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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users今年の良書ベスト10 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 今年の良書ベスト10 今年のベスト10は、すぐ決まった。出版不況でベストセラーは出ないが、内容的には充実した年だった。 1は世界的に話題になった奇書。かなり難解だが、『ブラック・スワン』より重要な本である。テールリスクをどう解決するかという問題が、イノベーションにも関連しているからだ。明快な答を出しているとはいえないが、この分野は学問的にもフロンティアなので、経済学者が読んでもヒントがあ... 続きを読む
『統合失調症がやってきた』 松本ハウスに会ってきた。 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 『統合失調症がやってきた』 松本ハウスに会ってきた。 統合失調症がやってきた [単行本(ソフトカバー)]ハウス加賀谷イースト・プレス2013-08-07 お笑い芸人松本ハウスによる『統合失調症がやってきた』(イースト・プレス)は衝撃的な闘病告白であり、復活までのドラマである。あなたは、愛する仲間が、重い精神疾患で苦しんでいたらどうするか? 書評を書こうと思っていたのだが、TBSラジオ「S... 続きを読む
「それは、会社を辞めてでも、やりたいことなのか」星海社新書初代編集長ご退任によせて : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 「それは、会社を辞めてでも、やりたいことなのか」星海社新書初代編集長ご退任によせて 9月30日、星海社新書初代編集長の柿内芳文氏が11月末をもって「卒業」することが発表された。この出来事や彼の歩みを通じて、今どきの出版業界や、編集者のキャリアについて徒然なるままに考えてみることにする。 柿内芳文氏は、まさに新書バカだ。 同氏は前職の光文社時代に『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』(山田真... 続きを読む
「ビッグデータ」自体には意味がない - 『統計学が最強の学問である』 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 「ビッグデータ」自体には意味がない - 『統計学が最強の学問である』 統計学が最強の学問である [単行本(ソフトカバー)] 著者:西内 啓 出版:ダイヤモンド社 ★★★★☆ 著者は、データ量そのものには大した意味がないという。元のデータがいくらビッグでも、人間に理解できるデータ量はスモールなので、情報量をいかに圧縮するかがポイントだ。サンプル調査でも、正しくやればビッグデータとほとんど変... 続きを読む
「民意」は存在するのか - 『ウェブで政治を動かす! 』 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 「民意」は存在するのか - 『ウェブで政治を動かす! 』 / 記事一覧 ウェブで政治を動かす! (朝日新書) 著者:津田大介 販売元:朝日新聞出版 (2012-11-13) ★★★☆☆ 根本的な問題は、ウェブが反映すべき民意が存在するのかということだ。経済学によれば、多くの人々の意思を合理的に(一貫して)集計することは不可能で、議会制度も効率的に動かないことが証明されている。日本の政治が... 続きを読む
世界観を変える21世紀の古典 - 『ファスト&スロー』 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 世界観を変える21世紀の古典 - 『ファスト&スロー』 / 記事一覧 ファスト&スロー: あなたの意思はどのように決まるか? 著者:ダニエル・カーネマン ★★★★★ (2012-11-22) 販売元:Amazon.co.jp といっても本書は専門書ではなく、「オフィスでの井戸端会議」のネタが豊富に例示されている。「人間が意識的に行動している」という新古典派経済学は神話だが、その原因は脳が... 続きを読む
西洋の「キラー・アプ」 - 『文明: 西洋が覇権をとれた6つの真因』 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 西洋の「キラー・アプ」 - 『文明: 西洋が覇権をとれた6つの真因』 / 記事一覧 文明: 西洋が覇権をとれた6つの真因 著者:ニーアル・ファーガソン 販売元:勁草書房 (2012-07-31) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★☆ 著名な経済史学者がTVシリーズをもとにして「17歳の子供のために書いた入門書」で、わかりやすく西洋文明の勃興を解説している。彼は西洋文明が人類史上に... 続きを読む
進歩派ジャーナリストの罪 - 「当事者」の時代 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 進歩派ジャーナリストの罪 - 「当事者」の時代 / 記事一覧 「当事者」の時代 (光文社新書) 著者:佐々木 俊尚 販売元:光文社 (2012-03-16) 販売元:Amazon.co.jp ★★★☆☆ この二律背反の中で、ジャーナリストは権力への反感をマイノリティの「運動」を取材することで代弁してもらう。こうした社会的弱者への自己同一化を著者は「マイノリティ憑依」と呼ぶが、これは55年... 続きを読む
暇つぶしという重要な問題 - 『暇と退屈の倫理学』 : アゴラ - ライブドアブログ
良書悪書 暇つぶしという重要な問題 - 『暇と退屈の倫理学』 / 記事一覧 暇と退屈の倫理学 著者:國分 功一郎 販売元:朝日出版社 (2011-10-18) 販売元:Amazon.co.jp ★★★★☆ パスカルは、兎狩りに行く人を例にとってこれを説明している。狩りは兎を手に入れる手段としては不合理だが、人々の目的は兎をとることではなく、狩りに夢中になって気晴らし(暇つぶし)をすることなのだ。こ... 続きを読む
今年の良書ベスト10・悪書ワースト5 : アゴラ - ライブドアブログ
今年の良書ベスト10・悪書ワースト5 / 記事一覧 「良書悪書」のコーナーも最近は認知度が高まり、毎週10冊ぐらい本が贈られてくる。1冊ずつお礼することもできないので、ことし献本いただいた著者と版元には、ここでまとめてお礼を申し上げます。 今年は豊作だった。私の個人ブログとあわせてリストアップすると20冊ぐらいになったが、そのうち文句なしのトップは1である。タレブもいうように、これは国富論と並ぶよ... 続きを読む
夏休みの読書ガイド : アゴラ - ライブドアブログ
夏休みの読書ガイド / 記事一覧 この「良書悪書」のコーナーも、毎週末に連載してきて、100冊を超えた。これは日本語の新刊を毎週1冊というノルマだが、良書はそんなペースでは出ない。だから読んではいけない悪書も書評しているが、★★★★以上はおすすめできる。そこで読書ガイドとして、このコーナーのベスト10を選んでみた。 『フォールト・ラインズ』 『人間らしさとはなにか?』 『マンキュー マクロ経済学』... 続きを読む