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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users「紙」の方が誤りを見つけやすいのか、我らの時代のコピペ的フォークロア - ネットロアをめぐる冒険
ご無沙汰です。ただいま、わらじを三足くらい履いておりまして、なかなかこのブログを更新できませんでした。こっそり色々調べてはいたんですが。 で、今日は久しぶりにこんな話題。 メディア批評の先駆者、カナダのマーシャル・マクルーハン(1911~1980年)は紙のほうが間違いに気づきやすい理由について、「反射光」... 続きを読む
鳥越俊太郎氏の出馬会見を大手メディアはどう報じたか ~「デジタルデバイド」を助長する報道界の悪しき慣行 都民にとって重要な情報はどこに…… | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現
重要なニュースを伝えない大手メディア 土壇場で都知事選への出馬を表明したジャーナリストの鳥越俊太郎氏。7月12日に同氏が急きょ開いた記者会見はネット上ですぐに話題になった。 鳥越氏の出馬表明で野党統一候補がようやく決まったからではない。出馬会見で同氏の準備不足が露わになったばかりか、本当に都政に関心を持っていたのかどうか疑問を抱かせる発言が出たからだ。 にもかかわらず、鳥越氏の出馬会見を報じる大手... 続きを読む
「関係者によると」の関係者とは誰なのか? 村上世彰氏「相場操縦」報道にみるメディアのリーク依存体質 | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現代ビジネス [講談社]
今も横行する「関係者によると」報道 旧村上ファンドを率いて「物言う株主」として知られた村上世彰氏が相場操縦の疑いで11月25日、証券取引等監視委員会の強制調査を受けた。すると、主要紙は申し合わせたように「関係者によると」報道を始めた。 11月26日付夕刊を見ると、毎日、日経、産経の3紙は「関係者によると」、朝日は「関係者への取材でわかった」、読売は「関係者の話でわかった」と書いている。翌日以降も情... 続きを読む
「オフレコ取材」と「情報源の秘匿」---日米でこんなに違う「情報源」の中身 | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現代ビジネス [講談社]
法廷闘争に勝利し記者会見を開いたジェームズ・ライゼン記者 〔PHOTO〕gettyimages 情報源を秘匿できなければジャーナリストは機能しない 報道界で「情報源の秘匿」が話題になるとき、情報源とは誰のことなのか。アメリカでは非権力側の内部告発者、日本では権力側の政府高官が想定されることが多い。日米で情報源の立場は正反対になるわけだ。 年明け早々、アメリカでは情報源の秘匿に絡んで重要な展開があっ... 続きを読む
甲子園を美化する「リベラル派」朝日は、ヤ軍・黒田投手の悪夢「児童虐待」問題に切り込めるか | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現代ビジネス [講談社]
人を殴ったら暴行の疑いで逮捕される。公の場でも家庭内でも、である。ところが、学校の部活動という世界に入るといきなり治外法権となり、大人が子どもを日常的に殴っても許されてしまう。 読売ジャイアンツで活躍した元プロ野球選手の桑田真澄氏は、共著書『新・野球を学問する』の中で自分自身の部活動を振り返ってこう書いている。 〈 今でも思い出したくない記憶です。頬に手の跡がつかない日がない、お尻にもケツバットの... 続きを読む
神戸新聞の「号泣県議」スクープと地域報道の役割を黙殺した主要メディア | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現代ビジネス [講談社]
地方発の世界的「エンタープライズスクープ」 兵庫県の「号泣県議」が全国的な注目を集めている。政務活動費で不透明な支出を指摘され、記者会見で号泣した野々村竜太郎県議(7月11日付で辞職)のことだ。 そもそも野々村氏の不透明支出問題が明らかになった発端は何だったのか。私は当コラム執筆のために国内紙だけで5紙を購読しているが、どの新聞を読んでも「~ということが分かった」「~ということが明らかになった」な... 続きを読む
専門家不在が問題視されるなか、新卒一括採用にこだわる新聞社の謎 | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現代ビジネス [講談社]
「これは年齢差別では?」---。6月10日付の朝日新聞朝刊を見て、一瞬絶句した。来年4月入社の新規採用についての社告の中に、次のような文言を目にしたからだ。 〈 2015年3月に大学または大学院を卒業・修了見込みの方が中心ですが、生年月日が1985年4月2日以降であれば応募できます。 〉 年齢制限を設けて20代の若者に応募資格を限定しているわけだ。他社はどうなっているのかと思い調べてみたら、似たり... 続きを読む
朝日新聞とNYタイムズの書評欄は似て非なるもの ~スノーデン本の扱いに見る彼我の隔たり | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現代ビジネス [講談社]
ニューヨーク・タイムズの『暴露』評 新聞の書評欄は単なる「新刊紹介コーナー」なのか。それとも「ジャーナリズム」なのか。結論から言うと、単純化すれば日本では前者、アメリカでは後者である。 アメリカの「ジャーナリズム」志向を示すうえで格好の実例がある。前回の当コラムでも取り上げた『暴露 スノーデンが私に託したファイル』(原題は「ノー・プレイス・トゥー・ハイド」)について、米ニューヨーク・タイムズが取り... 続きを読む
STAP細胞報道、ブロガーに完敗したメディアは「取材を尽くした」と言えるのか | 牧野 洋の「メディア批評」 | 現代ビジネス [講談社]
万能細胞「STAP細胞」の論文をめぐり、筆頭筆者の小保方晴子氏を当初は徹底的に持ち上げ、データに問題があると分かると徹底的にたたく---。STAP細胞騒動ではこれが主要メディアの報道姿勢だった。 「長い物には巻かれろ」「水に落ちた犬は打て」といったやり方では報道機関として何の公益性も発揮できない。どこにどんな問題があったのか。一部のメディアは自らの報道について検証している。 「丁寧に取材する」では... 続きを読む
[B面]犬にかぶらせろ! - 「作家の麻生千晶」というパブリックドメイン
ライブドア笑撃ニュースの中身…自社サイトで詳報(ZAKZAK)的確なメディア批評で知られる作家の麻生千晶さんは、PJニュースをこう論評する。 「彼らにすれば、自分たちなりのフィルターを通して公表していると言うのでしょうが、縁側でブツブツと小言を言うおじいさんと同じレベルで、無名で力のない人が、好き勝手な話を裏メディアで公表しているだけ。一応は歴史や見識に基づいたフィルターを通し公表される既存のメデ... 続きを読む