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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersサイモン・レン=ルイス「国家がなすべきことを変えずに国家を縮小させるのは経済学的に意味をなさない」(2022年11月1日)
[Simon Wren-Lewis, “It makes no economic sense to keep shrinking the state without changing what the state is meant to do,” Mainly Macro, November 1, 2022] 前任のクワーテンによる法人税増税を取り消して所得税減税を無期限延期すると,新財務相のハントが発表した.その一方で,国民健康保険料の増額取り消... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「どうしてイギリスの実質賃金はこうも伸び悩んでいるのか」(2022年6月20日)
[Simon Wren-Lewis, “Why has UK real wage growth been so low?” Mainly Macro, June 20, 2022] このところ,国内の労働市場が売り手市場になっている期間が続くなかで,イギリスの実質賃金は下がっている.このことに驚きを示している人たちもいる.(この売り手市場は,失業率が上がり始めるとともに終わりをむかえる... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「景気後退時の量的緩和(お金の創出)はいいことだ,ただし効果的な財政刺激をともなっているかぎりで」(2021年7月27日) — 経済学101
サイモン・レン=ルイス「景気後退時の量的緩和(お金の創出)はいいことだ,ただし効果的な財政刺激をともなっているかぎりで」(2021年7月27日) [Simon Wren-Lewis, “Quantitative Easing (creating money) is fine during a recession, as long as it goes alongside effective fiscal stimulus,” Mainly Macro, July... 続きを読む
サイモン・レンルイス「アメリカでいまにもインフレスパイラルが始まるという話についてどう考えるべきか」(2021年6月7日) — 経済学101
サイモン・レンルイス「アメリカでいまにもインフレスパイラルが始まるという話についてどう考えるべきか」(2021年6月7日) [Simon Wren-Lewis, “How should we think about talk of an impending US inflationary spiral?” Mainly Macro, June 7, 2021] 2013年に,イングランド銀行のカンファレンスで私が講演をしてい... 続きを読む
サイモン・レンルイス「インド変異株がイギリス国内に広まったのは,コロナウイルスと暮らす必然的な結果か?」(2021年5月17日) — 経済学101
サイモン・レンルイス「インド変異株がイギリス国内に広まったのは,コロナウイルスと暮らす必然的な結果か?」(2021年5月17日) [Simon Wren-Lewis, “Is the spread of the Indian variant in the UK an inevitable result of living with COVID?” Mainly Macro, May 17, 2021] 迅速に手を打つ COVID-19 のインド変異... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「なぜ西洋諸国の大半はパンデミックでこれほど失敗したのか」(2021年5月4日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “How most of the West got the pandemic so badly wrong?” Mainly Macro, May 4, 2021] 近頃は,そうそう大したことでは驚かなくなっている私だが,OECD 諸国の大半が今般のパンデミック対応で失敗したのには愕然とした.とはいえ,ジョンソンのイギリス,トランプのアメリカ,ボルソナーロのブラジ... 続きを読む
サイモン・レンルイス「バランスのとれた景気回復をうみだすよう予算を組むべきときに赤字が懸念されてしまう」(2021年3月2日) — 経済学101
サイモン・レンルイス「バランスのとれた景気回復をうみだすよう予算を組むべきときに赤字が懸念されてしまう」(2021年3月2日) [Simon Wren-Lewis, “The budget should create a balanced recovery, but instead it will be about the deficit,” Mainly Macro, March 2, 2021] まずは,明白な論点から述べておこう.私... 続きを読む
サイモン・レンルイス「景気回復のサボタージュ」(2020年7月7日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “Sabotaging the recovery,” Mainly Macro, July 7, 2020] 先週は,イギリスにおける都市封鎖(ロックダウン)を時期尚早に緩和すればいっそう多くの人命を失うことになるだろう理由について書いた.今回の文章では,時期尚早な封鎖緩和を行って生じる景気回復は低調なものとなり,一部の事業は倒産... 続きを読む
サイモン・レンルイス「いまは失敗を批判すべき時ではない?」(2020年4月20日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “Now is not the time?” Mainly Macro, April 20, 2020] このポストは4月19日付 Sunday Times 記事の前に書かれた文章で,あの記事を踏まえて少し書き換えてある.政府がおかしたとくに深刻な失敗は,事態を追いかけて見ている人たちなら誰でも知っていたことだ.この記事では時系列をおいかけるので... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「パンデミックの経済的影響」(2020年3月2日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “The economic effects of a pandemic,” Mainly Macro, March 2, 2020] 10年少し前,医療の専門家たちから連絡をもらった.なんらかのインフルエンザ・パンデミックが発生した場合の経済的な影響を知りたいのだという.彼らが必要としていたのは,一般均衡での影響を見るためのマクロ経済モデルだっ... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「イギリスで景気後退のさなかに財政緊縮をやった事例:1981年と2010年を比べてみると」(2019年8月3日) — 経済学101
サイモン・レン=ルイス「イギリスで景気後退のさなかに財政緊縮をやった事例:1981年と2010年を比べてみると」(2019年8月3日) [Simon Wren-Lewis, “Fiscal tightening in UK recessions: 1981 and 2010 compared,” Mainly Macro, August 3, 2019] 健康で平穏な生活を守るために,Twitter でのやりとりを控えることにし... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「ヘリコプターマネー・インフレ目標・量的緩和」(2012年6月14日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “Helicopter money, Inflation targets and Quantitative Easing,” Mainly Macro, June 14, 2012] 経済学者向け ヘリコプターマネーについてよく質問を受ける.それに,この政策を実施しようという要請もときおりなされてきた.(最近の例はこちら.) ヘリコプターマネーについてごく基本的な水準で... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「労働党の財政ルールについてビル・ミッチェルが広めている幻想」(2019年6月14日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “Bill Mitchell’s fantasy about Labour’s fiscal rule,” Mainly Macro, June 14, 2019] MMT論者の一部が労働党の財政信認ルール (FCR) に行っている突拍子もない攻撃について,前回の記事でとりあげた.あの記事は経済学者でない人たちに向けた文章だったので,ビル・ミッチェルが財政ルールについ... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「労働党の財政政策ルールはネオリベラルか?」(2019年6月11日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “Is Labour’s fiscal policy rule neoliberal?” Mainly Macro, June 11, 2019] 労働党の財政信認ルール (Fiscal Credibility Rule; FCR) に対して「ネオリベラルだ」という批判が出ている.批判しているのは左派の一部,とくに現代金融理論 (MMT) という運動の支持者たちだ.MMT という名称を聞いて... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「メディアマクロなお健在:それが暗示する根深い問題」 — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “Mediamacro is in rude health, and is also indicative of a deeper failure,” Mainly Macro, November 2, 2018] 今度出版される拙著で大きく取り上げている問題に,メディアマクロがある.メディアマクロとは,あたかも政府が家計と同じであるかのように財政政策がメディアで扱われている有様のこ... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「イギリスの貧困:根っこからの社会変革が進められつつある」(2018年11月19日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “Poverty in the UK: radical social re-engineering,” Mainly Macro, November 19, 2018] 英チャンネル4の番組で,国連特別報告者がイギリスの貧困について報告した件を報道したのに続いて,クリシュナン・グル=マーシー〔チャンネル4のジャーナリスト〕と財務相のあいだで議論が交わされた.財務相... 続きを読む
サイモン・レンルイス「左派はこうして労働者階級の政党であることをやめた」(2018年10月6日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “How the left stopped being a party of the working class,” Mainly Macro, October 6, 2018] トマ・ピケティが最近出した論文について,そのうち書こう書こうと思っていた.ピケティ論文は,第二次世界大戦後のフランス・イギリス・アメリカでどんな特徴が有権者が左派または右派への投票行動に影... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「この10年で最悪の経済政策の失敗」(2018年8月21日)経済学101
[Simon Wren-Lewis, “The biggest economic policy mistake of the last decade, and it had nothing to do with academic economists,” Mainly Macro, August 21, 2018] 「この10年で最悪の経済政策の失敗」は,ライアン・クーパーが書いた記事の題名で,ここでいう最悪の失敗とはもちろん緊縮だ.(クーパー記事はもっ... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「TV局は首相のウソをどう扱うべきか」(2018年6月19日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “How Broadcasters should handle the Prime Minister lying,” Mainly Macro, June 19, 2018] このポストで取り上げる話題は,「EU離脱の清算金」と TV局がこれを扱うべき方法だ.ただ,その前に極端な例からはじめるとしよう:ドナルド・トランプだ.トランプが考察の第一歩にふさわしい理由は,メ... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「ユーロの悲劇」(2018年6月2日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “ A Euro Tragedy ,” Mainly Macro, June 2, 2018] 「イタリアがユーロ圏の活断層だろう」――最近の危機について述べた文章から引いた一節ではない.出典は,アショカ・モウディの『 ユーロ悲劇:9幕の戯曲 』だ.アメリカではちょうど刊行されたところで,イギリスでも7月に刊行される. 書名を見てわかるように,本書では〔ユーロ... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「財政政策は石器時代にとどまっている」(2018年5月10日) — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “ Fiscal policy remains in the stone age ,” Mainly Macro, May 10, 2018] もしくは中世だろうか.ともあれ,1920年代より新しくはない.ケインズは1930年代に彼のいう流動性の罠において財政政策を使うことを提唱した.今日では,当時とちがった用語法を使って,金利がゼロ下限または実効的下限にある... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「世代間の再分配」 — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “ Redistribution between generations ,” Mainly Macro, October 24, 2014] 経済学でありがちな誤解に関するシリーズをはじめなくてはいけないようだ.(ゾンビ映画は見ないものでね.) そういう誤解のひとつに,中央銀行のバランスシートは通常は重要だというものがあるけれど,前回のポストの このコメント... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「経済学における諸派分立の危うさ:現代金融理論 (MMT) の場合」 — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “ The dangers of pluralism in economics: the case of MMT ,” Mainly Macro, March 1, 2018] 現代金融理論 ( Modern Monetary Theory ; MMT) は、経済学の「学派」だ。「学派」で私が意味しているのは、MMT が主流からみずから分離している、ということ... 続きを読む
サイモン・レン=ルイス「最低賃金、買い手独占、田舎街」 — 経済学101
[Simon Wren-Lewis, “ Minimum Wages, Monopsony and Towns ,” Mainly Macro, January 4, 2018] アラン・マニングが、『フォーリンアフェアーズ』誌に最低賃金に関するじつに いい論考 を書いている。最低賃金が雇用におよぼす影響は経済学でも政治的な負荷のかかった問題で、その点でたいていのマクロねたに似ている。最低賃金の場... 続きを読む
レン・ルイス「なぜMMT(Modern Monetary Theory)はポピュラーなのか?」(2017年10月2日) — 経済学101
レン・ルイス「なぜMMT(Modern Monetary Theory)はポピュラーなのか?」(2017年10月2日) ●Simon Wren-Lewis, “ Why is MMT so popular? ”( Mainly Macro , October 2, 2017) いくつかのエントリを書いたことで、「なぜMMT(Modern Monetary Theory)はポピュラーなのか」という疑... 続きを読む