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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 usersK値による予測を使うべきでない理由 - 勝川俊雄公式サイト
K値というものが物理学者によって提唱されて、大阪などでは利用されているようです。7/6のテレビ東京ワールドビジネスサテライトでは、K値によるコロナ感染者の予測が紹介されていました。 K値予測では今週がピーク!? コロナとの共存を進める中、大事なのが今後の予測です。 https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/news... 続きを読む
マグロの国際会議で日本がフルボッコにされたようです - 勝川俊雄公式サイト
日本の漁業を成長産業に!大変なことになりました。マグロの国際会議で日本がフルボッコにされたようです。 12月5日~9日に、フィジーで西太平洋のカツオやマグロの漁業管理を議論する国際会議WCPFCが開催されました。そのなかで、クロマグロの決議が前代未聞の紛糾をした模様です。 クロマグロについては日本が中心となり、北小委員会という独立した組織で協議した内容を本会議で承認することになっています。北小委員... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - 中国との領土拡大にくさびを打つデュテルテ比大統領の妙手
日本の漁業を成長産業に!フィリピンのデュテルテ大統領が、中国との間で領土問題なっている海域を禁漁区にする構想を習近平国家主席に提案したそうです。習主席は態度を明確にしなかったそうです。これは実に上手いやり方で、フィリピンの国益に配慮した戦略的なカードを切ったと言えます。 【緊迫・南シナ海】禁漁区構想でドゥテルテ比大統領「漁業資源維持が狙い」 – 産経ニュース . 中国は、補助金で遠洋漁業を拡大して... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - 日本のクロマグロ規制見送り提案が見送られたようです
世界では成長産業の漁業が、日本だけ衰退しています。クロマグロの国際会議が終わったようですね。早くも記事がでてきたので、内容について解説します。 クロマグロ漁獲規制見送り 日本案など通らず クロマグロの資源管理を議論する国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の小委員会が2日、閉幕した。日本側の提案した漁獲規制措置に対して米国などが反発、採用は見送られ、来年以降に継続して検討する見通しに... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - あまり意味の無いウナギの池入れ上限
脱乱獲に1票!平成26年9月16日(火曜日)から17日(水曜日)まで、東京都内において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第7回非公式協議」が開催され、日本、中国、韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、ウナギ資源の管理の枠組み設立及び養鰻生産量の制限等を内容とした共同声明を発出しました。 日本、中国、韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、以下を内容とする共同声明を発出することで一致しまし... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - 日本メディアはIUCNのウナギレッドリスト掲載をどう報じたか
漁業について語ります読売新聞 2014/6/12 21:53 ニホンウナギ、外食・小売りに波紋 絶滅危惧種に http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ120HQ_S4A610C1TI0000/ 世界の科学者で組織する国際自然保護連合(IUCN、スイス)が、絶滅の恐れがある野生動物を指定する「レッドリスト」にニホンウナギを加えた波紋が、外食業者などの間で広がってい... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - ウナギを食べ続けたいなら、ワシントン条約を歓迎すべきである
漁業について語りますニホンウナギがIUCNの絶滅危惧種に指定されて、ワシントン条約で規制される可能性が高まってきた。日本のメディアは、「ウナギの値段が高くなる」と危機感を煽っているのだが、本当にそうだろうか。そもそもウナギが高くなったのは、十分な規制が無いまま漁獲が拡大し、日本人が食べ尽くしてしまったからである。つまり、無規制の結果なのだ。無規制の状態が今後も続けば、漁獲は更に減少し、値段は高くな... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - ノルウェーの小規模漁村の高齢化の話
漁業について語ります先週、ノルウェーの漁業副大臣が来日しました。それに併せて、日本・ノルウェーマリンセミナー2014というイベントが開催されました。 ノルウェー大使館から「ノルウェーの研究者が俺とディスカッションしたがっているので、セミナーに参加して欲しい」という依頼があって、参加しました。話をしたのは、ノルウェー北部のロフォーテンに本拠地をおくSALTという研究機関のKjerstiさん。こちらの... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - 6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。
漁業について語ります前回の記事で紹介した会議は平成20年なので6年も前の話です。「資源管理のあり方検討会」というのが、今年の3月から開かれています。何の風の吹き回しか解らないのですが、水産庁から委員になって欲しいという依頼がありました。「やらない言い訳探し」につきあうほど暇ではないのですが、「資源管理をやることを前提に、前向きに議論をしたい」という話だったので、委員を引き受けました。 資源管理のあ... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - 日本は、なぜ乱獲を放置し続けるのか?水産庁の言い分を検証
漁業について語ります当ブログでは、漁獲規制の不備によって、日本の漁業が衰退していることを繰り返し指摘してきた。そのための解決策としては、「漁業を成長させている諸外国から謙虚に学び、資源管理を導入すべき」というのが、俺の主張。多くの読者から、「なんで水産庁は規制をしないのか?」という疑問の声が上がっている。その疑問に対する水産庁の言い分を紹介しよう。 水産庁が資源管理をしない理由をまとめた背景 20... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - シラスウナギの豊漁報道の異常性
漁業について語ります去年は、シラスウナギの不漁が社会的な問題になりました。今年は一転して、楽観的な報道が相次いでいます。 「ウナギ稚魚価格、昨年の4分の1 漁獲量が大幅増」(日経新聞 2/4) 「シラスウナギ豊漁の気配 うな重お手ごろはまだ先?」(中日新聞1/31) 「シラスウナギ漁回復の兆し」(読売新聞 2/23) ウナギ稚魚「やっと正常」…豊漁で値下がり期待(読売新聞 3/1) http://... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - 東京オリンピックで、国産魚を提供できない可能性について
漁業について語りますソチオリンピックが終わりましたね。2020年の東京オリンピックに向けて、今から考えておかないといけないのが、「オリンピックで日本の魚を提供できるのか?」という問題です。 実は、五輪でも水産物の持続性が問われる時代になっています。ロンドン以降の五輪では、ホスト国が提供する水産物は、持続的な漁業で獲られたことが認証されたエコラベル製品に限られています。すでに、リオ五輪では、大会で提... 続きを読む
勝川俊雄公式サイト - 世界銀行・FAOのレポート:世界の漁業は成長し、日本漁業のみが縮小する
漁業について語ります世界銀行が、「2030年までの漁業と養殖業の見通し」についてのレポートを公開しました(プレスリリース)。この102ページからなるレポートは、IMPACTというモデルを使って、2030年までの世界の天然魚・養殖魚の生産・消費・貿易を予測したものです。世界の漁業と日本の漁業の未来を考える上でなかなかおもしろい資料なので、キーとなる図表を引用しながら、読み解いていきます。このエントリ... 続きを読む