タグ 読書猿Classic
新着順 10 users 50 users 100 users 500 users 1000 users無知くんと親父さんの対話・番外編「独学者は独善に陥るしかないのか」 読書猿Classic: between / beyond readers
無知:たのもう、たのもう。 親父:なんだ、騒々しい。また、おまえか。 無知:独学なんかしても独善に陥るだけだといじめられました。なんとかしてください。 親父:その話題は『独学大全』の対話11(418頁以降)で既に取り上げてるだろう。 無知:そこをもう一声お願いします。やっぱり独学は独善は避けられないんで... 続きを読む
『アイデア大全』の書かれなかった後書き/フォレスト出版編集石黒氏への返歌(アンサーソング) 読書猿Classic: between / beyond readers
先日、読書猿の最初とその次の著作、アイデア大全と問題解決大全を担当していただいたフォレスト出版の編集者石黒氏から、先に次のような素晴らしいエールをいただいた。 祝『独学大全』出版記念 読書猿さんについて知っていることを私なりに伝えます。 https://note.com/forestpub/n/n6fdef7d27d74 そのおかげもあって... 続きを読む
読書猿 著『独学大全』ダイヤモンド社より9/29刊行します 読書猿Classic: between / beyond readers
『独学大全』という本を書きました。 2020年9月29日、ダイヤモンド社から刊行します(電子書籍は10月21日配信予定です)。 タイトル:独学大全 絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法 著 者:読書猿 発 行:ダイヤモンド社 判 型:A5変型判 分 量:788ページ 価 格:2,800円+税 ISB... 続きを読む
探しものがはかどる検索エンジンDuckDuckGo、NDC順Bangリスト 読書猿Classic: between / beyond readers
DuckDuckGo(https://duckduckgo.com)はプライバシーの保護に重きを置いている検索エンジンのひとつである。 特筆すべきは、Bangという機能があって、探しものがとてもはかどる。 たとえば「!a 図書館」(ビックリマーク+アルファベットのa+スペース+検索語)と入力するとAmazonを検索してくれる。 こんな風に「!+... 続きを読む
『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』という新しいスゴ本のこと 読書猿Classic: between / beyond readers
この書 『わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる』の著者は 稀有の、あるいは新しい型の、書評家である。 取り上げられた書物を読みたくなるような書評家は何人もいる(もちろん、この本の著者もその一人だ)。 しかし逆に、こちらが本を勧めたくなるような書評家はまずいない。 いや、そもそも世にある大... 続きを読む
クルティウス『バルザック論』(みすず書房) 読書猿Classic: between / beyond readers
「バルザックは不幸なことに、サント=ブーヴのような批評家にも、そしていわゆる「講壇批評家」、つまり文学史を書く教授連にも気に入られていなかった。もし彼らの言うところを信じるならば、バルザックはその小説を誇張したお談義によって台無しにしてしまった(彼はおしゃべりだった)。バルザックの心理学は不十分... 続きを読む
学術/TOEIC/ビジネス英文の9割を理解する単語リストを7クリックで学習する3つの表 読書猿Classic: between / beyond readers
先に新しい基本英単語リスト NGSL(New General Service List)の各単語をネット上の辞書などの学習資源へ結ぶリンク表を提供した。 現代英語の9割をカバーする基本英単語 NGSL(New General Service List)を7クリックで覚えるための新しい表 今回は、旧GSLを前提にしていたAWL(Academic Word List)を、NGSLの登場に... 続きを読む
現代英語の9割をカバーする基本英単語 NGSL(New General Service List)を7クリックで覚えるための新しい表 読書猿Classic: between / beyond readers
以前、英語の学習者が始めに覚えておくべき語彙リストとして作られたGSL (General Service List)を紹介し、ネット上の辞典その他へのリンクをつけた表をつくったことがある。 日本の英語教育が落っことしがちな英単語最頻出2000語を7クリックで覚える表 GSLはよく知られたリストだが、作られたのが1920年代から30年代半... 続きを読む
全国の都道府県立図書館のリスト(レファレンスサービス案内のページへのリンク付き) 読書猿Classic: between / beyond readers
意外と知られていないことだが、図書館にはレファレンス・カウンターというコーナーがある。 レファレンスカウンターが提供する支援をまとめてレファレンスサービスという。 これは、図書館の利用者が、図書館を使って学習や研究・調査ができるよう必要な情報や資料を検索・提供したり、疑問や課題の解決に必要な情報・... 続きを読む
子どもをくさらせる10の叱り方 読書猿Classic: between / beyond readers
(用途) 子どもを引っ込み思案にしたいとき 子どもの自信を奪いたいとき 子どもを神経質で不安定な性格にしたいとき 1.責める 例: 「何度汚い足で家にあがるなって言ったの。どうして、いつもそうなの。お母さんの言うこと全然聞かないんだから!」 (子どもに刷り込まれるメッセージ)私はダメなやつだ。誰からも愛... 続きを読む
大学生が読んだらよいと思う本ー6ジャンル×3冊を易しい順で 読書猿Classic: between / beyond readers
何故だかこんな時期に新入生向けのブックリストのリクエストがあったので作ってみた。 前半は助走と底上げのために大学生なら必須の思考技術・読書技術・表現技術について、後半は自分を広げる意味で自然・人文・社会の学問領域から、それぞれ3冊ずつ選ぶことにした。 はじめてでも楽しめるビギナー向けの選書を心がけ... 続きを読む
会話、論文、小説の言葉はどう違うか?日本語の文は4つのレイヤーからできている 読書猿Classic: between / beyond readers
昨年は論文の書き方(→論文の道具箱)や小説の書き方(→創作の道具箱)を取り上げたが、今日は両者を包含する話題を取り上げてみたい。 日本語の文は4つの層からなる あのー、どうやら今雪が降っているみたいですね という文は、次のような4層(レイヤー)が重なったものである※。 ○命題の層(レイヤー)……「雪が降っ... 続きを読む
クレオパトラの最後の吐息の一部を今あなたが吸い込む確率に驚くべき 読書猿Classic: between / beyond readers
人間の感覚は思う以上に正確で優秀だが、苦手分野ももちろんある。 そのひとつが頻度や確率を取り扱うことである。 したがって確率計算は、常識や日常感覚から外れることが多い。だからこそ確率は有益である。 以下では、問題自体に実用の含みはないが、常識や日常感覚との齟齬の大きさが啓発的だ(=びっくりすると忘れ... 続きを読む
アメリカの小学生が文の構造を見える化し英語文法を血肉化するのに使っている図の描き方 読書猿Classic: between / beyond readers
今日まで使われるこのダイアグラムは、1877年に出版されたAlonzo Reed と Brainerd Kellogg 1877. Higher Lessons in English(→Gutenbergで読める)に登場するものだが、1847年には早くもW. S. ClarkがA Practical Grammarの中でバルーン・メソッドと呼んだ類似の方法が提案されている。 特徴としては、 ・我々が親しん... 続きを読む
知らないことを知る技術ー未知の分野で文献調査を導く3つの表の作り方と使い方 読書猿Classic: between / beyond readers
無知:たのもう!たのもう! 親父:うるさい奴が来たぞ。おい、そこのバカ、口を縫いとじてやるからこっちへ来い。 無知:そうです、バカなんです。 親父:なんだ、泣き始めたぞ。見かけない顔だな。 無知:彼女のできなかった非モテ先輩からお話を聞いて、教えを請いに参りました。 親父:なんだか随分古い話だな。じゃ... 続きを読む
今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術 読書猿Classic: between / beyond readers
1.優先順位をつける ……すべては実現できない (1)ノートを用意する (2)はじめようとすることを1ページの最初に書く。(例:「英語を勉強する」) (3)(英語を勉強すると)どんないいことがあるかを、なるべくたくさん書きだして、リストにする。 (4)人生でやりたいことを、これもなるべくたくさん書きだして、リストにする。 (5)(3)と(4)のリストを見比べて、「英語を勉強する」が〈人生でやりたい... 続きを読む
今度こそ、続けよう→3日坊主にさよならする技術 読書猿Classic: between / beyond readers
1.優先順位をつける ……すべては実現できない (1)ノートを用意する (2)はじめようとすることを1ページの最初に書く。(例:「英語を勉強する」) (3)(英語を勉強すると)どんないいことがあるかを、なるべくたくさん書きだして、リストにする。 (4)人生でやりたいことを、これもなるべくたくさん書きだして、リストにする。 (5)(3)と(4)のリストを見比べて、「英語を勉強する」が〈人生でやりたい... 続きを読む
言葉と思考の解像度を上げる→つぶやきをフォーマルな英文に仕上げる4つの技術 読書猿Classic: between / beyond readers
論文など、フォーマルな文章を構成する言葉たちは、最初からフォーマルな形で生まれてくるのではない。 磨き上げられてフォーマルな文になるのである。 今回は、その磨き上げられる様子を、英語のアカデミック・ライティングの例文を素材に、少し細かく観察してみる。 後で見ていくように、フォーマルな英文を生み出すには、インフォーマルな言葉を単に置き換えていくだけでは難しい。 表現を磨き上げるこ... 続きを読む
マシュマロでさらに2ヶ月間質問に答えて紹介した書物をまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers
Twitterで匿名の質問(メッセージ)を受け付けて回答するサービスの一つに「 マシュマロ 」で、さらに2ヶ月間、回答をしていたのですが、そのうち書物を紹介したものをまとめました。 前回の記事に追加しようといたのですが、150冊位になって、追加の方が多くなったので、別記事にしました。 配列は、前回と同様、日本十進分類の順になっています。 000 【総記】 100 【哲学】 200 【歴... 続きを読む
物語は作れたがどんな文章で小説にしていいか分からない人のための覚書 読書猿Classic: between / beyond readers
前回の記事 生まれてはじめて書く人のための、小学生向け小説執筆マニュアル(手順書) 読書猿Classic: between / beyond readers について、物語の作り方はわかった気がするけど、それをいざ小説にしようとすると言葉が出てこない、なんとかしろ、という意見がありました。 実は、小説の文章についても少し書いていたのですが、あまりにも小学生向けでなかったので省きました。参考に... 続きを読む
マシュマロで1ヶ月間質問に答えて紹介した書物をまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers
Twitterで匿名の質問(メッセージ)を受け付けて回答するサービスの一つに「 マシュマロ 」というものがあります。 ここ1ヶ月間、回答をしていたのですが、書物を紹介することが多くて、数えてみると100冊を越えていました。 検索の便宜をかんがえて、まとめてみます。 なお、配列は概ね日本十進分類の順になっています。 000 【総記】 100 【哲学】 200 【歴史】 300 【社... 続きを読む
マショマロで1ヶ月間質問に答えて紹介した書物をまとめてみた 読書猿Classic: between / beyond readers
Twitterで匿名の質問(メッセージ)を受け付けて回答するサービスの一つに「 マショマロ 」というものがあります。 ここ1ヶ月間、回答をしていたのですが、書物を紹介することが多くて、数えてみると100冊を越えていました。 検索の便宜をかんがえて、まとめてみます。 なお、配列は概ね日本十進分類の順になっています。 000 【総記】 100 【哲学】 200 【歴史】 300 【社... 続きを読む
読書猿名義で『問題解決大全』という本を書きました。11月20日書店に並びます。 読書猿Classic: between / beyond readers
新しい本を書きました。 前作『アイデア大全』の続編で、問題解決についてツールを集めた道具箱のような本です。 このトピックに関する限り、知ってることは全部書いたので、ブログでおなじみのトピックも、一度も書いてないことも、すべて盛り込みました。問題解決についての技法の集大成になってます。 今回も、情報拡散や感想、書評などでご支援いただけると幸いです。 問題解決大全 ビジネスや人生のハードルを乗... 続きを読む
最近はこんな書き方で書いているーフレームド・ノンストップ・ライティング 読書猿Classic: between / beyond readers
時間がない人のための要約 1.フォーマットを細分化して、〈ここでは何を書くべきか〉を示すフレームを作っていく 2.フレームごとに、このトピックについて書けることを、順不同/思いつくだけ止まらずに書く(フレーム内で殴り書き) 3.2のなぐり書きを読み返し重要そうなところに下線を引き、下線部を一文にまとめる。 4.殴り書きできない(足りない)フレームについては、要調査、要発想のタグをつけておいて、まと... 続きを読む
The Bookman-書物の世界を一つにした男 読書猿Classic: between / beyond readers
書物について、人が行うことができるほとんどすべてを為した人の話をしよう。 彼は、多くの本を書いた。 共同執筆した。寄稿した。 アンソロジーを、一冊ものの書物を、それから何巻もある叢書を、編集した。 書物についての講義を持った。 書評した。翻訳した。 索引を作った。 三つの雑誌を創刊し、編集した。 さらに自分の手で活字を組み、印刷し、製本した。 プライベートプレスをつくり、自分が書... 続きを読む