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タグ マガジン航

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無名の新人が書いた地味な分野の本に、ありえないほど長いタイトルをつけて売ろうとした人文書出版社の話 « マガジン航[kɔː]

2019/06/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 647 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 無名 舞姫 版元 新人 分野

ある日、いつものようにツイッターを立ち上げてタイムラインをぼんやり眺めていたら、なんだかとてつもなく長いタイトルの本についてのツイートが流れてきた。発信者はその本の版元の編集者で、題名は『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて... 続きを読む

献本の倫理 « マガジン航[kɔː]

2019/04/25 このエントリーをはてなブックマークに追加 110 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 倫理 献本 Twitter 慣習 コネ

元『ユリイカ』編集長の郡淳一郎氏が、4月22日、自身のTwitterにて「「御恵贈(投)頂き(賜り)ました」ツイートの胸糞わるさ」から始まる「はしたない」御礼ツイートを批判したことで、献本という出版界の慣習に多くの関心が集まった。 郡氏によれば、この種の御礼ツイートには「わたしには、「皆の衆、俺(私)はコネ... 続きを読む

所感:2010年代の日本の商業出版における著者と編集者の協働について、営業担当者と書店との協働について « マガジン航[kɔː]

2019/03/11 このエントリーをはてなブックマークに追加 51 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 誤字 本稿 所感 了解 一生

*本稿は2019年3月10日に東京堂書店にて開催されたイベント「哲学者と編集者で考える、〈売れる哲学書〉のつくり方」において配布された資料を、著者の了解を得て明らかな誤字等を修正して転載したものです。 「俺の一生をかけて、全精力全財産を費やして、自分の意思どおりに歴史を捻じ曲げようと努力する。又、そうで... 続きを読む

第1回 ブックオフという「図書館」の登場 « マガジン航[kɔː]

2019/02/14 このエントリーをはてなブックマークに追加 71 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ブックオフ 図書館 登場 第1回

二種類の「古本屋」から考える 突然だけれど、「古本屋」といわれたとき、あなたの頭にはどういった風景が思い浮かぶだろうか。 薄暗く狭い店内にぎっちりと本が重ねられ、店の奥ではこわそうな店主のおやじがぶすっとした顔で座っている―― あるいはこうだろうか? 蛍光灯で明るく照らされた店内にはぴっしりと本が並べ... 続きを読む

技術書典は“エンジニアたちのコミケ”である « マガジン航[kɔː]

2018/11/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 60 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip コミケ TechBooster mhidaka 技術書典 技術

技術書典は技術に関わる人にとってのコミケともいえる、年に2回のインディペンデントな本の即売会です。Techboosterと達人出版会が共催し、ボランティアベースで運営しています。Techboosterはmhidaka(@mhidaka)さんが主宰する技術書を書くサークル、達人出版会は高橋征義さんが代表の技術書専門の電子出版社です。 20... 続きを読む

出版業界は沈みゆく泥舟なのか « マガジン航[kɔː]

2018/08/06 このエントリーをはてなブックマークに追加 266 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 泥舟 出版業界 ポジティ ジュンク堂書店 本屋

まるで沈みゆく泥舟のようではないか、と思う。日本の出版業界のことだ。 このコラムは毎月、基本的に月初に公開することにしている。毎月更新される小田光雄氏の「出版状況クロニクル」や、ジュンク堂書店の福嶋聡氏の「本屋とコンピュータ」といったコラムを意識しつつ書いているのだが、これまではできるだけポジティ... 続きを読む

ロジスティックス革命と1940年体制の終わり « マガジン航[kɔː]

2018/06/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 75 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip エディターズ 前提 限界 ノート 出版産業

マガジン航」のエディターズ・ノートは毎月1日に公開することにしているのだが、今月はどうしても考えがまとまらないまま最初の週末を越えてしまった。理由はほかでもない、出版物流の限界がはっきりと露呈してきたからであり、それを前提とした出版産業の未来をポジティブに考えることが難しいと思えたからである。 取次自身が認めたシステム崩壊 出版関係者の多くが読んでいると思われる二つのネット連載が、この問題に触れ... 続きを読む

出版業界はブロッキング問題で岐路に立っている « マガジン航[kɔː]

2018/05/01 このエントリーをはてなブックマークに追加 70 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 岐路 推移 経緯 犯罪対策閣僚 議論

先月にまきおこった海賊版マンガ・アニメサイトに対する緊急ブロッキングをめぐる議論の推移をみていて、不思議に思ったことがある。展開があまりにも急だったこともあるが、決定までの経緯がクローズドなままなので憶測するしかないことも多く、余計に不明瞭な印象を強くした。なんのことかと言えば、出版業界の対応である。 これまでの経緯 経緯を簡単にふりかえろう。政府の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議(本部長・安倍... 続きを読む

書誌情報の「脱アマゾン依存」を! « マガジン航[kɔː]

2017/08/31 このエントリーをはてなブックマークに追加 252 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 書誌情報 amazo Amazon.com 一節 Inc

去る8月25日、図書館蔵書検索サービス 「カーリル」 のブログに掲載された 「サービスに関する重要なお知らせ」 を読んで、驚いた人は多いと思う。この日のブログにこのような一節があったからだ。 カーリルでは、Amazon.com, Inc.が保有する豊富な書誌情報(本のデータベース)をAmazonアソシエイト契約に基づき活用することにより、利便性の高い検索サービスを実現してきました。現在、Amazo... 続きを読む

1円ライターから見た、キュレーションサイト「炎上」の現場(コグチスミカ) « マガジン航[kɔː]

2016/12/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 753 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 炎上 正体 別名義 ライター キュレーションサイト

はじめまして。コグチスミカです。普段は別名義で、小説家、ライターとしてほそぼそと活動しています。現在、1歳児の子育てに奔走中の主婦です。 今回、どうしてもこの件について書かずにはおれず、だれかに知ってほしくて筆を取りました。 この記事を読んだ友人知人は、私がだれだか気づくかも知れませんが、どうか言及しないでいただきたいのです。あなたたちに正体がバレることはなんの問題もなく、むしろ喜ばしくすらあるの... 続きを読む

名物ラノベ編集者・三木一馬氏はなぜ独立したか « マガジン航[kɔː]

2016/04/07 このエントリーをはてなブックマークに追加 178 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 三木一馬氏 KADOKAWA ライトノベル ラノベ 電撃文庫

現在、ラノベ=ライトノベルは国内の書籍市場においても大きなシェアを占めており、アニメ化・ゲーム化などのメディアミックスも盛んで、海外のファンからも支持を集めている。そんななかでKADOKAWAが擁する国内最大級のラノベレーベルが「電撃文庫」だ。その編集長を務めていた三木一馬氏がエージェント会社を立ち上げ、4月1日に独立した。その狙いやそこにある思いを独占インタビューで聞いた。 作品に寄り添って「媒... 続きを読む

京都の「街の本屋」が独立した理由 〜堀部篤史さんに聞く【後編】 « マガジン航[kɔː]

2016/01/18 このエントリーをはてなブックマークに追加 60 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 堀部篤史さん 本屋 後編 飾り気 矜持

堀部さんは新たに立ち上げる本屋に「 誠光社 」という名をつけた。飾り気のない実直なイメージのネーミングからは幾分、固い印象を受けるが、堀部さんの本屋としての矜持を如実に表現している。同社のWEBサイトにもその心中が次のようなステートメントとして記されている。 「システムに無理があるならば、改善し、あらたなルールを提案すればいい。本屋の話はもうやめにして、本屋をはじめてみよう」 「土地に根付き、お客... 続きを読む

ニューヨーク公共図書館の英断 « マガジン航[kɔː]

2016/01/12 このエントリーをはてなブックマークに追加 59 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip ウェブ経由 デジタルコレクション パブリック・ドメイン うち

ニューヨーク公共図書館の デジタルコレクション に収められている67万点を超えるデジタル画像のうち、パブリック・ドメイン(著作権保護期間切れ)である18万点の高解像度データが、ウェブ経由で簡単にダウンロード&再利用できるようになりました。そのことを伝える今年1月5日付の 同図書館のブログ記事 には、こうあります。 Today we are proud to announce that out-of... 続きを読む

新刊小説は滅亡について考えた方がいい « マガジン航[kɔː]

2015/12/03 このエントリーをはてなブックマークに追加 91 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 滅亡 逆手 落語 新刊小説 発想

雑誌「ダ・ヴィンチ」から「本をめぐる物語」を依頼された時、僕のよくない癖が出た。 依頼を逆手に取って、おそらくは先方の望んでいないであろう小説を書いてしまったのだ。前にも「卒業をめぐる物語」を依頼されて、いつまでたっても卒業しない「高校三十三年生」という落語を書いてしまったことがある。あれも「ダ・ヴィンチ」の仕事だった。なんか、すみません。 今回もその発想でやった。大手出版社が新刊小説を刊行しなく... 続きを読む

京都の「街の本屋」が独立した理由〜堀部篤史さんに聞く【前編】 « マガジン航[kɔː]

2015/10/31 このエントリーをはてなブックマークに追加 70 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 本屋 前編 京都 食傷 即座

「レコードはビニールがいい」「本は紙がいい」というアナログ信仰の話題には食傷気味だが、事態はさらに一歩進み、いまや作品や資料は物理的に所有するのではなくクラウド上に保存、あるいはネットの情報を参照することが一般的となった。データ化された作品や資料は最安値で、場合によっては無償で、即座に手元のPCやスマートフォンなどのデバイスに届けられる。 そうしたなか、地域に密着して本屋やレコード屋などを営んでき... 続きを読む

グーグル勝訴で浮き彫りになるフェア・ユースと著作権の問題 « マガジン航[kɔː]

2015/10/29 このエントリーをはてなブックマークに追加 53 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 浮き彫り ロイター ユース 見出し グーグル

「グーグルの書籍電子化、著作権法に違反せず=NY連邦高裁」(ロイター)、「米高裁も書籍電子化認める著作権裁判、グーグル勝訴」(共同)といった見出しで第一報が伝えられていますが、グーグルの「ライブラリー・ブックスキャン」の上訴審で初審の判決を認める判決が10月16日に下りました。以下、判決文を読んだので詳細を説明してみます。 これはもともと2004年頃から、グーグルが国内外の複数の図書館と合意の上で... 続きを読む

電子書籍の「失われた◯◯年」に終止符を 〜続・「電書再販論」に思うこと « マガジン航[kɔː]

2015/10/05 このエントリーをはてなブックマークに追加 69 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 終止符 経緯 観点 主張 NPO法人

これまでの経緯 こんにちは。この「マガジン航」で以前、電子書籍への再販制度導入について、書かせていただいたことがあります(リンク)。 その時は、再販導入を主張する鈴木藤男氏(NPO法人わたくし、つまりNobody副理事長)、落合早苗氏(hon.jp代表取締役)の主張を、主に経済学的な観点から、分析しました。 紙幅の関係で、「電書再販論」のもう一人の主張者である、高須次郎氏(日本出版者協議会会長、緑... 続きを読む

私設雑誌アーカイブ『大宅文庫』の危機【後編】 « マガジン航[kɔː]

2015/09/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 133 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 大宅文庫 木立 後編 危機 左手

京王線・八幡山駅で下車し、左手に都立松沢病院の鬱蒼とした木立を眺めながら大宅文庫(公益財団法人・大宅壮一文庫)へと向かう。この道を、いつも一人で、しかも、複雑な心理状態で歩いていた記憶がよみがえる――。 サラリーマン編集者をしていた20〜30代の頃だ。ある時は、予定していた取材先だけではページが埋まらず、締め切りが迫る中、急遽、ネタを探し直さねばならず焦っていた。またある時は、企画会議の直前だとい... 続きを読む

私設雑誌アーカイブ「大宅文庫」の危機【前編】 « マガジン航[kɔː]

2015/08/26 このエントリーをはてなブックマークに追加 255 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 大宅文庫 Twitter Facebook 危機 前編

「知らなかった、大宅文庫が経営の危機にあることを」――。 8月8日、このような一文から始まる書き込みをFacebookにアップした。すると瞬く間に「拡散」され、5日後には「いいね!」が497人、「シェア」が276件。Facebookと連動させているTwitterのほうは、「リツイート」が674件、「お気に入り」が272件……。正直、驚いた。こんなに話題になるとは思ってもいなかった。その一方で、「み... 続きを読む

「フリーライブラリアン」のすすめ « マガジン航[kɔː]

2015/08/08 このエントリーをはてなブックマークに追加 85 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip レファレンス 司書 肩書 図書館司書 調べ

私の肩書の一つは、フリーライブラリアンです。「図書館外で図書館司書のようなはたらきをする人」という意味で、数年前から使っています。 きっかけは、二つありました。一つ目は、司書のはたらきは人から必要とされている、けれど届いていない、と感じる出来事があったこと。当時勤めていた大学図書館でのレファレンス(調べものの手伝い)について友人に説明すると「図書館の人にそんな質問してよかったの?」という反応をされ... 続きを読む

大学は《自由》だから息苦しい « マガジン航[kɔː]

2015/07/15 このエントリーをはてなブックマークに追加 152 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 大学

なんとも溜息の出る本を読んでしまった。 近代日本文学を専門とする名古屋大学准教授の日比嘉高『いま、大学で何が起こっているのか』(ひつじ書房、2015・5)は、文部科学省を中心に大学改革の名で現在唱えられている、文学部の縮小・廃止政策や人文社会系不要論に対して、社会全体の自由と多様性の観点から危機感を表明する警世の書である。もとは日比のブログで発表されたものだ。 溜息の原因は、文系学問に対してほとん... 続きを読む

公共図書館はほんとうに本の敵? « マガジン航[kɔː]

2015/07/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 85 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 公共図書館 紀伊国屋サザンシアター シンポジウム 活字文化

※本記事は公益社団法人日本文藝家協会が発行する「文藝家協会ニュース」特別号(2015年4月30日発行)に掲載された、今年2月2日に紀伊国屋サザンシアターで行われた「シンポジウム〈公共図書館はほんとうに図書館の敵?〉」の記録を転載したものです。(編集部) シンポジウム〈公共図書館はほんとうに本の敵?〉 公共図書館・書店・作家・出版社が共生する「活字文化」の未来を考える 日時=2015年2月2日(月)... 続きを読む

公共図書館はほんとうに本の敵? « マガジン航[kɔː]

2015/07/09 このエントリーをはてなブックマークに追加 85 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 公共図書館 紀伊国屋サザンシアター シンポジウム 活字文化

※本記事は公益社団法人日本文藝家協会が発行する「文藝家協会ニュース」特別号(2015年4月30日発行)に掲載された、今年2月2日に紀伊国屋サザンシアターで行われた「シンポジウム〈公共図書館はほんとうに図書館の敵?〉」の記録を転載したものです。(編集部) シンポジウム〈公共図書館はほんとうに本の敵?〉 公共図書館・書店・作家・出版社が共生する「活字文化」の未来を考える 日時=2015年2月2日(月)... 続きを読む

2018年の青空文庫へ向けたアイデアソン « マガジン航[kɔː]

2015/06/23 このエントリーをはてなブックマークに追加 58 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip アイデアソン 青空文庫 Kindleストア koboストア

みなさまは青空文庫をご存知でしょうか? 青空文庫は、著作権の消滅した作品と、著作権者(著者ら)が「自由に読んでもらってかまわない」とした作品を、テキストファイルやHTMLファイルで提供しているサイトで、またそうしたテキスト化と配布を行っているプロジェクトです。青空文庫のサイトを訪れたことのない人でも、KindleストアやKoboストアの「無料本」として再配布されているものを見たり、もしかしたら読ん... 続きを読む

犯罪のメモワール出版はどこまで許されるのか « マガジン航[kɔː]

2015/06/13 このエントリーをはてなブックマークに追加 57 users Instapaper Pocket Tweet Facebook Share Evernote Clip 犯罪

1997 年に起きた「神戸連続児童殺傷事件」で犯人とされた当時14歳だった男性が最近メモワール(手記)を書き、このたび商業出版物として刊行されるというニュースにはびっくりしました。 早速、これがもしアメリカだったらどういうことになるかをツイートしたところ、予想以上に反響が大きく、Togetter でもまとめられていました。ただ、最初の私のツイートには法律の専門知識に欠けるところがあった上、認識がま... 続きを読む

 
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