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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users究極に美しい分子を作りたい – 結び目や絡み目をもつベンゼンの鎖 | academist Journal
近年注目を集める「分子ナノカーボン科学」 グラフェンやカーボンナノチューブなどのナノメートルサイズの周期性をもつ炭素物質は「ナノカーボン」と呼ばれ、軽量で高機能な次世代材料として期待されている物質です。構造によって電子的・機械的性質に大きな違いがあるため、望みの性質をもつナノカーボン構造のみを狙っ... 続きを読む
92歳の長生き貝、津波を生き延びていた! – 日本最長寿の二枚貝殻が明らかにする地球環境変動 | academist Journal
生活に大きく影響する長周期気候変動 地球の気候はさまざまな周期で変動しています。特に、太平洋においては数十年規模の周期で自然に変動する太平洋十年規模変動などが知られています。太平洋十年規模変動は海流や気圧などさまざまな要素が複雑に影響しているのですが、そのメカニズムはよくわかっていません。そのため... 続きを読む
「分析哲学」の使命は"論理の明晰化"にあり – 『フィルカル』編集長・長田怜氏 | academist Journal
分析哲学という分野をご存知だろうか。アメリカやイギリスなどの英米圏では、哲学といえば分析哲学のことを指すほどメジャーな分野になっている。日本でも研究が盛んに行われており、3年前には若い世代の研究者が中心となり「分析哲学と文化をつなぐ」をコンセプトとした『フィルカル』という雑誌も創刊された。編集長を... 続きを読む
“車輪細胞”見つけた! – 魚類皮膚の細胞が移動する原動力とは – academist Journal
車輪生物はなぜいない? 車輪は人間の最も優れた発明のひとつです。私たちは自転車、自動車、列車などを利用して、地表を自由に移動することができます。同じ距離を同じ時間をかけて自転車で移動するのとランニングで移動するのを比べたとき、自転車で移動したほうがはるかに楽なことからも、車輪という移動装置がいかに... 続きを読む
宇宙でも素粒子でもない物理学 -「統計力学」の魅力を慶應大・白石直人研究員に聞く – academist Journal
「私たちの身近なスケールに近い現象にも、未解決問題はたくさんあるんです」と話すのは、慶應義塾大学・白石直人研究員。統計力学を専門とする若手物理学者だ。高校時代は、ミクロな世界を追求することであらゆる自然現象が理解できると考えていたが、必ずしもそうではないことを知り、統計力学のおもしろさに目覚めたという。今回、統計力学の基本的な考えかたと、白石研究員が院生時代に発表した研究成果、統計力学の他分野への... 続きを読む
ゆりかごから墓場まで – 生物考古学が明らかにする江戸時代のあるおばあさんの一生 – academist Journal
生物考古学の発展 縄文時代や江戸時代など、過去の人びとの暮らしや生死を明らかにする研究分野というと、多くの方々は考古学や歴史学を思い浮かべるのではないでしょうか。そうした分野に加えて、生物考古学 (bioarchaeology)という研究分野があります。遺跡から出土した人骨や動物骨の形態を調べたり、DNAを分析したり、化学分析を実施したりなど、生物学や地球化学の手法を主に利用して、当時の人びとの生... 続きを読む