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K値による予測を使うべきでない理由 - 勝川俊雄公式サイト

2020/07/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 189 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 予測 理由 WBS txbiz.tv-tokyo.co.jp

K値というものが物理学者によって提唱されて、大阪などでは利用されているようです。7/6のテレビ東京ワールドビジネスサテライトでは、K値によるコロナ感染者の予測が紹介されていました。 K値予測では今週がピーク!? コロナとの共存を進める中、大事なのが今後の予測です。 https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/news... 続きを読む

なぜ、巻き網やトロールは、魚が減っても漁獲が維持できるのか。そのメカニズムを解説 - 勝川俊雄公式サイト

2016/12/21 このエントリーをはてなブックマークに追加 34 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 巻き網 トロール 漁獲 ダラ 漁業

日本の漁業を成長産業に!巻き網やトロールでは、資源が減っても魚をとり続けることが出来ます。一方、釣りや定置などは、資源が減ると漁獲量が減少し、毎年の漁獲量の変化が大きくなります。それはどういう理由なのかを説明します。 サバやタラなど、多くの魚は群れをつくって回遊します。群れの大きさや密度は資源状態にかかわらず一定ということが知られています。魚が半分になると群れの密度が半分になるのではなく、群れの数... 続きを読む

マグロの国際会議で日本がフルボッコにされたようです - 勝川俊雄公式サイト

2016/12/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 713 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip マクロ フルボッコ クロマグロ 国際会議 紛糾

日本の漁業を成長産業に!大変なことになりました。マグロの国際会議で日本がフルボッコにされたようです。 12月5日~9日に、フィジーで西太平洋のカツオやマグロの漁業管理を議論する国際会議WCPFCが開催されました。そのなかで、クロマグロの決議が前代未聞の紛糾をした模様です。 クロマグロについては日本が中心となり、北小委員会という独立した組織で協議した内容を本会議で承認することになっています。北小委員... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 中国との領土拡大にくさびを打つデュテルテ比大統領の妙手

2016/11/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 158 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 妙手 くさび 遠洋漁業 国益 習主席

日本の漁業を成長産業に!フィリピンのデュテルテ大統領が、中国との間で領土問題なっている海域を禁漁区にする構想を習近平国家主席に提案したそうです。習主席は態度を明確にしなかったそうです。これは実に上手いやり方で、フィリピンの国益に配慮した戦略的なカードを切ったと言えます。 【緊迫・南シナ海】禁漁区構想でドゥテルテ比大統領「漁業資源維持が狙い」 – 産経ニュース . 中国は、補助金で遠洋漁業を拡大して... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 日本のクロマグロ規制見送り提案が見送られたようです

2016/09/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 265 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip クロマグロ WCPFC 漁業 反発 日本

世界では成長産業の漁業が、日本だけ衰退しています。クロマグロの国際会議が終わったようですね。早くも記事がでてきたので、内容について解説します。 クロマグロ漁獲規制見送り 日本案など通らず クロマグロの資源管理を議論する国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の小委員会が2日、閉幕した。日本側の提案した漁獲規制措置に対して米国などが反発、採用は見送られ、来年以降に継続して検討する見通しに... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 国会答弁の水産庁の主張を徹底検証(その1)

2015/08/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 32 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 国会答弁 水産庁 主張 徹底検証

日本漁業の夜明けは近い?しばらくブログをお休みしている間にいろんなことがありました。 まず、Wedgeの4月号にクロマグロに関する記事を執筆しました。 http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4896 これまでブログに書いてきたことをまとめたような記事で、「絶滅危惧種の太平洋クロマグロには、ちゃんと卵を産ませましょう」というごく当たり前の内容です。 5月21日の参議院... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - クロマグロの国際合意内容の総括

2014/11/10 このエントリーをはてなブックマークに追加 25 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip クロマグロ 総括

脱乱獲に1票!最近年から比較すると,国によって削減比がまちまちであることがわかります。削減比が小さい勝ち組は日本と台湾。日本が政治力を使って、自国に都合が良い提案を押し通した結果、漁夫の利を得たのが台湾です。台湾は10年前にマグロを多く捕っていたのですが、現在は漁獲が激減しています。規制が無いときよりも漁獲が増えるとは思えないので、枠があったとしても300㌧程度に収まると思います。 削減比が大きい... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - あまり意味の無いウナギの池入れ上限

2014/09/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 54 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 意味

脱乱獲に1票!平成26年9月16日(火曜日)から17日(水曜日)まで、東京都内において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第7回非公式協議」が開催され、日本、中国、韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、ウナギ資源の管理の枠組み設立及び養鰻生産量の制限等を内容とした共同声明を発出しました。 日本、中国、韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、以下を内容とする共同声明を発出することで一致しまし... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - クロマグロは減っていないと主張してきた研究者たち

2014/08/30 このエントリーをはてなブックマークに追加 43 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip クロマグロ watch 警鐘 SOS https

脱乱獲に1票!6年ぐらい前から、日本海の一本釣り漁師たちが「クロマグロの群れが激減している」と危機感を抱いていた。漁業者からのSOSをキャッチした俺は、現場を回って、クロマグロ資源の危機的な状況についての情報を集めて、警鐘を鳴らしてきた。 2009年に撮影した一本釣り漁業者のインタビュー → https://www.youtube.com/watch?v=HCzqRpRDTJk&list=UU5Q... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 水産業の苦境を打開するのに必要なのは、補助金では無く、資源管理

2014/06/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 16 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 苦境 活路 三陸 漁業 ハードル

漁業について語ります三陸の水産業者、苦境打開へ 世界に活路もアピール不足 Sankei Biz 2014.6.21 07:10 三陸地方の水産業者が、海外展開に活路を見いだしている。東日本大震災から3年が過ぎても続く苦境を打開しようと、国や自治体も支援に乗り出した。だが、宮城県気仙沼市が5月に実施した欧州視察事業からは、国を挙げてのPR力不足や、衛生基準などを満たすハードルの高さが見えてきた PR... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 日本メディアはIUCNのウナギレッドリスト掲載をどう報じたか

2014/06/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 109 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip IUCN 日本メディア

漁業について語ります読売新聞 2014/6/12 21:53 ニホンウナギ、外食・小売りに波紋 絶滅危惧種に http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ120HQ_S4A610C1TI0000/ 世界の科学者で組織する国際自然保護連合(IUCN、スイス)が、絶滅の恐れがある野生動物を指定する「レッドリスト」にニホンウナギを加えた波紋が、外食業者などの間で広がってい... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - ウナギを食べ続けたいなら、ワシントン条約を歓迎すべきである

2014/06/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 108 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ウナギ ワシントン条約 IUCN 漁獲 ニホンウナギ

漁業について語りますニホンウナギがIUCNの絶滅危惧種に指定されて、ワシントン条約で規制される可能性が高まってきた。日本のメディアは、「ウナギの値段が高くなる」と危機感を煽っているのだが、本当にそうだろうか。そもそもウナギが高くなったのは、十分な規制が無いまま漁獲が拡大し、日本人が食べ尽くしてしまったからである。つまり、無規制の結果なのだ。無規制の状態が今後も続けば、漁獲は更に減少し、値段は高くな... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - ノルウェーの小規模漁村の高齢化の話

2014/06/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 53 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ノルウェー 高齢化 Salt ディスカッション 漁業

漁業について語ります先週、ノルウェーの漁業副大臣が来日しました。それに併せて、日本・ノルウェーマリンセミナー2014というイベントが開催されました。 ノルウェー大使館から「ノルウェーの研究者が俺とディスカッションしたがっているので、セミナーに参加して欲しい」という依頼があって、参加しました。話をしたのは、ノルウェー北部のロフォーテンに本拠地をおくSALTという研究機関のKjerstiさん。こちらの... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 福島県の漁業の復興 その2 由比港漁協のプール制度

2014/04/30 このエントリーをはてなブックマークに追加 23 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 漁業 復興 サクラエビ 福島県 ザク

漁業について語ります前のエントリで、福島の漁業復興の課題を説明した。その課題をクリアするためのヒントが、由比港漁協にある。 サクラエビ漁業の歴史 まずは、由比港漁協の主力漁業である桜エビ漁の歴史から解説しよう。サクラエビは、昼間は水深200-300mに分布しているが、夜中に水深20-30mまで浮上する。明治27年に、そのことを二人の漁師が偶然発見したことにより、サクラエビ漁業が始まった。当初のサク... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 福島県の漁業の復興 その1

2014/04/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 21 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 漁業 当面 試験操業 補償 復興

漁業について語ります福島では、震災以降、漁業がほぼ停止している。月に2回ぐらい試験操業が再開されたものの、放射能検査の関係で、地元にわずかな量が出荷されているだけ。東電からの補償で、福島の漁業者は当面の生活はできるものの、何時になったら、漁業が再開できるのか、先が見えない状況が続いている。漁業に見切りをつけて、他の場所・職種に移動してしまった人も多く、漁業が再開できたとしても震災前の1/3程度の漁... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。

2014/04/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 168 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 資源管理 漁業 前向き 言い訳 水産庁

漁業について語ります前回の記事で紹介した会議は平成20年なので6年も前の話です。「資源管理のあり方検討会」というのが、今年の3月から開かれています。何の風の吹き回しか解らないのですが、水産庁から委員になって欲しいという依頼がありました。「やらない言い訳探し」につきあうほど暇ではないのですが、「資源管理をやることを前提に、前向きに議論をしたい」という話だったので、委員を引き受けました。 資源管理のあ... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 日本は、なぜ乱獲を放置し続けるのか?水産庁の言い分を検証

2014/03/20 このエントリーをはてなブックマークに追加 190 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 漁業 漁獲規制 乱獲 主張 規制

漁業について語ります当ブログでは、漁獲規制の不備によって、日本の漁業が衰退していることを繰り返し指摘してきた。そのための解決策としては、「漁業を成長させている諸外国から謙虚に学び、資源管理を導入すべき」というのが、俺の主張。多くの読者から、「なんで水産庁は規制をしないのか?」という疑問の声が上がっている。その疑問に対する水産庁の言い分を紹介しよう。 水産庁が資源管理をしない理由をまとめた背景 20... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - シラスウナギの豊漁報道の異常性

2014/03/02 このエントリーをはてなブックマークに追加 279 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip シラスウナギ 豊漁 不漁 ウナギ稚魚 漁業

漁業について語ります去年は、シラスウナギの不漁が社会的な問題になりました。今年は一転して、楽観的な報道が相次いでいます。 「ウナギ稚魚価格、昨年の4分の1 漁獲量が大幅増」(日経新聞 2/4) 「シラスウナギ豊漁の気配 うな重お手ごろはまだ先?」(中日新聞1/31) 「シラスウナギ漁回復の兆し」(読売新聞 2/23) ウナギ稚魚「やっと正常」…豊漁で値下がり期待(読売新聞 3/1) http://... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 東京オリンピックで、国産魚を提供できない可能性について

2014/02/24 このエントリーをはてなブックマークに追加 91 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 東京オリンピック 水産物 可能性 漁業 ソチオリンピック

漁業について語りますソチオリンピックが終わりましたね。2020年の東京オリンピックに向けて、今から考えておかないといけないのが、「オリンピックで日本の魚を提供できるのか?」という問題です。 実は、五輪でも水産物の持続性が問われる時代になっています。ロンドン以降の五輪では、ホスト国が提供する水産物は、持続的な漁業で獲られたことが認証されたエコラベル製品に限られています。すでに、リオ五輪では、大会で提... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 世界銀行・FAOのレポート:世界の漁業は成長し、日本漁業のみが縮小する

2014/02/16 このエントリーをはてなブックマークに追加 182 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip IMPACT FAO エントリ 図表 貿易

漁業について語ります世界銀行が、「2030年までの漁業と養殖業の見通し」についてのレポートを公開しました(プレスリリース)。この102ページからなるレポートは、IMPACTというモデルを使って、2030年までの世界の天然魚・養殖魚の生産・消費・貿易を予測したものです。世界の漁業と日本の漁業の未来を考える上でなかなかおもしろい資料なので、キーとなる図表を引用しながら、読み解いていきます。このエントリ... 続きを読む

勝川俊雄公式サイト - 水産養殖は、世界では成長産業、日本では衰退産業

2014/02/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 26 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 水産養殖 衰退産業 FAO 成長産業 養殖

漁業について語ります日本では1970年代から、「これからは養殖の時代だ」と言われ、作り育てる漁業のために多額の公的資金を投じてきました。しかし、残念なことに、日本の水産養殖業は生産性は低く、縮小傾向です。逆に世界に目を向けると、水産養殖業は急激に成長しています。FAOの統計をつかって、日本の養殖生産のトレンドが、世界からいかに乖離しているかを見てみましょう。 養殖生産量のトレンド 下の図は、大陸別... 続きを読む

 
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