからん、という意見を何人かからいただいた。が、当然ながらこの日記に特に断りなく書かれている事実はノンフィクションである。もちろん細かなディティールや、仮名とした氏の名前は伏せてあるし、より難しい話や込み入った話もしたのだけど、最後のオチがあまりに面白かったのでブログにしてみた。そして同時にベンチャーとはなにか考えるいいきっかけに... 続きを読む
Googleのリクルーターと話をした またはぼくがGoogleに行かない理由 - Keep Crazy;shi3zの日記
「なんでだろうかね、あなたがたは懲りないっていうか」 ぼくは呆れたように言った。先週できたばかりの真新しい会議室。白と黒のツートーンカラーで統一されたその小さな部屋で、ぼくは一人の男性と向き合っている。彼はGoogleのリクルーター、名をK(仮名)と言った。 「清水さんのようなプログラマにぜひお声がけしたくてですね」 Kはそう言った。 「でもさ、前にも来たじゃない。それで丁重にお断りしたはずで... 続きを読む
デキる男の内装大作戦 - Keep Crazy;shi3zの日記
さて、明日月曜日から我らがUEIことユビキタス・エンターテインメント・インコーポレーテッドは、長く暮らした赤門の並び、日本最高の頭脳が結集する東京大学のすぐ隣にある本郷ヒルズから、ぐぐっと嬬恋坂を降りて文京区湯島にその総司令部を移すのだ。 ここ湯島は、秋葉原まで数十メートルという、いわば世界の電脳都市、アキバを睨む前線基地。かつて業界を騒がせたモルフィーワン事件の舞台となった湯島御殿もとうぜん、こ... 続きを読む
ぺらっぺらの宇宙。直径1cmのブラックホールは10の66乗ビット - Keep Crazy;shi3zの日記
僕らが三次元だと思っているこの宇宙は、実は二次元空間に記録された情報をホログラフィのように三次元として認識しているだけかもしれない・・・。しかも、これは荒唐無稽なSFの話ではなく、今や最先端の宇宙論では最も信憑性の高い説のひとつとして捉えられているのだという。 少し前まで、スティーブン・ホーキング博士が超ひも理論(SST;Super String Theory)を発表し、この宇宙は三次元ではなく1... 続きを読む
「仕事がデキる人」と「仕事をする人」の違いと習慣 - Keep Crazy;shi3zの日記
仕事がデキる人とできない人の違いはなんだろうか。ある程度まじめに働いている人だったら、誰だって他人から「この人はデキル!」と思われたいはずだ。しかし現実には荘簡単に「デキル!」とは思ってもらえない。 単に与えられた仕事をこなしているだけでは「デキル」と思われない。仕事への意欲、積極的な態度、そういうものは当然として、ただ我武者らに真剣に努力すれば誰でも仕事ができるようになるというわけではないと思う... 続きを読む