タグ マッツァリーノ
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users『セクシー田中さん』の原作改変問題の検討と改善案反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。遅ればせながら、日テレと小学館から公表された『セクシー田中さん』ドラマ化の経緯についての報告書を読みました。 全体的な印象をいいますと、日テレのほうが詳細ですし(総文字数だと小学館版は日テレ版の3分の2くらい)、自分たちにとって有利なことも不利なことも併記しよ... 続きを読む
続・エスカレーター片側空けの件反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。前回のブログ(エスカレーター片側空けの歴史を踏まえた提案)では、エスカレーターの片側空けをやめるべきであるとする意見を書きました。その後わかった追加情報などを補足しておきます。 片側空けの習慣がなかなかやめられないいちばんの理由は、それが合理的で効率がいいと... 続きを読む
無宗教な私から見た政治と宗教の問題反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。私は無宗教・無信心な人間です。などといいますと、自分もだとおっしゃるかたがいるのですが、たぶん違うと思います。私がこれまで見てきたかぎりでは、無宗教だと自称する日本人の大半は、宗教に無知で鈍感なだけなことが多かったので。 これから私は一連の旧統一教会や政治と... 続きを読む
時事通信の連載は終了しました反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。もし楽しみにしてるかたがいたら申し訳ないのですが、時事通信のサイトでの連載は、私のほうから降板を申し出て終了しました。 理由は、自分の意見を書いてはいけないという不思議な編集方針にまったく納得がいかなかったからです。私はコラムというものは筆者の意見を書くもの... 続きを読む
陰謀がバレたひとたちのドキュメンタリー反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。呉座勇一さんは『陰謀の日本中世史』で、陰謀はほとんど成立しないといってます。陰謀に関わる人間の数が増えるにしたがって情報が流出する可能性も高まるので、陰謀は企んだとしてもたいていバレて失敗するものだと。 その実例が、なんとつい最近起きました。愛知県知事のリコ... 続きを読む
池袋暴走事件と法の正義反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。池袋暴走事件の裁判がはじまり、被告が無罪を主張したことで、感情的に批判してるひとが多いようです。聞くところによると、テレビのワイドショーではコメンテーターがこぞってタコ殴り状態だそうです。 でも、ちょっと待ってほしい。みなさんの正義も暴走してます。 ホンネを... 続きを読む
トロッコ問題のバカらしさを、頭の悪いひとにもわかるように解説します反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。『教職研修』1月号掲載の連載記事で、トロッコ問題の問題点を指摘しました。ことの経緯は、ある小中学校で、授業を担当したスクールカウンセラーがいわゆるトロッコ問題を取りあげたところ、親から苦情が来て、学校側が謝罪したというもの。 ネットを見ますと、トロッコ問題そ... 続きを読む
テロの本当のおそろしさ反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。イギリスでテロ事件が起きて、世界中から「テロとは断固として戦う」みたいな声が聞こえてきますが、私はいまだに釈然としないことがあるんです。 みなさんもうお忘れかもしれませんけど、ほんの1年前ですよ、イギリスのEU離脱国民投票直前に、EU残留支持派の女性議員が、離脱を支持するイギリス人男性に惨殺される事件が起きたのは。 これ、政治的理由で議員が殺されたのだか... 続きを読む
教育勅語という妄想と実像反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 稲田さんが国会で「親孝行や、ともだちを大切にすることなど、教育勅語の精神を取り戻すべきだ」と発言しました。 てことは、教育勅語による教育を受けていない稲田さんは、親孝行もしてないし、ともだちも大切にしてないのですね? 教育勅語が出来たのは明治時代です。ということは、江戸時代の日本人は、親孝行もしなかったし、ともだちも大切にしなかったことになります。 ... 続きを読む
HBの鉛筆は使ってません反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。珍しく連日の投稿です。単なる気まぐれです。 私は見なかったのですが先日テレビで、最近の小学生はHBの鉛筆を使わなくなったと報じていたそうです。学校からはBか2Bの鉛筆を使うよう指導されていて、その理由というのが、こどもたちの握る力が低下して筆圧が弱くなったのでHBの鉛筆だと文字が薄すぎて読めないからだとのこと。 小学校でそんな現象が起きてるとは、全然知り... 続きを読む
続・少年犯罪の実名報道は偽善である反社会学講座ブログ
こんにちは。ゲスの極みおじさん、パオロ・マッツァリーノです。 人は不愉快な真実よりも愉快なウソを信じたがります。だから、人が嫌がる真実を指摘する者は、往々にして憎まれるものです。 少年犯罪の実名報道にはなんの効果もないという事実を指摘した私も例外ではありませんでした。実名報道が犯罪を抑止しているという考えは現代の迷信でしかないのですが、それを認めたくない人たちが激怒してわめき散らしていらっしゃ... 続きを読む
日本の戸籍にもミドルネームを反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 日本の戸籍にも、ミドルネームを正式に導入することを検討してみてはいかがでしょう、というのが本日の提案です。 そんなことして、なんの意味があるのか? おおいにあるんです。いわゆるキラキラネーム問題を解決できるかもしれません。 こどもに読みにくい名前をつける習慣は、日本では鎌倉時代からあったわけで伝統といえなくもないのですが、近年、英語のような名前に漢字... 続きを読む
ビートルズなんて聴いてなかった日本の若者反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。ポール・マッカートニーさんがまた来日されたとかで。そのたびにニュースでは、ビートルズが初来日したときの若者たちの熱狂ぶりが記録された資料映像を流すのですが、じつは60年代のほとんどの日本の若者は、ビートルズなんて聴いてなかったそうです。ビートルズブームは、あとからかなり誇張されて伝えられているのです。 このことは以前、小熊英二さんの『1968』を読んで知り... 続きを読む
これから『反社会学講座』を読む学生さんへ反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。『反社会学講座』の単行本が出てから、早いもので、かれこれ10年経ったんですね。 私は自著の評判やレビューをなるべくネット検索しないようにしています。やっぱり私も人間ですから、ケチをつけられれば反論したくなるというもの。でもそういうのをちょいちょいやってると、著者がつねに監視してるようで感じ悪いでしょ。読者が遠慮して自由な感想を書かなくなったら不本意ですし。... 続きを読む
若者に政治参加をうながす方法反社会学講座ブログ
ナポリ3区の有権者のみなさまこんにちは。忘れたころにやってくる、新党アルデンテ代表パオロ・マッツァリーノです。 日本では選挙権を18歳に引き下げる方向へ動いているようです。もっと若者に政治参加してもらおうというのは、喜ばしいことです。 だったらこの際ついでに、国会議員の被選挙権のほうも大幅に見直して、老害がはびこる政治の世界も若返りを目指してはいかがでしょう。 新党アルデンテは、衆議院には6... 続きを読む
しつけが悪いのを「やんちゃ」とごまかすな反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 ちかごろ、しつけの悪いこどもや犬を、「やんちゃ」という言葉で美化・正当化する人たちがいるのが気になります。 「ウチの子、やんちゃなんですぅ」と嬉しそうにいう親や飼い主。それがいいことだと思ってるの? 不穏な空気を感じます。「元気」ではなく「やんちゃ」とわざわざいうのはそこに、騒いだり暴れたりして他人に迷惑をかけているというニュアンスが含まれてるからです... 続きを読む
少年凶悪犯罪についての追加情報と前向きな提案反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 忘れたころに少年凶悪犯罪が起きては、また根拠もなく少年凶悪犯罪の増加を叫ぶ人が出てくるって毎度毎度の展開には困ったもんです。 で、そのたびに私の『反社会学講座』が反論材料として言及されて新たな読者を獲得できるってのは、ありがたいと感謝すべきなのか、同じ議論を蒸し返し続ける日本人の学習能力のなさを嘆くべきなのか。 私は『反社会学講座』で、昭和18年前後... 続きを読む
『誰も調べなかった日本文化史 土下座・先生・牛・全裸』 - HONZ
誰も調べなかった日本文化史: 土下座・先生・牛・全裸 (ちくま文庫) 作者:パオロ マッツァリーノ 出版社:筑摩書房 発売日:2014-09-10 現在に不満な人は、未来に期待せず、過去を美化して懐かしむのです。歴史の中でもっとも捏造されやすいのは、庶民史と文化史なんです ああもうマッツァリーノ先生のおっしゃる通り。 日本は豊かにはなったが、肝心の心を失ってしまった、昔は貧しくとも大家族で笑顔でく... 続きを読む
リスクについてのおすすめ本反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。 ひさびさにおすすめ本をご紹介。ダン・ガードナーさんの『リスクにあなたは騙される』がハヤカワ文庫になって発売されました。 5年前に単行本で出てたんですね。もっと早く読むべきでした。文庫の帯に池田信夫氏絶賛! の文字が見えることに若干の不安をおぼえますが、本の中身は素晴らしいので心配ご無用。池田さんは、学んだことをご自分の発言や執筆に活かせない不思議な人な... 続きを読む
メラビアンの法則をいまだに信じてる人たち反社会学講座ブログ
こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。最近テレビを見てたら、メラビアンの法則を紹介してる番組がふたつもありました。私、そんな熱心にテレビばかり見てませんよ。なのに、かなりの確率で遭遇するってことは、テレビの世界では相当浸透してるってことですか。 しかも、ひとつの番組では従来からおなじみの説、言葉だけでは伝えたいことの7%しか伝わらず、身振りや表情で55%、言葉の抑揚やテンポで38%伝わる、みた... 続きを読む
安倍さんにクリスマスプレゼント反社会学講座ブログ
こんにちは、新党アルデンテ代表、ナポリ3区のパオロ・マッツァリーノです。 朝日が偏向報道をしていると、おむずかりの安倍さんに、私からクリスマスプレゼント。 読売新聞2009年9月5日夕刊「週刊KODOMO新聞」 なんという哀しい表情でしょう。まるで自民党は天に召されてお星さまになったかのようです。 それにひきかえ、 読売新聞2012年12月22日夕刊「週刊KODOMO新聞」 どうです、... 続きを読む
片山さんと河本さんと千原さん反社会学講座ブログ
こんにちは。パオロ・マッツァリーノです。本日は、みなさんとメディアリテラシーの練習をいたしましょう。 生活保護の不正受給問題で世間はかまびすしいようです。それにしてもあの片山さんって議員が、あんなにアタマの悪い人だったのかとわかって、かなりがっかりしました。 私は河本さんのやったことを擁護する気はありませんが、いくら有名人とその母親には一般人と同じプライバシーは適用されないからといって、あそこ... 続きを読む