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人気順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users新スウェーデンモデルに見る協同組合と政府──「転換X」にのっとる政策その3 / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
第八回目となる連載『リスク・責任・決定、そして自由!』ですが、これまでのところで、次のようなことを確認しました。 1970年代までの国家主導型体制の行き詰まりを打開するために必要とされたことは何だったか。それはリスクのある事業は、その責任をもっぱらとれる人たちに決定をゆだね、政府は、リスクを減らして、人々の予想を確定する役割に徹するべきだということでした。これが本連載で「転換X」と呼んできた転換の... 続きを読む
ケインズ復権とインフレ目標政策──「転換X」にのっとる政策その2 / 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 | SYNODOS -シノドス-
ケインズ政策は経済成長が前提だって? ちょっと前、「黒子のバスケ」脅迫事件初公判での被告人の意見陳述がネット上で話題になっていたことがありました[*1]。 30代半ばにして年収200万円を超えたことがない派遣労働者が、漫画「黒子のバスケ」の成功を僻んで、その関連のイベントや商品販売を妨害する脅迫を繰り返した事件ですが、「生まれたときから罰を受けている」といった言葉から始まり、「こんなクソみたいな人... 続きを読む
あるマルクス経済学者のプロパガンダ(6): ニュースの社会科学的な裏側
2014年4月30日水曜日 あるマルクス経済学者のプロパガンダ(6) Check Tweet Pocket マルクス経済学者の松尾匡氏の連載の続き『なぜベーシックインカムは賛否両論を巻き起こすのか――「転換X」にのっとる政策その1』が出てきた。今回はやや趣向が変化しており、社会保障分野の中でも特定化されたベーシックインカム(以下、BI)について議論している。話題になっているので取り上げているのだと... 続きを読む
なぜベーシックインカムは賛否両論を巻き起こすのか――「転換X」にのっとる政策その1 | SYNODOS -シノドス-
さて、これまでの連載で見てきたのは、次のようなことでした。 ──1970年代までの国家主導的なやり方が世界中で行き詰まったのは、うまくいかない理由があった。それを指摘した自由主義的な経済学者の巨匠たちが言っていた要点は何だったのか。 それは「競争がないとみんな怠けて駄目になる」といった議論ではなかった。それは、「リスクと決定と責任が一致しないと駄目になる」という議論だった。ここから、「リスクのある... 続きを読む