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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users貧困の連鎖止められるか(下) 公教育の立て直しが急務 阿部彩 首都大学東京教授 :日本経済新聞
「貧困の連鎖」がようやく政策課題となった。2016年度予算では、低所得のひとり親世帯に給付される児童扶養手当が36年ぶりに拡充される予定だ。第2子への給付は月額5千円と子どもの食費も賄えない額だったが、16年度からは最大で1万円に、第3子以降は3千円から最大6千円に引き上げられることが決定した。縮小の一方だったひとり親世帯への現金給付が拡充されることは歓迎される。 一方、4月から実施されている生... 続きを読む
「母子家庭」「20代前半男性」「子ども」に際立つ日本の貧困 国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩部長が解説
日本の貧困化が進んでいる。2014年7月に発表された「平成25年国民生活基礎調査」によると、18歳未満の子どもの貧困率は16.3%と過去最悪を更新した。「日本は平等で貧富の差がない」というのが私たちの“常識”だったが、最新のデータや海外との比較は、それを裏切る結果となっている。「子どもの貧困」(岩波新書)などの著書で知られる国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩・社会保障応用分析研究部部長は9月17... 続きを読む
阿部彩『子どもの貧困II 解決策を考える』 - 紙屋研究所
書評 この本は次のような動機で書かれている。 筆者には苦い経験がある。財務省のおエラい方々を前に、「子どもの貧困」についての講演をさせていただく機会があった。私は切々と、いかに子どもの貧困が広がっており、いかに貧困の子どもがたいへんな状況にあるかを訴えた。しかし、私の長い訴えをじっと聞いていた一人の官僚に言われたのである。「阿部さん、わかりました。では、何をすればよいのですか。具体的に、どのよ... 続きを読む
貧困層の子、ぜんそく通院多い/子どもケアする余裕ない/社保・人口研
貧困層の子どもが非貧困層の子どもより、入院やぜんそくで通院する割合が高くなっていることが、国立社会保障・人口問題研究所の分析でこのほど明らかになりました。分析した阿部彩・社会保障応用分析研究部長は「日本においても、親の所得によって子どもの健康に格差が生まれていることが確認された」と述べています。 分析は、2001年に生まれた子ども約4万7千人を対象に健康状態や家庭の経済状況を追跡した「21世紀出生... 続きを読む