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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users今まで意識したこともなかった領域に言葉で触れる方法を教えてくれる、期待の新進アメリカ作家のSF短篇集──『アメリカへようこそ』 - 基本読書
アメリカへようこそ (角川書店単行本) 作者:マシュー・ベイカー,田内 志文KADOKAWAAmazonこの『アメリカへようこそ』はアメリカの新進作家マシュー・ベイカーの初の短篇集の邦訳である。どうやらアメリカでは「注目すべきストーリーテラー10人」に選ばれるなど注目の作家のようだが僕は聞いたことがなく、SFの短篇集ら... 続きを読む
『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによる、今年ベスト級のSF短篇集──『いずれすべては海の中に』 - 基本読書
いずれすべては海の中に (竹書房文庫) 作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazonこの『いずれすべては海の中に』は、(新型コロナウイルスをめぐる状況の)予言的な作品として話題になった『新しい時代への歌』のサラ・ピンスカーによるSF中心の短篇集である。2013年から2017年にかけて様々な媒体に書いた短篇を集めたもので、邦... 続きを読む
本で部屋が埋まって押し入れで寝ている書店員さんが活躍する「お客さんが探している本をみつける書店員の話」がとても素敵。
黒谷知也 @kuroyatomoya 書店員 波山個間子1巻 amzn.to/3zc1zRT 書店員 波山個間子2巻 amzn.to/32nLb4s 書店員 波山個間子 番外編(こちらはセールではありません) amzn.to/3qSX8Y2 他にも短篇集などがセール中です。 amzn.to/3EUrjDl 2022-01-05 19:37:02 続きを読む
『三体』の劉慈欣による本邦初の短篇集、劉慈欣は長篇だけでなく短篇もおもしろい!──『円』 - 基本読書
円 劉慈欣短篇集 作者:劉 慈欣早川書房Amazonこの『円 劉慈欣短篇集』は、『三体』の著者劉慈欣による本邦初の短篇集である。中国での短篇集の翻訳かと思ったら、作品選択は原著者側によるもので、どのような意図があるのか訳者にもわかっていないらしい。ただそれで謎のセレクションになっているかといえばそうでもな... 続きを読む
ケン・リュウによる、中国、日本、米国の歴史と文化を横断的に取り込んだ珠玉のSF短篇集──『宇宙の春』 - 基本読書
宇宙の春 (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者:ケン リュウ発売日: 2021/03/17メディア: Kindle版本作『宇宙の春』は、中国と米国、作家と翻訳家を股にかけて活躍する作家ケン・リュウの日本オリジナル短篇集第四弾である。独立した話の短篇集なので、もちろん本書から読んでも問題ない。第二弾、第三弾の短篇集が分厚か... 続きを読む
《天冥の標》から『息吹』まで、多数の傑作SFが刊行された2019年を振り返る - 基本読書
息吹 作者:テッド・チャン出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/12/04メディア: 単行本 傑作揃いの短篇集 今年のSFでまず中心的に語っておきたいのは*1、素晴らしい短篇集が多数出たことだ。たとえばテッド・チャン『息吹』は著者一七年ぶりのSF短篇集で、『メッセージ』の題名で映画化された短篇を含む前作『あなた... 続きを読む
「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」伴名練1万字メッセージ|Hayakawa Books & Magazines(β)
8月20日に短篇集『なめらかな世界と、その敵』を上梓するSF作家・伴名練さん。発売後に公開予定だった「あとがきにかえて」ですが、届いた原稿の内容がまったく「あとがき」ではなく(本書のネタバレになっておらず)、それでいて一刻も早く世に広げたい熱量だったため、緊急公開します。何はともあれ、読んでください。... 続きを読む
〈ゲーム・オブ・スローンズ〉原作者のSF短篇集──『ナイトフライヤー』 - 基本読書
ナイトフライヤー (ハヤカワ文庫SF) 作者: ジョージ・R・R・マーティン,鈴木康士,酒井昭伸出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/05/02メディア: 文庫この商品を含むブログを見るゲーム・オブ・スローンズの最終章の終幕が間近に迫るさなか、その原作者ジョージ・R・R・マーティンの中短篇集が刊行。ゲースロ視聴者の... 続きを読む
イーガンの最良の部分が詰まった傑作SF短篇集──『ビット・プレイヤー』 - 基本読書
ビット・プレイヤー (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグイーガン,山岸真,Rey.Hori出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/03/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見るイーガンの最新邦訳短篇集である! イーガンは最近は『シルトの梯子』やら〈直交〉三部作やら、長篇の刊行が続いていたので、短篇集の刊行としては複... 続きを読む
意識と知性を問い続ける、ピーター・ワッツ入門に最適な短篇集──『巨星』 - 基本読書
巨星 ピーター・ワッツ傑作選 (創元SF文庫) 作者: ピーター・ワッツ,緒賀岳志,高島雄哉,嶋田洋一出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2019/03/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見るピーター・ワッツは『ブラインドサイト』や『エコープラクシア』といった長篇で、異種知性との遭遇、人類以外と人類の「知性」や「... 続きを読む
『紙の動物園』ケン・リュウによる邦訳最新短篇集──『生まれ変わり』 - 基本読書
生まれ変わり (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者: ケンリュウ,牧野千穂,古沢嘉通,幹遙子,大谷真弓出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/02/20メディア: 新書この商品を含むブログを見る『紙の動物園』ケン・リュウによる日本オリジナル編集の短篇集第三弾がこの『生まれ変わり』である。『紙の動物園』に続く『母の記... 続きを読む
魔術的な描写で小説の可能性を広げる短篇集──『オブジェクタム』 - 基本読書
オブジェクタム 作者: 高山羽根子出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2018/08/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る高山羽根子さんのデビュー作である『うどん キツネつきの』に続く第二作品集がこの、短篇を3つ集めた『オブジェクタム』である。デビュー作からして新人とは思えないような円熟した技... 続きを読む
「盲人だけの国」から考える、障害とは?ハンディキャップとは? - ひろげていこう 発達障害のWA!~「困ってる子」という視点からの支援~
2018 - 01 - 28 「盲人だけの国」から考える、障害とは?ハンディキャップとは? 発達障害の理解へ バリアフリー ユニバーサルデザイン Twitterで今「女だけの街」が話題ですが、最近読んだH.G.ウェルズというSF作家の「盲人の国」(英語ではThe Country of the Blind。「盲人国」という邦題の場合もあるらしいです。「タイム・マシン 他九篇」というウェルズの短篇集の... 続きを読む
ケン・リュウの第二短篇集、信じがたいくらいにおもしろい──『母の記憶に』 - 基本読書
2017 - 05 - 01 ケン・リュウの第二短篇集、信じがたいくらいにおもしろい──『母の記憶に』 SF オススメ! 母の記憶に (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者: ケンリュウ,牧野千穂,古沢嘉通,幹遙子,市田泉 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/04/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る ケン・リュウの第一短篇集『紙の動物園』は作品水準として... 続きを読む
神を殺す銃──『ゴッド・ガン』 - 基本読書
2016 - 11 - 23 神を殺す銃──『ゴッド・ガン』 SF ゴッド・ガン (ハヤカワ文庫 SF ヘ) 作者: バリントン・J・ベイリー,大森望,中村融 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/11/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 2016年に『カエアンの聖衣』が新訳、『時間衝突』が新版で出たばかりのベイリーだがそれに続けて日本オリジナルの短篇集であ... 続きを読む
もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら…ウケるパロディ作品はいかにして生まれるのか? (週刊SPA!) - Yahoo!ニュース
いまネットで火がついた2冊の「パロディ本」の売れ行きが好調だ。 一冊目は『もしも矢沢永吉が「桃太郎」を朗読したら』(星井七億・著、鉄人社)。そのタイトル通り、『桃太郎』を矢沢永吉の口調で書きなおしたパロディ小説をはじめとした37作品が収録された短篇集だ。 もう一冊が『【至急】塩を止められて困っています【信玄】日本史パロディ戦国〜江戸時代編』(スエヒロ・著、飛鳥新社)。織田信長のLINEのやりとりを... 続きを読む
『My Humanity』日本SF大賞受賞 人生の10年、SFと向き合うということ|日本SF大賞受賞『My Humanity』|長谷敏司|cakes(ケイクス)
『あなたのための物語』『BEATLESS』などの長篇で、現代日本SF最注目の作家・長谷敏司氏。このたび全4篇収録の短篇集『My Humanity』で、藤井太洋氏『オービタル・クラウド』とならんで第35回日本SF大賞を受賞しました。長谷氏が29歳から39歳までの10年間に書かれた4篇の執筆動機を詳細に明かすことで、「SFを書く」という人生について語ります。 『My Humanity』ハヤカワ文庫JA... 続きを読む
「生きているんだっけ? 亡くなったんだっけ?」とわからなくなる。|「創作の〝掟〟を打ち破る力」――筒井康隆インタビュー|筒井康隆|cakes(ケイクス)
筒井康隆さんは御年80歳。ところがその年齢をまったく感じさせません。『創作の極意と掟』ではこれまでの経験から創作の手の内を惜しげもなくさらし、短篇集『繁栄の昭和』には一作ごとに旺盛な実験精神を発揮した最新作品を収録。活発な執筆活動を続けています。人気作家として時代の最前線で活躍しながら、なおかつ新たな試みを続けてきた筒井さんにとって「小説家」とはどんな仕事なのかをうかがいます。第一回はこのおそるべ... 続きを読む
「生きているんだっけ? 亡くなったんだっけ?」とわからなくなる。|「創作の〝掟〟を打ち破る力」――筒井康隆インタビュー|筒井康隆|cakes(ケイクス)
筒井康隆さんは御年80歳。ところがその年齢をまったく感じさせません。『創作の極意と掟』ではこれまでの経験から創作の手の内を惜しげもなくさらし、短篇集『繁栄の昭和』には一作ごとに旺盛な実験精神を発揮した最新作品を収録。活発な執筆活動を続けています。人気作家として時代の最前線で活躍しながら、なおかつ新たな試みを続けてきた筒井さんにとって「小説家」とはどんな仕事なのかをうかがいます。第一回はこのおそるべ... 続きを読む
第六ポンプ (ハヤカワ文庫SF)(パオロ バチガルピ/Paolo Bacigalupi/中原 尚哉/金子 浩) - ただのにっき(2014-03-23)
第六ポンプ (ハヤカワ文庫SF)(パオロ バチガルピ/Paolo Bacigalupi/中原 尚哉/金子 浩)最近フィクションをあまり読めてなくて、以前から積んであったこれを取り出したもののもたもたしているうちに文庫入りしてしまったという。とほほ。おまけに序盤、最貧民の少年がとんでもない秘密を掴んでしまい、人生の大転機を迎えようか……というところで物語がブツっと切れ、これが短篇集だと気づく始末。 ... 続きを読む
人間が一人も出てこない世界を舞台にして切なさを純粋に描く市川春子『宝石の国』:Book News
今回ご紹介するのは『宝石の国 』。既にBook Newsでも発売前から「イチオシ」ということで紹介していた本書ですが、ようやく入手できたのであらためて紹介したいと思います。 既に短篇集『虫と歌 』や『25時のバカンス 』で評価の高い市川春子さんですが、なんというか「みんな良いって言ってるし、別に読まないでもいいか」と思ってる人がそろそろ多くなってきているんじゃないかという気がちょっとしています。そ... 続きを読む
『本屋図鑑』ができるまで 本屋と旅する男 『本屋図鑑』裏話-2-:PRESIDENT Online - プレジデント
『本屋図鑑』ができるまで 本屋と旅する男 『本屋図鑑』裏話-2- PRESIDENT Online スペシャル 著者 島田 潤一郎 しまだ・じゅんいちろう 夏葉社代表 1976(昭和51)年、高知県生まれ。東京育ち。日本大学商学部会計学科卒(簿記2級)。アルバイトや派遣社員をしながら、ヨーロッパとアフリカを旅する。小説家を目指していたが、挫折。2009年9月に33歳で夏葉社を設立。短篇集『レンブラ... 続きを読む
法月綸太郎「犯罪ホロスコープII 三人の女神の問題」 もう のりりんだけで いいんじゃないかな « おれせん。
(補足:のりりん=法月綸太郎 の略称) いやー、すげえですね、馬鹿(褒め言葉)ですね。どんだけ遅筆でも、作品がこれなら全て許せると思います。 (ていうか推理小説界にはもっともっと恐るべき遅筆作家も平然といるので、のりりんぐらいなら普通では、という気はします) 星座をモチーフにした、犯罪を描いた、短篇集。の、二冊目。 前作から5年開いてますが、短篇集ですし、IIからでも全然問題なく入れると思います。... 続きを読む