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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 usersインターネットは断片化されることを望んでいる
Noahpinionより。 全世界を1つの部屋に一緒に放り込んでもうまくいかない。 BY ノア・スミス ノア・スミス @Noahpinion 15年前、インターネットは現実世界からの逃避先だった。 今や、現実世界がインターネットの逃避先になっている。 5年前、私は大学時代の友人Dayvとビールを飲みながら座っていました。Twitterをスク... 続きを読む
ノア・スミス「マクロ経済学はいまだに揺籃期にある」(2022年11月8日)
[Noah Smith, “Macroeconomics is still in its infancy,” Noahpinion, November 8, 2022] アイディアはたくさん,でもたしかな知見はそう多くない 先日,エド・プレスコットが81歳で死去した.彼は,いくつかの点で現代マクロ経済学の父にあたる人物だった.これを機に,科学としてのマクロ経済学の現状について書いて... 続きを読む
ノア・スミス「弱い円は日本にとって好機,なんだけど」(2022年11月24日)
[Noah Smith, “The weak yen is an opportunity,” Noahpinion, November 24, 2022] じゃあ,なんで日本はその好機を利用してないのさ? ぼくが日本にはじめて暮らしたのは,2000年代中盤のことだった.当時,円の値打ちはすごく覚えやすかった――だいたい,1ドル=100円だったからだ.どんなものでも,日本で値札を見かけ... 続きを読む
ノア・スミス「意識高い系の起源に関する考察・後編」(2022年9月10日)
[Noah Smith, “Thoughts on the origins of wokeness,” Noahpinion, September 10, 2022] 昔ながらのアメリカの宗教としての意識高い系 「待て、これはみんな、会衆派の奴隷反対運動家たちか?」 「お前は知りすぎた」 美しい百合の中 海の向こうで 主は生まれた 主の懐で 栄光と共に あなた方と私は変容する 主の死... 続きを読む
ノア・スミス「日本の生活水準,低すぎ」(2022年5月24日)
[Noah Smith, “Japan’s living standards are too low,” Noahpinion, May 24, 2022] 働きづめでも報われない国 日本からこんにちはこんにちは! 2週間の旅行でこっちにきてて,せっかくだから日本について何本か記事を書こうと思う.まずは,経済の話からはじめよう. たいていの人たちが日本について最初に気づくのは,... 続きを読む
ノア・スミス「輸入は GDP から差し引かれないよ」(2022年4月29日) – 経済学101
[Noah Smith, “Imports do not subtract from GDP,” Noahpinion, April 29, 2022] 経済ジャーナリズムでいちばんありがちなまちがい 今朝,『ニューヨークタイムズ』を読んでたら,こんな話が目にとまった――2022年の第1四半期にアメリカの GDP が減少したのは,輸入が増えたせいなんだって: 他方で,ますます膨れ上がっ... 続きを読む
ノア・スミス「インタビュー:エミ・ナカムラ,マクロ経済学者」(2022年2月21日)
[Noah Smith, “Interview: Emi Nakamura, macroeconomist,” Noahpinion, February 21, 2022] どのマクロ経済学者でも,「いまそちらの業界のスターといったら誰です?」って効いたら,きっとそのリストのトップかそのあたりにエミ・ナカムラの名前が挙がるはずだ.2019年に,エミ・ナカムラはジョン・ベイツ・クラーク・... 続きを読む
ノア・スミス「ニューヨークタイムズのMMT記事は悪質な提灯記事だ」(2022年2月7日)
Noah Smith “The NYT article on MMT is really bad – The fringe ideology’s star is falling, and puff pieces will not resuscitate it-” Noahpinion, February 7, 2022 ニューヨークタイムズがMMTを持ち上げる長文記事を出した。その名も「勝利への階段を登る時*」だ。この記事はTwitter上にいるほとんどすべてのマ... 続きを読む
ノア・スミス「2022年に向けてのテクノ楽観主義」
[Noah Smith, “Techno-optimism for 2022,” Noahpinion, December 8, 2021] いまわくわくしてなきゃおかしい技術の展開 去年,このブログをはじめたとき,これはテクノ楽観主義のブログだよって明言しておいたんだけど,このところその看板からちょっとばかり遠ざかってしまった気がしてる.べつにテクノロジーについて... 続きを読む
ノア・スミス「みんなが待ち望んでいた授賞:カード、アングリスト、インベンスのおかげで経済学はより科学的になった」(2021年10月12日)
ノア・スミス「みんなが待ち望んでいた授賞:カード、アングリスト、インベンスのおかげで経済学はより科学的になった」(2021年10月12日) Noah Smith ”The Econ Nobel we were all waiting for -Card, Angrist, and Imbens have made econ a more scientific field.-“, Noahpinion, October 12, 2021 新しい考えは全... 続きを読む
ノア・スミス「出生率の話を書くのはほんとにたいへん」(2021年5月10日) — 経済学101
[Noah Smith, “Writing about fertility is really hard,” Noahpinion, May 10, 2021] 出生率は重要な経済問題だけれど,レトリックの海域には危険がいっぱい. “Between Scylla and Charybdis” by Cea., CC BY 2.0 出生率という話題は,とても扱いにくい.子供をつくるかどうかを決めるのはごく個人的な問題で,その判... 続きを読む
ノア・スミス「時給15ドルの最低賃金がかなり安全な理由」(2021年1月15日) — 経済学101
[Noah Smith, “Why $15 minimum wage is pretty safe,” Noahpinion, January 15, 2021] 最低賃金について経済学者たちが考えを改めた理由 1994年に,デイヴィッド・カードとアラン・クルーガーが画期的な研究を発表した.最低賃金を大幅に引き上げても,(大半の経済学者の予測に反して)失業が増えないというのが,その... 続きを読む
ノア・スミス「移民がやってきても賃金が下がらない理由」(2020年12月30日) — 経済学101
[Noah Smith, “Why immigration doesn’t reduce wages,” Noahpinion, December 30, 2020] 証拠に耳をかしてもらえるわけじゃないけれど… この記事では,移民がやってきても,その国で生まれ育った人たちの賃金が下がらない理由を解説する(ただし,一握りの特別な状況ではもしかすると少しばかり下がるかもしれない).... 続きを読む
ノア・スミス「貧困と悪癖についてケヴィン・ウィリアムソンが間違っているところ」(2019年8月3日) — 経済学101
[Noah Smith “Why Kevin Williamson is wrong about poverty and bad behavior,” Noahpinion, August 3, 2019] 先日,ブルームバーグのコラムでこう論じた.先進国において,「悪癖」は――ドラッグ使用・暴力・片親の育児・怠け癖などは――貧困の主な原因ではない.証拠に挙げた国は日本だ.日本は,ドラッグしようも暴力... 続きを読む
ノア・スミス「現代金融理論 (MMT) を詳しく検討してみると」(2019年3月31日) — 経済学101
[Noah Smsith, “Examining an MMT model in detail,” Noahpinion, March 31, 2019] 現代金融理論〔または現代貨幣理論〕こと MMT ってなんだろう? アレクサンドリア・オカシオ=コルテス議員はこの異端の経済学理論にお熱になっているし,グリーン・ニューディール論議にも MMT は参入してきた.MMT に触発されてたくさ... 続きを読む
ノア・スミス「エアカーも宇宙植民もないけどサイバーパンクは実現した21世紀」 — 経済学101
[Noah Smith, “ What we didn’t get ,” Noahpinion, September 24, 2017] 先日,1980年代と1990年代のサイバーパンク SF がいまの世界について多くのことをいかに正確に予測していたかという話題で Twitter に連投 したらけっこう好評だった.現代社会はなにもかもがネットに接続されてつながっているけど,同時に,なにもかもが不平... 続きを読む
ノア・スミス「泥壕としての膨大な文献」 — 経済学101
[Noah Smith, “ Vast literatures as mud moats ,” Noahpinion, May 16, 2017] どういうわけか,学術文献はよく「膨大な」と言われる(このフレーズは 1世紀以上もさかのぼる ).ただ,どうやらどんな話題について語っていようと,きまって誰かがひょっこりやってきてわざわざこう教えてくれる――その話題については,すでに「膨大な文献」があり... 続きを読む
ノア・スミス「同質性にいざなうセイレーンの歌」(#5) — 経済学101
[Noah Smith, “ The siren song of homogeneity ,” Noahpinion, April 30, 2017] 〔数回にわけて掲載しています.前回は こちら 〕 同質性はどれくらい人種の問題なんだろう? だが,ここでひとひねりが加わる.それが次の論点につながる.日本人はみんな同じ人種なんだろうか? もしかしたらちがうかも.日本は2つの集団が混合して形成された... 続きを読む
ノア・スミス「数学の天才における性別格差の崩壊」 — 経済学101
[Noah Smith, “ The collapsing math genius gender gap ,” Noahpinion, November 2, 2016] Allison Schrager , Andy McAfee その他経由のネタ.SATスコア上位層の性別格差のグラフだ: 【7年生の数学SATスコアにおける男女比率】 見てのとおり,比率はぜんぶの水準で下向きに推移しているけれど... 続きを読む
マイケル・ウッドフォードとフィッシャー式逆さ眼鏡派 - himaginaryの日記
経済 | ニューケインジアンの重鎮マイケル・ウッドフォードが、コロンビア大学の同僚のMariana Garcia-Schmidtと共に新フィッシャー派(フィッシャー式逆さ眼鏡派)の議論を初めて取り上げ、話題を呼んでいる。直近ではDavid Glasnerがその件について書いているが、それによると、これまでに各人が以下のブログ記事で反応している。Noahpinion: Woodford vs. th... 続きを読む
ノア・スミス「削減すれば政府は効率的になるか?」 — 経済学101
Noah Smiths “Does cutting government make it more efficient?“(Noahpinion, February 10, 2014) たくさんの人が次のように考えているように見える。A)政府はとても非効率的で、だからB)政府のサイズを小さくすればもっと効率的な社会にすることができる。でも実のところ、A)からB)は導かれない。そして実際、政府が一番... 続きを読む
ノア・スミス 「アベノミクスの教訓」 — 経済学101
●Noah Smith, “What can Abenomics teach us about macro (so far)?”(Noahpinion, February 02, 2014) ごく限られた数の生のデータを眺めるだけではマクロ経済を巡る問題について決定的な結論を下すことは非常に難しい。まずはこのことを留意しておこう。その上で、日本で進められているアベノミクスが現段階までのところでマク... 続きを読む
Q:国の借金って次世代の負担なの? A:場合による。 – 道草
(出展: Noahpinion, Noah Smith著, Sunday, January 01, 2012) 政府債務って次世代への負担になるんだろうか?PaulKrugmanは違うと言ってるし、Nick Roweによると正しいんだそうな。私は二人が違うことを言ってると思う。 Krugmanはこうだ。「2012年に目が覚めたら、9兆ドルの政府債務があったとしよう。これって債務が全くないことよりマ... 続きを読む