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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersジョージ・オーウェル『1984年』を山形浩生訳で読んだら驚くほど面白かった
有名だけど退屈な小説の代表格は、『一九八四年』だ。全体主義による監視社会を描いたディストピア小説として有名なやつ。 2017年、ドナルド・トランプが大統領に就任した際にベストセラーになったので、ご存知の方も多いだろう。「党」が全てを独裁し、嘘と憎しみとプロパガンダをふりまく国家が、現実と異なる発表を ... 続きを読む
ジョージ・オーウェル『1984年』山形浩生訳 第 I 部
次へ:前へ:目次 ジョージ・オーウェル『1984年』第 I 部 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第1章 四月の晴れた寒い日で、時計がどれも13時を打っていた。ウィンストン・スミスは、嫌な風を逃れようとしてあごを胸に埋めたまま、勝利マンションのガラス戸を急いですべりぬけたが... 続きを読む
ジョージ・オーウェル『1984年』山形浩生訳 目次
次へ:前へ:目次 『1984年』 Nineteen Eighty Four (1949) ジョージ・オーウェル 山形浩生 訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 2023年11月 第 I 部 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第 II 部 第1章 第2章 第3章 第4章 第5章 第6章 第7章 第8章 第9章 第 III 部... 続きを読む
今の日本に最も必要な科学的思考、社会へのエンジニアリングのかたまり 「貧乏人の経済学」パナジー&デュフロ著 山形浩生訳|TAKASU Masakazu|note
行動経済学についての多くの思い込み「人間は損得だけで動かず、好き嫌いや思い込みを反映して行動する。だから、純粋な損得だけでなくて行動を加味して考えるべきだ」という行動経済学は、この15年で3人ものノーベル賞受賞者を出し、すでにブームになっている。 実際、行動経済学の分野では面白い本がたくさん出ている... 続きを読む
ジョージ・オーウェル『動物農場』(山形浩生訳)
山形さんによる新訳『動物農場』。高校のときに読んで以来、もう内容も忘れてたけど、とても楽しく読めました。山形さんの解説にもあるけど、確かにこの物語は現実の独裁国(ポルポト、スターリンのソ連など)の実体が明らかになるにつれて「なまぬるい」ものではありますが、それでもいまの日本の「空気」を批判的にみるにはいい素材だと思います。もっともこう書くと、いかにも「安倍政権なるもの」への批判ぽく読む人もいるでし... 続きを読む
ジョン・クイギン(山形浩生訳)『ゾンビ経済学』
リーマンショックにより従来の経済政策や経済学会で主流を占めていた5つの経済思想がまったくダメだということが証明され、死亡宣告が出されたのにもかかわらず、やつらはゾンビのようによみがえってきた、というのが本書の大枠である。その5つのゾンビ的経済思想とは、1.大中庸時代(1985年に始まる時期は、前代未聞のマクロ経済安定の時期だという発想)、2.効率的市場仮説、3.動学的確率的一般均衡、4.トリクルダ... 続きを読む
ヨラム・バウマン(山形浩生訳)『この世で一番おもしろいマクロ経済学』
待望のマクロ編が出た。これは速攻で読むべき一冊。まずユーモアがあるw 本当にそうなんだよねえ、経済政策について時論もう10数年やってるけど、本書でいうところの「マクロの双頭の怪物」と延々戦っているわけでw しかもこの怪物には手下がかなりいて、本当は怪物の存在なんか信じていない人(むしろミクロ的な金銭とか名誉とかのインセンティブで動いてる感じがするのでそこはミクロ編を読んでねw)たちが多そうなんだけ... 続きを読む
バナジー&デュフロ『貧乏人の経済学』: hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
アビジット・V・バナジー&エスター・デュフロ著、山形浩生訳『貧乏人の経済学』(みすず書房)をお送りいただきました。わたくしのようなこの問題の門外漢にまで本書をお送りいただき、ありがとうございます。 http://www.msz.co.jp/book/detail/07651.html 本書の対象は、貧困問題といってもインドやとりわけアフリカなどの貧しい諸国の問題で、分野的にはいわゆる開発経済学とい... 続きを読む
ケインズ「一般理論」山形浩生訳(部分):新しい、英語知ってる、原文に忠実。 - 山形浩生 の「経済のトリセツ」 Formerly supported by WindowsLiveJournal
ホント、みんなケインズの英語が名文すぎるとか実に難解だとかなんとかいうけど、ふつうだよ。当時の人の多くはああいう書き方したんだよ。マーシャルとか読んでごらんよ。みんな、自分の英語力がないのをごまかそうとして、わかりもしないのに美文だとか言ってるだけ。すでに要約は一通りあげたけど、そんなに難しいと思わなかったし、普通に訳してみたよ。古くてうだうだしい感じを吸収するために、ですます調にしてみた。関係代... 続きを読む
世界最小のマクロ経済モデル
THE WORLD'S SMALLEST MACROECONOMIC MODEL (1998) ポール・クルーグマン 山形浩生訳 要約:世界最小の経済学モデル紹介。財とお金しか出てこないし、期待も何もない。でも、人々が持ちたいお金の量が実際のお金の量を上回ると失業が発生することがわかるし、乗数効果も出てくる。ラフなモデルだけれど、ケインズの主張の本質はあらわしているんだよ。 このモデルは一九七... 続きを読む
倫理的な食べ物はかえって有害かもしれない。
倫理的な食べ物はかえって有害かもしれない。 (The Economist Vol 381, No. 8507 (2006/12/09), "Good Food?" p. 10) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 賢いお買い物で世界がよくなると思ったら大間違い。かえって悪くするかもしれませんぞ。 「政府が動くのを待つ必要はありません……フェアトレードがすばらしいのは、買い物... 続きを読む
スターバックス VS エチオピア
(The Economist Vol 381, No. 8506 (2006/12/02), "Storm in a Coffee Cuo" pp. 72-3) Photo by ShelbieMyLove 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) スターバックスは、エチオピアのコーヒー豆商標をめぐって交戦中なのだ。 コーヒー好きの人々は、しだいに朝のグランデ・スキニー・ラテを苦... 続きを読む
木を見て、森も見てみると:森林は増えている
(The Economist Vol 381, No. 8504 (2006/11/18), "Seeing the Wood" p. 84) Photo by **Fanch** [ Manannan ] 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 森林の新しい数え方によれば、思っていたより樹木は多い。 農業や林業のための森林の伐採は、世界中でとても不安な速度で進んでいる。でも話... 続きを読む
アフリカを貧困から救うすばらしき7箇条
アフリカを貧困から救うすばらしき7箇条。 (The Economist Vol 379, No. 8475 (2006/4/29), "The magnificent seven," pp. 49-50) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) ちょっとした改革でアフリカの村落は貧困から脱出できる。 アフリカは山ほど問題を抱えているので、国際機関からはしばしば重病患者のような扱... 続きを読む
組み立て式会計:イケア (IKEA) の不思議な企業構造
(The Economist Vol 379, No. 8477 (2006/5/13), "Flat-Pack Accounting," pp. 59-60) 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) ゲイツ財団なんか忘れよう。世界最大の慈善団体はイケア (IKEA) の所有者でもある――そしてインテリアデザインにご執心だ。 イケア (IKEA) で買った組み立て式家具を組み立... 続きを読む