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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users『細胞夜話』は自分のブログの師匠なのかもしれない - アレ待チろまん
2013-08-09 『細胞夜話』は自分のブログの師匠なのかもしれない 科学 ブログ ブログで科学ネタを扱うようになってからおよそ半年経ちました。今だから言えるけど、実を言うとこれまでの人生で『科学ブログ』というものをほとんど読んだことがありません。 科学ブログって自分から探しました?『ケムステーション』『有機化学美術館』『薬作り職人のブログ』『蝉コロン』など、10年選手レベルの古参ブログの存在を... 続きを読む
人生に点を打っていくこと。薬作り職人のブログ
卒業式の季節です。私の息子も、中学校を卒業しました。卒業式のあとに先生の話を聞いて、チラリと思ったことを書いてみます。 卒業式というのは、生きていく中の一つの区切り。中学生という生活とそれ以降の生活(高校生、社会人)という生活の境目です。人生を一つの数直線のようなものだと考えると、2つの生活期間の間にある人生の一点、とも言えます。 人生の中には、このような点が沢山存在します。何か新しいことを始める... 続きを読む
抗体医薬品の開発を後押ししたいのはわかるけど。薬作り職人のブログ
先日、このようなニュースを見かけました。 抗体医薬品開発へ新拠点整備 経産省、13年度予算案に26億円計上 - SankeiBiz(サンケイビズ) 抗体医薬品開発へ新拠点整備 ... ヒトの免疫機能を活用した「抗体医薬品」の開発を後押しするため、経済産業省は製薬会社や機器メーカー、大学などを集めた新拠点を整備する計画を進めている。がん細胞など標的となる病原体に直接作用することから、副作用が少ないと... 続きを読む
選挙ってパワポ使ったプレゼン形式の演説とかできないんだろうか薬作り職人のブログ
明日は投票日。街中やテレビで、沢山の候補者が街頭演説してる光景を見かけました。 ただ、いつも不思議に思うのは、あの演説で果たしてどれだけの事が伝わってるのかな、ということです。少なくとも、私には候補者が何をどう伝えたいのかがよくわかりません。大きな声を枯らして一生懸命しゃべっているなぁ、とは思えるのですが、その中身は結局よくわかりません。 で、街中でそういう光景を見かけるたびに、「街頭の寒い中、ひ... 続きを読む
なんでこの業績はノーベル化学賞なんだろう。薬作り職人のブログ
今年のノーベル賞週間も終わりました。日本では山中教授のノーベル賞受賞に盛り上がりましたが、ネットでは別の意味での盛り上がりがあったようです。 ノーベル化学賞の受賞者に、「生化学者」である米デューク大学のロバート・レフコウィッツ教授と、米スタンフォード大のブライアン・コビルカ教授の二人が選ばれました(参考:細胞の外から中にどうやって情報が伝わるかー2012年度ノーベル化学賞)。この受賞に関して、化学... 続きを読む
簡易論文って言葉。薬作り職人のブログ
「人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床治療」に関する報道が、世間を賑わせています。 虚偽の研究成果を発表したとされる森口氏のこれまでの研究成果についても、さまざまな疑念が報道されています。ただ、そういう報道の中には、ちょっと研究現場のことが理解されてない部分があったりするのかな、という点もあったりします。 森口氏の「研究成果」多くが簡易論文 : 社会 : YOMIURI ONLINE... 続きを読む
「ばら色の夢を見ましょう」という名前の薬。薬作り職人のブログ
「ばら色の夢」っていう言葉は、今の世の中、なかなか聞くことがない言葉です。震災や原発事故の影響がまだまだ続きそうだし、次の自然災害がいつどこで起こってもおかしくないし、景気は良くならないし、年金や医療費についても全然先が見えない。 そんな世の中ですが、「ばら色の夢を見ましょう」なんて景気の良い思いを込めたネーミングの薬があります。 その薬は、睡眠薬のロゼレム(武田薬品、主成分ラメルテオン)です。 ... 続きを読む
英語プレゼンに不慣れな人のためのひと工夫。薬作り職人のブログ
英語のプレゼンに不慣れな人にとって、スライド作成は難しいお仕事です(私も苦労しています)。どうやったら、自分の意図が正確かつわかりやすく伝わるか。英語がペラペラに話せるのであれば悩むことも少ないのですけど、そうでない人にとってはなかなか大変な問題です。 一般に言われているスライド作成の鉄則は、「文字を少なく」です。字がいっぱい詰め込まれていて、「自分が主役だ」と主張するようなスライドは、出来として... 続きを読む
科学記事での「マテメソ」の大切さ。薬作り職人のブログ
研究発表を見るときには、「どういう方法でそのデータを出したの?」という点が気になります。これは、研究者の主張の価値を判断するのに、「研究方法」が大きな関与をするからです。 「研究が正しい研究方法(実験計画とか実験技術、実験条件)の元でなされたものである」ということは、発表された研究結果の価値を判断するための大前提です。そのために、学術論文等で研究結果を発表するときには、実験方法や実験材料の丁寧な記... 続きを読む
コーラとトクホという組み合わせは、面白いんだけど。薬作り職人のブログ
キリンビバレッジの「メッツコーラ」が、今話題になっています。「食事の際の中性脂肪の吸収を抑える作用」を有する特定保健用食品(トクホ)として認められたからです。 キリンビバレッジ | メッツ コーラ「脂肪を断つんだジョー!」の段平の叫びはしびれます。 トクホというと、「健康によい」というイメージがまず頭に浮かびます。「そもそも、トクホって何?」ということについては、このサイトの説明がわかりやすいで... 続きを読む
新しい後発品使用促進策。薬作り職人のブログ
先日、学会に行っていろんな人とお話ししてきました。会場のロビーで、厚生労働省に勤めている先輩にたまたま出会い、あいさつする機会がありました。「この度、人事異動で企画部門に転出する」と先輩に伝えると、「出世やなぁ」なんていわれてしまって、なんかこそばゆい気分(異動先では一番下っ端みたいなものなんですけどね)。 そんな中、雑談がてらにいろんな話を聞きました。中でも面白かったのがジェネリック医薬品にまつ... 続きを読む
さよなら、実験生活。薬作り職人のブログ
実験生活との別れは、唐突にやって来ました。朝のメールチェックで見かけた、「所長室に○○時に出頭してください」というシンプルなメール。 年度末のこの時期は、人事異動の季節です。もちろん、研究所も例外ではありません。毎年、数人は研究現場を離れる人事異動が行われます。今まで、多くの人を見送って来ましたが、いよいよ自分なのか、本当にそうなのか。。出頭の時刻まで、落ち着かない時間が流れます。 時間になり、所... 続きを読む
「考察」が「結果」に化けるとき薬作り職人のブログ
新聞の科学記事で「〇〇の発見により、××の治療法につながる可能性がある」とういう表現をよく見かけます。ところが、この表現がいつのまにか「〇〇で××が治療可能」になり、時には「〇〇は××で治療できる」と化けてしまうことがあります。おそらく、伝達の回数が増えていったり、間に専門知識を持たない人が入ったような場合、伝言ゲームのような感じで内容が変化していくのだと思います。聞く人にとって、都合のよいところ... 続きを読む
薬作り職人のブログ 「良薬は口に苦し」さて、どんな生薬が苦い?
「薬といえば苦いもの」とおもわれている方は多いかも知れません。このイメージの元ともいえる「良薬は口に苦し」ということわざは、孔子の言葉といわれています。昔の薬は、植物の葉や茎などを煎じて飲むことがほとんどだったので、苦味を感じるというのは至って普通だったのでしょう。 それでは、こういう薬の中で、特に苦いものっていうのは、どういうものがあるのか?気になったので調べてみました。 調査対象は、第十六改正... 続きを読む
薬作り職人のブログ 製薬会社の得意技ってなんなのか。
製薬会社の得意技ってのはなんなのか、と考えることがあります。最終的に薬を世の中に出すというのが製薬会社の使命ですが、そのプロセスの一体どこが製薬会社じゃないとできないことなのか。 例えば、新薬の種を見つける過程は、製薬会社でなくても、大学・ベンチャー企業などが行うことができます。とくに、海外のベンチャー企業に関しては、「資金があり、かつ好きな事が好きなだけできる」という点で、本業の製薬会社よりも優... 続きを読む
お仕事への影響。薬作り職人のブログ
東日本の震災から2週間。関西にいる私達のお仕事への影響も序々に出てきました。 いろいろな試験を委託していた関東の施設が被災。実施中の長期試験が途中で中断という形になり、再試験が必要。他地域の機関での再試験ということになりスケジュールが遅延する、という事象が、いくつものプロジェクトでおこっています。また、関東地方にある研究所でも、電力事情によりいくつもの試験が中断せざるを得ない状況が起こっています。... 続きを読む