（語る　人生の贈りもの）中西準子：１３　情けない、基準値も決められぬ国：朝日新聞デジタル

2023/06/14 15 users 朝日新聞デジタル 基準値 人生 閾値 前者

■環境工学者・中西準子 《２０１１年の東京電力福島第一原発の事故でも提言を続けた》 リスク管理には二つの異なる考え方が同居しています。ある許容値（閾値〈いきち〉）以下なら安全だとする考え方と、許容値がなくリスクをゼロにしなければならないという考え方です。前者は食品の安全性など、後者は事故や災… 続きを読む

豊洲市場の安全性、どう評価？　地下水基準の誤解を解け　産業技術総合研究所名誉フェロー・中西準子氏　：日本経済新聞

2017/03/24 39 users フェロー ベンゼン 誤解 豊洲市場 見解

東京都の豊洲市場（江東区）について、土壌汚染対策の専門家会議が「地上は安全」との見解をまとめた。ただ地下水の調査では環境基準の最大100倍のベンゼンを検出し、不安の声は残る。豊洲市場の安全性をどう考えるべきか。リスク評価が専門の中西準子・産業技術総合研究所名誉フェローに聞いた。 　――専門家会議が豊洲市場は「安全」との見解を示しました。 　「確かに豊洲市場の安全性に問題はない。専門家会議を傍聴して... 続きを読む

豊洲への早期移転が望ましい理由 - 中西準子｜WEBRONZA - 朝日新聞社

2017/02/13 52 users webronza 朝日新聞社 豊洲 早期移転 望ましい理由

小池百合子東京都知事の登場で、豊洲市場予定地の安全問題について、私の周囲にいる高齢者の女性たちの関心も高まり、昨年の秋口は集まるとその話題という状況だった。誰もが「もう、安心してマグロの刺身もダメね」というような心配を口にしていた。筆者は、あるとき、聞いてみた。どうして、と。「あんな水で洗った刺身なんか食べられない」。地下水は、市場では使わないと説明すると、「では、水はどうするの？」となり、掃除も... 続きを読む

書評：いちから聞きたい放射線のほんとう　［著］菊池誠・小峰公子　［絵］おかざき真里／原発事故と放射線のリスク学　［著］中西準子 - 荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家) | BOOK.as

2014/04/30 26 users シノドス 書評 おかざき真里 菊池誠 荻上チキ

■データを積み重ね、落としどころ提案 　東京電力福島第一原子力発電所における甚大な事故発生から３年が経過した。事故は大量の論点を放出し、私たちはそれぞれの立場に分断された。再稼働やエネルギー基本計画を巡っては、容認と反対のグラデーションの中でそれぞれの主張が続けられてきた。食の安全、居住基準、除染目標などについてもまた、それぞれの「見積もり」をめぐる衝突が生じてきた。 　現状を安全と捉えるのか。危... 続きを読む