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人気順 5 users 50 users 100 users 500 users 1000 users情報社会の理想を打ち砕く、全体主義ならぬ〈道具主義〉がもたらすディストピア:『監視資本主義』池田純一書評 | WIRED.jp
『監視資本主義:人類の未来を賭けた闘い』 ショシャナ・ズボフ:著、野中香方子・訳〈東洋経済新報社〉 「監視資本主義」という言葉を生み出したハーバードビジネススクール名誉教授が示す、資本主義と人類の未来のビッグピクチャー。ショシャナ・ズボフ|SHOSHANA ZUBOFF シカゴ大学にて心理学の学位を、ハーヴァード... 続きを読む
ベガとアルタイルの〈悲恋〉は大宇宙を救うのか?:『三体III』池田純一書評 | WIRED.jp
『三体Ⅲ 死神永生』(上・下巻)各¥2,090(税込) 劉慈欣・著 大森望、光吉さくら、ワン・チャイ、泊功・訳 三体文明の地球侵略に対抗する「面壁計画」の裏で、若き女性エンジニア程心(チェン・シン)が発案した極秘の「階梯計画」が進行していた。目的は三体艦隊に人類のスパイを送り込むこと。程心の決断が人類の命運... 続きを読む
〈中国SF〉の醍醐味を伝える、宇宙を駆ける心理戦:『三体Ⅱ』池田純一書評 | WIRED.jp
『三体Ⅱ 黒暗森林 上』『三体Ⅱ 黒暗森林 下』 劉 慈欣・著、 大森望 、立原透耶、上原かおり、泊功 ・訳〈早川書房〉人類に絶望した天体物理学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)が宇宙に向けて発信したメッセージは、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届いた。新天地を求める三体文明は、千隻を超える侵略艦隊を組織し... 続きを読む
もしもイソップ童話のなかにSFが書かれていたら?──テッド・チャン『息吹』池田純一書評|WIRED.jp
『息吹』 テッド・チャン・著、 大森望・訳〈早川書房〉 「あなたの人生の物語」を映画化した「メッセージ」で、世界的にブレイクしたテッド・チャン。待望の最新作品集がついに刊行。人間がひとりも出てこない世界、その世界の秘密を探求する科学者の驚異の物語を描く表題作。『千夜一夜物語』の枠組みを使い、科学的に... 続きを読む
近未来のアルゴリズムのボスからは〈クビ〉ではなく〈出禁〉にされる!──『ウーバーランド』池田純一書評|WIRED.jp
ILLUSTRATION BY AMARENDRA ADHIKARI 「歯車」から「プロセス」へチャーリー・チャップリンはサイレント映画時代の傑作の一つである『モダン・タイムス』(1936年)で、ベルトコンベア式の工場が一般化していく中、労働者の個人的尊厳が失われていくさまを戯画してみせた。 今ならチャップリンは、スマフォを片手に自転... 続きを読む
6億年前に分岐した、地球生まれのエイリアン〜連載・池田純一書評|WIRED.jp
第19回 6億年前に分岐した、 地球生まれのエイリアン ピーター・ゴドフリー=スミス 『タコの心身問題──頭足類から考える意識の起源』 ヒトとタコは、進化の歴史の途上で約6億年前に袂を分かったとされる。スキューバ・ダイバーでもある哲学者ピーター・ゴドフリー=スミスは、その異世界の存在(=エイリアン)であるタ... 続きを読む
「ドローン理論」は、次なる情報社会を読み解くための案内役である〜連載・池田純一書評|WIRED.jp
第18回 「ドローン理論」は、 次なる情報社会を読み解くための案内役である グレゴワール・シャマユー 『ドローンの哲学──遠隔テクノロジーと〈無人化〉する戦争』 ドローンが「兵器」として使われることで、従来の「戦場」ばかりか「国家」のあり方までもが揺れ動きつつある。その変容は、わたしたちの世界をどのように... 続きを読む
『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』のせめぎあいが生み出す21の思考〜連載・池田純一書評|WIRED.jp
第17回 『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』の せめぎあいが生み出す21の思考 ユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons for the 21st Century』 『サピエンス全史』と『ホモ・デウス』に続いて出版されたユヴァル・ノア・ハラリの新作はその名も『21 Lessons for the 21st Century』。前2作で「過去」と「未来」を描いたハ... 続きを読む
第5回:『サピエンス全史』に続く物語、そして人類は「データの神」に駆逐される〜連載・池田純一書評|WIRED.jp
第5回 『サピエンス全史』に続く物語。 そして人類は「データの神」に駆逐される ユヴァル・ノア・ハラリ『Homo Deus』 40カ国で刊行され世界的なベストセラーとなった『サピエンス全史』の著者、ユヴァル・ノア・ハラリの待望の新作『 ホモ・デウス』(未邦訳・原題『Homo Deus』)。『サピエンス全史』を引き継ぐ形で人類の未来を語る本書は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の「トリセツ」... 続きを読む
第2回:日本のロボットはどこで止まってしまったのか:連載・池田純一書評|WIRED.jp
第2回 日本のロボットはどこで止まってしまったのか アナ・マトロニック『ロボットの歴史を作ったロボット100』 ギリシャ神話から最先端の科学まで、古今東西のロボットからベスト100を紹介する『ロボットの歴史を作ったロボット100』。いかにも愛好家向けの「ミニ百科」に見える本書は、実はロボットと人間社会の関わりの変遷を描く「ロボット博物学」の書でもあった。博物学的にロボットを分析することで見えてきた... 続きを読む