タグ 畑中 章宏
人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersいま日本人が考えるべき「戦争の死者とは誰か」という重要な問題(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
「死者」を思う季節 日本人は夏になると、「死者」について思わざるをえなくなる。なぜならそれは、「お盆」と「終戦」というレベルが異なる二つの“行事”が真夏に行われるからだ。しかし、現在の私たちは、異常気象による灼熱の下で、十分に死者に思いを巡らせることができているだろうか。 古来日本では、仏教の盂蘭盆... 続きを読む
「大阪」とは一体何だろうか…「空虚な中心」が生まれたその理由(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
G20サミットという見せ場 6月28日と29日の2日間、「G20サミット」が大阪市住之江区の咲洲(さきしま)にある大阪国際見本市会場(インテックス大阪)で開催される。 大阪での開催について、大阪府知事・市長のもと、府・市の各部局や区役所などを中心に設立された「2019年G20大阪サミット関西推進協力協議会」は、その意... 続きを読む
ラッパー宇多丸と民俗学者が語り合う「日本語ラップの思想と可能性」(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
異色のクロストーク 本日午後10時からNHK・Eテレの「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」でヒップホップグループRHYMESTER(ライムスター)の宇多丸氏と筆者との対話が放映される(再放送は7月14日午前0時~)。 「SWITCHインタビュー」は、異業種で活動する2人が、お互いにインタビューし合う番組で、これまで各界の著... 続きを読む
「天皇の稲作」と「皇后の養蚕」は、次代にどう引き継がれていくのか(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
田植えをする天皇、蚕を育てる皇后 天皇・皇后両陛下は、忙しいご公務の合間を縫って日本の伝統産業に取り組まれてきた。 天皇陛下が田植えをし、皇后陛下が蚕に餌をやるシーンは、メディアを通じて報道され、国民に皇室への親しみをおぼえさせるとともに、農業や養蚕業に対する関心を持続させてきたのである。 5月25日... 続きを読む
アラーキーは、なぜ時代と乖離したのか? 元担当編集が明かす(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
モデルからの告発 過激な女性ヌードで名を馳せてきた写真家の荒木経惟が、「ミューズ」と称えて長年のあいだ被写体にしてきた女性から、「#MeToo(ミートゥー)」を突きつけられた。 この出来事はツイッターなどをとおして拡散され、荒木の言動に対して疑問や批判の声が渦巻いた。写真史研究家や編集者などもSNSで呼応し、荒木の作家活動を好意的に紹介してきた写真評論家もwebメディアで見解を披歴した。 また女性... 続きを読む
過労の現代人よ、「休日増」を勝ちとった江戸の若者たちをご存知か(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
日本人の長時間労働と勤勉性 11月27日、パワハラや残業代未払いなどの法令違反をしている企業を知らしめ、安心して働ける環境づくりをめざす「ブラック企業大賞」の2017年度のノミネート企業が発表された。 ノミネートされたのは「日本放送協会(NHK)」、「ヤマト運輸」、「パナソニック」、「大成建設・三信建設工業」など9社で、大賞はネットでの一般投票を経て、12月23日の授賞式で発表されるという。 過労... 続きを読む
敢えて言おう。いまこの国には「死者のための民主主義」が必要だと(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
「草の根」の意味を問い直そう 今回の衆議院選挙で、新党の結成とその動向が注目を集めていることは間違いない。 新党とはもちろん小池百合子東京都知事を中心とした希望の党であり、希望の党の連携を決めた民進党から分かれた、枝野幸男代表率いる立憲民主党である。 民進党は前原誠司代表の就任にともない、この2党に引き裂かれたわけだが、希望の党は保守、立憲民主党はリベラルと目される。 小池知事が9月27日に発表し... 続きを読む
日本人にとって「いいね!」とは何か? 共感の時代のSNS民俗学(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
必要とされた「悲しいね」 Facebook、Instagramといったソーシャルネットワークに装備されている、共感や好意的反応を示すためのツールやアイコンに、日本人の感情表現の歴史をみることができないものか。そんなことを思い立って、SNSを検討してみることにした。 SNSの代名詞ともいうべき「いいね」は、他の利用者の投稿に対し、ボタンをクリック(タップ)することにより共感等の意志を示せる機能で、T... 続きを読む
『この世界の片隅に』は優れた“妖怪”映画だ!民俗学者はこう観た(畑中 章宏) | 現代ビジネス | 講談社(1/4)
方言とカタストロフ こうの史代の原作を片渕須直が監督したアニメ映画『 この世界の片隅に 』を公開初日に観た。原作を民衆史の一断面を描いた傑作と評価するファンとして、映画からも、次のようなことを改めて確認した。 それは、「広島」という町が孕む濃厚な “死”のイメージであり、日本家屋の「間取」が持つ意味であり、登場人物の出会いや別れに、“物の怪(モノノケ)”が大変重要な役割を果たしていることである。結... 続きを読む