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新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users15秒で訓練なしにできる記憶力を倍増させる方法 読書猿Classic: between / beyond readers
繰り返しはあまり役に立たない ものを覚えるのに、今でも頻繁に使われる方法に《繰り返す》というのがある。 これは思ったほど(一般に思われているほど)効果がない。 記憶システムを短期記憶と長期記憶から構成されるものとするレトロな二重貯蔵モデルにおいては,繰り返し唱えたり書きなぐったりして、記憶したい情報を反復することで,短期記憶から情報が失われないようにすると同時にその情報を長期記憶へと転送... 続きを読む
復習のタイミングを変えるだけで記憶の定着度は4倍になる 読書猿Classic: between / beyond readers
1,3,7……で復習する 一度に覚えるのと、分けて覚えるのでは、分けて覚えるほうが効果が高く、しかも長く続く。 これは、単純な暗唱ものから文章理解から技能習得に至るまで、あらゆるジャンルとコンテンツとシチュエーションで確認されている。 そして同じく学習を分散するにしても、その間隔を次第に広げる方が効果があることが知られている。 ・Glenberg AM & Lehmann TS. (19... 続きを読む
無料で自宅でやりなおす→小学校の算数から大学数学までweb上教材をリストにした 読書猿Classic: between / beyond readers
先日の記事 誰もがどこかでつまずいた→小学校の算数から大学数学まで126の難所を16種類に分類した 読書猿Classic: between / beyond readers を読んだ人から「やりなおし魂に火をつけるだけつけて放置するのは無責任だ、何をやればいいのか教えろ」という問い合わせがあった。 小学校の算数レベルから微積分など高校+αまで、ついている予備テストをやれば、どの章は飛ばしていいか、... 続きを読む
こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30 読書猿Classic: between / beyond readers
「普段、論文を書いていない、というか今まで書いたことがない人は、論文の書き方についてストックがないのだから、例文集から「借文」した方が効率的である」と以前 卒論に今から使える論文表現例文集(日本語版) 読書猿Classic: between / beyond readers という記事に書いた。 今回は、もっと簡潔に土壇場で使える「やってはいけない」リストをまとめてみた。 多くは言うまでもないこと... 続きを読む
驚くほど違う→あなたの文章を最適化するたった4つのルール 読書猿Classic: between / beyond readers
文のレベルで,日本語を明確化する工夫について取り上げた著作には,本多勝一(1982)『日本語の作文技術 (朝日文庫)』(朝日文庫)があるが,酒井聡樹(2007)『これからレポート・卒論を書く若者のために』(共立出版)が,さらなる改良に取り組んでいる。 この記事は,両著作についての私的メモの域を出ない。 なお『これからレポート・卒論を書く若者のために』は、井上真琴『図書館に訊け!』(ちくま新書)... 続きを読む
10秒で覚えられて計算がバツグンに速くなる方法 読書猿Classic: between / beyond readers
■補数って? 10、100,1000……から、ある数を引いた残りの数のことを(基数の)補数というが、今回の主役は、 それよりも1少ない、いわゆる減基数の補数(注)である。 10進数だと、ぶっちゃけ足して(各桁が)9になる数(の組)だ。 具体例を出すと「9-1=8」だから、8は1の補数である。いうまでもないが、1は8の補数である。 ■まずは「おつり算」 日常生活で最も多い計算は「おつりを計算... 続きを読む
アメリカの小学生が文の構造を見える化し英語文法を血肉化するのに使っている図の描き方 読書猿Classic: between / beyond readers
今日まで使われるこのダイアグラムは、1877年に出版されたAlonzo Reed と Brainerd Kellogg 1877. Higher Lessons in English(→Gutenbergで読める)に登場するものだが、1847年には早くもW. S. ClarkがA Practical Grammarの中でバルーン・メソッドと呼んだ類似の方法が提案されている。 特徴としては、 ・我々が親しん... 続きを読む
アメリカの小学生が文の構造を見える化し英語文法を血肉化するのに使っている図の描き方 読書猿Classic: between / beyond readers
今日まで使われるこのダイアグラムは、1877年に出版されたAlonzo Reed と Brainerd Kellogg 1877. Higher Lessons in English(→Gutenbergで読める)に登場するものだが、1847年には早くもW. S. ClarkがA Practical Grammarの中でバルーン・メソッドと呼んだ類似の方法が提案されている。 特徴としては、 ... 続きを読む
大抵のことは解決する→質問力をブーストする100のクエスチョン 読書猿Classic: between / beyond readers
問いを作ることは、最も基幹的な知的リテラシーである。 問う力を養うためには数をこなすしかないが、スポーツでいうところの「素振り」に相当するものがあり、実践に向けて問う力の維持・向上に役立てることができる。 いうまでもなく自問自答することだ。 これは、質問の質を高め、思考する力を向上させることのできる数少ないトレーニング方法でもある。 以下に示すのは、自問自答に使える問いの型である。 ... 続きを読む
これは勉強のやり方が分からなくて困っている人のために書いた文章です 読書猿Classic: between / beyond readers
これは勉強のやり方が分からなくて困っている人のために書いた文章です。 勉強にはいろいろなやり方があるけれど、いろんなことをいっぺんに書いてしまうと読むのがたいへんなので、かんたんなものだけを選んで書きました。 ひとつのやり方が分かれば、他のやり方をさがしたり工夫したりできるようになると思います。 覚えよう 覚えることをパカにする人がいます。 丸暗記なんて意味がないと悪口をい... 続きを読む
慶応2年から平成20年までのベストセラーをリストにしてみた 読書猿Classic: between / beyond readers
我々の時間についての遠近感は、時としてとんでもなく歪むが、それに気付く機会があまりない。 だから、何か一つの事項について年表をつくると、背筋が伸びるかのように、縮んでいた時間感覚を修正できる。 自分の経験だと、自分が生まれる前の、近現代あたりが、かなりアバウトにいっしょくたにされていることが多い。サルトルの『嘔吐』がベストセラーになるのはもっとずっと後のように思っていたが、実際は1946年であ... 続きを読む
ためしてガッテンでも紹介された10秒で心のスイッチを入れる技術 読書猿Classic: between / beyond readers
自分にコトバをかけることで自分の行動をコントロールしたりパフォーマンスを高めたりする方法は、メンタル・トレーニングを受けたスポーツ選手をはじめとして広く用いられている。 言語的自己教示(verbal self-instruction)と総称される技法だが、今回紹介するのは、アタマの中や口で唱えたりするかわりに、自己教示のコトバを書き付けるものである。 書く方法は、それ以外のやり方に対して、次のよ... 続きを読む
あなたの地位と人脈は《スモールトーク》が決めている/ダンバー『ことばの起源』応用篇 読書猿Classic: between / beyond readers
非モテ 親父先生! この非モテ、一生のお願いがあって参りました。これが誓いの唐笠血判状です。 親父 いや、もともと一揆の首謀者が分からぬよう、どっちが上かわからんようになってるのが、唐笠血判状なんだが。非モテ、非モテと、自分の名前で埋められてもなあ。まあいいや。おまえの本気を信じよう。言ってみろ。 非モテ 結局、王道しかないと悟りました。俺にモテるための地味な努力を教えてください! 親父 分かって... 続きを読む
誰もがどこかでつまずいた→小学校の算数から大学数学まで126の難所を16種類に分類した 読書猿Classic: between / beyond readers
数学嫌いはどこから生まれてくるのか? よく聞かれる「役に立たないから」なる理由は、実のところ良くて後付け悪くて言い訳であって、その実態は、算数や数学につまずいて分からなくなった人たちが、イソップ寓話のキツネよろしく「あのブドウ(数学)は酸っぱい(役に立たない)」と言い広めているのである。 ならば撃つべきは〈算数・数学のつまずき〉である。 以下に示すのは、小学校の算数から大学基礎レ... 続きを読む
(保存版)覚え方大全/自分で選ぶための53種の記憶法カタログ 読書猿Classic: between / beyond readers
「繰り返し書く」という覚え方を使うことと学業成績の間には、ほとんど関係がない。 これは「繰り返し書く」ことが役に立たないというよりも、成績の良い者もそうでないものも誰もが使うユニバーサルな方法だからだ。 日本の高校生を対象に英単語の覚え方を調べた研究*1によると、「繰り返し書く」やり方については、ほとんどの者が使っていた。そして、それ以外の方法を使う者はわずかだった。 *1 Okada, J.... 続きを読む
これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法 読書猿Classic: between / beyond readers
書くことが苦手な人は多いです。 話すことは自然に身についても、書くことは自然にはできるようになりません。 「どんなふうに書いてはいけないか」「悪文とはどういうものか」について説明する本や文章はたくさんあります。 文章を書く上で気をつけるべき「やってはいけないリスト」も山ほどあります。 こうしたものは、一応は書くことができる人が自分の書いたものを手直ししたり、もっとうまく書いたりする助け... 続きを読む
語学と精読を思考訓練に高める鈴木式6分割ノートがハンパない 読書猿Classic: between / beyond readers
先日書いた 図書館となら、できること番外編/マイナー言語のBookishな学び方 読書猿Classic: between / beyond readers で、ポストする際になって省略した、少年が語学学習に使ってるノートのことを人に話していたら、「むしろそれを書け」と言われたので、簡単に記す。 出典は ・鈴木 暁(1999)「中級フランス語の効果的学習教授法 - 理想的なノートの作り方」『Le... 続きを読む
「足して9になる数字」が四則演算すべての検算を驚くほど加速する理由 読書猿Classic: between / beyond readers
機械でやる計算も、入力ミスがあれば間違える。 入力をすべて再チェックするのもおっくうだ。というか、時間が下手すると2倍かかる。 ではいったい、どうすればいいのか? ■各桁の数字を1桁になるまで足し合わせる 検算の仕方に、問題(入力)の数字と答え(出力)についてそれぞれ、各桁の数字を1桁になるまで足し合わせるというやり方がある。 要はチェックサムだ。 説明するよりも例を見せる方がはやい。次の... 続きを読む
生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書) 読書猿Classic: between / beyond readers
創作論とか小説の書き方みたいな本について言うと、作家やその周辺の人が書いているせいか、かつてはその困難さを前面に掲げて、結果的に創作行為の神秘性を保守する手合が多かった。 近頃は「誰でも書ける」みたいなのも随分増えたけれど、タイトルだけ付け間違えたようなのが多くて、あいかわらず、もったいぶった文士臭さが抜けてない。 探す場所を間違えたのだと考え、はなっから「創作行為の神秘性」なんて受け付けない... 続きを読む
論文に何を書くべきか→これだけは埋めろ→論文作成穴埋めシート 読書猿Classic: between / beyond readers
こう言い換えろ→論文に死んでも書いてはいけない言葉30 読書猿Classic: between / beyond readers を書いたとき、「あとは穴埋めしたら論文を出力してるものが作れないか」みたいな話があったので、作ってみた。 何であれ、文章を書く骨法は、書きたいことではなく、書くべきことを(そしてそれだけを)書くことである。 問題は何を書くべきかであるが、幸いにして、論文については後... 続きを読む
今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術 読書猿Classic: between / beyond readers
1.優先順位をつける ……すべては実現できない (1)ノートを用意する (2)はじめようとすることを1ページの最初に書く。(例:「英語を勉強する」) (3)(英語を勉強すると)どんないいことがあるかを、なるべくたくさん書きだして、リストにする。 (4)人生でやりたいことを、これもなるべくたくさん書きだして、リストにする。 (5)(3)と(4)のリストを見比べて、「英語を勉強する」が〈人生でやりたい... 続きを読む
今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術 読書猿Classic: between / beyond readers
1.優先順位をつける……すべては実現できない (1)ノートを用意する (2)はじめようとすることを1ページの最初に書く。(例:「英語を勉強する」) (3)(英語を勉強すると)どんないいことがあるかを、なるべくたくさん書きだして、リストにする。 (4)人生でやりたいことを、これもなるべくたくさん書きだして、リストにする。 (5)(3)と(4)のリストを見比べて、「英語を勉強する」が〈人生でやりたいこ... 続きを読む
手塚治虫がやってたプロットの筋トレ 読書猿Classic: between / beyond readers
「風が吹けば、桶屋がもうかる」ではないが、 ひとつの出来事(以下の図では「犬が歩く」)について「それからどうなった?」(青色の→)と「その前はどうだった?」(赤色の→)を複数考える。 そして、考えた出来事について、同じことを繰り返す。 「それからどうなった?」(青色の→)で出て来た出来事からも、「その前はどうだった?」(赤色の→)を複数考える。 「その前はどうだった?」(赤色の→)で出て来... 続きを読む
英語で(無料で)聞く世界の名作200選 読書猿Classic: between / beyond readers
先日フレデリック・ダグラスの話を書いた(問い:何故学ぶのか? → 答え:自由になるため 読書猿Classic: between / beyond readers )ので、ネットで探していたら、彼の演説集の朗読(さすがに本人の録音はない)を見つけたフレデリック・ダグラス – A Speech to the People of Rochester, New York on the Hypocrisy ... 続きを読む
物書きがネットを使い倒すための7つの検索 読書猿Classic: between / beyond readers
==ネタ編== まだ書こうとするものがはっきりと見えて来ない段階や、曖昧模糊とした「原初のスープ」にスパイスの一撃を加えたい時など、探してみて見るとよい検索たちです。 ■物語要素事典 古典、民話から小説、映画や漫画に至るまでを対象に、物語のパーツとなる「物語要素」(物語素)を拾い出し、分類、整理したもの。いわば定番的あらすじ/エピソードの集成なので、ストーリーを考えたり、必要な要素を加えたり... 続きを読む