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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users近代文学が終わった後の『文豪とアルケミスト』 - Ohnoblog 2
文豪とアルケミストと小林多喜二と日本共産党 - Togetterまとめ 『文豪とアルケミスト』というオンラインゲームで、近代文学の小説家(が現代に転生したもの)がキャラとして多数登場している中に小林多喜二も含まれており、それについて新聞『赤旗』が好意的に取り上げたところ、そのゲームのファンの一部が「政治利用だ」と憤慨しているという話。 それに対し、「小林多喜二はそもそも共産党で‥‥」などのツッコミ... 続きを読む
「教えて下さってありがとうございました!」と「悪いということを知らなかったんだから」 - Ohnoblog 2
大学の授業内で時々ミニレポートを書かせ、その提出をもって出席票に替えている。その日、家に帰って80人あまりの学生のミニレポートを読んでいたら、ほぼ同じ内容のミニレポートが続けて四枚出てきた。内容もそっくりなら書体もまるでそっくり。すぐに、これは全部一人の学生が書いたなと感じた。 おそらく、四人の中で一番文章量の多いAさんが「主犯」。あらかじめ頼まれていたAさんが、欠席している残りの三人の分も書いた... 続きを読む
「理想」と「欲望」は切り分けできないし、「萌え絵」は「日本美術」ですよね(どっちかというと) - Ohnoblog 2
「萌え絵」が批判されるのは歴史がないからじゃない - 最終防衛ライン3 結論が最初の方に書かれている。 「萌え絵」も「理想」のひとつであろう。「萌え絵」が批判されるのは、誇張表現だからだし、誰かにとっては「理想」ではなく「欲望」にしか見えないからだ。現在「芸術」として残っている「裸婦像」は多くの批判に耐えて残ってきたものである。果たして「萌え絵」はそれに耐えられるだけのバックグラウンドを形成できる... 続きを読む
「エロいかどうか」より「御しやすそうに見えるかどうか」では - Ohnoblog 2
‥‥‥と思うのだけど。エロばかりに焦点が当たっているのに違和感がある。 左は炎上しなくて右がエロいと炎上する意味がわからない。 pic.twitter.com/pY2P1q6eL1 — Sugano Yoshihisa(E) (@koshian) 2016年10月17日 https://twitter.com/koshian/status/788095618216366080 露出度では明らかに左... 続きを読む
「盗作さん」と言われた話 - Ohnoblog 2
思い出, アート ohnosakiko デザイン, 社会 佐野氏の人柄とかこれまでの仕事などにあまり関心はないが、今回この件で「クリエイト」ということにたくさんの人が強い期待を抱いていてオリジナリティ神話が生き続けているのを目の当たりにした気分http://b.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20150902#bookmark-263706487 ohnosakiko デザイン, ... 続きを読む
「童貞を殺す服」雑感 - Ohnoblog 2
ファッションこの数年、仕事先の地方の芸術大学でよく見かけるファッション。美術学部でも音楽学部でも見られる。 (微妙にデッサン狂ってる。左の人が多い印象)パステルカラーでパフスリーブのシフォンみたいなブラウス、薄くてヒラヒラしたミニスカート、長めフレアスカート、レースのソックス‥‥。少し前のロリータやメイド服の流れから?というかアイドルやアニメの影響?‥‥と思っていたが、こういうのが「童貞を殺す... 続きを読む
きものを「貴族の文化」にしたのは何か - Ohnoblog 2
社会英国人の日本文化論が「正しすぎる」「ぐぅの音も出ない」と話題に - with news(ウィズニュース) タイトルがちょっと煽り過ぎというか大袈裟に感じるが、小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長という日本文化に詳しいイギリス人が、きものの価格の高さについて苦言を呈している内容。以下は最後のところ。 そもそも伝統が伝統になる前は、ちゃんとビジネスになっていたはずなんです。消費者の意向を探... 続きを読む
「〜かなと思います」という言い方 - Ohnoblog 2
言葉少し前に、「〜させていただきます」という言い方の不自然さについて記事が上がっていた。丁寧”のつもりが、”慇懃無礼な印象”に?!『させていただく症候群』 - NAVERまとめ視点・論点「させていただきます症候群」|視点・論点|NHK 解説委員室|解説アーカイブスこの言い方が多用されておかしな感じになっていることに違和感を覚える人は結構いるようで、検索してみると7、8年前からその手の記事があるよう... 続きを読む
私生活の記述が入試問題になる - Ohnoblog 2
日常, 本昨年度の北海道大学に続いて、今年は中央大学の入試で拙文が問題文に採用されたらしく、日本著作権教育研究会というところから「著作物利用許諾のお願い」が来た。昨年春に出た共著本『高学歴女子の貧困』(光文社新書)の中の、私の書いた章「「アート系高学歴女子」の成れの果てとして、半生を顧みる」の一部である。ちなみに私自身は特別「高学歴」ではないし「貧困」(だった)とも言えないのだが、「一人くらい毛色... 続きを読む
昔の友人がお薦めしてくれたジャズのCD(ピアノ中心) - Ohnoblog 2
音楽■( ・3・) クラシック好きの上司がジャズを聴きたいと言いだして - AnonymousDiary■( ・3・) クラシック好きの上司がジャズを聴きたいと言いだして・続 - AnonymousDiary 凄い数のブックマークがついていて、「ジャズ聴きたいけどどれから聴いたらいいの?」「詳しい人のお薦めが知りたい」と思っている人は多いんだなと思った。私もかつてそうだった。幸い身近にマニアがいて... 続きを読む
「芸大」という呼び名にまつわる意識と心理 - Ohnoblog 2
言葉先日、ブックマークコメントで見事に噛み合わないやりとりをした。発端は疲れたというタイトルの増田の記事で、この中に、芸大を受けたが失敗し、「別の一番入りやすかった芸大」に入ったという記述が出てくる。これに対してブコメで「芸大落ちたのならそれ以外は美大って言うでしょう普通」「芸大と美大の区別ができてない」という意見を見たので、ohnosakiko (↓芸大ったら東京芸大だけと思ってる人がいるかもし... 続きを読む
自分の文章が入試問題に使われること - Ohnoblog 2
学校センター試験の国語に「クソリプ」「パクツイ」問題 著者「俺が正解できるのか」 - ねとらぼ 上のタイトルだけ読んで一瞬「センター試験の問題に、クソリプとかパクツイという単語を散りばめたテキストが採用されたのか、すごいな」と思ったらそうではなく、佐々木敦氏の『未知との遭遇』(筑摩書房)の中のツイッターについて論じられている箇所からの引用で、そこにツイッター・ジャーゴンである「クソリプ」や「パクツ... 続きを読む
岡田斗司夫と「おじさん×若い女」のあるある感 - Ohnoblog 2
性・恋愛頭の悪そうなタイトルしか思い浮かばない自分の頭の悪さが恨めしい。今回も自分のブコメの長い補足として。 岡田斗司夫、流出キス写真は本物 過去の驚愕「80股!」も告白 :J-CASTニュースohnosakiko 男女 「80股」って言ったのはこの「スキャンダル」をトンデモ方向の笑いに包んでこれ以上「醜聞」ぽくしたくないという元オタキングの大衆心理操作()じゃないかと睨んでる。だとしたらなんか考... 続きを読む
ピンクのダサ/イケが男性にわからないのは当たり前 - Ohnoblog 2
社会, 性・恋愛数日前、「ダサピンク現象」関連の某記事に以下のようなブコメをつけた。 ohnosakiko (「女性はピンクが好き」という統計結果とダサピンク批判は両立するのだが、そこが理解されないのは多分一般的な男性にはダサいピンクとイケてるピンクの違い(その重要性)がわからないからじゃないかと思えてきた。http://b.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20150106#boo... 続きを読む
「芸術鑑賞法」と「既知の器」 - Ohnoblog 2
アート「好き」「嫌い」を越えた芸術鑑賞法があるとしたら - (チェコ好き)の日記 自分のブコメ。[アート]「自分の人生に真摯に向き合って」「生涯をかけて」「あなただけのために作られた作品」を見つけ出せって。修行して心眼を鍛えろみたいな。コツコツ美術史勉強するより難易度高いがな。 と思ったのは、言葉の選択に(ブログ主も書いているように)スピリチュアル感が濃厚に漂っているからだけど、「自分の人生に真摯... 続きを読む
「50過ぎたら楽になるわよ」の真実 - Ohnoblog 2
日常40歳前後の頃、50代の女性に「50過ぎたら楽になるわよ」と言われたことがある。彼女たちは私が持っていた一般人対象の美術系講座の生徒さんで、当時53〜54歳くらい。皆さんとても明るく楽しそうでエネルギッシュで、「私より全然元気だな〜」といつも感心していた。50過ぎたら楽になる。それを聞いた時、私は思わず「ほんとに?」と真顔で食いついたのを覚えている。その人は笑って「たぶんね」と言い、「ある時憑... 続きを読む
家事ハラと「躾」 - Ohnoblog 2
結婚「家事ハラスメント」なる言葉がネットでもテレビでも取り上げられていて、「注意や指摘してるのをハラスメントとは」「いやこれが職場なら完全にハラスメント」「共稼ぎで「夫が手伝っている」というのがおかしい」などなど、議論侃々諤々ですわね、奥様。「セクハラ」という言葉を獲得して女性がモヤモヤした感情の原因を突き止め溜飲を降ろしたあの時代に、将来「ハラスメント」という言葉が男性である夫から私たち女性に向... 続きを読む
美少女は、男にとってはもちろん女にとっても「異性」 - Ohnoblog 2
性・恋愛Love Piece Club - 美少女はよくてイケメンはダメ!な日本のメディア。AKB総選挙報道から見えるもの。から抜粋。AKB48の報道を見て腹立たしいのは、いかに男が自分の欲望にだけ寛容かということが伝わってくるから。 自分が「良い」「かわいいっ」って思うものは、世の中も多くの人も同じように思っている、という無邪気なまでの自己肯定感。男性評論家がマジメな顔をしてアイドルを論じ、新聞... 続きを読む
「どちらが真の弱者か」をめぐる闘争 - Ohnoblog 2
言葉, ネット・ブログこのあたりに始まる小田嶋隆氏の「失言」問題が、まだ尾を引いているようだ。ご当人が自己弁護のつもりでブログに過去のテキストを発表したが、それが自身が否定している「バックラッシュ」や「ミソジニー」をそのまま体現しているとして、また批判を呼んでいるという状況。ohnosakiko [フェミニズム][内容とあまり関係ない] 被差別者から差別者への、弱者から強者への抗議が「ヒステリー」... 続きを読む
「女なんかめんどくせ」の人、西島秀俊 - Ohnoblog 2
TVテレビで顔を見ない日はないくらい大ブレイク中の俳優、西島秀俊の「熱愛報道」についてワイドショーでやっていたのをぼんやり見ていたら、西島氏が相手の女性に求める結婚の条件というのが出てきて、ちょっと笑ってしまった。 1. 仕事のワガママは許すこと2. 映画鑑賞についてこない3. 目標を持ち一生懸命な女性4. ”いつも一緒”を求めない5. ”女の心情”の理解を求めない6. メール返信がなくてもOK7... 続きを読む
『アナと雪の女王』にかかったジェンダー観の砂糖衣 - Ohnoblog 2
アニメ・マンガ「過去、女性は素晴らしい能力があっても、それが”幸せな結婚”に結び付くものでなければ女として生きるのに余計なものであるとして、発揮する機会を奪われてきた。女性の生き方として賞揚されてきたのは、生まれて初めて出会った異性と恋に落ち、一生の愛を誓い合って生きること。しかし今やロマンチックラブのベールは剥がれ、一方で女性が能力を発揮しそれを正しく活用することが、社会の発展にも寄与するという... 続きを読む
女が自分を騙すとき‥‥『処女連祷』を読んで - Ohnoblog 2
本今年は有吉佐和子没後30年ということで、集英社文庫に収録の著作が次々と復刊されるという。著名な作家にも関わらず私の既読は『悪女について』1冊だけで、映画で『紀ノ川』、テレビドラマで『華岡青洲の妻』を昔観たことがあるくらいだが、最近『処女連祷』を知人から薦められて読んでとても面白かったので、その感想を。処女連祷 (集英社文庫)作者: 有吉佐和子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2014/02/2... 続きを読む
高学歴女子が新・専業主婦を目指す時代 - Ohnoblog 2
結婚, 社会かつて斎藤美奈子は『モダンガール論』の中でこう言った。「女の子には出世の道が二つある。立派な職業人になることと、立派な家庭人になること。職業的な達成(労働市場で自分を高く売ること)と家庭的な幸福(結婚市場で自分を高く売ること)は、女性の場合、どっちも「出世」なのである」。「立派な職業人」とは古い言葉で言えばキャリアウーマン、「立派な家庭人」とはここでは、上昇婚で果たされるセレブな専業主... 続きを読む
無宗教で弔うこと - Ohnoblog 2
日常, 思い出国や地域や宗教によって、さまざまなかたちを取るお葬式。日本では仏教形式で行われることが多い。これまで私が参列した葬儀は9割方、仏式だった。あとはキリスト教。亡き伯父と伯母がクリスチャンだったからだが、では仏式で弔われた人々は皆仏教徒だったのかと言えば、おそらくそうではないだろう。年輩者で定期的にお寺参りに行ったりお坊さんの説教を聞きに行ったりする人はいたかもしれないし、そこまでではな... 続きを読む
イージーリスニングの虜、アーティストの麻薬 - Ohnoblog 2
音楽, アート佐村河内騒動で考える:松浦晋也のL/D例の「交響曲第1番」の感想、NHKの「お涙頂戴」番組作り、新垣隆氏の仕事など論じられていることが幾つかのテーマに渡る長いエントリだが、終わりの方に書かれていたことについて思ったことをメモ。 現代音楽の売れなさは、もう笑うしかないレベルで、CDが出てもスタンプ枚数は数百枚というのが当たり前だ(コミケかよ!)。私はその手のCDを数百枚持っているが、「... 続きを読む