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タグ 有機化学美術館

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「C2」が合成された話 : 有機化学美術館・分館

2020/05/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 302 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 元素 炭素 炭素原子 分館 有機化学

5月13 「C2」が合成された話 カテゴリ:有機化学構造 有機化学は、いうまでもなく炭素原子を中心とした化学の分野です。炭素は極めて奥深い可能性を持ちますが、やはり一つの元素を世界の化学者がよってたかって200年も研究しているわけですから、炭素だけから成る全く新しい化学種が出てくることは、今やそうそうありま... 続きを読む

日本の「国化合物」 : 有機化学美術館・分館

2016/01/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 28 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 国花 石英 動植物 きし

1月 27 日本の「国化合物」 世界の国の多くには、その国を象徴する動植物が決められています。たとえば日本の国花はサクラ、国鳥はキジ、国魚は錦鯉なんだそうです。国獣も決まっている国が多いのですが、日本にはないようです。 このへんはご存じの方も多いと思いますが、たとえば「国石」もあることはあまり知られていないと思います。日本の国石は水晶で、かつて良質の水晶を産したことからだそうです。 水晶(石英)の... 続きを読む

実は行く反応、行かない反応 : 有機化学美術館・分館

2015/12/30 このエントリーをはてなブックマークに追加 20 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 論文 有機化学 収率 分館 通り

12月 29 実は行く反応、行かない反応 カテゴリ: 有機化学 有機合成の世界では、論文を見て反応を行なってみても、書いてある通りの収率・選択性が出ないことはさほど珍しくありません。論文を書いている方は、何度も同じ反応を繰り返し行なって慣れているからということもあるのでしょうが、やっぱり何度追試してもうまく行かず、悔しい思いをすることも多々あります。 というわけで、あの国の論文は信用するなとか、あ... 続きを読む

血のにおいの化合物 : 有機化学美術館・分館

2015/11/15 このエントリーをはてなブックマークに追加 22 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 鼻血 分館 新刊 我々 化合物

11月15 血のにおいの化合物 カテゴリ:有機化学雑記 またずいぶんと更新の間が空いてしまいました。先月の「世界史を変えた薬」に続き、今月は「国道者」、さらに来年1月にも新刊を控えていて、なかなかてんやわんやな状態です。 というわけで、今回は身近なところからひとネタ。口の中を切ったり、鼻血が出たりした時、我々は「血のにおい」を感じ取ります。金属的なにおいであるので、「金気臭い」などと表現されたりす... 続きを読む

大村智博士にノーベル生理学・医学賞 : 有機化学美術館・分館

2015/10/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 35 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 大村智博士 ノーベル生理学 モルヒネ 医学賞

10月6 大村智博士にノーベル生理学・医学賞 カテゴリ:雑記医薬 さて今月16日、筆者の新刊「世界史を変えた薬 (講談社現代新書)」が発売になります。タイトル通り、モルヒネ、キニーネ、麻酔薬などなど、世界の歴史と医薬の関わりについて書いた本です。興味のある方はご覧いただければ幸いです。 さてこの本の最終章で、医薬の開発には長らくノーベル賞が出ていないという話を書きました。1950年代くらいまでは、... 続きを読む

アルギン酸で「つまめる水」を作る : 有機化学美術館・分館

2015/08/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 65 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 Ooho 塩化カルシウム 水溶液 雑記

8月2 アルギン酸で「つまめる水」を作る カテゴリ:雑記 ”夏休みの自由研究に!手でつまめる水「Ooho」を作ろう!”という記事を見かけました。下の動画にある通り、ただの水がまるでゼリーかスライムのように、手で持ってつまみ上げられる状態になるというものです。 作り方は上記リンク先に詳しく載っています通り、アルギン酸ナトリウムの水溶液と、塩化カルシウムまたは乳酸カルシウムの水溶液を別個作っておき、前... 続きを読む

天然に存在した意外なもの(1) : 有機化学美術館・分館

2015/03/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 120 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 我々 手法 物質 プラスチック 奥深いもの

3月8 天然に存在した意外なもの(1) 化学者はこれまで、ありとあらゆる手法でさまざまな物質を混ぜ合わせ、自然界にはないたくさんの物質を作り出してきました。プラスチックや各種半導体など、我々の生活を支える物質も、天然には存在しなかったものです。 しかしやはり自然とは奥深いもので、人間が人工的に作り出したとばかり思っていたものが、実際には昔から天然にも存在していたというケースは少なからずあります。今... 続きを読む

マイトトキシン全合成は成るのか : 有機化学美術館・分館

2015/01/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 33 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 毒性 怪物 有機化学 化合物

1月18 マイトトキシン全合成は成るのか カテゴリ:有機化学 今から5年半ほど前、「最後の怪物・マイトトキシン攻略開始」というタイトルの記事を書いたことがあります。マイトトキシンは、分子量3422、環の数が32、不斉炭素の数が98と、生体高分子を除く天然物として最大であり、かつ最強レベルの毒性(タンパク毒を除く)を持った、まさに怪物と称すべき化合物です。その人工的全合成に、何人かの研究者が挑んでい... 続きを読む

日本発のエボラ治療薬となるか〜アビガンの話 : 有機化学美術館・分館

2014/10/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 48 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 猛威 対岸 うちわ 分館 後回し

10月27 日本発のエボラ治療薬となるか〜アビガンの話 カテゴリ:医薬 西アフリカで発生したエボラ出血熱は、一部の国ではすでに鎮圧されつつありますが、いくつかの国では相変わらず猛威を振るっています。最近ではアメリカやヨーロッパにも飛び火し、日本も対岸の火事とは言っていられない情勢になってきました。正直、政治家の皆様におかれてはうちわとかSMバーとかは後回しにし、こっちの対策をしっかり打ってくれよと... 続きを読む

「コク味」の分子 : 有機化学美術館・分館

2014/08/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 134 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 苦味 塩味 酸味 甘味 旨味

8月26 「コク味」の分子 カテゴリ:味・におい においや味に関する表現というのは、なかなか他人に伝わりづらいものです。たとえばの話、「コクがある」という表現はよく使われますが、それって何?と聞かれると、わかるように説明するのはとても難しいのではないでしょうか。 ちょっと調べてみると、コクは基本五味(甘味、塩味、酸味、苦味、旨味)に分類されるものではなく、味の深み、濃度感、充実感といった感覚のよう... 続きを読む

新車の匂い : 有機化学美術館・分館

2014/06/22 このエントリーをはてなブックマークに追加 165 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 筆者 雑記 タクシー 芳香剤 買いたて

6月23 新車の匂い カテゴリ:雑記 においの好みというのは人それぞれで、中には妙なにおいが好きだという人がいます。ちょくちょく見かけるのが「タクシーのにおいが好き」という人で、あれが苦手な筆者にとっては謎というしかありません。 買いたての新車には、独特のにおいがあります。これも好みが分かれるところですが、やはりこれも愛好者がいて、「新車のにおいの芳香剤」というものまで売っているようです。 ではあ... 続きを読む

安息香酸のこと : 有機化学美術館・分館

2014/05/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 173 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 アンナカ カフェイン 略称 処方箋

5月25 安息香酸のこと 某ミュージシャンの覚醒剤使用騒動に伴い、「アンナカ」という言葉がマスコミに流れるようになりました。アンナカは「安息香酸ナトリウムカフェイン」の略称ですが、単独の化合物名ではありません。興奮剤であるカフェインに、溶解性を上げるための安息香酸ナトリウムを混ぜたもので、これ自体は別に違法なものではありません。処方箋さえあれば販売可能ですが、最近ではあまり使われない医薬品のようで... 続きを読む

「粉末の酒」登場 : 有機化学美術館・分館

2014/04/22 このエントリーをはてなブックマークに追加 25 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 GIGAZINE Palcohol 粉末 カクテル

4月23 「粉末の酒」登場 さて先日、ネットのニュースを眺めていたら、「お酒をいつでもどこでも手軽に摂取できる粉末状アルコール」という記事を見かけました(Gigazineの記事)。Powdered Alcohol、略して「Palcohol」なる名前がつけられており、販売に向けて米国政府の許可を得たところだそうです。「ウォッカ・ラム酒・カクテルなどの各種アルコールを粉末にすることでお手軽に持ち歩ける... 続きを読む

STAP細胞の「不正」とは何だったのか : 有機化学美術館・分館

2014/04/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 435 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 最高潮 分館 筆者 騒動 会見

4月11 STAP細胞の「不正」とは何だったのか STAP細胞の騒動が世間を揺るがせています。特に4月9日、小保方晴子氏が久方ぶりに姿を表し、記者会見を行ったことで、騒ぎは最高潮に達した感があります。 本ブログではこの件に関し、今まで何も触れてきませんでした。専門外でもありますし、あまりよい話題でもないですし、筆者は他人の不正をあれこれ論評できるような偉い人間でもありません。 ただ、9日の会見を見... 続きを読む

化学家紋 : 有機化学美術館・分館

2014/02/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 134 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 記号 現代家紋 家紋風 雑記 化学

2月10 化学家紋 カテゴリ:雑記 さて先日、ツイッターで「現代家紋」というのが流行っていました。まあこんな感じ↓で、どこかで見かけたようなマークや記号を、家紋風にアレンジして遊ぼうというものです。秀逸な作品も多く、まとめもできています。 西村備山@lipoyang頭合セ三ツWiFi #現代家紋 http://t.co/BFHfaat93n2014/02/06 21:31:48 ということで、化学... 続きを読む

ベンゼン環を引きちぎる : 有機化学美術館・分館

2014/01/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 147 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 グラファイト ベンゼン環 フラーレン pcb

1月18 ベンゼン環を引きちぎる カテゴリ:有機化学 よく「亀の甲」などと呼ばれるベンゼン環の正六角形構造は、有機化学の象徴と呼ぶべきものです。グラファイト、PETなど身近な物質、フラーレンやカーボンあのチューブといった先端炭素材料も、このベンゼン環の安定性を基礎に出来上がっています。一面で、PCBやダイオキシンなど、環境中からなかなか消えてゆかない有害物質の頑丈さも、このベンゼン環の安定性に由来... 続きを読む

医薬にノーベル賞は出るか?(2) : 有機化学美術館・分館

2013/09/27 このエントリーをはてなブックマークに追加 21 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 医薬 ノーベル賞 ヘルペス 功績

9月28 医薬にノーベル賞は出るか?(2) カテゴリ:医薬 さて前回、医薬品の開発に対してはここ25年ほどノーベル賞が出ていないと書きました。では今後、ノーベル賞が出るとしたらどんな医薬でしょうか? 25年前のブラック、エリオン、ヒッチングスらの受賞理由を見ると、「薬物療法の重要な原理の発見」とあります。つまりこの受賞は、H2ブロッカー(胃潰瘍の薬)やアシクロビル(ヘルペスの薬)を発見した功績では... 続きを読む

沖縄生まれの化合物 : 有機化学美術館・分館

2013/09/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 13 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 所長 晴天 筆者 化合物

9月8 沖縄生まれの化合物 前回お知らせしました交流会、現在参加申し込みが19名となっております。残りは11席分ですので、来てみたいという方はお早めに。Chem-Station副代表、「アリエナイ理科」シリーズのれらく所長など、多彩なメンバーが参加いただけることになっております。詳細はこちらから。 さて先日、取材と旅行を兼ねて沖縄へ行ってまいりました。筆者は初めての訪問でしたが、晴天に恵まれて非常... 続きを読む

『細胞夜話』は自分のブログの師匠なのかもしれない - アレ待チろまん

2013/08/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 8 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 師匠 アレ待チろまん 蝉コロン およそ半年 薬作り職人

2013-08-09 『細胞夜話』は自分のブログの師匠なのかもしれない 科学 ブログ ブログで科学ネタを扱うようになってからおよそ半年経ちました。今だから言えるけど、実を言うとこれまでの人生で『科学ブログ』というものをほとんど読んだことがありません。 科学ブログって自分から探しました?『ケムステーション』『有機化学美術館』『薬作り職人のブログ』『蝉コロン』など、10年選手レベルの古参ブログの存在を... 続きを読む

炭素文明論 : 有機化学美術館・分館

2013/07/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 24 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 新著 元素 王者 レーベル

7月27 炭素文明論 カテゴリ:書籍 お知らせしました通り、筆者の7冊目の単著”炭素文明論: 「元素の王者」が歴史を動かす ” が昨日より店頭に並んでおります。今回は新潮選書というレーベルで、ちょっと大きめの書店に行かないと売っていないかもしれません。 で、考えてみれば新著が出るよというお知らせだけしてましたが、肝心の中身はどんな本かお伝えしていませんでした。ということで簡単に紹介しておきます。 ... 続きを読む

波打つ炭素材料「ワープド・ナノグラフェン」登場 : 有機化学美術館・分館

2013/07/15 このエントリーをはてなブックマークに追加 34 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 グラフェン カーボンナノチューブ 炭素材料 フラーレン

7月16 波打つ炭素材料「ワープド・ナノグラフェン」登場 カテゴリ:炭素材料 フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェンといった炭素材料、いわゆる「ナノカーボン」の可能性については、本ブログで何度も取り上げている通りです。これらの材料は、球状で自己完結しているフラーレン類が0次元物質、直線的にどこまでも伸びるカーボンナノチューブが1次元、平面的に広がるグラフェンが2次元と見ることができます。 と... 続きを読む

ラジオ出演「疑似科学を科学する」 : 有機化学美術館・分館

2013/06/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 57 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip あまた 分館 Session-22 司会 荻上チキ氏

6月6 ラジオ出演「疑似科学を科学する」 カテゴリ:疑似科学雑記 ツイッターなどでご覧になった方もおられたと思いますが、昨日の夜、TBSラジオ「Session-22」という番組に出演して参りました(急きょ呼ばれたので、こちらでは告知が間に合いませんでしたが)。テーマは「疑似科学」で、司会は評論家で編集者の荻上チキ氏。ゲストとしてもう一方、法政大学の左巻健男教授が招かれました。水にまつわるあまたの疑... 続きを読む

有機化学美術館・分館:ピッチドロップ実験、決定的瞬間まであとわずか(?)

2013/05/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 12 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 石油 資源 主体 正体 物質

2013年05月01日 ピッチドロップ実験、決定的瞬間まであとわずか(?) 石油という言葉は誰もが知っていますし、お世話にならずに生きていくわけにいかないほど重要な資源です。ただ、石油というのはなかなか複雑なものでもあって、石油という商品もありませんし、石油という名の物質も存在しません。「各種炭化水素を主体とする混合物」というのが、石油の正体です。 これら各種成分は、蒸溜することで分離できます。炭... 続きを読む

有機化学美術館・分館:猛毒・リシンの横顔

2013/04/17 このエントリーをはてなブックマークに追加 112 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 リシン 横顔 毒物 上院議員

2013年04月18日 猛毒・リシンの横顔 あちこちからニュースが飛び込んできて、何かと騒がしい昨今です。アメリカではボストンマラソンでの爆発テロという大きな悲劇の後、「リシン」という毒物が上院議員の元に送られたと報道されています。さらにオバマ大統領のところにもリシンらしき物質が送りつけられたとのことで、9・11後に炭疽菌テロの行われた、2001年を思わせる状況となってきました。 さてこのリシンと... 続きを読む

有機化学美術館・分館:コンクラーヴェと化学

2013/03/16 このエントリーをはてなブックマークに追加 10 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 分館 ベルゴリオ枢機卿 コンクラーヴェ フランシスコ 筆者

2013年03月16日 コンクラーヴェと化学 さて先日、コンクラーヴェ(教皇選挙)にて新しい教皇が選出されました。筆者はクリスチャンではないのですが、歴史の方面の本をいま書いているくらいでありますので、このへんのお話も興味を持って見ておりました。第266代教皇の座に就いたのは、アルゼンチン出身のホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿。教皇名としては「フランシスコ」を名乗るとのことです。 教皇フランシスコ... 続きを読む

 
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