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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users「日本は“外国人嫌悪”の国」――バイデン発言は何が妥当で、何が問題だったか(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース
バイデン大統領は日本を「外国人嫌悪の国」と呼び、中国やロシアと同列に扱った。この発言そのものは支持者向けの内輪のもので、移民系市民へのリップサービスを多分に含んだものだった。ただし、日本政府が移民政策に熱心でないこと自体は否定できないが、バイデンがxenophobiaという語を用いたことは無視できない。 移... 続きを読む
カカオ価格が1年間で3倍以上に――“カカオショック”が長期化するとみられる理由(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース
カカオ豆の国際価格は急激に上昇していて、今後チョコレート価格もこれに引っ張られる公算が高い。カカオ豆の主要産地である西アフリカでは、地球温暖化による異常気象をきっかけに生産量が減少している。さらに生産者にとって利益の上がりにくい構造や投資家による過度な資金投入もあり、カカオ価格の高騰は長期化する... 続きを読む
「ガザの難民を先進国が受け入れるべき」――イスラエルで湧き上がる主張の意味(六辻彰二) - エキスパート - Yahoo!ニュース
イスラエルでは「ガザの難民を先進国が受け入れるべき」という声があがっている。それは主にガザ侵攻を進めるネタニヤフ政権の支持者である保守派からのものである。イスラエル保守派がガザ住民の「自発的移住」を推奨するのは、軍事占領が容易になるからで、「自発的移住」を提案するのはこれまでもイスラエルが行って... 続きを読む
パリを覆う反差別デモと大暴動――フランス版BLMはなぜ生まれたか(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
フランスでは17歳のアラブ系の少年が警官に銃殺されたことをきっかけに、全土で抗議デモと暴動が拡大している。その背景には、警察の発砲による死者の多くがアラブ系や黒人であることへの不信感だけでなく、経済的不満もある。暴動と略奪のエスカレートは、反移民を掲げる極右をこれまで以上に活性化させるきっかけにも... 続きを読む
フィンランドのNATO加盟――なぜスウェーデンの加盟承認は遅れるか(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
NATOの会議に出席したフィンランド、スウェーデン国防相(2022.10.13)(写真:代表撮影/ロイター/アフロ) 最後に残っていたトルコ議会がフィンランドのNATO加盟を承認したことで、すべての加盟国でフィンランド加盟が支持された。トルコはフィンランドにNATO加盟承認と引き換えに、「テロリスト」とみなすクルド人活動... 続きを読む
大地震後トルコで広がる外国人ヘイトと暴力――標的にされるシリア難民(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
大地震が発生した後、トルコでは略奪だけでなく「シリア人が犯人」と決めつける論調も広がっている。シリア難民を毛嫌いする極右勢力のヘイトメッセージは、シリア人への暴行やリンチをも増やした。この問題は以前からの政治対立を背景にしており、未曾有の災害に直面するトルコにとって大きな課題となっている。 大災害... 続きを読む
長期化が懸念されるウクライナ侵攻の展望――停戦協議はなぜ進まないか(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
ウクライナ侵攻が長期化するなか、停戦をめぐるウクライナとロシアの主張には変化がみられる。ただし、とりわけウクライナ側には現状での交渉が不利という判断が働きやすく、現状での停戦協議に難色を示している。ウクライナの警戒心は、停戦協議を働きかける西側先進国にも向かっている。 世界の政治・経済に大きなイン... 続きを読む
ロシアの反発は必至でもNATO加盟 メリットや狙いは…知っておきたい基礎知識5選(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
北欧のスウェーデンとフィンランドは北大西洋条約機構(NATO)に加盟を正式に申請した。スウェーデンは1834年から、フィンランドは1948年から、それぞれ中立国だったが、ウクライナ侵攻でロシアの脅威が高まるなか、大きな方針転換に踏み切ったのである。以下ではスウェーデンとフィランドのNATO加盟にまつわる5つの疑問... 続きを読む
なぜロシアは‘デスノート’や‘異世界アニメ’を禁止するか――強権支配が恐れるもの(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
ハリウッド版「デスノート」プレミア試写会入り口のカーペット(2017.8.17)(写真:Shutterstock/アフロ) ロシアは日本アニメを最も規制している国の一つで、とりわけ異形の者や異世界を扱う作品が規制されやすい。その最大の理由は、「目に見えない世界」に多くの人が惹きつけられることが、プーチン政権にとって大き... 続きを読む
ウクライナ「義勇兵」を各国がスルーする理由――「自国民の安全」だけか?(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
ウクライナ政府は世界に向けて、ロシアと戦う「義勇兵」を募っているが、各国政府はこれに慎重な姿勢を崩さない。ウクライナには2014年以降、すでに「義勇兵」が数多く集まっていたが、戦争犯罪や人種差別といった問題が指摘されてきた。各国政府には、「義勇兵」として実戦経験を積んだ者が帰国した場合、自国にとって... 続きを読む
そもそもタリバンって何? 設立時期や思想、変革…知っておきたい基礎知識5選(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
アフガニスタンの首都カブールを制圧したことで世界の注目を集めたタリバン。ニュースでの露出も増えたが、凶悪なイメージだけが先行して、そもそもどんな組織か、よく知らないという人も多いはず。以下では、今さら聞けないタリバンの基礎知識を5点にまとめて紹介する。 (1)戦乱を収める者として登場 2018年だけで5... 続きを読む
アボカドは「悪魔の果実」か?――ブームがもたらす環境破壊と難民危機(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
アボカド栽培には大量の水が必要になるため、消費が世界的に増えるなか生産地では水不足が深刻化し、健康被害も出ている。また、アボカドは熱帯の国で栽培されることが多いため、輸送段階で排出されるCO2が全体的に高く、アボカド・ブームは地球温暖化対策にも逆行する。豊かな国のライフスタイルによる影響は、アボカド... 続きを読む
‘恋人’アメリカを繋ぎ止めようとするイスラエル――パレスチナでの暴走(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
アメリカ政府は基本的にイスラエルに甘いが、その行動によって足を引っ張られることもある。そのため、アメリカはしばしばイスラエルにブレーキをかけようとしてきた。しかし、それはかえってイスラエルに「見放される」不安を呼び、アメリカに手を離させないためにあえて暴走することが一つの外交手段として定着してい... 続きを読む
欧米のアジア系ヘイトを外交に利用する中国――「人権」をめぐる宣伝戦(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
アメリカとの対立を背景に、中国の英字メディアはアメリカの人権問題を盛んに報じている。中国メディアが強調するアメリカの「二枚舌」は、途上国で響きやすい内容を含んでいる。バイデン政権にとってアジア系ヘイトの取り締まりは、国内問題であると同時に外交問題でもある。 欧米で広がるアジア系へのヘイトクライムは... 続きを読む
ミャンマー騒乱を深刻化させた4つの理由――忍びよる内戦の危機(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
ミャンマーで広がる抗議デモとそれに対する鎮圧は、民主化後の最悪レベルに達している悪化する情勢は、ミャンマーが抱えるいくつもの問題が表面化した結果といえるこの状況を打開する公算が最も高いのは、これまで抑圧されてきた少数民族の動向である なぜここまで状況が悪化したか ミャンマーでの抗議デモと治安部隊と... 続きを読む
スー・チー拘束でも国際社会がミャンマー政変を「クーデター」と認めたくない理由 | 六辻彰二 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
・各国にはミャンマーのクーデターを「クーデター」と認めたくない事情がある ・制裁がミャンマーを中国側に押しやることになるからだ ・しかし、事実上の軍事政権のもとで少数民族の迫害がエスカレートする公算は高い スー・チーらミャンマー政府要人が相次いで軍に拘束されたが、各国がこれを「クーデター」と認めるこ... 続きを読む
スー・チー拘束でも国際社会がミャンマー政変を「クーデタ」と認めたくない理由(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
各国にはミャンマーのクーデタを「クーデタ」と認めたくない事情がある制裁がミャンマーを中国側に押しやることになるからだしかし、事実上の軍事政権のもとで少数民族の迫害がエスカレートする公算は高い スー・チーらミャンマー政府要人が相次いで軍に拘束されたが、各国がこれを「クーデタ」と認めることにはハードル... 続きを読む
反マスク、反ロックダウンの思想性――コロナ対策の拒否はなぜ生まれるか(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
ロックダウンはもちろん、マスク着用にさえ抵抗する動きは世界中で広がっているが、とりわけ右翼によるものが目立つ右翼にはもともと現在の体制への不信感が強く、それによって私生活が拘束されることに拒絶反応が生まれやすいこれに拍車をかけているのが、右翼に典型的な「自分は他人ができないことをできる」という万... 続きを読む
「中国に対抗できるのはトランプだけ」の勘違い――バイデンの戦略とは(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
トランプ外交には派手さと剛腕ぶりがあったが、そうであるがゆえに穴も大きかったとりわけ、アメリカが突出して中国と対決したことは、結果的に中国の行動範囲を広げることになったバイデンはこうした穴を埋める形で、国際的な中国包囲網を形成していくとみられる トランプ退場で世界がリセットされるわけではない。トラ... 続きを読む
大統領選後の暴動・内乱を警戒する今のアメリカは途上国に近い | 六辻彰二 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
・「大統領選挙の結果次第で大規模な暴動や内乱が発生するかもしれない」と懸念されること自体、アメリカが途上国化していることを示す ・途上国では「選挙をめぐる暴力」が珍しくなく、とりわけアフリカの選挙では約10分の1で大規模な衝突が発生し、約4分の1で死者が出ている ・途上国で選挙をめぐる暴力が多い背景には... 続きを読む
中国は「トランプ落選」を望んでいるか――混迷のアメリカ大統領選挙(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
トランプ大統領は民主党の大統領候補バイデン氏が中国寄りで、「バイデンの勝利は中国の勝利」と主張するこれに対して、バイデンは「トランプこそ中国にあしらわれてきた」と批判し、トランプとは異なるアプローチでの中国包囲網を目指しているバイデンの国際主義的な戦略は、トランプとは別の意味で、中国に対する大き... 続きを読む
タブーを破った王室批判――タイを揺るがす「Z世代の反乱」とは(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
タイの反政府デモはタブーとされてきた王室批判も公然と行っているただし、デモ隊にとって最終的な標的は、国王を担いだ現在の体制の中心にあるプラユット首相にあるとみられるそこには復古主義的な愛国教育や政官財が癒着した古典的な開発独裁に対する若者の反感と閉塞感を見て取れる 東南アジアのタイでは、全てを握る... 続きを読む
「とっとこハム太郎」はなぜタイで反政府デモのシンボルになったか(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
タイでは言論弾圧や生活苦を背景に若者の反政府デモが広がっており、日本のアニメキャラクター「ハム太郎」がそのシンボルになっている反政府デモで日本のアニメが用いられることは、ハム太郎以外の作品でも、香港やアメリカなどでもみられるそこにはSNSなどで緩やかに結びついた現代の抗議デモが、求心力を高めると同時... 続きを読む
ウィズコロナ時代のGo toキャンペーン――海外に成功事例はあるか(六辻彰二) - 個人 - Yahoo!ニュース
コロナでダメージを受けた観光業を振興するため、日本以外でも国内観光キャンペーンが展開される国は少なくないしかし、それ以前にコロナの抑え込みに成功していた国以外では、観光の振興以前にロックダウンの再開といった弊害も生まれているそのなかでヒントになるのは、国全体では観光業を振興しながらも、一部地域を... 続きを読む
コロナの余波「食品値上がり」──世界的な買いだめと売り惜しみの悪循環 | 六辻彰二 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
・コロナへの不安から買いだめが広がるなか、世界全体で食品の価格が上昇し始めている ・食糧輸出国のなかに輸出を制限する国が増えていることは、これに拍車をかけている ・この事態に不安を感じてこれまで以上に買いだめに走る消費者が増えれば、その先にはアリ地獄がある コロナへの不安にかられて「そんなに本当に食... 続きを読む