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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersウクライナとロシアの戦争を想定した戦役分析をやってみた(12月24日まで無料)|武内和人|戦争、社会、人間を学ぶ|note
ある授業でロシアとウクライナの関係を取り上げたついでに、戦役分析として行った結果を研究メモとして公開しておきます。ただ物騒な内容なので期間限定とします。あらかじめ申し上げておくと、資料的、分析的な価値がある分析ではありません。『ミリタリー・バランス』のいくつかのデータを使って予備的な分析を行った... 続きを読む
因果推論駅の奥へ:諸統計的因果推論理論の繋がりの講演資料のアプ - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
部屋とYシャツと構造と力と私、こと林岳彦です。こんにちは。本ブログではお久しぶりです。 先週末に、社会学系の研究会からの依頼で、(1)因果推論の諸理論が奥の方でどう繋がっているか、(2)その"奥の方"で「質的理解」と「量的分析」がどう繋がっているか、をテーマに講演いたしました。その資料をアップロードしまし... 続きを読む
正式版告知:研究集会『エビデンスは棍棒ではない --- われわれは価値/規範と公共政策についていかに語りうるのか』3/11@国立環境研 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
こんにちは。林岳彦です。今回は研究集会の告知(正式版)です。年度末シーズンでの開催となりますが、研究費が余ったから帳尻合わせでやるような類の研究集会とは全く異なるものですので、ご参加のご検討のほど何卒よろしくお願いいたします! ーーーーー 国立環境研H30所内公募研究『環境分野におけるEBPM』およびFoRA... 続きを読む
『社会学はどこから来てどこへ行くのか』出版によせて - 社会学者の研究メモ
今月(2018年11月)、四人の社会学者の対談集、『社会学はどこから来てどこへ行くのか』が出版された。私以外の三人は、社会学の世界に限らず高い認知度があって、どういったいきさつからか、なぜかそこに私も混ざっているのだが、いくばくか場違い感があるのは否めない。 社会学はどこから来てどこへ行くのか 作者: 岸... 続きを読む
研究者諸賢への引継ぎ:学術誌の購読料高騰と論文のオープンアクセスについての情報まとめ - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
こんにちは。林岳彦です。好きな文房具はフリクション、最近のお気に入りは0.5mmのブルーブラックです。人生もフリクションのように過去の過ちをゴシゴシと消せたらいいのに、といつも思います。 さて。 わたくしは昨年度後半の半年間、弊所(国立環境研究所)内の企画部へと出向しておりました。そこでの諸々の業務につ... 続きを読む
統数研での講演『バックドア基準入門』をアプします - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
2017 - 03 - 13 統数研での講演『バックドア基準入門』をアプします おひさしぶりです。林岳彦です。夜、自宅で少しだけお酒を飲みたいときがありますよね。少しだけリラックスしたいけど酔っ払いたくはないみたいなときです。そんなとき、アサヒスーパードライの小さな135ml缶はたいへんありがたい存在です。しかし、この135ml缶の欠点は、お酒が少ししか飲めないことです。アズスーンアズ飲むや否やで... 続きを読む
確率概念について説明する(第3-2-1回):「可能性」と「確率」のあいだ/ 到達可能性の線引き問題 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
2015-06-24 確率概念について説明する(第3-2-1回):「可能性」と「確率」のあいだ/ 到達可能性の線引き問題 統計 リスク やっと会えたね(本能寺で)。林岳彦です。さいきんルンバを買いました。ルンバが動いているのを眺めるときに、「実はどこかで山本昌がこのルンバをラジコンで操作している」のだと想像しながらその動きを眺めるととても贅沢な気分になれます。おすすめのライフハックです。 さて。確... 続きを読む
確率概念について説明する(第3-1回):可能な世界の全体を1とする — コルモゴロフによる確率の定理(前編) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
2014-04-10 確率概念について説明する(第3-1回):可能な世界の全体を1とする — コルモゴロフによる確率の定理(前編) 統計 リスク 統計 リスク こんにちは。林岳彦です。先日、小学生の息子とセブンイレブンに行きました。そこでふと、「あの外壁、あれ本物のレンガじゃなくてただの印刷だから」と息子に教えたところ、それが彼にとっては思いもよらぬことだったようで、実はすべすべとしている外壁に触... 続きを読む
なぜリスク分析のプロは仮説検定を使わないのか(ややマニア向け) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
2014-02-12 なぜリスク分析のプロは仮説検定を使わないのか(ややマニア向け) 統計 リスク お久しぶりです。林岳彦です。もうすぐ『愛なき世界』の日、いわゆる(マイブラッディ)バレンタインデーですね。何かと雑音が多いこの世界ですが、いつでも自分の足元を見つめて行きましょう。 さて。 今回は、以下の: そもそもビジネスの現場ではどういう「レベル」の統計学を使うべきなのか - 銀座で働くデータサ... 続きを読む
なぜ無作為化なのか:『因果推論の根本問題』とその解法 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
2013-11-21 なぜ無作為化なのか:『因果推論の根本問題』とその解法 こんにちは。林岳彦です。はてなジョシュ・バーネットです。今回から「はてなブログ」へ引っ越しました。今後とも引きつづきよろしくお願いします。 さて。 前回までの記事では、実験データではない調査観察データを用いた因果効果の推定における注意すべきバイアスの類型について書いてきました。ここでなぜわざわざ「実験データではない」という... 続きを読む
今回は因果関係があるのに相関関係が見られない4つのケースをまとめてみた(前編:検定力が低い) - Take a Risk: 林岳彦の研究メモ
どもお久しぶりです。林岳彦です。ローソンなどで売ってるいなばのタイカレーはそうめんのつけ汁として使ってもマジうまいのでオススメです。 さて。 今回は前々回の記事:因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk: 林岳彦の研究メモの続編として、逆のケースとなる「因果関係があるのに相関関係が見られない」ケースについて見ていきたいと... 続きを読む
論文紹介:行動は言葉より雄弁である:リサーチエクスペリエンス改善のための大規模ログ分析 - よしなしごと
2013-07-28 論文紹介:行動は言葉より雄弁である:リサーチエクスペリエンス改善のための大規模ログ分析 研究メモ 図書館 原題は"Actions Speak Louder than Words: Analyzing large-scale query logs to improve the research experience”です。Summonでどのようなアクセスログの分析が行われている... 続きを読む
『統計学が最強の学問である』感想 - 社会学者の研究メモ
計量分析読みました! 自信をもって学生にお勧めできる本であると思います。統計学が最強の学問である作者: 西内啓出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2013/01/25メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 209回この商品を含むブログ (41件) を見る「統計学が最強」という言い方の"根拠"となっているのは、なによりもランダム化比較実験によって理論や経験知をすっ飛ばし... 続きを読む
"相関"の話&そのついでに"21世紀の相関(MIC)"の話(ややマニア向け) - Take a Risk: 林岳彦の研究メモ
どもです。林岳彦です。息子の3DSにバーチャルコンソールの「ソロモンの鍵」を密かに入れました(まだ3面)。 さて。前回の記事:因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk: 林岳彦の研究メモにつきましては沢山ブクマ等をいただき大変ありがとうございました*1。大変感謝しております。さて。上記記事について、ublftboさんから... 続きを読む
因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk: 林岳彦の研究メモ
どもっす。林岳彦です。ファミコンソフトの中で一番好きだったのは『ソロモンの鍵』です。本当に名作だと思います。 さて。今回は、因果関係と相関関係について書いていきたいと思います。「因果関係と相関関係は違う」というのはみなさまご存知かと思われますが、そこをまともに論じていくとけっこう入り組んだ議論となります。「そもそも因果とは」とか「因果は不可知なのか」のような点について論じるとヒュームから分析哲学(... 続きを読む
何人いれば適切なの?:学術知と政策とテクノクラート - Take a Risk: 林岳彦の研究メモ
どもです。林岳彦です。いまだに壇蜜と檀ふみの区別がつきません。さて。 1月はずっとPM2.5の基準値に関するUS EPA(米国環境保護庁)の文書を読んでいました。で、それらの膨大な文書群(総計約5000ページ!)をチェックしていく中で、「学術知と政策を繋ぐセクションにおける日米のマンパワーの差」について改めて痛感せざるをえない部分がありましたので、今日はその辺りについてつらつらと書いて行きたいと思... 続きを読む
「統計オタク」の分析はつまらない? - 社会学者の研究メモ
社会調査実践としての統計学作者: 佐伯胖,松原望出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2000/01メディア: 単行本購入: 20人 クリック: 251回この商品を含むブログ (14件) を見る第5章「統計の実践的意味を考える」(佐藤俊樹)研究会に向けて、同じ社会学者が書いた統計分析についてのエッセイということで読んでみた。頭を整理する意味で、サマリを作ってみた。5.1 統計解析の「意味」S... 続きを読む
内田先生ファンブログみたいになってきたけど - 諏訪耕平の研究メモ
「学ぶ(ことができる)力」に必要なのは、この三つです。繰り返します。 第一に、「自分は学ばなければならない」という己の無知についての痛切な自覚があること。 第二に、「あ、この人が私の師だ」と直感できること。 第三に、その「師」を教える気にさせるひろびろとした開放性。 この三つの条件をひとことで言い表すと、「わたしは学びたいのです。先生、どうか教えてください」というセンテンスになります。数値で表せ... 続きを読む
文句ばかり言う人 - 諏訪耕平の研究メモ
文句ばかり言う人がなぜ文句ばかり言うのかというと,何かしらの他者,あるいは現象に接したときまず悪いところを探そうとしてしまうから。なぜ悪いところを探そうとしてしまうかというと,自分が周囲から悪いところばかり指摘されているから。周囲が自分のよいところに目を向けてくれないので,自分も周囲のよいところに目を向けようと思えない。僕はその人の置かれたそういう状況を「居場所がない」と呼ぼうと思う。何度も書いて... 続きを読む
池田信夫 blog : 合理性とその制約条件* - ライブドアブログ
2011年07月09日 22:27 テクニカル 合理性とその制約条件* 震災で中断していた『イノベーションとは何か』(仮題)のドラフトをやっと書き上げた。この本の基本的な発想は、新古典派的な合理主義で理解できないイノベーションをどう分析するかという問題だが、その答が少しは見えてきたような気がする(研究メモなので、行動経済学に興味のない人は無視してください)。 行動経済学には理論がないという批判がよ... 続きを読む
質的研究と量的研究について - 社会学者の研究メモ
社会学, 社会調査とある出版企画でそういうお話を書かなければいけないので、社会学におけるいわゆる「質的研究」と「量的研究」の区別についてメモを書いておく。結論から言うと、次のように考えるとミスリーディングである。つまり、「まずある<理論>があって、それを<実証>する手段として質的な研究と量的な研究がある」という考えである。こういう考え方は、混乱のもとであるから、避けたほうがよい。多くの社会調査論の... 続きを読む
サンプリングについてのひとつのお話 - 社会学者の研究メモ
社会調査, 教科書世論調査などでもしばしば「層化二段無作為抽出」という言葉を目にする人は多いのではないだろうか。この手続を簡潔に説明することはなかなか難しいので、何度テキストを読んでもピンとこない、という人は意外に多いようである。その理由の一つは、「単純ランダムサンプリング(unrestricted random sampling)」を最初に説明して、それからその他の抽出法を応用として説明しようと... 続きを読む
休日に会社からの電話に怯える彼女を見て思う - 諏訪耕平の研究メモ
彼女は最近休みになると電話に怯えている。会社からかかってくるからだ。かかってきたとき,彼女の表情は一変し,真剣な面持ちになる。そして電話に出た後の彼女は打って変わって饒舌で笑顔だ。いかにも楽しそうに電話を終わらせた後,彼女はため息をついてベッドに倒れこむ。この休みは,そんな電話が1日7件鳴った。1度は,僕とカラオケに行っている時だった。楽しく歌っていたが,電話が鳴ったことに気付いた彼女の表情は凍り... 続きを読む
大学に関する神話はそろそろ本気で検証したほうがいい - 諏訪耕平の研究メモ
日本の小中高ってのはトコロテン式で、学んだことが身に付こうが身に付くまいが次の段階に押し出されるシステムだ。学習内容は積み上げ式だから、当然「落ちこぼれ」が発生する。ある段階で何らかの理由によりつまづいたら、よっぽど幸運にすばらしい教師に巡り合う場合を除いて、その後ずっと落ちこぼれ続ける。積み上がらない。大学でアルファベットを教えて何が悪い - bluelinesこの方に同意。ここでの議論をややこ... 続きを読む
学生は教授の研究のために授業料を払っているわけではない - 諏訪耕平の研究メモ
2〜3日前の読売新聞に静岡産業大学学長の大坪壇先生のコラムが掲載されていました。これが思わず拍手したくなるような内容だったので掲載しておきます。全文掲載はまずいのかなとも思うのですが,これは是非読んでいただきたい内容なので踏み切りました。問題があれば削除いたします。内容は,「学生は教授の研究のために授業料を払っているわけではない」というもの。そう言われれば多くの人が「そりゃそうだ」と思うんでしょう... 続きを読む