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人気順 5 users 10 users 100 users 500 users 1000 users英語はストレートに表現されるという勘違い - アメリカポスドクの歩き方
Noと言えない日本人というのが昔あったけども、これは欧米人、とくにアメリカ人はNoとはっきり言うという共通理解があるからキャッチーになったのだと思う。 日本にいたころは、日本語は省略ばかりするけど、英語は省略しない。日本語では曖昧が美徳だけども英語でははっきり言うことが美徳・・・そんなことを学んだ。 しかし、普通に省略するし、英語も曖昧な事が多い。 例えば、主語が私(I)の場合は省略することは非常... 続きを読む
アメリカのポスドク問題・研究費不足問題にたいする提言 - アメリカポスドクの歩き方
こんなのを見つけた。 Rescuing US biomedical research from its systemic flaws 筆頭著者の Bruce Alberts は電話帳と名高いあの教科書の著者で有名。他の著者もNIHの元所長など大御所揃いの提言です。 Hypercompetitiveなアメリカの医学系研究環境について、なんとかしなきゃまずいよ!ということ。 日本でいろいろ議論されてる... 続きを読む
ただ純粋に悲しく悔しい - アメリカポスドクの歩き方
ある一流ラボに留学した知りあいがいた。 うつっていきなり非常に面白い現象を発見した。ボスは大興奮し色々なところで宣伝した。 しかし、その知りあいは最後の詰めのデータがどうしても良い結果にならなかった。 まわりに相談すると、間接的に捏造することを勧められたという。そうやって皆ポジションを得るんだよ。と。 でも、本人は捏造などしなくても証明できると信じてコツコツ実験を続けた。 ボスからはプレッシャーが... 続きを読む
アイデアを盗むこと - アメリカポスドクの歩き方
特に日本にいた頃にアイデアを盗む、盗まれる、という話をよく聞いた。 20年くらい前にアメリカのトップラボに留学していた先生が、同じラボのメンバーがシーケンサーに残っていた記録をもとに配列を盗んで論文にしていた。だから、シーケンスし終わったらいつも自分のデータは全消去してた、とか言われて、アメリカこぇ〜って思ったもんだった。 なんだけど、アメリカにきてみてボスは自分のアイデアをべらべら話すし、論文に... 続きを読む
何をもって研究者にむいていると言うべきか - アメリカポスドクの歩き方
こういうのを見かけた。 研究に対する情熱や愛が死んだ - 職質アンチパターン そしてそれに対してのブログも。 承認欲求で研究者にはなれません - eddgar's field 分野も違うし、環境もわからないけども、どんな人であれ情熱がなくなってしまうのは気の毒に思える。 もちろん、その程度の情熱だったんだろうという見方もあるし、若い人の情熱の火を消してしまう環境は最悪だ、とも言える。おそらく両方な... 続きを読む
英語論文を書き続けるには:Snack writingのすすめ アメリカポスドクの歩き方
英語論文の書き方。 もう何百万回とググられたでしょう、この語句。 僕も大学院時代に英語論文の書き方クラスを受けた。当時はそういう授業があるだけでも貴重だった。その授業で使われたテキストブックやら教えられたことは今も役に立ってる。パラグラフごとに言いたいことをまとめるなど。 そういう正攻法的なテキストブックはいろいろある。けども、最近こういう記事をみた。 Turbocharge your writi... 続きを読む
意地悪な質問がきたら アメリカポスドクの歩き方
この間、ラボの大学院生の学部全体に対する発表があった。 まだ1年くらいしか在籍してないので、データも少なく、発表自体もほぼ初めてだ。英語に関しては問題ない。 ただ、彼のテーマがその学部と若干違う、少し数学や物理が入ってる内容だった。 学部全体とはいってもインフォーマルでカジュアルなセミナーなので、発表中でもバンバン質問がくる。 面白いことに、つまらない内容では質問はこない。でも面白いとバンバン質問... 続きを読む