タグ 論駁
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users『ゴジラ-1.0』の物語構造に関する愚考 - 🍉しいたげられたしいたけ
6月26日付拙記事 にお寄せいただいた 北斗柄(id:hokuto-hei)さんのコメントをきっかけに、いろいろと愚考を巡らせてみたくなりました。北斗柄 さんとはネットを介したお付き合いが長いのでおわかりいただけることと期待しますが、本エントリーは自説を開陳するためのものであり 北斗柄 さんへの論駁を目的としたもので... 続きを読む
未来人と産業廃棄物――千田先生の「ターフ」論文を読んで|夜のそら:Aセク情報室|note
『現代思想』に掲載された千田有紀教授の論文「「女」の境界線を引き直す:「ターフ」をめぐる対立を超えて」を読みました。今から、その論文を読んで考えたことを書きます。ただし、わたしには批判や論駁は書けません。わたしは大学でフェミ三ズムの教育を受けてはいないし、ゆなさんのように精密で論理的な文章も書け... 続きを読む
翻訳:シンギュラリティが宗教である10個の理由 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2018 - 04 - 16 翻訳:シンギュラリティが宗教である10個の理由 以下は、 ウィリアム・パターソン大学 哲学教授のエリック・スタインハート氏の記事 "The Singularity as Religion" の翻訳です。 宗教としてのシンギュラリティ シンギュラリティにまつわる文化と言説のほとんどは、宗教的であると思う。この考えば、部分的には、デイヴィド・ノーブルの本『The Reli... 続きを読む
翻訳:AIについて私は何を心配しているか - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2018 - 04 - 05 翻訳:AIについて私は何を心配しているか 翻訳 この文章は、 Google 社のソフトウェアエンジニア、 機械学習 研究者 François Chollet氏がサイトMedium上で公開したエッセイ " What worries me about AI " の翻訳です。 AIについて私は何を心配しているか 免責事項 これは私の個人的見解であり、雇用主の立場を表すもので... 続きを読む
翻訳:ロドニー・ブルックス氏の将来予測 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2018 - 01 - 13 翻訳:ロドニー・ブルックス氏の将来予測 翻訳 この記事は、ロドニー・ ブルックス 氏が自身のブログで発表した記事、" My dated predictions "の抄訳です。文意の変わらない範囲で省略、要約している部分があります。原文もご覧ください。 目次 私の期限付き予測 予測のルール 簡単なことと困難なこと テクノロジーの採用について 「常に想像よりも長い時間がか... 続きを読む
社会の慣性の法則:変化には長い時間を要する - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 12 - 26 社会の慣性の法則:変化には長い時間を要する 第6章 シンギュラリティ論においては、ひとたび人間を超える 人工知能 が作られると、その 人工知能 は自身の知能を 再帰 的に指数関数的に成長させるのみならず、物質的貧困や紛争といった社会のさまざまな問題までもたちどころに解決できると主張されています。 この種の根拠のない信念、すなわち、「知能の高さや思考の量のみが進歩におけ... 続きを読む
思考主義批判:知能は問題解決のごく小さな部分に過ぎない - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 12 - 25 思考主義批判:知能は問題解決のごく小さな部分に過ぎない 第6章 シンギュラリティ論、特に知能爆発説のシンギュラリティ仮説においては、ひとたび人間を超える 人工知能 が作られると、その 人工知能 は自身の知能を 再帰 的に指数関数的に成長させることができると主張されています。 更には、その超人的 人工知能 は、自身の知能を指数関数的に成長させるのみならず、科学やテクノロ... 続きを読む
製薬業界の反特異点 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 11 - 20 製薬業界の反特異点 第6章 新薬の開発は、2329年には完全に停止します。 製薬業界の研究開発コストに対するリターンは、過去60年間、定常的に指数関数的に低下し続けてきました。シェフィールド大学物理学科教授リチャード・ ジョー ンズ氏によると、西暦2339年には1件の新薬開発に要するコストが (2013年時点での) 全世界の GDP を超えてしまい、新しい薬品を作るこ... 続きを読む
遺伝子改造によるトランスヒューマン誕生 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 11 - 18 遺伝子改造によるトランスヒューマン誕生 近年のシンギュラリティに関する議論ではほとんど注目されることはありませんが、 ヴァーナー・ヴィンジ氏が1993年に提唱したシンギュラリティ論 においては、いわゆる汎用 人工知能 の発明以外にも、薬剤や 遺伝子工学 による人間の知能増強が、シンギュラリティを引き起こす 仮説上の 超知能の発生方法として提唱されていました。 近年では... 続きを読む
カーツワイル氏による科学論文の不正確な引用 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 11 - 14 カーツワイル氏による科学論文の不正確な引用 第6章 コラム 以下はイギリス、シェフィールド大学物理学科教授リチャード・ ジョー ンズ氏のブログ Soft Machines の記事 " Brain interfacing with Kurzweil " の翻訳です。 シンギュラリティ大学における レイ・カーツワイル 氏のやや誇張された計画について [訳注:リチャード・ ... 続きを読む
知能爆発派における超知能の出現について - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 11 - 11 知能爆発派における超知能の出現について 第6章 シンギュラリティ論における重要な論点は、ひとたび汎用 人工知能 が作られると、何らかの形で「超知能」が発生し、それが科学技術や社会を高速で変化させることによって、予測不能かつ断絶的な進歩が起きるという仮定です。 前回のエントリでは、主にカーツワイル氏の説である「収穫加速派」における超知能について検討しました。 今回は、残... 続きを読む
ムーアの法則と人工知能 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
ここまで、 第3章 でカーツワイル氏の 指数関数的なテクノロジーの成長に対する事実認識の誤り を、 第4章 では「 収穫加速の法則 」の 定義のあいまいさ 、 非論理性 と 実証的基盤の欠如 に関して批判してきました。 けれども、その一方で、情報テクノロジーが指数関数的に成長を続けていることは、やはり疑いようの無い事実です。既に何度か述べてきた通り、人類文明全体の進歩が指数関数的ではなかったとして... 続きを読む
指数関数とシグモイド曲線は区別できない - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 06 - 27 指数関数とシグモイド曲線は区別できない カーツワイル氏の未来予測の本質とはあまり関係がない数学的 (あるいは哲学的) 事項を、もう1点指摘しておきます。 何らかの物理量の「過去の増加傾向」を観察して、それが指数関数的に増加していることが確認できたとしても、今後もその傾向が永続し指数関数的な増加が続くとは言えず、その物理量の増加傾向を説明するモデルは無限に存在しうる と... 続きを読む
収穫加速の法則批判 未定義のパラダイム - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 06 - 21 収穫加速の法則批判 未定義のパラダイム カーツワイル氏が未来を予測する根拠である「収穫加速の法則」ですが、彼がその「法則」を例証していると主張するグラフが、以下の「 特異点 へのカウントダウン」と名づけられたグラフです。 一見すると、この「収穫加速の法則」のグラフ上に描かれたそれぞれの事象は、対数グラフ上の綺麗な直線 、すなわち指数関数的成長を描いているように思えます... 続きを読む
多義的で曖昧な「収穫加速の法則」の定義 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 06 - 17 多義的で曖昧な「収穫加速の法則」の定義 カーツワイル氏がシンギュラリティを予測する根拠である「収穫加速の法則」ですが、彼はこの「法則」を複数の意味で使っており、非常に多義的で曖昧な、何を述べているのか非常に分かりづらい「法則」となっています。 そもそも 、(シンギュラリティに関する議論においては非常にありがちですが)、シンギュラリタリアンの内部ですら「収穫加速の法則」... 続きを読む
指数関数的に成長する無知 - シンギュラリティ教徒への論駁の書
2017 - 06 - 11 指数関数的に成長する無知 指数関数的成長の議論において、カーツワイル氏 (あるいはシンギュラタリアン) は、非常に重要なポイントを見落としています。それは、 知識が指数関数的に増加するにつれて無知も指数関数的に成長していく 場合があるということです。 カーツワイル氏は、ゲノムのシーケンシング (遺伝子情報の 塩基配列 の読み取り) が、期間、コスト効率の両方の観点にお... 続きを読む
ブログと金儲けと承認欲求と~物書きの渇愛 - ポジ熊の人生記
2017 - 04 - 05 ブログと金儲けと承認欲求と~物書きの渇愛 blog blog-mental 【シェアする】 Twitter Google Pocket かなり前から 「ブログで金儲けする話は汚い」 「いや、お金を稼ぐことはもっと堂々と述べるべきだ」 などなど、反駁に論駁を重ねて喧々囂々(けんけんごうごう)としたインターネッツを散見しています。 かくいう僕も、お金儲けする側に肯定的な記... 続きを読む
『政治の理論』――近代において共和主義を再考する / 稲葉振一郎 / 社会哲学 | SYNODOS -シノドス-
全体主義は否定すべき悪であるのか? 本書『政治の理論』に至るまでの私の仕事を振り返ってみるならば、まず1999年の『リベラリズムの存在証明』という本があった。あの本のライトモチーフはひとつには”Taking Libertarianism seriously”であり、直観的には荒唐無稽だが、すっきりと明快であるがゆえになかなか決定的な論駁が難しく、思考実験としては大いに魅力的であるリバタリアニズム、... 続きを読む
「新古書店悪玉論」論駁 ― ブックオフに欲しい本はない ― (Dead letter Text)
「新古書店悪玉論」論駁 ― ブックオフに欲しい本はない ― 「Diary」(2003.2.15)で、出版不況の原因では「活字離れ」の深刻化が大きい、ということに少し触れたのだけれども、最近ちょくちょくブックオフを利用する僕としては、出版不況→「新古書店悪玉論」というロジックについても、少し触れておこうと思う。 始めに敢えて言い切っておきたい。ブックオフに代表される新古書店は出版不況とはほとんど関係... 続きを読む