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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users「地震予知はムダ。いますぐやめたほうがいい」東大地球物理学者の警告 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
地震予知は害悪ですらある 「地震は予知できない」――著書を通じて、あるいは学会の場で情報発信を続ける人がいる。 ロバート・ゲラー東京大学理学系教授。専門は地球物理学で、地震は地球の内部構造を理解する一分野として研究してきたが、「予知できる」という前提のもと、国から年間平均で約100億円の予算を獲得してきた「地震村」のなかで、そう発言し続けるゲラー氏は、「異端の人」である。 だが、異端が正論であるこ... 続きを読む
これは言論封殺だ!不正告発教授のクビを切った岡山大学の愚挙 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
驚きの解雇理由 岡山大学は1月12日、「大学教員としての適性を欠く」として、前薬学部長の森山芳則(62)教授と、前薬学部副部長の榎本秀一教授(52)を解雇したと発表した。 岡山大学教育研究評議会は、「審査説明書」のなかで、私への情報提供を解雇理由のひとつとして挙げている。 <(森山教授は)榎本教授とともに、フリーライター伊藤博敏氏に対して、大学院生の博士論文の不正を学長に訴えたところ、学長が「この... 続きを読む
新国立「白紙撤回」の舞台ウラ 森元首相を黙らせるために、安倍官邸が進めた「極秘計画」 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
抵抗勢力となった森氏と文科省 たとえ白紙撤回の動機が、安保関連法案を強行採決して急落した内閣支持率を取り戻すためであっても、とりあえずは安倍晋三首相の決断を評価したい。 新国立競技場は、「戦艦大和」になるところだった。空母主体、機動力重視が世界の潮流だったのに、国の威信をかけ、造船技術の粋を集めて大和を建造。しかし、大鑑巨砲は過去の遺物となり、"見せ場"を作れないまま、「お国ために何かやらせろ」と... 続きを読む
森元首相、下村文科相・・・ 日本の劣化の象徴となった 新国立競技場「戦犯」は誰だ | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
沈黙を続ける安藤忠雄氏 総工費が2520億円に膨らんだ新国立競技場の建設は、予算のあてのないまま見切り発車、ラグビーワールド杯前の2019年5月の完成を目指すことになった。 斬新な流線形デザインの女性建築家ザハ・ハディド氏の案は、予算オーバーによって修正され、開閉式屋根は五輪閉会後に先送りされ、1万5000席の可動式の椅子は仮設席となった。 しかし、もっとも費用がかかる巨大な2本のアーチ構造は維持... 続きを読む
JR九州上場時に「財務省へ3900億円を返還せず」を実現させた麻生兄弟と大物次官の剛腕 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
3900億円を国に返還しないJR九州 「財務省も情けない。ひと昔前なら、絶対に返還させていたのに、“親分”の大臣まで説得できないなんて……」 こう嘆くのは、「官庁のなかの官庁」として君臨してきた「大蔵省時代」を生きた元財務官僚である。 放棄するのは、JR九州に交付していた約3900億円の経営安定化基金。1987年の分割民営化の際、赤字ローカル線を補助するために、「三島会社」と呼ばれた北海道、四国、... 続きを読む
光通信御曹司のタイ代理出産事件には プライバシーより重い社会的責任がある | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
タイの首都・バンコクで、24歳の日本人男性が、代理出産により16人の乳幼児の父親になっていたのは、タイ国家警察の家宅捜索によって発覚した事件である。 日本では、この男性が東証一部上場企業・光通信の創業者の長男・重田光時氏で、現段階でも時価総額約50億円の株を保有する資産家であることから、その人物像と、多くの子供を欲した理由を探る報道が続いている。 だが、タイ警察が、最初に人身売買や臓器売買を疑い、... 続きを読む
笹井芳樹氏自殺の背景ーー 小保方晴子氏が開けてしまった研究界の「パンドラの箱」 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
小保方晴子氏はSTAP細胞再現実験を続けなければならない photo Getty Images 小保方氏を気遣った笹井芳樹氏 再生医療研究の第一人者である笹井芳樹氏が自殺、各界に衝撃が走った。 「STAP細胞を必ず実現させて下さい」 小保方晴子・研究ユニットリーダーに宛てた遺書には、そういった趣旨の言葉が残されていたという。 ノーベル賞候補の天才研究者と言われ、再生医療の分野で世界的な注目を集め... 続きを読む
いわくつきの超一等地「六本木TSKビル跡地」を住友不動産が格安116億円でついに取得! | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
不動産業界関係者なら誰でも知っている都内屈指の有名物件が、最後の法廷闘争を終え、いよいよ再開発へ向けて本格始動することになった。 六本木の有名物件めぐる訴訟が意外に早く和解決着 広域暴力団「東声会」を率いた町井久之氏が、実業家への夢を託して築き上げた六本木TSKビル――。 2002年に町井氏は死去。以降、地下鉄六本木駅から徒歩数分の場所にあるこのビルは、町井氏が残した複雑な権利関係を解きほぐし、一... 続きを読む
やっぱり「徒花」だった光通信出身の野心溢れる28歳 詐欺容疑で逮捕された太陽光発電ベンチャー社長の人となり | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
「時代の羅針盤か、それとも徒花か」 そんなタイトルで、私が本コラムで太陽光発電装置のエステート24ホールディングスを採り上げたのは、今年5月16日のことである。それから約5カ月後の10月19日、大阪府警捜査2課は、同社社長・秋田新太郎容疑者(28)を詐欺容疑で逮捕した。 資本主義が健全な発展を遂げるには、既存のビジネスモデルや特定の企業に支配された市場を、打ち壊しながら突き進むベンチャー企業が欠か... 続きを読む
暴力団に代わって「闇経済」を支配し始めた不良集団の急伸! ~「六本木クラブ集団襲撃事件」の背景にある世相の変化 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
「自分は、なんでもビジネスに展開できる自信があります。ニッチな分野を見つけ、仲間を糾合してビジネスモデルを築く。頭が悪い分、カンと度胸はいい方です」 こう語るのは、金融、美容、設備などの会社を数社、経営する元暴走族である。32歳の中卒で確かに"学歴"はないが、儲けを探り出す嗅覚に優れ、そのビジネスのためなら集中して勉強、法を学び、知識を蓄えるのだから"地頭"はいい。それに礼儀正しく、頭の回転が速い... 続きを読む
グリー、DeNAなどソーシャルゲーム業界は「役所とマスコミ連合軍」につぶされるのか?コンプガチャ規制の背景にある消費者庁、警察庁の「縄張り争い」 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 |
発端はゴールデンウィーク(GW)の真ん中、5月5日付けの『読売新聞』が、1面トップで報じた「コンプリート(コンプ)ガチャ規制」だった。 正直にいって、携帯電話などを使ったグリーの「探検ドリランド」、DeNAの「怪盗ロワイヤル」といったソーシャルゲームで遊んだ経験のある人か、成長産業としてのソーシャルゲーム業界を認識する証券・ビジネス関係者でなければ、「コンプガチャ」の意味も含めて、記事の中身を正確... 続きを読む
西村博之氏の名前も報じられた「2ちゃんねる捜査」で警察が狙う「Web業界」取締強化に隠された「思惑」 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
警視庁の「2ちゃんねる捜査」が、大詰めを迎えている。 覚醒剤売買に関する書き込みを放置、覚醒剤の購入をそそのかしたという麻薬特例法違反容疑だが、警察の狙いは「2チャンネル」の管理人を特定、責任を取らせることで、「インターネットの無法」に、警鐘を鳴らすことである。 焦点となっているのは、「2チャンネル」元管理人の西村博之氏(35)。創始者でもある西村氏は、管理運営権をシンガポールのパケット・モンスタ... 続きを読む
10年前に東電が政治力で潰した「発送電分離」案が電力業界を大変革する 原発と独占による高収益は表裏一体 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
福島原発事故を機に、政治家にやり込められ、マスコミに叩かれ、サンドバック状態となっている東京電力だが、国民生活の最大インフラである電力を握り、豊富な人材と資金をテコに、日本株式会社の「盟主」と呼ぶべき存在であったのを忘れてはならない。日本経団連の会長、副会長といった枢要ポストに故・平岩外四元会長を始めとする人材を送り込み、資金面で財界活動を支え、経済産業省と一体となって電力行政を担い、票とカネで政... 続きを読む
佐藤栄佐久前福島県知事は「反原発派」だったから逮捕されたのか 福島原発事故隠蔽で国と対立した直後に捜査 | 伊藤博敏「ニュースの深層」 | 現代ビジネス [講談社]
炉心溶融のメルトダウンへ向けて、カウントダウンを続けているかのような福島原子力発電所---。その根源的問題が、国と電力会社が一体となって「安全神話」を撒き散らし、国民の声を聞かずに原子力政策を推進、事故が発生してもまず隠ぺい、真摯な事故対応を怠ってきたからだと指摘していた人がいる。佐藤栄佐久前福島県知事である。佐藤氏は、06年10月、木戸ダム建設工事に絡んで、ゼネコンの前田建設工業、サブコンの水谷... 続きを読む